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2006年11月 第 2週( 06日〜12日迄)

2006年11月06日(月)
天 候 薄曇り ポイント:秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 南西2m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 22℃:16℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率    30% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 05:18 10:42
 週末にネズミ被害が発覚し、今日は総出で(Dr,K氏も巻き込み)倉庫整理をしました。冬に備えて快適な巣作りを目指していたのか?細かく食い千切ったビニールやメッシュの残骸が3箇所で見付かりました。数箇所に仕掛けてあった毒餌も食べた痕跡が有り、ネズミ捕りホイホイには、しっかり手形も残っていました。しかし、ネズ君本体は見付かりませんでした。おそらくネズミが齧ったと思われるメッシュは5個、(一応、被害に遭われた方のは、新しいメッシュと交換致します。犠牲になられた方には、追ってご連絡致しますね。)例年は真冬の暇な時に行う倉庫整理ですが、ひょんな事から早くも終了し、とてもさっぱりしました。苦笑  そして、ネズミが嫌うと言うスプレーを撒いたので、倉庫の中は”ハッカのとてもいい匂い”が漂っています。笑 これで入って来なければ良いのですが・・・。一段落してから、秋の浜へ1本潜ってきました。目的はアサヒハナゴイ婚姻色のビデオ撮影、見ていると♂の体色が瞬時で変わります。時折キンギョの♀にもチョッカイを出し、♂のキンギョに追い払われているのが笑えました。
(担当 柳場)
いきなりバトンタッチで続きは有馬が書きます。今日はアサヒの根に行って来ました。週末騒がれたデルタスズメダイを撮影してきました。他にはシテンヤッコクダゴンベ等が見られました。浅場ではアカハチハゼや大島では珍しいゴマフキンチャクフグが見られました。ENの根の上では、久し振りにハコベラのチビも見られました。どれもこれも「今日のお魚」で取り上げたい魚ばかりです。しかし、今日は長くなりすぎたので中止にします。ちなみに中段のはコクテンベンケイハゼのチビです。「日本のハゼ」P92 下段に載っている「ベンケイハゼ属1種−2」は正にこれだと思っています。皆さんどう思いますか?


2006年11月07日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃〜22℃
風 向 き 西南西14m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 21℃:12℃ 波 高 4m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 06:07 11:15
 強い西風の影響で午後のJFは欠航となってしまいました。西側の海はまるで冬の様に荒れまくっています。秋の浜にも低気圧の影響か東からのウネリが入り浅場は揺れていました。今日もアサヒの根に行ってきました。クダゴンベ2個体・ベニハナダイ等を見ながら降りていくとオナガスズメダイが泳ぎ回っていました。目的は先日発見したフカミスズメダイの再確認です。昨日、発見出来ずにいたのですが、今日は前と同じ場所に居てくれました。新しいシテンヤッコも見つかり、これでシテンも2個体見る事が出来ます。砂地に目をやると小さいセイテンビラメと思われる幼魚がいました。第1軟条が非常に長く伸びています。大きさ2cm程の個体でした。のんびり写真を撮っていたのですが、コンピューターに急かされ浅場へ戻って行きました。昨日発見したゴマフキンチャクを探しに行ったのですが、今日は目に入らずに終わってしまいました。どうして定着してくれないのでしょう?アカハチハゼやメガネスズメを見てハダカハオコゼの所に向かいました。今日も変らず同じ所に居てくれたのですが、ちょっと様子がいつもと違いました。良く見ると口から赤いヒゲが飛び出しています。どうやらまたサラサエビを食べた様です。その後ハナタツやコウワンテグリyg等を見てEXしました。早くウネリが取れてくれると良いのですが・・・ 今日のお魚デルタスズメダイです。1999年に記載されたこのスズメダイは大島では約6〜7年振りの登場になります。一見シコクと良く似ているのですが、体が寸詰まっており体型はフカミに似ている印象があります。尾鰭が白いという事は無く尾柄部のみに白線が入ります。その白線の手前には黒い帯が入るのも特徴です。成魚では腹鰭が黄色くなるそうですが幼魚の頃はブルーのままです。和名にもなっている「デルタ」は学名の種小名より取られており、なんの捻りも無い名前になっています。「デルタ」はギリシャ文字で「Δ」や「δ」と表記します。アルファ「α」スズメと共に記載されている所を見ると、当初sp.をδやαで区別していたのでしょうか?という事は「β」や「γ」も途中にいたのでしょうか?な〜んて勝手に考えてしまうのでした。さて、ここで問題です。右に良く似たスズメダイ4種を載せてみました。誰が誰だか分かりますか?いきなり思いついて載せてみたので、ちょっとピントが甘いのは勘弁して下さい。気になる方は、ちょっと離れて目を細めて見て下さい(笑)
(担当 有馬)


2006年11月08日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜22℃
風 向 き 南南西4m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 20℃:7℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 06:57 11:46
 昨日までの強風も収まり、気持ちの良いお天気となりました。それにしても朝方の冷え込みは厳しかったです。立冬も過ぎ、これからは日増しに寒くなりますね。さて今日は、ゆっくり”右トサカ林”を潜ってきました。まずはホシゴンベを見てから”ゴロタ斜面”に差し掛かると、アカヒメジが50〜60匹群れていました。少し離れた場所にも一塊あり、合計80匹程でしょうか?以前より数は減ったものの、まだまだ十分見応えがあります。”アヤトリの岩”近くでは、大きなムスメベラの♂が4〜5匹の♀を従えていました。”♂になってもムスメ・・・・・可笑しな名前ですね。” ワニゴチミスジスズメダイ等を見て上がり掛けると、クネクネ・ツー〜クネクネ・ツーと怪しい泳ぎのニシキオオメワラスボが現れました。何度か目撃情報は有ったのですが、私は今シーズン初確認です。この画像からはお伝え出来ないかも知れませんが、黄色に蛍光ブルーが映える実に綺麗な魚です。帰り掛けのゴロタでは80cm位有りそうな大きなコロダイが、ホンソメのクリーニングを受けていました。大きな口を開け、鰓蓋全開でそれはそれは気持ちよさそうでした。思わず、”床屋で髭剃りをしてもらう自分”を想像してしまいました。苦笑  浅場の水面近くにはアオリイカが数十匹で群れ、その側にはアカカマスも沢山群れていました。そしてハシゴの近くでは、アヤアナハゼをゲットしたアオリイカが、獲物を大事そうに抱えていました。それにしてもこんな大きな魚をよく捕まえるものですね。もしかしたら犠牲になったのは、数日前に一生懸命に精を出していた奴かも知れません。コウワンテグリでも居ないかとゴロタ周辺を探していると、the トゲアシガニの横にミナミトゲアシガニ?が居ました。中々すばしっこいカニで、すぐに岩の下に潜り込もうとします。2匹に並んで貰うのは、中々大儀でした。苦笑
(担当 柳場)


2006年11月09日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜20℃
風 向 き 南南西6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 21℃:13℃ 波 高 2m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 07:48 12:15
 南西の風のおかげで、静かな秋の浜になりました。1本目はアサヒの根に行ってきました。経験本数のそんなに多くないゲストの方をお連れしたので、目的のクダゴンベだけ見せ上がってきました。上がり際には、デルタスズメダイも見られました。2本目は左の砂地を中心に回って来ました。から回ろうと降りていくとなにやら白いモヤモヤが水中に浮かんでいます。カイメンか何かが放精でもしているかと思い、辿って行くとなんと海藻から出ていました。ではイサキの子供が相変わらず群れ、それを狙ってマハタが数匹集まり、カンパチが来たり、エソが下で潜んで居たり、挙句の果てにはニセボロカサゴまで来ていました。やっぱり皆イサキを狙っているんですね〜 砂地ではヒレナガネジリンボウ・ヤシャハゼ・イロイザリウオ・セミホウボウ等が見られました。浅場ではアカハチハゼやヨコシマクロダイ・メガネスズメダイ等が相変わらずの場所で確認出来ました。ハダカハオコゼがちょっと移動をしていました。と言ってもいつもの穴から20cm程外に出ていました。じょじょに水温が下がってきた今日この頃、そろそろ旅立ちの時でしょうか?今日のお魚シテンヤッコです。今年はキンチャクダイ系の当たり年なのでしょうか。いろんな種類のヤッコ達がいっぱい出ています。シテンヤッコも大抵毎年現れるのですが、今年は数が多目の気がします。子供の頃に眼を通っている黒線は成魚では段々と消えて行き、頭部に一部残るだけになります。結構シャイで穴から穴へとチョコチョコと隠れてしまいます。和名は「シテン」と4つの点を現していますが、一体どこに4つの点があるのでしょう?成魚では胸鰭付け根上部に1つづつあり、これが左右でまず2点、あとは頭部の点で1点。どう見ても「3点ヤッコ」の様な気がします。それが証拠に学名に種小名には、「trimaculatus」とちゃんと「3つの斑紋」という意味の言葉が使われています。不思議なもんですね〜
(担当 有馬)


2006年11月10日(金)
天 候 晴れ ポイント:王・秋 水 温 20℃
風 向 き 南南西7m 透 明 度 10m
気 温 (最高:最低) 22℃:14℃ 波 高 2m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 08:42 12:46
 今日は久し振りにスクーターを使い、王の浜トリプルアーチへ行って来ました。水が期待していたよりも悪く、ちょっと残念でしたが、アーチへ向かう途中では、何故かスクーターの我々より先をブッちぎるフィンキックの柳場さんが、 巨大なカメを発見してくれました。カメ好きの私としては堪らない一品です。アーチの中ではクエやテングダイ・ネコザメ等の定番の奴らばかりでしたが、あのダイナミックな地形は、やっぱり最高です。2本目は秋の浜へ、今日も飽きずにアサヒの根に行きました。デルタやシテンヤッコを見て降りていくとフカミスズメダイが今日も見られました。オシャレも小さい方の個体だけは目に入りました。私は見ていないのですが、ニセボロカサゴも居たそうです。アサヒから欲を出した私は、右の駆け下りにヤッコ達を見に行きました。残念ながらどれも出ておらず、窒素だけが溜まって行く事に・・・ 根から直接上がった柳場さんはニタリに曹禺したそうです。う〜真っ直ぐ帰れば良かった・・・ 浅場に戻るついでに右の浅場の根に寄って見ました。穴の前に張り付いているだけで色んな生き物が次々出てきました。タテキンygやフトスジイレズミハゼ・ベンケイハゼ等が次々出たり隠れたりを繰り返していました。その後、アカハチハゼを見て段落ちに周りました。ハダカハオコゼを見に行くとまた口から赤いヒゲが飛び出していました。良く口元を見てください2本赤いヒゲが見えるでしょうか?やっぱり主食はサラサエビなんですね〜 今日のお魚ナメラヤッコです。大島には数年に一度現れるキンチャクダイの仲間で、今年はやっぱりキンチャクダイ系が当り年なのを裏付ける1種でもあります。穴の奥をチョコチョコと出たり入ったりしており、コンデジで頑張ってみたのですが、何度やってもタイムラグのせいで、上手く写りません(涙) タイムラグを読んでシャッターを押してみたのですが、今度は早すぎたせいかこんな感じで体前半だけの写真になってしまいました。写っていませんが体の後半は黒くなります。このタイプはクログチニザの擬態のモデルとして使われています。大島ではナメラヤッコが少ないせいか、クログチニザは殆ど真っ黄色になります。と言っても黄色いヤッコも居ないんですけどね・・・
(担当 有馬)


2006年11月11日(土)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜20℃
風 向 き 南5m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 19℃:16℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 70% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 09:46 13:24
 厚い雲が空を覆い、時折雷も鳴り響くお天気でした。風波は殆ど無いのですが、秋の浜には時折大きなウネリも入り、浅場ではかなりサージを感じました。さて今日の1本目は、オシャレのリクエストを受け”アサヒの根”へ行ってきました。まずは、何時ものところでクダゴンベを確認、次はオシャレと意気込んで行ってみたのですが、何時もの場所に姿が見えず、止む無く目標をスズメダイへと変えたのでした。しかし、まるでナイトの様な暗い海・・・フカミデルタも目の前に居るのですが、それがどんな魚なのか判別に苦しむ有様、と言ってライトを当てるとすぐに岩陰に隠れられてしまう、当にガイド泣かせの状況でした。無理を承知で一通り紹介し、際へ移動。際では相変わらずアサヒハナゴイが2匹で絡み、近くではカシワハナダイも体側に真っ赤な帯を浮き立たせ、盛んに♀を追い掛けていました。2本目は、オシャレのリベンジで”アサヒの根”に再チャレンジ。今度は何時もの場所にしっかり出ていました。しかもターゲットにも反応せず撮り放題・・・こんな時に限って、実はゲストが居ないんですね〜・・・。悔し〜い!苦笑  ”際”を上がって行くと、有馬チームのKさんがビデオを構えていました。近付くと、其処にはニセボロカサゴ・・・この周辺にはイサキの若魚が群れているので、捕食の為に上がって来てるのかも知れません。”際”を更に上がった所では、最近話題になっている、イロイザリウオ(極小サイズ)を確認しました。7〜8ミリの個体で実に可愛いです。毎年この時期になると目に入り始めるのですが、何処から流れて来るのでしょう?浅場では相変わらず、ハダカハオコゼハナタツ♂♀コウワンテグリbaby 等が見られています。さて明日は、”木枯らし一号”が吹く予報です。これからは水温よりも陸上が寒くなります。エキジットしてからの防寒対策が必要ですね。
(担当 柳場)


2006年11月12日(
天 候 雨後晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜20℃
風 向 き 東北東4m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 19℃:13℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 11:03 14:41
 今日の目覚ましは、屋根打つ雹(ヒョウ)の響きと、天窓のガラスを突き破る稲妻でした。夜半から明け方に掛けての荒れ模様は、半端では無かったです。結局、昼過ぎまで荒天は尾を引き、晴れ間が覗いたのは午後遅くなってからでした。さて海の方は、心配された程の荒れ模様とはならず、昨日のウネリに多少風波が加わった程度のコンディションでした。1本目、ハナダイのリクエストを受け、”アサヒの根”から”正面際”を上がってきました。オシャレは、昨日とは違う一回り小振りの個体が見られました。同じラインでは、ナガハナダイがどぎつい婚姻色を出し、薄暗い水中で妖しい輝きを放っていました。”正面際”では、定番となったアサヒハナゴイスジハナダイカシワハナダイケラマハナダイ、そして、イトヒキハナダイのbaby等を見て上がってきました。2本目は、昨日有馬チームが見たヒメクサアジと、今日見付けた theイザリウオ を探しがてら、もう一度”正面際”へ行ってきました。結局どちらも目に入らず仕方なく際へ出ると、妙に白いハリセンボンウミトサカに寄り添っていました。まさかハリセンボンが擬態してるとは思えませんが、もしかして・・・?と、首を傾げたくなる程の体色変化でした。イロイザリウオbabyを見て砂地に降りると、目の前に大きなネコザメが休んでいました。それにしても、ネコザメって頭でっかちですね〜。サメなので脳ミソはそれほど大きくない筈ですが、何が詰まってるのでしょう?(失礼・・・) 段落ちで、1週間前から気になっていたソウシらしきイザリウオを探してみました。パッと見た感じでは何処にも見当たらず、もしや?と思い小さな凹みの天井を覗くと・・・居ました!隙間に身を潜めて隠れていました。性格的にはソウシっぽいのですが、ベニの特徴も有り、スタッフの間では結論が出せずにいます。この画像では判り難いかも知れませんが、皆さんはどう思いますか?
(担当 柳場)