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2006年10月 第 1週( 02日〜08日迄)

2006年10月02日(月)
天 候 雨後曇り ポイント:秋・野 水 温 22℃〜25℃
風 向 き 北北東6m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 23℃:18℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率    70% 流 れ 無し
満潮:干潮(若潮) 14:56 06:13
 午前中は小雨が降り、とても肌寒い一日でした。まだ10月になったばかりだと言うのに、海から上がるとプルプルしてしまいます。今年は例年と比べ、暑くなるのは遅かったのに、寒くなるのは早いですね〜。逆なら良いのに・・・苦笑。さて、昨日セルフのKさんが見つけたホホスジタルミbaby を撮りに、早朝DIVEに行ってきました。実はこの魚、ヒオドシベラと共に一時憧れの魚だったのです。勿論大島初記録(おそらく?)しかし、秋の浜に着くと目の前の海は前線の通過で北風が強く大荒れ、左ハシゴ下まで真っ白になっていました。とは言え、ここで引き返す訳にもいきません。数少ないチャンスを逃す訳にはいかないので、取り合えずエントリー・・・浅場は予想通りかなりサージが強く、白濁りしていました。さて問題のホホスジは・・・「居ましたぁ〜!」赤いウミシダの上をまるでコショウダイ系の魚の様に、クネクネと泳ぎ回っていました。いや〜、それにしても可愛いですね〜。さて、2本目は野田浜へ潜ってきました。”タカノハハイツ”に群れるキンメモドキは、物凄い密度で一見の価値有りです。そして、”鉄板の岩”には3cm程のハシナガウバウオ、1cm程のスミツキベラbaby も見られました。3本目は、大分落ち着いてきた秋の浜へ行ってきました。”際”の30m付近では、相変わらず立派なアサヒハナゴイが2個体見られ、近くでは、婚姻色の出たスジハナダイが一生懸命♀にアタックしていました。其処から少し上がった所では、ハタタテハゼケラマハナダイの極小サイズが見られています。左ハシゴの下には、可愛いミヤコキセンスズメダイが居ます。そしてその隣には、可愛いカエルウオの仲間が・・・勿論、ハシゴのパイプにはtheーカエルウオも入っています。午後、王の浜に行った有馬が、フタスジリュウキュウスズメダイのbaby を撮ってきました。私の記憶では、ここの20年の間に2個体目の出現です。今年の台風は、実に様々なレア物を運んできます。経済的ダメージも大きいですが、得る物も有り、中々”良い台風”かも知れません。それにしても又、南方海上が怪しくなってきました。今週末も心配ですね。
(担当 柳場 ホホスジタルミ by Dr.小島)


2006年10月03日(火)
天 候 薄曇り ポイント:秋・ケイ 水 温 21℃〜25℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 18m〜22m
気 温 (最高:最低) 25℃:18℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 40% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 15:12 07:35
 時折薄日の射す時間帯も有りましたが、今ひとつパッとしないお天気でした。しかし、秋の浜は相変わらず水が抜けて、とても気持ちの良い海です。お日様が出れば、もっと素晴らしいでしょうね。さて、ここ何度か続いた大荒れの海は、南方系の魚達を運んできた代わりに、ソフトコーラルにかなりのダメージを与えた様です。今日初めて気付いたのですが、”右ゴロタ斜面”の下に有った大きなウミトサカが、完全に消滅していました。この時期になると、スケロクウミタケハゼが付き、又、アオサハギオルトマンワラエビが隠れていたりと中々楽しかったのですが、とても残念です。更に、水深30m付近のウミトサカも、大分減っています。今まで、”−30の岩”から泉津方向へ進み下を見ると、何本か背丈程のオオトゲトサカが生えていました。しかし、今日は全然目に入りませんでした。何日間も大きなウネリで揺さぶられ、死んでしまったのでしょう。近場の大きなトサカが無くなってしまったのは、ちょっとショックでした。復活すると嬉しいのですが・・・。左ハシゴ近くに、何時もモンツキハギが固まっているのですが、今日その中にマルクチヒメジが紛れていました。形は全然違うのですが、同じ色なので親近感が沸いたのでしょうか?一緒に行動している所が、何とも言えず可愛かったです。笑  3本目、「ケイカイのキンメモドキが凄いよ〜」と聞いて、早速行ってみました。今までも何度か、凄い数が群れていた事はあるのですが、今年は半端ではありません。おそらく数万匹ではないでしょうか?人が中に入ってしまうと、完全に隠れてしまいます。物凄い密度でひしめき合っているのです。この時期ならではのこの光景、是非ご覧になって下さい。リクエスト受け付けていま〜す。
(担当 柳場)
追:今日2本目の上がり際、”チャップの星野さん”から、とてもレアな南方系来遊魚を教えて頂きました。何と!6〜7年振りにハダカハオコゼが出現したのです。水の動きでハタハタと体を揺らす姿は、中々可愛く、感動ものでした。しばらく居てくれるといいですね。ホッシーありがとう!


2006年10月04日(水)
天 候 曇り ポイント:王・ケイ 水 温 21℃〜25℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 22℃:18℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 40% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 15:32 08:32
 例年、”11月に入ると北東の風が吹き始める”そんな感覚でいたのですが、今年はちょっと様子が違います。まだ10月に入ったばかりと言うのに、暫くこの風が続きそうですね。さて今日の1本目は、王の浜へ行ってきました。お目当ては、ナンヨウハギやその他の南方系来遊魚。湾を抜け、ひたすら泳いで目的のテーブルサンゴへ着き、ソラスズメダイの群れに目をやると、”居ました!” しかも3個体、そして周辺には、1cm程のフタスジリュウキュウスズメダイも、10個体程目に入りました。流れ着く時には、まとまって来るんですね。”ネコザメの根”の先端には、沢山のイサキがたむろし、大きなタカベの群れも現れました。そして”中央の根”の上には、ちょっと小振りのウミガメが休んでいました。この辺りは、何度かマグロとも遭遇している場所です。ついつい出るのではないかと頭上を見上げてしまうのですが、そうは上手くいきません。苦笑 ならばクエ(モロコ)でも居ないかと周辺を探しましたが、目に入るのはコロダイばかり、こちらも外してしまいました。V字の左の根を岸方向へ進んで来ると、キンギョハナダイの中に毛色の変わったのが混ざっていました。良く見るとそれはベニハナダイ、秋の浜では普通30m以深から出現する種類なので、水深10mで見られたのはとてもラッキーでした。この他南方系は、サザナミヤッコトゲチョウフウライチョウロクセンスズメダイシマハギの群れインドヒメジブチススキベラフエヤッコ等が見られました。2本目は、ケイカイへキンメモドキの群れ狙い、とは言え、それだけでは寂しいので、久々に”ヒゲダイの根”まで足を伸ばしてみました。”ヒゲダイの根”イサキが凄い数で群れ、根を囲む様に群れるキンギョハナダイも中々圧巻でした。しかし、肝心のヒゲダイが目に入りません。「此処まで来たのにヤバイな〜・・・」と思いつつ、フト!視線を沖へ向けると、数10m先の中層にその姿が有りました。結局2個体確認し、お客様はビデオにゲット!キンメモドキの穴へと移ったのでした。”日本庭園”の近くでは、イッテンチョウチョウウオが見られました。又根の始まり付近では、レインボーランナー(ツムブリ)も現れました。3本目はセミナイトに行ってきました。と言っても、既に PM6:00 頃には真っ暗になり”立派なナイト”です。”落っこちそうな岩”付近で、アカオニナマコを見ると、今シーズン初のウミウシカクレエビが着いていました。一時期、かなり見たい物リストの上位にランクされてたエビだけに、思わず「おおおぉぉぉ!!」と声を上げてしまいました。今日の午後、有馬チームはニタリと遭遇したそうです。又々、自慢げにデジカメ画像を見せられたのですが、ほんの僅か尻尾が切れていたので、此処に載せるのは却下!良く撮れてたんですけどね〜。笑
(担当 柳場)


2006年10月05日(木)
天 候 ポイント:野田浜・秋の浜 水 温 23℃〜24℃
風 向 き 北北東10m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 21℃:17℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 80% 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 15:53 09:18
 北東の風が吹き荒れ何処も荒れた海になりました。1本目は野田浜に行って来ました。ハナタツ・ヨコシマクロダイを見た後アーチへ向かいました。アーチでは、野田では珍しいムスメベライサキをクリーニングしていました。地元ガイドのM君に以前教えてもらった、カミソリウオを探してみました。教えてもらった場所を探すとこんな感じ→でペアのカミソリが漂っていました。砂地の転石にはムレハタタテダイが11匹集まっていました。サザナミヤッコやスミツキベラyg2個体も見られ、キンメモドキも少々数が減ったもののまだまだ楽しめます。2本目は秋の浜に行ってきました。ちょっと右からはENしたくない程の波だったので、左からENしました。「浅い所はどうせ揺れててしょうがないから」と深場へ降りて行きました。ホホスジタルミを見て浅場に戻ろうとすると目の前に見慣れない魚が現れました。スジアラの子供です。ユカタハタかと期待したですが、デジカメ画像を見た所スジアラでした。際ではアサヒハナゴイ・ムスメハギ・ハタタテハゼ等が見られました。壁を上がると中層に尾鰭な長〜い生き物が!!今日もニタリが現れました。今年は出現率が高いですね〜 昨日、尾鰭が僅かに切れていた為、残念ながらログに画像がアップされなかったので、今日撮り直してきました。水中が暗い為、いまいちぼやけた写真ですがご勘弁下さい。浅場へ戻るに連れてサージがどんどんきつくなってきました。段落ちで、ヨコシマクロダイ・ベニイザリのペア・ハダカハオコゼを見て、段を上がるともう揺られて揺られて仕方がありません。何とかホシニセスズメとミヤコキセンを見てEXしました。明日は南風に変ると言う事ですが、早く静かになってもらいたいものです。今日のお魚はこれ→です。個人的にはタカノハダイとミギマキのハイブリットではないかと思っている魚です。特徴だけを追いかけるとミギマキ以外の何者でもないのですが、とても気になる点が多くあります。まず体色がミギマキの様に黄色・黒では無く、タカノハダイの様に茶色・黒なのです(黄色いのが鰭だけ)。もう1つサイズです。ミギマキタカノハよりも若干小型の種類なのですが大きさがタカノハダイに負けない位の40cm以上の大きさがあります。最後に体型です。ミギマキはデコッパチなのですが、こいつはタカノハの様におでこが飛び出ていません。「え〜考え過ぎじゃないの〜」と思った方、騙されと思って一回実物を見て下さい。「あ〜〜」と納得するに違いありません。と言っても野田浜ですけど。。。
(担当 有馬)


2006年10月06日(金)
天 候 大荒れ ポイント:クローズ 水 温 ℃〜℃
風 向 き 透 明 度 m〜m
気 温 (最高:最低) ℃:℃ 波 高
日中の降水確率 流 れ
満潮:干潮(大潮) 16:15 09:59
 台風16号は熱低に変わり、17号は遥か東海上を通り過ぎましたが、大島近海は前線の通過で大荒れの状態です。島周りには、台風12号に匹敵する程の大ウネリが押し寄せています。又々、秋の浜の地形が変わってしまいますね。今度はどんな風になってしまうのでしょう?浅場に流れ着いた幼魚達も、消えてしまうかも知れませんね。新たな新顔も楽しみですが、ちょっと心配です。


2006年10月07日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 22℃〜25℃
風 向 き 南西4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 26℃:18℃ 波 高 3,0m 
日中の降水確率 0% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 16:37 10:35
 風の音で眠れない程の嵐でしたが、一夜明けてみると秋の浜は普通に潜れる状態・・・予想外の回復力でした。しかし、左駐車場奥には、画像の様な”巨大流木”(ダイバーと比較してみてね)が打ち上げられ、ウネリの凄まじさを物語っていました。さて水の中は・・・多少魚が減った感じですが、思いの他、白濁りもなく綺麗な海でした。薄っすらと付き始めた岩肌のコケも、再び洗い流され、真っ白になっていました。さて今日の1本目は、台風後の初DIVEという事で”正面”をゆっくり回ってきました。流石に、浅場に群れていたモンツキハギbaby は、姿が見えません。正面の水深10m付近に居た、ニラミギンポbaby も消えてしまった様です。”オハギの岩”ジョーを確認し”際”方向へ進むと、3cm程のサラサゴンベが目に入ってきました。崩れ掛かったオオパンカイメンの周囲をチョロチョロと動き回り、写真には撮り辛そうですが、中々可愛い個体でした。”際”では、ハタタテハゼケラマハナダイ 共に健在でした。2本目は、セルフのM・Mさんからクダゴンベの情報を貰い、”アサヒの根”へ行ってきました。エントリーしてすぐ、水面近くを2m弱のサメが通り過ぎました。一瞬見えた正面顔はハンマーの様だったのですが・・・横向きになられると、もう判りませんね〜?途中、中層を泳いでいると”落ちそうな岩”付近で、シグナル音が聞こえました。「おぉ!何か出るぞ〜」と思い周辺を見渡すと、”出ましたぁ〜!!!”4m近い丸々としたニタリが目の前を横切って行きました。数十秒追ってみたのですが、深い方へと泳ぎ去ってしまいました。さて、目的の”アサヒ根”ではまずホホスジタルミ を確認、相変わらず赤いウミシダの上をクネクネと泳いでいました。そしてクダゴンベ・・・以前は通年見られていたのですが、ここ1〜2年情報が途絶えていました。4cm程のまだ吻の短い子供で、とても可愛いいですよ。”際”アサヒハナゴイは婚姻色バリバリで、相棒の♀と思われる方に、猛烈アタックを仕掛けていました。
(担当 柳場)


2006年10月08日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 23℃〜24℃
風 向 き 東3m 透 明 度 5m〜8m
気 温 (最高:最低) 26℃:15℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 0% 流 れ 有り
満潮:干潮(大潮) 16:59 11:09
 雲ひとつ無い青空が広がり、、素晴らしいお天気になりました。そして沖合いには、伊豆半島や房総半島がくっきりと浮かび上がり、富士山も綺麗に見えていました。しかし、午前の1本目秋の浜に着くと、岸から数百mの所で、海面の色が2色にはっきりと分かれているのです。岸側が黄緑がかった濁り潮で、沖合いが真っ青という事はよく有るのですが、今日はその反対です。しかも見ていると、その境界線がどんどん岸の方へと近づいて来るのです。ゲストの方と「何だか?ヤバイっすね〜」と話ながらセッティングを終え、海に飛び込むと・・・案の定かすかに白濁りしていました。更に沖へ向かうと濁りはますますひどくなり、右から左へ強い流れも掛かっています。明らかに強い潮の流れに乗って、汚い潮が広がりつつあるのです。何時もは固まって群れているイサキが四方八方に散らばって、流れてくる浮遊物をパクパク捕食していました。潮に逆らいながら”アサヒの根”に着くと視界は6〜7m、しかし、目的のホホスジタルミは無事、元気良くホバーリングしていました。あまりの流れと潮の悪さに早々に引き上げ、浅場へ・・・途中1円玉程のキンチャクダイbaby セミホウボウを確認、”段落ちの壁”では、ハナタツハダカハオコゼを見て上がってきました。3本目、同じコースをたどったのですが、ホホスジタルミの姿は無く、ちょっとガッカリ!クダゴンベは、昨日同様ヤギに付き、い〜ぃ被写体となっていました。
(担当 柳場)