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2007年 3月  第 4週 (  19日〜25日迄 )

 2007年3月19日(
天 候 晴れ Po:秋の浜 水温 15℃
風向き 北東5m 透明度 15m
気温(最高:最低) 11℃:5℃ 波高 2,0m
日中の降水確率 10% 流れ 無し
満潮:干潮(大潮) 05:03 10:56
 青空が広がりましたが、気温は中々上がりません。海の中も水温が1℃下がり、体感温度はかなり低めでした。さて今日は久々にノンビリと、”正面”を回ってきました。水深28位に点在するヤギ類には、必ず透明のエビ(アカスジカクレエビや?????)が数個体着いています。しかし、相手は透明、中々肉眼では判別できません。かと言って、デジカメで撮ってもあまり判らないのですが・・・。大きなケヤリの棲管に、サラビガイが産卵をしていました。今までピンク色の卵ばかりと思っていたのですが、今日見ると黄色い卵も産み付けられていました。卵の成長に伴い色が変わるのでしょうか?少し観察を続けてみたいと思います。棲管の根元に目をやると、可愛いネッタイミノが目に入りました。黒い目玉がキラキラ輝いて、実に愛くるしい表情をしています。近くには大きなイズカサゴや砂を被ったアカエイ”際”の縁では、今日も大きなヒラメが休んでいました。浅場に戻る途中のドングリガヤに、バライロマツカサウミウシが産卵をしていました。秋頃にも産卵を確認した事があるのですが、本当の産卵期は何時なのでしょう?段落ちの岩の上に、大きなアメフラシが這っていました。まだ時期的に早いと思うのですが、海の中も季節感が無くなってきてるのでしょうか?浅場は、相変わらずイワシの子供達がかなりの密度で群れ、とても見応えがありました。この他には、定番のハナタツベニカエルアンコウシュンカンハゼフトスジイレズミハゼツマジロオコゼ等を見て上がってきました。
(担当 柳場)
 2007年3月20日(
天 候 晴れ Po:秋の浜 水温 16℃
風向き 北北東5m 透明度 18m
気温(最高:最低) 11℃:5℃ 波高 2,0m
日中の降水確率 10% 流れ 有り
満潮:干潮(大潮) 05:24 11:32
 今日も気持ちのよい青空が広がりました。しかし、朝晩はかなり冷え込みます。ぼろくなって捨ててしまったベストが、惜しまれます。苦笑 さて今日は秋の浜の”淋しい根”から”アサヒの根”を回ってきました。ハゼ地帯を降りていくと、トサカの影にマトウダイが二匹眼に入りました。近付くとクルクルとトサカの周辺を回り、中々側面を向けてくれません。しかし、これだけ頻繁に見られるので、今年は是非10円玉サイズの幼魚が見たいですね。今まで数回しか見た事がありませんが、可愛いですよ〜。根のトップ付近には、大きなアヤトリカクレエビが着いていました。そして近くには5cm程に成長したトサヤッコ、一緒に行ったTさんの話では、トサカ林入り口では、タテジマヤッコも見られたそうです。根の中程のヤギには、相変わらずツリフネが8個体付いています。しかし、まだ卵らしき物は見当たりませんでした。”アサヒの根”に渡るとすぐに、オシャレハナダイが目に飛び込んできました。そして30cm程離れた所には少し小振りながらもう1個体、しかし鮮やかな色合いの魚です。際の近くでは、今日も30cm近いヒフキヨウジが見られました。浅場は、相変わらずキビナゴイワシの子供達が物凄い数で回っていました。段落ちのゴロタ地帯が、見渡す限り埋め尽くされていました。時折一定方向へ一斉に移動します。本当に川の流れの様でした。壁際に居たシマウミスズメがあまりにも可愛くて、ちょっと顔のアップを撮らさせてもらいました。おちょぼ口が何とも言えませんね。(担当 柳場)
 2007年3月21日(
天 候 晴れ Po:野田・秋 水温 17℃
風向き 南南西4m 透明度 15m
気温(最高:最低) 13℃:6℃ 波高 1,5m
日中の降水確率 10% 流れ 有り(野田浜)
満潮:干潮(中潮) 05:45 12:09
 今日は何時に無く静かな海になりました。1本目は体験で野田浜へ行ってきました。アーチの前では流れが相変わらずかかっていました。そのせいか、この時期にしては驚く程魚がいました。と言ってもミヤケスズメダイ&キンギョハナダイ・ハマフエフキ等の普通種ですが、その密度が非常に濃く、ただ単純に感動してしまいました。2本目は、カメラを持って秋の浜へ行ってきました。際から左の砂地を回ってきました。を降りて行く途中で、先日発見したヤリイカの卵を覗いてみました。見事に全部ハッチアウトしていました。側の亀裂ではイソカサゴが気持ち良さそうにオトヒメエビにクリーニングされていました。そのまま降りて行くと、またイソバナカクレエビを発見しました。ズングリしていて実に可愛いエビです。大きな亀裂の中では、マツバガニも見られました。かなり大きな個体でした。はさみに乗ってるサラサエビから、大体の大きさが想像出来ると思います。 帰りは砂地上がってきました。途中砂地の窪みにテンスモドキygを発見しました。一回目はすぐに砂の中に逃げられてしまったのですが、少し離れるとすぐに出てきてくれました。しかし、警戒心が強く、写真は撮れませんでした。浅場では、トサカガザミやベニカエルアンコウ・ハナタツ・ヒメゴンベ等が見られました。マクロも中々楽しいのですが、今日は周り泳いでいるイワシの群れがもの凄く迫力がありました。個体の大きさも段々大きくなってきて見応えがあります。色々な形に群れの形を変えて泳ぐ様は、幾ら見ていても飽きません。今日のお魚クツワハゼです。大島に普通にいる地味ハゼ代表みたいな奴です。特徴は眼の上から縦に伸びる縦線で、これが和名の「轡(クツワ)」の由来になっているのでしょう。大人は本当に地味ですが、幼魚の頃は白く輝く様な白点が無数に入り結構味のある体色をしています。クツワハゼか〜と見逃していると、結構中にはカザリハゼ系のハゼが混ざったりしています。地味だからと無視せずにチェックしてみましょう。(担当 有馬)
 2007年3月22日(
天 候 晴れ Po:秋の浜 水温 17℃
風向き 南西10m 透明度 12m
気温(最高:最低) 15℃:5℃ 波高 2.5m
日中の降水確率 50% 流れ 無し
満潮:干潮(中潮) 06:07 12:48
 今日も暖かい一日になりました。海も静かで明るく快適でした。正面の際から左の砂地に流してみました。壁の砂地側をじっくり見て行こうと、すぐに砂地に降りると、ミノカサゴが目に入りました。じ〜っと下を見て何かを狙っています。その下にはオニゴチが半分砂に潜って隠れていました。流石にある一定の距離までミノカサゴが近づくとオニゴチは逃げて行ってしまいます。 壁に沿って降りていくとオオアカヒトデがありました。裏にはヒトデヤドリエビが付いていました。こんな時期にはとても珍しいです。そのまま甲殻類モードで降りて行きました。これまた中々面白く、ナカソネカニダマシやトゲトサカテッポウエビ・イソバナカクレエビ等が見られました。ちょっと深場では、ホシベニサンゴガニも見られています。残念ながら昨日のマツバガニが姿を消してしまっていました。魚も面白く、クロフチススキベラやムスメベラのyg等が見られ、カシワハナダイやイズハナダイsp.等のハナダイ達も見る事が出来ました。帰りは砂地を上がって来たのですが、途中で撮影をしていると、さっきのミノカサゴが横にいるではないですか!深場では気が付かなかったので、途中まで付いて来ていたのでしょう。構図を変えるのに動きたいのですが、あまりにも近くにいるミノカサゴの鰭が気になって集中出来ませんでした。その後も何とな〜く付いてくるので、ミノカサゴとバディー潜水してしまいました。 浅場では、ベニカエルアンコウやシュンカンハゼ等が見られ、久し振りにコブカラッパも見る事が出来ました。片方のはさみが無い個体で、正面から撮るとなんともバランスの悪〜い写真になってしまいました。 明日も居てくれると嬉しいのですが。今日のお魚ミミズハゼsp.です。今日撮影に一番苦労した魚です。石の下にいて、石を捲ると跳ねるように他の石の下に入ってしまいます。実に撮影はし辛く、今日もコンデジだから撮れた様なもんです。ミミズハゼ属がちゃんと名前が付いている種類なら12・3種類はいるでしょう?しかし、未記載種の数も結構いるのです。画像のハゼが「〜〜ミミズハゼ」なのか分かりませんし、もしかしたらこいつも「sp.」なのかも知れません。でも、ミミズハゼならこのタイプを一番多く見ます。どなたか名前が分かったら教えて下さ〜い。(担当 有馬)
 2007年3月23日(
天 候 晴れ Po:秋の浜 水温 17℃
風向き 南4m 透明度 15
気温(最高:最低) 14℃:8℃ 波高 2m
日中の降水確率 10% 流れ 少々
満潮:干潮(中潮) 06:28 13:31
 今日も静かな海でした。透明度も昨日よりも良くなっていました。1本目は正面を回ってきました。ミズヒキガニを見て30mのヤギに降りて行きました。この辺りは本当に甲殻類が多いです。ヤギには、相変わらず定番のイソバナカクレエビ・アカスジカクレエビ・透明なカクレエビの仲間等色々見られます。他にもイボイソバナガニやムチカラマツエビ・ヨツバネジレカニダマシ等、殆ど動かずに見られます。キヌヅツミガイの仲間がムチカラマツに産卵をしていました。数週間前にすぐ側のムチカラマツに産んでいたのと同じ個体の様です。どこで交接しているのでしょう?? そのままに流してみました。では、久し振りにニセボロが見られました。アクビの瞬間を狙ったのですが、いまいち大きく開いてくれませんでした。2本目は、砂地を回ってきました。23m程にある転石地帯を流してきました。ここでもミズヒキガニが見られました。ガヤでは無く綺麗なワツナギソウを持っていました。大きなトサカは相変わらず賑やかで、アシボソベニサンゴガニや白いコシオリエビの仲間・スケロクウミタケハゼ・セトヤドリエビ等、これまた動かずに見る事が出来ます。アカシマヒラヒゲエビも定位置で見る事が出来ました。浅場では、ベニカエルアンコウやハナタツ・クロアナゴ等が見られました。今日のお魚は、ヤシャハゼです。こんな時期にヤシャハゼが見られるとは驚きです。しかも、ペアで元気にホバリングしていました。17℃がコンスタントに続いているおかげで、やつれる事も無く2匹とも健康そうでした。冬場に見る共生ハゼは、大抵ガリガリに痩せているのですが・・・ 大島は、周りの環境が黒っぽい為に体の赤が濃く見えます。ま〜これ位濃くはっきりと色が出ないと、「夜叉」って感じがしませんよね。ちなみにこの「夜叉」という名前は、ドラキュラシュリンプゴビーに対抗して付けらたという噂があります。本当でしょうかね〜?(担当 有馬)
 2007年3月24日(
天 候 曇り後雨 Po:秋の浜 水温 16℃
風向き 南南西5m 透明度 15m
気温(最高:最低) 17℃:7℃ 波高 3,0m
日中の降水確率 30% 流れ 無し
満潮:干潮(中潮) 06:49 14:19
 南寄りの風が吹き、暖かい一日でした。しかし、午後にはいり風が強まると共に、雨も降りだしてしまいました。予報どおりの展開になり、明日が心配です。さて今日は右の”30の岩”から”正面”を回ってきました。右の砂地に降りた所では、クロガヤミレニアムマツカサウミウシ、近くのドングリガヤでは、産卵中のバライロマツカサウミウシも見られました。ゴロタの縁に沿って降りながら、アカホシカクレエビタツナミガイを見て”30の岩”に着くと、目の前のヤギコウイカの卵が付いていました。先週のスタッフログでもご紹介しましたが、この所ペアをよく見掛けます。産卵シーンを見たいのですが、それが無理ならせめて卵でもと・・・、ず〜っと探していました。やっと目的の物に出会えたので、しばらく成長を見守りたいと思います。それにしても面白い卵です。全体に砂がまぶされ、まるで胡麻団子の様です。(成長具合を観察する為に、一粒だけ砂を落とさせてもらいました。)近くの岩では、ヒメギンポが産卵をしていました。こんなに深い場所でも産卵行動をしてるんですね。ちょっとビックリしました。帰り際、”落ちそうな岩”の所でウミウシを観察していると、突然目の前に石の塊が出てきました。しかし良く見ると、それは手のひらで丸まっている小さなテナガダコでした。しばらく大人しくしてたのですが、ツンツンすると「しょうがね〜な〜」と言わんばかりに、掌から降り岩の窪みへと潜り込んでいきました。この他には、ガラスハゼ・オキゴンベ・ウイゴンベミズヒキガニ・ザラカイメンカクレエビ・ベニカエルアンコウ・ハナタツ等を見て上がってきました。(担当 柳場)
 2007年3月25日(
天 候 雨後曇り Po:秋の浜 水温 16℃
風向き 南南西13m 透明度 15m
気温(最高:最低) 18℃:16℃ 波高 4,0m
日中の降水確率 80% 流れ 無し
満潮:干潮(小潮) 07:09 15:19
 最低気温が16度という、この時期としては脅威的な暖かさでした。それにしても南風、よく吹きました。元町方面は、台風並みの荒れ模様、そして秋の浜にも多少ウネリが回っていました。さて今日も”右砂地”から”正面際”を回ってきました。砂地では、1メートル近いヒラメが休んでいました。しかし今日のヒラメは警戒心が強く、前に回り込むとあっと言う間に身を翻し、沖の方へと逃げ去ってしまいました。砂地をゆっくり横断しながらヤギ類を見て回ると、相変わらず貝類透明なエビ達がやたらと目に付きます。しかしガラスの様に透き通った体は、何でできているのでしょう?茹でたら赤くなるのでしょうか?それとも白くなる?際近くでは、キツネダイがウロウロしていました。この魚好奇心が強いのか?単なる物怖じしない性格なのか?何かを撮っていると必ず側に寄ってきます。ふっ!と横を見るとぶつかりそうな位近くに居て、ビックリする事も多々あります。際の30付近に、コガネスズメダイが20匹程固まっていました。冬の海でよく見掛ける光景なのですが、何か意味があるのでしょうか?際を戻りかけると、目の前にお腹がプックリしたニセボロが居ました。側にももう1匹・・・きっとこの2匹はペアで、♀のお腹には卵が入ってるようです。それにしても両方とも体中藻だらけ、本当に汚いです。ボロと言う名前が付いても、仕方なさそうですね。左のハシゴには、相変わらずカエルウオが入っています。しかし、今使われているハシゴはかなり痛んできたので、もうすぐ取り壊されます。すっかりこのパイプに馴染んでいるので、立ち退きも可哀相な気がします。安全の為に仕方ないのですが・・・新しくなるパイプにも住み着いてくれると良いですね。(担当 柳場)

                                        
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