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2006年06月 第 4週( 19日〜25日迄)

2006年06月19日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜19℃
風 向 き 南西4m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 27℃:21℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率    0% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 10:44 05:03
 朝から、素晴らしい晴天に恵まれました。「何で週末じゃないの〜?」と叫びたい衝動に駈られる程です。(苦笑)さて今日は、正面をゆっくり回ってきました。浅場から水深25付近に掛けて、かなり広範囲にカミナリベラの産卵行動が見られます。あちらこちらで♂が執拗に♀を追いかけ、時折タイミングの合う相手が居ると1対1でバシュ!っと放精放卵します。ホンベラも活発で、20〜30匹のグループができ、こちらは集団で放精放卵していました。昨日確認された縞々ソウシは、また場所を変えてしまった様です。ニセボロカサゴは、ほぼ同じ場所で2個体観察されました。そのまま”ハゼ地帯”に向って降りて行くと、目の前にヘリシロウツボが現れました。写真を撮ろうとカメラを向けると、ソロリソロリと動き出し30cm程前方のダテハゼの穴に頭から入っていきました。どうやら巣穴の中のハゼを捕食する為、潜り込んだようです。体半分ぐらいが穴に入った所で動きが止まったので、ハゼを咥え出てくるかと思いきや、何と!更にそのまま全身が穴の中へと吸い込まれてしまいました。体長50cm以上有りそうなウツボがすっかり入ってしまう穴・・・ダテハゼの巣穴って奥が深いんですね。暫くポッカリ開いた巣穴の前で待っていたのですが、何事も無く時間だけが過ぎ、私は諦めてその場を離れてしまいました。はたして彼は、巣穴の中でダテハゼをゲットしたのでしょうか?それにしても凄い餌の捕り方をしますね。是非今度は、ビデオに収めたいものです。ハゼ地帯では、ヒレナガネジリン2個体ヤシャハゼが見られました。そのまま”淋しい根”に向かいヒレナガカサゴを目指したのですが、私には確認できませんでした。ダサ・・・(午後潜ったDr・チームは、見れたそうです。)水深12メートル付近には、今もネンブツダイが沢山群れています。そして必ず群れの中に数個体のシラコダイが混ざり、気持ち良さそうにクリーニングを受けています。段を上がった”オーバーハングの壁”にもミナミハコフグのbaby が流れ着いていました。体長が1センチにも満たない、可愛い個体です。週末”段落ちの壁”で今シーズン初のクロユリハゼbaby を2個体確認しました。さて、黒潮が房総沖まで上がって来てるようです。南方系の魚達が色々流れて来ると楽しいのですが・・・・・。
(担当 柳場)


2006年06月20日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜21℃
風 向 き 南西2m 透 明 度 7m〜5m
気 温 (最高:最低) 27℃:20℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 20% 流 れ なし
満潮:干潮(長潮) 12:24 06:19
 昨日に引き続き暑いくらいの良い天気になりました。水温も急に上がり、下に降りても18℃近くありました。しかし、水が悪い・・・ 午前中はまだ7m程見えていたのですが、午後には5m程まで落ちていました。1本目は正面に行ってきました。いつもと同じお気に入りの岩に今日もニセボロが乗っていました。そのまま23mラインを横に流すと何故かフタホシキツネベラが泳いでいました。通常、30m付近から見られ始めるベラなんですが・・・ しかも、笑える事にフタホシニジギンポと並んで泳いでいました。ジョーを見て浅場に戻ろうとすると、また不思議な光景が・・・ なんとマツバスズメダイの群れに混じってハナハゼが泳いでいました。別に若魚と言った感じの大きさでもなく立派な成魚サイズです。しかも2匹も。追いか掛ければ、どこかの巣穴に入るかと思ったのですが、全くそんな素振りは無くビュンビュン泳いで逃げて行きました。一体どうしちゃたのでしょう? 2本目は左の砂地に行きました。ガラスハゼのチビが2匹付いているムチカラマツにもう1匹ガラスハゼが付いていました。他のには付かないのに不思議ですね〜 砂地で、タマガシラやアケウスを見て浅場に流すと久し振りにアサヒガニの姿が見られました。セルフの方の情報では、ヒレナガカサゴやオシャレハナダイも健在だったそうです。浅場トウシマコケギンポが流れて来たワレカラを上手くキャッチしました。しかし、上手かったのはそこまでで、脚で目の上を掴み口から逃れたワレカラに目の上で落ち着かれてしまっていました。この後どうしたんでしょうね? その他、チビジョーやベニイザリ・ハナタツ・ミナミハコフグyg等が見られました。今日のお魚ベンケイハゼです。通年見られる普通種で、大きいものは10cm近くなります。体には横縞を持ち尾部(尻鰭付け根から下)に6本の横縞を持つ事により、コベンケイハゼと区別できます(コベンケイは5本)。このコベンケイも探しているのですが、南方系で内湾性の魚の様で、死滅で流れてきても気が付くどうか怪しいもんです。今日はペアで並んでいました。しかし、フトスジイレズミに比べるといまいち可愛くありません。やっぱりデカイせいでしょうか?いや、デカイから悪いと言う事はないんですけどね。撮影もし易いし。。。 種小名の「cincta」は「帯を持つ」とか「帯をしめた」と言う意味です。じゃ〜和名のベンケイって・・・ ベンケイって言えば義経の弁慶くらいしか思い浮かびません。一体それがどんな関係があるのでしょう? 誰か教えてください。


2006年06月21日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜21℃
風 向 き 南西2m 透 明 度 5m〜15m
気 温 (最高:最低) 26℃: 21℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(若潮) 14:05 07:23
 今日も静かで良い海になりました。水深25m位までは濁った潮が入っていましたが、その下はなかなか綺麗な水でした。正面を降りると昨日と同じ場所に同じニセボロが乗っていました。よっぽどここが気に入っているんですね。その下のハゼ地帯では、ヤシャハゼが見られました。最近、噂のヒレナガカサゴを初めて見て来ました。去年、私が見つけた2cmサイズの個体のイメージがあったので、一瞬そのデカさにビックリしました。大きくなると結構茶色くなるんですね〜 そのすぐ側では、アオウミウシがキイボキヌハダに食われていました。オシャレは外してしまいましたが、白いヤツシハゼの仲間(通称ゼンジロウ)には、やっと出会えました。そのまま浅場に戻りました。最近凄く気になるのが、イソカサゴの行動です。繁殖時期を迎えているせいか大きな♂と思われる個体が、小さな♀らしき個体の頬やお腹を突付いたりしています。この行動アッチコッチで行われています。その仕草はまるで恋人同士がキスをしているようで、見ていてなかなか腹が立ち・・・いや、微笑ましく思われます。浅場では、ハナタツも昼間から求愛のダンスを踊っていましたし、どの種も繁殖の為に大忙しといった感じです。その他、ガラスハゼ・ベニイザリウオ・ミナミハコフグが見られました。今日のお魚ヒメクサアジです。通常、深い水深を好んで生息しており、我々ダイバーが目にするのは、たまたま浅場に上がって来た個体という事になります。この魚を見る度に、ゲストに言われた「マトウダイとチョウチョウウオを足して2で割った様な魚」という言葉が浮かびます。確かにあの高過ぎるほどの体高には、似合わない尾鰭だと思います。泳ぎ方は非常にゆっくりで、追わない限りはビュンと一気に逃げたりはしません。しかし、写真を撮ろうと思うと嫌らしく少し向こうを向いて真横から撮らせてくれません。両方から挟めれば一番撮りやすいんですけどね。この魚面白い事に浅場に凄い速度で浮上していくと、肛門から?空気の泡を少しづつ出し浮き袋の破裂を防ぎます、初めて見た時にはオナラでもしているのかと思いました。この光景を思い浮かべる度に、柳場さんが某ダイビング雑誌に書いた「ヒクサアジ。名前の由来は臭いアジ?」という名文句を思い出すのでした。
(担当 有馬)


2006年06月22日(木)
天 候 雲り・雨 ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜21℃
風 向 き 南南西2m 透 明 度 5m〜12m
気 温 (最高:最低) 24℃:19℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 50% 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 15:27 08:17
 海は今日も静かでしたが、透明度も相変わらず良くありませんでした。1本目は、正面に行って来ました。水深20m程から水が良くなり、水温が落ちます。下から水面を見上げると、まるで低い雲がかかっている様な感じです。ニセボロは今日も同じ場所に乗っていました。そのまま降りるとヤシャハゼが出ていました。ジョーフィッシュは口いっぱいに卵を銜えています。良く見ると卵にはもう眼が見えていました。浅場に戻る途中、カサゴが何かを銜えていました。どうやらショウジンガニをゲットしたようです。口からは片方の歩脚が全て出ていて、もがく様に動いていました。しかし、銜えた本人も実に苦しそうでした。この後一体どうするんでしょう?2本目は、に行ってきました。午後には益々透明度も落ちていました。駆け下りには、今年産みつけられたネコザメの卵がありました。そのままトサカ林の入り口まで降りると30cmオーバーのソウシイザリウオが入っていました。浅場では、ミヤケスズメダイが卵を守っています。岩肌に付いた卵は白透明っぽい色をしているので、ライトを当てた位ではゲストに理解してもらえない事も多々あります。そんな時、差し棒で指し示すのですが、今日これをやったところ親は指し棒を銜えそのまま泳ぎ出しました。その力はなかなかのものでした。面白い事に何度やっても銜えて押してきます。楽しくなって何度もやってしまいました。また1ついけない遊びを覚えてしまいました(笑) その他、ミナミハコフグ・カイメンガニ・ハナタツ等が見られました。今日のお魚クロメジナです。数はTHEメジナよりも少ない気がしますが、通年見る事ができます。メジナの群れにも混ざる事があり、間違え探しをしている様でついつい探してしまいます。メジナとの差は鰓蓋の色です。クロメジナの場合、後縁が黒くなります。メジナに比べるとやや南方系で外洋性でもあるそうで、これを信じるなら外洋に位置する大島だけあって数多く見られるのでしょうか?半島の方では少ないのかもしれません。今度調べてみます。大きい物は80cm位までなり、今日の透明度で目の前に現れるとドキッとしてしまいます。早く水が良くなってメジナの群れでもみたいもんです。
(担当 有馬)


2006年06月23日(金)
天 候 薄曇り ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜20℃
風 向 き 南南西3m 透 明 度 6m〜10m
気 温 (最高:最低) 23℃:21℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 16:26 09:06
 雲は多めながらも、まずまずのお天気でした。今日は”右のゴロタ”から砂地に降り、”-30の岩”から横移動、”淋しい根”から”アサヒの根”を通って、”-25の岩”をかすめ上がってきました。まずはゴロタ斜面で縞々ソウシを探したのですが、影も形もありません。新しいネコザメの卵が幾つか目に付いただけでした。ゴロタ斜面と砂地の境では、かなり大きなタカベの群れに囲まれました。既に卵を持っているのか?丸々した中々立派な個体ばかりでした。透視度が良ければ迫力満点だったに違いありません。”-30の岩”を過ぎ砂地を物色していると、小さなカスザメの輪郭が見えました。砂をそっと払うと、出てきたのは体長40cmほどの中々可愛らしい個体でした。”淋しい根”の上では、先週末セルフのお客様が見つけたヒレナガカサゴを確認、1週間近く経つのに動かない奴ですね。その内、ダルマオコゼの様に、藻が生えてくるのではないでしょうか?”アサヒの根”では、マツバスズメダイがもの凄い数で巣作りに精を出していました。例年の事ですが、これが始まると他の魚達は居場所がなくなってしまいます。さぞかし、他の魚たちにとっては迷惑な事でしょう。オシャレが居ないかと、フト視線を落とすと・・・居ました!!しかも大小2個体、大きな方は♀でしょうか?心なしかお腹が膨らんで見えました。小さな個体は全長4cm程、一瞬チゴハナダイかと思いましたが、紛れも無くオシャレハナダイの子供でした。根を離れ砂地を駆け上がって行く途中、ヒレネジを2個体確認、”三角岩”の近くでは、皮弁のある赤白のニセボロも見られました。”落ちそうな岩”付近では、型のいいイサキの群れと遭遇しました。かなりの数だったのですが、群れ好きの私としては狭い範囲でしか見えないのが本当に残念でした。浅場の岩陰では、オオスジイシモチが口内保育を始めていました。海藻地帯では、ちらほらとネンブツダイのペアも出来始め、こちらも繁殖シーズンに入った様です。最近シュンカンハゼも動きが活発になってきました。シャイなので日頃観察しにくい魚ですが、これからの時期、撮影のチャンスかも知れません。
(担当 柳場)


2006年06月24日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜20℃
風 向 き 西北西5m 透 明 度 6m〜20m
気 温 (最高:最低) 26℃:19℃ 波 高 1,5m 
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 17:12 09:52
 梅雨の中休みが、ピッタリ週末と重なりました。海も凪いで最高のコンディション、嬉しいですね〜。この時期の晴れ間は本当に得した気分です。(笑)さて今日は”正面””際””左の砂地”へ行ってきました。午前中は相変わらずドンヨリした潮で水温が高めでしたが、午後から水深20m付近を境に冷たい綺麗な潮が入ってきました。5〜6mしかない視界の所から20m以上見える世界に入ると、その気持ち良さに冷たさも苦になりません。中層に群れるスズメダイ(子供達)の群れさえ、輝いて見えました。1本目、コケギンポSP(和名の無い未記載種)の場所を通ると、黄色と赤の巣穴が入れ替わっていました。見慣れた場所に居ないと、何か違和感を感じますね。水深15m付近の紅藻類には、まだオヨギイソギンチャクが着いています。触手の長さが1cmもない大きさですが、マクロレンズを透して見ると中々綺麗でお勧めの被写体です。この所ず〜っと観察されてたニセボロカサゴは、肝心な時に姿を隠してしまいました。ヒレナガカサゴに向って砂地を降りていく途中、大きなヤシャハゼが目に入ってきました。しかもフィンのすぐ下・・・慌てて?中層にストップ!水流を起こさない様最新の注意を払ってバックし、無事ゲストの方にもお見せする事ができました。何度か見ている個体なのですが、何の目印も無い場所なので時折こんな状況も発生してしまいます。(苦笑)2本目は際に沿って降りヒメジョーへ・・・観察を始めて少しすると近くで卵を守るマツバスズメダイが私達を追い払いにきました。この動きの為にヒメジョーは敢え無く巣穴の奥へ・・・決してマツバ君の子育てを邪魔するつもりは無いのにね〜〜〜。”正面の際”でカイエビスキツネダイスジハナダイ等を見て上がり掛けると、キイボキヌハダウミウシが3個体固まっていました。近づいてよく見ると、その内2個体はアオウミウシを食べている最中でした。大きなアオウミウシを挟むようにしてムシャムシャ貪る様は、中々エグイものがあります。この他砂地では、タツノイトコカスザメ正体不明のイカの卵(ヤリイカorケンサキっぽいのですが、沢山増えると嬉しいのですが・・・)等を見て上がってきました。
(担当 柳場)


2006年06月25日(
天 候 曇り後雨 ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜19℃
風 向 き 南南西2m 透 明 度 5m〜8m
気 温 (最高:最低) 26℃:19℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 17:51  10:36 
 雲は多かったものの、昼過ぎまで降られず助かりました。午後のダイビング終了後はポツポツと雨が落ちてきましたが、それはまぁ、仕方ないですね。さて今日はお客様のリクエストも有り、”アサヒの根”へ2DIVEしてきました。目的はオシャレハナダイ・・・あまり写真が撮り易かったとは言えませんが、2本ともお見せする事が出来、まずは一安心というところです。しかし、”アサヒの根”マツバスズメダイ達、凄い事になっています。根の7割程を完全に占領されてしまいました。根の中程から下は、マツバ以外の魚は目に入ってきません。ベラハナダイも皆避難したようです。オシャレハナダイの場所も侵略されつつあり、居なくならないか心配です。”三角岩”に赤い皮弁のあるニセボロが戻っていました。そのすぐ下には、この時期珍しいイガグリウミウシが・・・更に下には大きなイズカサゴまで見られました。どちらも冬に多く見られるというイメージなのですが、水温が低いと言う事でしょうね。2本目、”アサヒの根”に向う途中、大きなカンパチが20匹近く回ってきました。一瞬で通り過ぎてしまいましたが、やはりこの系の魚は精悍で良いですね。浅場では何時もの様に、ハナタツベニイザリウオシュンカンハゼフトスジイレズミハゼアンコウウバウオ等を見て上がってきました。
(担当 柳場)