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2006年10月 第 4週( 23日〜29日迄)

2006年10月23日(月)
天 候 曇り時々雨 ポイント:秋・王 水 温 22℃
風 向 き 北北東6m 透 明 度 10m〜13m
気 温 (最高:最低) 21℃:17℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率    50% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 05:25 11:00
 また荒れた海が戻って来ました。 朝一秋の浜に入ってみましたが、段の下でもサージが起きていました。1本目はアサヒの根に行って来ました。根に入るとオシャレハナダイがすぐに目に入りました。しかし、すぐに亀裂に隠れてしまいました。そのまま横に流すとクダゴンベが定位置に居てくれました。リクエストのベニハナダイを見に行くとなんと3匹も居ました。大きさ3cm程と実に可愛いサイズです。中にはサクラダイygやスズメダイsp.yg(通称キビレスズメダイ)も混ざっていました。上がり際には、ヤセアマダイ・スケロクウミタケハゼygが見られました。砂地に出ようとするとニタリが現れました。(たいした写真じゃ無いのですが、ゲスト方と約束したので載せさせて下さい。)浅場に戻るとベニイザリ・タテキンyg・コウワンテグリyg・ハダカハオコゼも見られました。2本目は王の浜に行って来ました。V字の根に入ると目の前に大きなハタテテダイが泳いで来ました。その先には、ナンヨウハギ4匹・フタスジリュウキュウスズメダイ・ヤリカタギ・ホシゴンベ等の南の魚達が多く見られ、根を移るとクログチニザ・タテキンyg・ヒメゴンベ・ムスジコショウダイ等これまた南方系の方々がいっぱい見られました。帰り際にはツユベラも見る事が出来ました。今日のお魚タテガミカエルウオです。セルフのSさんにより発見され、その後の台風や大荒れの海を乗り越え、未だ観察する事ができています。この手のカエルウオ系は穴から顔だけ出している写真ばかりで、同定が生態写真から難しい種類でもあります。こいつは水底に居てくれるため、この様に横から撮る事も可能です。タテガミやミノ系のカエルウオは、図鑑でも結構間違っている物が多く、過去に「IOPダイビングニュース」で行われた、この手の種の再検討によって調べた所、タテガミカエルウオに一番良く似ていました。顔に入る斜走線と体に入る縦縞が特徴になりそうです。しかし、タテガミカエルウオは雌雄で模様が違い、雌では体が網目模様になります。という事はこの子は男の子という事になりそうです。今迄、アミメミノカエルウオと言っていた魚をもう一度見直す必要がありそうです。
(担当 有馬)


2006年10月24日(火)
天 候 曇り一時晴 ポイント:クローズ 水 温 ℃〜℃
風 向 き 透 明 度 m〜m
気 温 (最高:最低) ℃:℃ 波 高
日中の降水確率 流 れ
満潮:干潮(中潮) 06:01 11:26
 大ナライの為、北部の海は全滅です。トウシキも見てきましたが、左側は大きな波が押し寄せエントリー不可、右側はかなり振られそうな雰囲気でした。と言う訳で、本日のスタッフログはありません。それにしても、今年は”潜水不可の日”が多すぎますね。困ったものです。
 画像は、昨日、野田浜と王の浜で撮ったものです。
アーチへ向かう壁には、先週見られたキリンミノ1cmサイズが、ほぼ同じ場所で観察されました。”小アーチ”の前では、カミソリウオのペアも健在でした。王の浜では、一つのテーブルサンゴに3個体、ナンヨウハギが着いていました。海は、色々出物が有って楽しいのに・・・・・。
(担当 柳場)


2006年10月25日(水)
天 候 晴れ ポイント:野・ケイ 水 温 22℃
風 向 き 北北東5m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 22℃:16℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 06:39 11:52
久々に、気持ちの良い青空が広がりました。しかし、秋の浜は、潜れない程ではありませんが、波立っています。と言う訳で、今日は野田浜とケイカイへ行ってきました。野田浜のエントリー口は相変わらず、クサフグオヤビッチャシマハギロクセンスズメダイ等でとても賑やかです。左奥の溜りには、サザナミヤッコスジブチスズメダイも数匹見られました。”左溜りの入り口”では、相変わらずハナタツが見られます。アーチを抜けた所のイソギンチャクには、ミツボシクロスズメダイが50匹以上群れています。これ程多くの塊(群れ)は、今まで無かったかも知れません。本当に今年は、スズメダイ系が多いですね。昨日、あまりにも大荒れだったので、消えたかな?とちょっと不安だったカミソリウオは、今日も元気な姿を見せてくれました。相当強いサージがあったと思うのですが、意外と強いものです。さて、2本目のケイカイ・・・水路に入る手前から、キビナゴの群れが凄かったです。途切れる事無く、右から左、前から後ろ、時折ツムブリも現れ、実に壮観でした。”18の砂地”では、今日もホウライヒメジが、仲良く並んで休んでいました。近くではカスザメも見られ、その先では、相変わらずキンメモドキが物凄い数で群れていました。一時より広範囲に広がってしまったので、密度は濃くありませんが、それでも十分に見応えがあります。正面の壁ではナマコマルガザミ(ピンボケでしたね〜・・・。)、トラフケボリタカラガイゴイシウミヘビに、12cm程に成長したナメラベラ等も見られました。
(担当 柳場)


2006年10月26日(木)
天 候 晴れ・曇り ポイント:秋の浜 水 温 23℃〜22℃
風 向 き 南南東5m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 23℃:16℃ 波 高 2m
日中の降水確率 20% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 07:21 12:17
何故かウネリが取れません。秋の浜とケイカイに行って来たのですが、両方とも浅場は時に大きく揺れていました。秋の浜では、正面を周ってきました。コケギンポsp.を見て降りて行くとハナハゼが多く集まっています。普通にいっぱい居せいか、いつも軽く無視してしまいます。良く見ると実に綺麗なんですけどね〜 ジョーを見て浅場に戻るとタテジマキンチャクダイygハナタツ・ハダカハオコゼ・コウワンテグリygも定位置で見られました。2本目に行ったケイカイが実に面白く、正面の壁に向かう途中には、ツユベラの成長した個体が見られました。その後、ナメラベラ・ニラミギンポ・ヨコシマクロダイ等が見られました。18の砂地に向かうと1,5cm程のミナミハコフグがいました。目的のキンメモドキが雲の様に群れていました。相変わらず凄い群れです。その中を掻き分けて入るとヨスジフエダイが隠れていました。最近、行方不明だったイロブダイも定位置で見る事が出来ました。そばには、フエヤッコも泳いでいました。流れも弱く、実に快適に潜って来たのですが、浅場に戻るにつれ段々とサージがきつくなり、それまで気持ちよく泳いで来ていただけになんだか、より大変に感じてしまいました。。。 今日のお魚アオハナテンジクダイです。毎年とまでは言いませんが、数年に一度は現れるテンジクダイの仲間です。名前の由来はその名の通り鼻先に通る青いスジです。良く似ているアオスジテンジクダイとは尾柄部の黒縞で区別が付きます。これもキンメモドキの群れの下に3匹程集まっていました。ネンブツダイはキンメモドキの群れに混ぜてもらってるのに、こいつらは仲間外れにされている様です。可愛そうに・・・ 種小名にはapogonidesがあてられており、この「-ides」は「類似している・似ている」という意味です。という事は「テンジクダイに似ている」という意味になります。これってどういう事なんでしょう?? 誰か教えて下さい。


2006年10月27日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 22℃〜23℃
風 向 き 南西5m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 23℃:15℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 08:12 12:44
 今日は学生さんのお付き合いという事で、浅い場所だけじっくり潜って来ました。右のテーブルサンゴ→落っこちそうな岩→段落ち→梯子 という範囲をあっちに行ったりこっちに行ったりとしていました。おかげで浅場のリサーチになりました。ま〜これと言って目新しい物は見つかりませんでしたが、ツユベラやバラフエダイが新しい所で見つかりました。コケギンポsp.の近くで見ていたミナミトゲアシガニが最近見つからないな〜と思っていたら、新しい所で発見しました。奥野先生に確認してみた所、これが北限記録となりそうです。ちゃんと写真を撮ってみたら案外綺麗でした。キビナゴが浅場から非常に数多く群れていたと思ったらカンパチやツムブリ・カツオ(多分ヒラソウダ)が、代わる代わる虐めていました。浅場では定番の種類が変らず見られ、ハナタツ・メガネスズメダイ・ハダカハオコゼ・コウワンテグリのチビ・ベニイザリウオ等見られました。梯子の側にはフウライチョウも見られ、まだまだ秋の海と言った感じです。大沼さんが深場でシテンヤッコを発見したそうです。それでけでなく、なんとまたマンザイウオ(推定)が浅場に現れたそうです。残念ながら私はまた擦れ違ってしまいました。今日のお魚リュウキュウヒメジです。白地に黒く大きな斑紋を持つというパッと見地味な魚です。この写真では分かり辛いのですが尾柄部から後半の黒点に向け、側線に沿って綺麗なブルーの小点が並びます。大島では死滅回遊魚で、大抵毎年訪れます。今日も学名講座です。種小名は「pleurostigma」で「pleuro」は「体の側面」 「stigma」は「斑紋」という意味があります。これも中々分かり易い学名ですね。


2006年10月28日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 22℃
風 向 き 北東3m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 22℃:17℃ 波 高 1,5m 
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮(小潮) 09:25 13:16
 穏やかな、過ごしやすい一日でした。これで、透視度がもう少し良ければ、最高だったのですが・・・。さて今日の1本目は、”正面から際”を回ってきました。まずは未記載種のコケギンポに寄り、そのまま真っ直ぐ”オハギの岩”へと向かいました。途中の水深15m付近には、相変わらずイサキが沢山群れ、30cm程に成長したアオリイカも数多く見られます。ジョーの近くでは、アカオビコテグリに15ミリ程のキツネベラbabyスケロクウミタケハゼ等を見て、際へと向かいました。際では、まだ午前中だと言うのに、アサヒハナゴイ♂がもう片方の♀に一生懸命アタックしていました。しかし、この手の魚が一対一と言うのは、何だか寂しいですね。本来ならばハーレムを作って、次から次へという感じなのでしょう。2本目は、”左砂地”をメインに潜ってきました。勿論お目当ては共生ハゼ・・・。ヤシャハゼはペアでホバーリングし、レネジも3箇所巣穴が確認できました。しかし、写真を撮るのは中々大変です。カメラを構えて”いざ撮るぞ”という段になると、マダイの子供トビヌメリコウベダルマガレイ等がシャシャリ出てきて、目的の被写体を引っ込めてしまいます。私の方は、巣穴に近付いてくるのが見えるのですが、カメラを構えるお客様を前にして、追い払う事もできずハラハラするばかり、いや〜、心臓に良くないですね〜。苦笑  ハゼ地帯をウロウロしていると、15cm程のセミホウボウが居ました。そして近くの海藻には、1cm程の可愛いシマウミスズメbaby、ゲストの方が手を近付けると、人間の手の方が気に入ったのか?海藻から離れてしまい、元に戻すのに一苦労しました。
さて、上の画像・・・あるゲストの方のご希望で、こんな所に登場させてしまいました。 秋の浜の水深12mで撮影したのですが、バックが青く抜けず失敗です。 苦笑
(明日は、自然光でリベンジです。29日画像入れ替え済み・・・笑)
(担当 柳場)


2006年10月29日(
天 候 曇り時々雨 ポイント:秋・王 水 温 22℃
風 向 き 北風2m 透 明 度 10m〜13m
気 温 (最高:最低) 22℃:16℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 11:20 14:15
 予報どおりの曇り空となり、時折小雨がぱらつくお天気でした。陽が無いせいか?水中も暗めで、少し透視度も落ちた様に感じます。さて今日の1本目は秋の浜の正面を、エビカニをメインに潜ってきました。まずは、グリーンのテーブルサンゴキモガニを観察、続いてイソギンチャクエビアカホシカクレエビ、砂地では、スナイソギンチャクに着いたマルガザミ and ザラカイメンに付いたクシノハカクレエビ・・・、しかし、気負った割には気分を高揚させる発見も無く、ダイコンの表示に敢無くダウン!早々に浅場へ引き上げたのでした。”段落ち”でも、オシャレクリアクリナー等、探してみたのですが、結局目に入らず、何時ものベニハナタツハダカハオコゼ等を見てエキジットしたのでした。エキジット間際のゴロタに、ヒョウモンダコが張り付いていました。カメラを向けると警戒して、全身にブルーの斑紋を出します。このタコ、猛毒を持つのですが、ついつい小さく可愛いので、からかってしまいます。しかし、皆さんは決して手を出さないで下さいね。咬まれて、死亡した例も有るそうです。2本目は、王の浜へまったりダイビング・・・と言うか?結果的に”超マッタリ ダイビング”となってしまいました。何と!”V字の右の根”だけで、”75分DIVE”となってしまったのです。根の上を沖へ進むと、テーブルサンゴが点在する所へ出ます。今、この周辺がとても面白いのです。何が見られるかと言うと・・・ナンヨウハギフタスジリュウキュウスズメダイヒメゴンベホシゴンベクギベラヤリカタギニラミギンポマルタマオウギガニサンゴガニヒメサンゴガニの仲間等々、しかも、ヒメゴンベホシゴンベは、あちらこちらのサンゴに着いています。遂全てを画像に収めようとすると、時間が経つのも忘れてしまいます。苦笑
エキジット間際、見慣れないスズメダイbaby を見付けました。体長は12mm程、蛍光ブルーのラインと背鰭の眼状斑や尾丙部の斑紋から、大島初記録のイチモンスズメダイではないかと思います。M・Mさん如何でしょう?
(担当 柳場)