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2006年06月 第 5週( 26日〜7月2日迄)
| 2006年06月26日(月) | ||||
| 天 候 | 雨後曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜19℃ |
| 風 向 き | 北北東2m | 透 明 度 | 8m〜10m | |
| 気 温 (最高:最低) | 22℃:19℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 40% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(大潮) | 04:13 | 11:19 |
| 午前中はかなり雨足が激しく、「梅雨っぽくない降り方だな〜」と妙な感心をしてしまいました。さて今日も秋の浜はベタ凪ぎでした。この時期は、比較的海が穏やかなのが救いですね。何処も安心して行けます。正面をゆっくり回ってきました。エントリーして少し進むと、目の前にボウシュウボラが転がっていました。手に取ると何と!サザエを包み込んで、今当に”食おう”としている最中でした。半分取れかかったサザエの蓋の縁から解けた肉が見え、ちょっとエグかったです。それにしても、獰猛な貝ですね。ジョーの卵を確認しようと思ったのですが、しっかり穴は蓋をされ見る事ができませんでした。やはり子育て中は神経質ですね。周辺ではメタリックブルーに輝いたイトヒキベラ♂がヒラヒラと舞い、ちょっと薄暗い海の中に幻想的な雰囲気を醸し出していました。岸に向う途中、アケウスが2個体絡み合っていました。脚の節々に黄色いカイメンを付け、何処かしらプードルにも似ているこのカニは、中々私の好みです。甲殻類も今繁殖シーズンに入ってるので、Hをしている最中だったのかも知れません。段落ちの沖に広がる海藻地帯では、ネンブツダイのペアが日増しに増えています。まだこちらの♀はお腹が小さく口内保育も始まっていない様ですが、大きな群れの塊の中には、頬が膨らんだ個体も何匹か混ざっています。基本的にペア産卵の筈なのですが、不思議ですね〜。浅場の岩壁で、2cm程のヒメギンポbaby がよく目に付きます。半透明の身体にオレンジの斑点が入り中々可愛いですよ。 (担当 柳場) |
| 2006年06月27日(火) | ||||
| 天 候 | 曇り→晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 18℃〜21℃ |
| 風 向 き | 南7m | 透 明 度 | 7m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 26℃:21℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(大潮) | 04:53 | 11:59 |
| 朝のうち雲の多い天気でしたが、昼過ぎからは暑い位の良い天気になりました。今日は、ある魚を見に深場に行ってきました。メインの魚は後ほどお伝えします。帰り道に左の砂地に寄ってみました。ヤシャハゼにはお目にかかれませんでしたが、ヒレネジは1個体だけ顔を出していました。海藻の中には、今日もアケウスが入っていました。最近、あちらこちらでアケウスを見る気がします。浅場に戻る途中、カナさんに産卵中のアオウミウシを見せてもらいました。ユラユラ揺れる海藻に乗り器用に産んでいました。段落ちではベニイザリ・ミナミハコフグ等が見られました。またまたカナさんに呼ばれ行ってみると、海藻にウバウオが張り付いていました。その背中は可愛そうに一部皮膚がただれていました。一体何の病気なんでしょう?面白い事に裏側からは、透けて吸盤が見えていました。段の上にあるフロートに地元のダイバーの方が、ハナオコゼの付いた海藻を付けておいてくれました。ホンダワラの色に見事に溶け込んだハナオコゼは、居ると分かっていてもなかなかその姿を捉える事が出来ません。流石、学名に「役者」とついているだけあります。今日のお魚は、レッドストライプドフォグフッシュです。この和名の無いタキベラの仲間は、大島では17年間で4個体出現した事があるという、実に珍しい魚です。一見シマキツネベラに似ていますが、レッドストライプとはラインの色で区別が付きます。赤白の実にめでたいカラーリングの魚です。日本では、大島と小笠原位しか出現の記録を聞いた事がありません。他の土地でも出ているという話を聞いた事がある方は、是非教えて頂きたいです。居る場所と水深がちょっと行ける方を選ぶかもしれませんが、ベラ好きの方は一度は見ておきたい魚でしょう。ちなみに発見者は「秋の浜の仙人」事大沼さんです。流石と言った感じです。ありがとう御座いました。 (担当 有馬) |
| 2006年06月28日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜21℃ |
| 風 向 き | 南南西7m | 透 明 度 | 8m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 29℃: 22℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(中潮) | 05:30 | 12:38 |
| 今日も暑いくらいの良い天気になりました。海もとても静かで最高です。先日に引き続きレッドストライプに行ってしまいました。直行しようと思ったのですが、途中でヤシャハゼがあまりにも大胆にホバリングしているもので、ついつい寄り道をしてしまいました。カメラでいくら寄っても隠れずついには画角からはみ出してしまいました。その状態でも元気にホバリングし、泳ぎまわっていました。目的のレッドストライプは今日も同じ場所に居てくれました。そのまま正面の際を上がってきました。あまりじっくり物を探す余裕もエアも無く、泳ぎ回るスジハナダイやカイエビスを横目に見ながら上がってきました。ガラスハゼの付いているムチカラマツには、相変わらず3匹が仲良くくっ付いていました。段落ちで、また例の謎の水中シャクトリムシを発見しました。同じ場所で発見したので多分同じ個体ではないかと考えています。改めて見れば見るほど奇妙な生き物です。体に形状から環形動物の様な気がします。今度こそ謎が解ければ良いのですが。浅場でウロウロしていると、突然黒い人が水面からスキンで潜ってきました。なんとそれは大沼さんでした。突然浮上のサインを出され、急いで上がるとどうやら珍しい魚を発見したようです。大沼さんの手元には小さな流れ藻が有り、その中に小さなハナオコゼが付いていました。その大きさ1,5cm程で、すぐにホンダワラの隙間に隠れてしまいます。水底に持って行き、ホンダワラを石で押さえなんとか撮影したのですが、やはり隙間から顔を出す程度で、全然撮影させてくれませんでした。昔に見た事があるygは真っ黒で石の下から発見されたそうですが、今回のは立派に流れ藻に絡んでいました。そのせいか体色も薄い茶色をしていました。最近、流れ藻が非常に多く浅場で流れ藻ウォッチングをが出来る様に計画を立てて潜ろうかと思う程です。今日のお魚はカナドです。ホウボウ科の魚でホウボウ程頻繁に目にはしません。やや深い水深帯で見る事が多い魚です。図鑑では70〜280mに生息しているとあるので、我々が目にする個体は浅場に上がってきた個体という事になるのでしょう。この科の魚は鰭を広げた時の模様が実に美しく、同定の決め手にもなります。カナドの場合は、縁が赤い線で囲われ、その中はウグイス色。濃い紺色の斑紋を持ちその中には白色斑が入ります。今日見た個体は、なんと大きさ1,5cm。砂地に体を埋め顔だけ出していました。弱々しいその姿は、実に愛らしくライトを当てても全く動きませんでした。なんせこのサイズですから、本当にカナドygなのかちょっと自信はないのですが、胸鰭内側の模様は、すでに薄っすらと現れており、やや緑色で暗色部を持ちその中に白点が散在していました。一応横からを真上から写真を撮ってきたので、後ほど判明すると思います。 (担当 有馬) |
| 2006年06月29日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜20℃ |
| 風 向 き | 南南西6m | 透 明 度 | 6m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 28℃:20℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(中潮) | 06:07 | 13:14 |
| 暑い一日でした。海に飛び込むとヒヤッ!として、気持ちが良いくらいです。まぁ、暫くするとすぐ寒くなるのですが・・・。さて今日の1本目は、昨日と同じレッドストライプに行ってきました。近くの岩にはアカシマシラヒゲエビの姿も有り、「似たような配色だな〜・・・」と思わず唸ってしまいました。上がってくる途中のゴロタでは、10cmほどに成長したタマガシラも見られました。2本目は、正面を降りてヒレナガカサゴへ・・・(何気に両方深いですね〜〜〜)途中の”三角岩”には、ツルリとしたニセボロカサゴが乗っていました。しかし、このカサゴよくアクビをします。殆どの場合は3回、しかも3度目が一番大きく口を開くような気がします。「皆さん写真を撮る時には、この3回目を狙うといいですよ。」と、言いつつ2回で終わってしまったら、ゴメンナサイ・・・。”ハゼ地帯”ではかろうじてヒレナガネジリンが1個体、そして目的の魚は相変わらず同じ場所で石の様に縮こまっていました。ジョーの卵はかなり成長し、目もしっかりしてきました。しかし、中々ゆっくり見せてくれません。今日も「オッ!咥えてるぞ〜」と思った途端、スルスルッと奥の方へ引っ込んで、出てきた時にはすっかりアゴが凹んでいました。。彼にとって”見せるだけでも勿体無い宝物”なのでしょうね。しかも出てくると今度は、周囲の石を咥えて蓋をしようとします。近くに貝殻を置くと、すぐさまそれを使って蓋をしてしまいました。午後になって、岸近くの水面に沢山の流れ藻が漂ってきました。ハナオコゼチェックをしようとハシゴ近くに来ると、”WマリンのTさん”が、太いロープに絡んだ流れ藻を掴んでいました。近づくと、指先には黒い1,5cm程のハナオコゼが着いていました。そして今度はその流れ藻の中から、8cm程の個体が飛び出してきました。結局そのロープの絡んだ流れ藻には計3個体、その他に水面に浮かぶ藻に2個体、合計5個体のハナオコゼがハシゴ近くで見られました。この手の魚は、流れ藻と共に水面を旅します。大島は外洋に面しているので、中々流れ藻も定着しません。普段見る機会の少ないハナオコゼですが、意外と個体数が多い事に驚きました。時折思いがけない出逢いがある漂流物チェック、止められませんね〜。 (担当 柳場) |
| 2006年06月30日(金) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 21℃〜18℃ |
| 風 向 き | 南南西9m | 透 明 度 | 5m〜7m | |
| 気 温 (最高:最低) | 28℃:22℃ | 波 高 | 1.5m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | 有り | |
| 満潮:干潮(中潮) | 06:44 | 13:48 |
| 今日も暑い一日でした。海は相変わらず静かです。しかし、透明度が・・・ 午前中に潜りに行ったのですが、何処まで行っても7m程しかありませんでした。正面を潜ってきました。降りていくと定番のニセボロが岩に乗っていました。そこから下はもの凄い流れで、しかも沖に引っ張られて行く様な流れです。なんとかヒレナガカサゴまで降りました。ビデオライトをガツッと当ててみたのですが、全く鰭を開きません。こいつも流れに一生懸命抵抗しているかのようでした。そのままレッドストライプまで!!と思ったのですが、とてもじゃないですが辿りつけなさそうなので敢え無く断念をしました。ちなみに午後からスタッフが見に行ったら無事に同じ所にいたそうです。そのまま口内保育中のジョーまで上がりました。さ〜て 観察だ〜と思ったら巣穴が完全に潰れて姿がありません。多分、ガッチリ蓋をして隠れているのでしょう。しょうがないのでチビジョーを観察し、段落ちまで戻りました。段落ちで先日発見した。謎の生物、海シャクトリムシをビデオに収めてきました。ビデオライトの明るさを嫌がり全然、シャクトリムシらしい動きをしてくれませんでした。なかなか難しいですね。またそのままベニイザリ・ハナタツを見てEXしたのですが、上がって沖を振り返るとその先に大きな流れもがありました。これは行かねば!!という訳でもう一度ENしました。水面移動をしてその大きな流れ藻まで行くと、まずガザミの仲間が多数付いていました。流れ藻から離れて泳ぐ時には、まるで仮面ライダーの変身ポーズの様に両はさみ脚を左右に動かし横に泳ぎます。他にはイシガキダイやイシダイ・オヤビッチャ・アミメハギのyg・フジタウミウシ?等が無数に付いていました。そして何と言ってもハナオコゼが多く見られ、大小合わせて6個体程見られました。中でも一番小さい個体は2cm程で黒に近い茶色をしていました。今日のお魚は、ヒシダイです。いまいちはっきりとした種名が分からないので、正確に言うとヒシダイ科の魚です。ヒシダイ科というあまりダイバーには馴染み無い科に属します。その名の通り菱形をしています。水深70〜750mに生息し、立派な深海魚と言った所でしょうか。今日この凄い魚に出会ったのですが、実はもう死んでいました。先述の流れ藻を堪能している時、我々よりも遥か遠くに居た大沼さんが「面白い魚見つけちゃった〜」と流れ藻と共に泳いできました。その手には赤い魚が握られていました。そんな深場の魚が何故流れ藻なんかについていたのでしょう?死んで浮き上がったとも考え難いので、釣り上げられてから捨てられてとしか思いません。浮き袋が破裂しているのか、手を離すとプカプカと浮いていきます。死骸と言えども実に貴重な魚に出会えました。次回は、生きてる奴を見てみたいですね。(ま〜無理でしょうが・・・) (担当 有馬) |
| 2006年07月01日(土) | ||||
| 天 候 | 薄曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜20℃ |
| 風 向 き | 南南西5m | 透 明 度 | 6m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 26℃:21℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(中潮) | 07:26 | 14:21 |
| 思いの外良いお天気になり、ちょっと得した気分の一日でした。しかし、水中は相変わらず透視度が悪く、困ってしまいます。折角大きなイサキの群れが通っても、後ろのゲストには見えてない事でしょう。勿体無いですね〜。今日の1本目は正面へ行ってきました。水深15付近の紅藻類には、数は減ってきたもののまだオヨギイソギンチャクが着いています。”三角岩”付近では、皮弁のあるニセボロが見られました。よく見るとお腹がプックリと膨れ、卵を持っているようです。午後には”三角岩”でツルリとした個体と寄り添ってたそうです。産卵が近いかも知れません。この所、インターネントウミウシがよく目に付きます。またキイボキヌハダも個体数が多く、毎回2〜3個体は目にします。昨日は二匹のキイボがニシキウミウシを貪り食べていました。水深15m付近には、海底を覆う様に孵化したてのアミ?が群れています。今日”カイメン岩”に差し掛かると、目の前の砂溜まりでピョンピョン飛び跳ねる物が見えました。近づくと、それは何と!ヒメジョーの捕食シーンでした。あれだけ警戒心の強いジョーも、餌を捕る時は大胆ですね。2本目は”際”を降りて、左の砂地へ・・・水深20mを過ぎた辺りから水温がググッ!と下がり、水が綺麗になりました。しかし、魚影は少なく水深30付近まで降りても、キンギョもまばらです。早々に深場は引き上げ、ヤシャハゼに向いました。途中タツノイトコや赤いワレカラ等を観察。ヤシャハゼは取り合えずホバーリングしていましたが私達に気付き、すぐ巣穴の縁に納まってしまいました。浅場では、リクエストを受けていたヨコエビの仲間を捜索、探せば居るものですね。大中小合わせて、7個体程観察できました。今日も流れ藻を期待したのですが、残念ながらハナオコゼとは出会えませんでした。 (担当 柳場) 追: ツルリとしたニセボロも、お腹が大きく膨れていたそうです。(デジカメ画像で確認) ♂ or ♀???怪しくなってきました。更なる観察が必要なようです。苦笑 |
| 2006年07月02日(日) | ||||
| 天 候 | 曇り後晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜20℃ |
| 風 向 き | 南南西10m | 透 明 度 | 6m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 27℃:21℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(小潮) | 08:15 | 14:54 |
| 昼過ぎに一瞬スコールの様な雨が落ちてきましたが、それ以外は時折薄日も差す曇り空、まずまずのお天気でした。梅雨の中休みと週末が重なるのは嬉しいですね〜。良かった々・・・。さて今日も秋の浜に2DIVEしてきました。1本目は、レッドストライプへ行ってきました。初確認された日を合わせ何回か通ってるセルフのお客様は、「見始めの頃と比べると、動きが活発になって逃げ回るようなったね。」と話していました。やはり頻繁に我々が行く様になると、魚も落ち着かないのでしょう。明日からは暫く平和な日々が過ごせる様、”そっとしておこう・・・”と思いました。今日もヤシャハゼは、元気にホバーリングしていました。時折、コトブキテッポウエビの姿も見られ、いい被写体になりそうです。”アサヒの根”では、オシャレハナダイの3cmサイズが見られました。根を覆い尽くす様に行われてたマツバスズメダイの産卵床作りもひとまず落ち着いたのか?以前程の喧騒は感じられませんでした。早く、ベラやハナダイ達が戻ってくると良いのですが・・・。 (担当 柳場) |