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2006年12月 第 1週( 04日〜10日迄)

2006年12月04日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜19℃
風 向 き 西風3m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 12℃:4℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率    10% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 15:06 09:45
今日も青空が広がり、海も最高のコンディションでした。しかし、徐々に水温が下がりつつあり、冬の気配が漂い始めています。その証拠に、あちらこちらにイズカサゴが出没し、中層には晩秋に現れるウスバハギ、そしてマトウダイの姿も見られました。しかし、まだまだ南方系も頑張っています。正面のクマドリイザリに降りる途中では、大きなソウシハギホンソメのクリーニングを受けていました。そして近くでは、ヤマブキハゼとその巣穴を補修するコシジロテッポウエビ、10m程離れた所のイロイザリウオbaby も健在です。正面際やクマノミ城の下で群れていたイサキの子供達が、消えてしまいました。かなり成長してきたので、集団移動したようです。この群れを狙っているマハタ若魚カンパチも必ず観察できたのですが、イサキ共々消えてしまい、ちょっと寂しくなってしまいました。”左砂地”では相変わらずヤシャハゼヒレネジが見られています。今日は流れが無いにも関わらず巣穴から20センチ近く離れて、元気良くホバーリングしていました。”段落ち壁””TVの穴”には、相変わらずサザナミヤッコbaby が2個体入っています。ハダカハオコゼも健在で、最近お気に入りとなってる海藻に、チョコン!と乗っていました。壁に着いていたハナタツの♂が、最近目に入りません。目立つ黄色なので居れば判る筈なのですが、どうした事でしょう?皮弁のある小さな個体も見えず、寂しい限りです。段を上がった所のコウワンテグリ達も、この所目に入ってきません。10日ほど前の荒れた海の日に、消えてしまった様です。オーバーハングのベニイザリは、相変わらず何時もの窪みに身を沈め、ひょうきんな顔を覗かせていました。
(担当 柳場)


2006年12月05日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋・ケイカイ・野田 水 温 17℃〜18℃
風 向 き 南南西5m 透 明 度 15m〜
気 温 (最高:最低) 13℃:8℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 15:41 10:27
今日は早朝から3本潜って来ました。1本目は秋の浜へ。水中はまだ薄暗く、正に早朝という雰囲気でした。正面〜左の砂地を流してみました。根の上を降りて行くとちょっと変なイソカサゴがいます。上の画像は昨日撮った物です。見事に3匹でYの字を作っています。まさか今日は居ないよな〜と思ったのですが、なんと今日はピースマークを作っていました。2日続けて同じ所に3匹並んでいるんて。明日も期待してしまいます。クマドリイザリやジョーフィッシュを見て砂地に出ました。転石地帯ではムチカラマツエビやキヘリキンチャクダイが見られています。ハゼはというとまだ早かったのか、ヤシャはお休みでした。THEネジ&ヒレネジは出ていてくれたのですが、すぐに隠れてしまいました。浅場ではキリンミノyg・ハダカハオコゼ・トサカガザミ等を見る事が出来ました。2本目はケイカイへこちらも透明度が良く、中々良い海です。正面の壁では、ナメラベラやネコザメが見られました。キンメモドキが群れていた場所に行ってみたのですが、その姿は全然無く、ほんの20匹程が小さく固まっていました。周りにはアオハナテンジクダイやハナミノカサゴyg等が見られました。3本目は野田浜へ。何故かここだけ水温が1℃低く非常に寒く感じました。ハナタツを見てアーチまで流すと、アーチの下ムスメベラが居ました。こんなに浅い場所ではとても珍しい魚です。砂地に出ると今日もタカノハダイとミギマキのハイブリットがいました。特に死滅系は目に入らなかったのですが、唯一ハシナガウバウオを見られました。違うポイントを潜り換えるというのも中々楽しいです。今日のお魚イッセンタカサゴです。毎年、大島に現れるタカサゴの仲間です。大島に来るこの手の仲間は周りの環境が暗いせいか、体色に赤が入ってしまいます。夜の色にかなり近くなってしまうのでしょう。考えてみれば、この魚を写真に撮りじっくり見た事がありませんでした。今日は改めてみるとやっぱりイッセンタカサゴでした。水中で目だけの観察だと後々自身が無くなる事がありますが、これならはっきり分かります。体側上部に3本の黄色いラインが入るのが特徴です。と言う訳で種小名も「trilineata」=「3本の線」が使用されています。
(担当 有馬)


2006年12月06日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 13℃:5℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 0% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 06:17 11:05
 12月に入り、朝晩はめっきり冷え込むようになってきました。海の中も、例年に比べ水温の下がり方が早いですね。温かい年は、12月中頃で19℃位なのですが・・・2℃の差は大きいですね。さて今日は、”正面際”を軽〜く1DIVEしてきました。透視度が安定してきたので、陽が射すととても気持ちが良い海です。中層にはイサキが沢山群れ、アオリイカも大分成長してきました。水深17mのイロイザリは珍しくゴロタから降りて、ガレ場の貝殻に乗っていました。居なくならなければ良いのですが。正面のグリーンのサンゴには、この所テンクロスジギンポが住み着いています。構図的にはありふれた風景ですが、遂々デジカメを向けてしまいます。近くの岩陰では、中層から降りてきたウスバハギホンソメのクリーニングを受けていました。水深12m程のゴロタ地帯には、ツユベラの姿も見られます。そして段落ちでは小さなミヤケテグリ、相変わらずハダカハオコゼタテジマキンチャクダイbabyハナタツも今日はペアで見られました。
(担当 柳場)


2006年12月07日(木)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 南西7m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 14℃:7℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 07:00 11:41
 曇り空でしたが、何とかストーブ無しでも過ごせる陽気でした。秋の浜も静かになるし、やはり南西の風が吹くと良いですね〜。今日は軽く、正面へ行ってきました。まずは、久々にコケギンポSP(未記載種)を確認。泉津寄りの赤い個体は、体色が少し黒ずんで御世辞にも綺麗とは言えません。写真を撮るなら、グリーンのサンゴに付いてる個体がお勧めです。少し沖へ出た砂溜りでは、クビアカハゼヤマブキハゼを観察、相変わらず共生エビ(此処では、コシジロテッポウエビ)は働き者で、セッセ!セッセ!と巣穴の補修に精を出していました。今日も昨日と同じ場所で、ウスバハギがクリーニングを受けていました。”25の岩”近くでは、大きなイラホンソメのクリーニングを受けていました。どちらもとても気持ち良さそうで、羨ましくなります。笑 クマドリイザリも、定位置で見る事が出来ました。際では、アサヒハナゴイケラマハナダイカシワハナダイスジハナダイと相変わらず賑やかです。時折イサキの大きな群れも降りてきて、辺りが一層賑やかになります。水温は下がりつつありますが、まだまだ魚影は濃いですね。消えてしまったと思ったイサキのチビ達は、幾つかのグループに分かれたようです。今日は”パイプの岩”付近と”アオリの産卵床”の所に、小規模ながらまとまっていました。しかし、数が減ったせいでしょうか?マハタカンパチも姿が見えません。まぁ、彼らが蹴散らしてしまったのかも知れませんが・・・。
(担当 柳場)


2006年12月08日(金)
天 候 曇り・雨 ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜17℃
風 向 き 北東8m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 15℃:9℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 50% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 07:40 12:16
 久し振りに少し強く北東が吹きました。その影響で秋の浜は少し波立っていました。今日は右から正面に流して来ました。右の駆け下りチャイロヤッコを見た後、そのまま砂地を真横に流してみました。砂地から妙な物が出てるな〜と思ったらダイナンウミヘビでした。しかし、変な顔ですね〜この魚。ハゼ系も少し狙ってみたのですが、ヤシャハゼが出ていた位で新しい発見はありませんでした。そんなこんなで気が付くとアサヒの根の近くまで来ていました。根の中には入らずに、その周りを散策するとアヤトリカクレエビがナシジイソギンチャクに付いていました。このエビ個体によって、体の線の模様が変る所を、綾取りに紐に見立てて名前が付けられているそうです。実に良い和名で、私はとても気に入っています。そのまま、クマドリイザリの場所に向かいました。今日も小さいながらもチョコチョコと動き回っていました。3日前に書いた、変な模様を作る3匹のイソカサゴの場所に寄ってみたのですが、今日は残念ながら1匹になってしまっていました。小さい個体が1匹だけポツンとしていました。段落ちでは、ミヤケテグリやハナタツが見られました。しかし、何故かハダカハオコゼの姿がありませんでした。どこに隠れていたのでしょう?段の上では、トサカガザミやヒメゴンベ・大きく成長して可愛くなくなったコウワンテグリ等が見られました。今日のお魚ウスバハギです。毎年、冬を告げるかのように水温が下がり始めると現れる魚です。いつも同じ所でホンソメにクリーニングされており、結構写真も撮り易いです。昨日の柳場さんの画像をみて私も挑戦してみたのですが、個体が大きすぎるのかいまいち光が回らない、暗〜い写真になってしまいました。(この画像は少し明るさをいじってます) 良くみると体に斑模様が現れています。クリーニングの時の色なのでしょう。種小名には「monoceros」で、「mono」は「1・一つの」と言う意味で、「ceros」は「」という意味です。背鰭の第1棘が長く伸び、この特徴から付いているのでしょう。今度、注意してこの棘を見てみる事にします。
(担当 有馬)


2006年12月09日(土)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜17℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 18m〜20m
気 温 (最高:最低) 10℃:7℃ 波 高 m 
日中の降水確率 90% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 08:19 12:55
 朝から雨降り、おまけに風が北東に変わり、秋の浜には大きな波が押し寄せていました。平日は実に穏やかな良い海だったのに、何故?週末になると荒れるのでしょう。困ったものです。さてそんな海でしたが、ゲストの方殆どが500本オーバーのベテランばかり、寄せ来る波をものともせず皆エントリー、私達ガイドチームも正面・際と回ってきました。しかし、透視度は抜群なのですが、流石にこの天気・・・暗いですね。正面ではクマドリアカオビコテグリヤマドリ、そして何時ものハナダイ達を見て上がってきました。特に変わった出物は有りませんでしたが、水が綺麗なのは気持ち良いですね。
(担当 柳場


2006年12月10日(
天 候 曇り後晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 14℃:9℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 08:56 13:14
 午前中は雲の多い一日でしたが、午後からは青空が広がり、まずまずのお天気となりました。透視度が良いので、陽が射し込むと水中も明るくとても綺麗です。さて今日の1本目は、久し振りに”オカワリ”をしてきました。一旦切れた根の壁を過ぎ、再び始まる根沿いを少し進むと、ポッカリ開いた穴の入り口にオキノスジエビが数百匹群がっていました。ライトで照らすと、光を嫌い穴の奥の方へ逃げていきます。感嘆の声を上げるほどではありませんが、それなりに見応えのある量でした。同じ穴の中には、4〜5匹のキビレマツカサが見られました。数週間前まで此処には、2m近く有りそうな巨大クエ(モロコ)が居たのですが、今は姿が見えません。おそらくエビを食べていたと思われるので、エビの数が増えてくれば又現れるかも知れませんね。メインの目的はハナダイ狙いだったのですが、何時もよりちょっと華やかさに欠けていました。それでもキシマイトヒキサクラダイナガハナダイ等は見る事ができました。2DIVE目は、窒素抜きも兼ねて比較的浅場をゆっくり潜ってきました。正面を降りていくと、オオパンカイメンセホシウミタケハゼが3個体付いていました。何時も中々良い構図に収まってくれないクマドリも、今日はとても良い場所に居てくれました。そんな時は思わず心の中で”ラッキー”と叫んでしまいます。そしてイロイザリはご覧の通り・・・ゴロタから降り海底の貝殻に乗っていました。これはこれで、中々可愛いと思いませんか?浅場では綺麗なキカモヨウウミウシが見られました。さて、今年は水温の下がり方が異常ですね。1ヶ月程早いようです。これからは、ドライのインナーも暖かい物を用意して来て下さい。浅場でシンシンと冷えてきます。寒くなってくると、おトイレも近くなっちゃうんですよね〜。苦笑
(担当 柳場)