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2006年06月 第 3週( 12日〜18日迄)
| 2006年06月12日(月) | ||||
| 天 候 | 曇り・晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃〜16℃ |
| 風 向 き | 北西3m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 22℃:16℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(大潮) | 04:10 | 11:16 |
| 午前中はいまいちはっきりしない天気でしたが、午後にはやっと太陽が顔を出してくれました。海もとても静かでした。今日はアサヒの根に行ってきました。ここまで行くと水温も結構冷たくなってきました。オシャレを見ようと思っていったのですが、居たのはチゴハナダイだけでした。ヤツシハゼ属の1種(通称 ゼンジロウ)も姿を出していませんでした。萎れたウミサボテンに、今日もウミシャボテンカニダマシが付いていました。残念ながら片方のハサミが無くなっていました。チビジョーは顔を出していたものの、そばの卵を守っているマツバスズメダイがチョロチョロ動き回る為、すぐに隠れてしまいました。段落ちではベニイザリ3匹や今シーズン初のミナミハコフグygが見られました。段を上がった所にももう1匹ベニイザリを見る事が出来ました。その他イソコンペイトウガニやハナタツ等が見られました。梯子の側では、ミヤケスズメダイが卵を守り始めました。結構、気性が荒く近づくと突付いてきます。ホンベラも産卵をしてるしニシキベラも大行進を始めています。すっかり皆繁殖シーズンですね〜今日のお魚は、アサヒアナハゼです。大島で通常見られるアナハゼの仲間の中では一番数が少ない種類です。図鑑には浅海に棲むと書いてありますが、何故かやや深い所で良く目にします。体色差はあるものの薄ピンクっぽい色の個体が綺麗です。側線が非常に目立ち、その側線上に小黒点が並びます。個人的にはとても好きな魚です。いまいちアナハゼって人気が無いんですよね〜 数少ないカジカの仲間なんですが・・・ やっぱり地味だからでしょうか。ちなみに見た場所はアサヒの根です。アサヒの根でアサヒアナハゼだなんて!!なんて・・・ そんなに嬉しく無いですね。(笑) (担当 有馬) |
| 2006年06月13日(火) | ||||
| 天 候 | 曇り・晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃〜17℃ |
| 風 向 き | 南西4m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 23℃:17℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) | 04:50 | 11:58 |
| 朝のうち雨が降っていましたが、午後になり急に晴れて暑くなりました。水中は曇り空のわりに水が良いせいか、とても明るい海でした。正面のハゼ地帯でヤシャハゼを見た後、寂しい根に入ってみました。根自体にはこれと言って出物も無かったのですが、アサヒの根との間にホタテエソが多数見られました。アサヒの根でまたオシャレを探したのですが、今日も出会えませんでした。カナさんの話ではまたゼンジロウが巣穴を変えたようです。どうりで最近出会えないと思いました。浅場に戻る途中で、キイボキヌハダウミウシがクロスジウミウシに食い付いているのを発見しました。お尻からガップリ食い付いていました。凝りもせずチビジョーにトライしたのですが、チビジョーに近づくとレンズの前をマツバスズメがウロウロして邪魔をします。全く困った魚です。段落ちでは、ハナタツが2匹見られました。ゲストの方から2匹目がいたという話を聞いて、てっきりペアかと思っていたのですが、両方♀でした。どこかに雄が隠れているのでしょうか? 段の上では昨日も見たベニイザリや婚姻色を出したキビレヘビギンポ等が見られました。パイプの中のニジギンポの卵が段々色が変わってきました。一部透明になっているのもあるのですが、これは死んでしまっているのでしょうか?今後、どう変わるか楽しみです。今日のお魚はマハタです。日本には広く分布していますが、大島では何故かそんなに数多くは、その姿を見ません。幼魚は黒い体に7本の横白線を持ち尾柄部には黒斑が入ります。なかなか可愛いのですが、滅多に見られません。大きい物は1m近くなるようですが、こんなにデカイ奴にはお目にかかった事はありません。今日見た個体は大きさ50cm程で、まだ幼魚の頃の7白線がはっきりしていました。このマハタの種小名は「septemfasciatus」で、思いっきり「7本の横縞がある」という意味です。う〜ん 分かり易い。図鑑によると尾鰭後縁に白い縁取りがなければマハタモドキという種類になるらしいです。これからちょっと気にしてみます。 (担当 有馬) |
| 2006年06月14日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜18℃ |
| 風 向 き | 西南西4m | 透 明 度 | 8m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:17℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(中潮) | 05:30 | 12:42 |
| 雲は多めながらも、時折青空が覗く穏やかな一日でした。秋の浜も凪いでコンディションは最高、しかし水中は、綺麗な潮と薄黄色の濁った潮がマーブルの様に入り混じっていました。場所に依って水温もbaby微妙に変わり、変な感じがしました。さてそんな中、今日はハゼ地帯を探索してきました。水深30付近を横に流すと、ヒレネジが大小目に入りました。更に視線を浅い側に向けると、大きなネジリンボウの姿が見えました。結局ヤシャは目に入らなかったのですが、ヒレネジとネジリンは計5箇所で確認できました。そのまま今度は左の砂地へ移動・・・こちらのヤシャハゼはしっかりペアで元気良くホバーリングしていました。昨年の秋頃観察していた個体と比べかなり大きく見えたのですが、場所は左程変わっていません。冬の間にもしっかり成長していたのでしょうか?逞しいですね。途中の砂地では、カワハギが産卵行動をしていました。トラギスの♂も喧嘩している光景が見られました。皆段々と繁殖行動で忙しくなってきたようです。楽しい季節が近づいてきましたね。 (担当 柳場) |
| 2006年06月15日(木) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:野・秋 | 水 温 | 16℃〜18℃ |
| 風 向 き | 南風4m | 透 明 度 | 7m〜10m | |
| 気 温 (最高:最低) | 22℃:20℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 60% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 06:14 | 13:27 |
| 風は穏やかでしたが、シトシトと雨降りの如何にも梅雨らしいお天気でした。さて今日は”限りなく体験ダイビング”に近いファンDIVEを2本・・・。そんな訳で、殆ど目新しい情報はありませ〜ん。しかしそれはあまりにも淋しいので、ちょっと「おぉ!」と思った事を何点かご紹介します。野田浜に1cm足らずのクマノミbabyが出現しました。秋にはあちらこちらで眼にするサイズですが、この時期はとても珍しいと思います。イソギンチャクの触手の隙間から小さな顔を覗かせ、口をパクパクさせながら泳ぐ様は思わず顔がほころぶ程可愛いです。この所グローバルでブームになっていたスカシガイが、メチャ減ってしまいました。ゴロタをはぐると何個体も付いていたのに、今日は2個しか見付かりませんでした。やはり繁殖行動で集まっていたのですね。産卵が終わって、それぞれ生活の場に戻ったと言う事でしょうか?秋の浜”段落ち”にミナミハコフグのbabyが流れ着いています。しかも2個体・・・1cm角程のとても可愛い個体です。”トウシマコケギンポ団地”の横で、ボウシュウボラがガンガゼを食べていました。ガンガゼの棘を物ともせず覆いかぶさって貪る様子は、かなり強烈でした。右のトサカ林入り口で、ソウシイザリウオが確認されたそうです。暫くの間、際の”ザラカイメンの岩”近辺で確認されていたニセボロペアは、”−25の三角岩”に移動していたそうです。 (担当 柳場) |
| 2006年06月16日(金) | ||||
| 天 候 | 大雨→晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜16℃ |
| 風 向 き | 南西5m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 25℃:19℃ | 波 高 | 2、5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) | 07:02 | 14:13 |
| 朝のうちに激しく降った雨もすっかり上がり、午後には良い天気になりました。潜りに行った午前中は小雨がパラついていたのですが、水中は思いのほか明るかったです。今日は正面の際に行ってきました。正面では、いつものチビジョーを見てからゼンジロウまで降りてみました。しかし、今日もその姿はありません。よっぽど相性が悪いんでしょうか・・・ その代わり、クチナシツノザヤが近くに居ました。際では、スジハナダイやカイエビス、キツネダイ等が泳ぎ回っていました。そのまま壁にそって浅場に流すとシラユキウミウシが目に入りました。そのまま左の砂地を周りタツノイトコ等が見ながら段落ちに戻りました。段落ちに着くと小石の下から、まるでヒョウモンダコの足の様な物が飛び出しています。何かと思って石ごと持ち上げると、実に可笑しな生き物が現れました。体長は7cm程で細長く、頭と思われる方に向かってやや細くなっています。体は柔らかいのですが、細かい節に分かれている様でした。お尻側には吸盤があり、岩に張り付き立ち上がる事も出来ます。動きが面白くまるでシャクトリムシの様に動きます。色々調べてみたのですが、こんな奇妙な海洋生物が載っている物がありませんでした。この「変な生き物」が気になって仕方がありません。どなたかこの説明で分かる方がいたら、是非教えて下さい。他には、ハナタツやベニイザリ・シュンカンハゼ等が見られました。大島で始めて(私は)チドリダカラ(ガイ)と思われるタカラガイを発見しました。多分、チドリだと思うのですが。今日のお魚はオトヒメベラです。ベラ好きの私が一番と言っても過言じゃないほど好きなベラです。なんと言っても雄の体色の美しさは温帯種にしておくにはもったいない程です。そして、その謎に包まれた所も魅力です。まず分布域が日本国内での非常に限られるという事です。そしてもう1つの謎がこの種に当てられている学名です。「pseudojuloides elongatus」という学名が付いているのですが、この学名の魚を調べると「これは違うんじゃないの?」という薄緑色のベラが現れます。体色変化という事も考えられますが、現在よく言われている仮説では、このpseudojuloides elongatus という魚と標準和名オトヒメベラは別種ではないかという話です。オトヒメベラは日本の温帯に適した別の魚という事になるかも知れません。もしかしたら近い将来オトヒメベラの学名が変わる、もしくは和名自体が変更になるかもしれません。出来れば和名はそのまま残して欲しいもんです。まさに「乙姫」という呼び名が相応しい魚ですから、でも綺麗なのは雄なんですけどね〜 男の乙姫様です。これだけでは、とてもこの魚を説明しきれないので、あと3回位はこのコーナーで書きたいと思います。(笑) (担当 有馬) |
| 2006年06月17日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ時々曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 南南西5m | 透 明 度 | 8m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 26℃:21℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 60% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(小潮) | 08:01 | 15:01 |
| 雲は多いながらも時折晴れ間が覗くまずまずのお天気、そして南風なので秋の浜は波一つ無いベタ凪ぎ、最高のコンディションでした。何よりも、透視度が多少回復したのが嬉しかったです。さて今日の1本目は、”アサヒの根”に行って来ました。根に向う途中の水深25付近では、皮弁のある綺麗なニセボロカサゴに遭遇、更にその下では15cm位有りそうな立派なアカオビコテグリ♂も観察されました。ハゼ地帯では、何故かヒレネジは目に入らずヤシャハゼが1箇所、しかし、これはすぐに引っ込んでしまいました。”アサヒの根”の下の方では数個体のヤリイトヒキベラ♀が泳いでいました。♂も近くに見えたのですが、近づく事が出来ませんでした。2本目は際を降りてベニハゼSPの穴へ・・・しかし、すぐにライトに反応し隠れられてしまいました。そのまま左の砂地へ流したのですが特に目立つ物は何も無し、唯一30cm程のカスザメbabyが可愛いかったです。さて、今至る所でマツバスズメダイが産卵し、卵を守っています。タイミングが合えば、♂♀仲良く産卵中のシーンに出逢う事もあり、熱々のキスシーン等も見られます。又浅場の岩壁では、ミヤケスズメダイが卵を守っています。キホシスズメダイ程気が荒くないので、近づいて卵の育ち具合も観察できます。それにしても一生懸命新鮮な海水を与え卵を守り続ける魚達、自然に組み込まれた遺伝子のなせる業とは言え、その子育てぶりは中々の感動ものです。 (担当 柳場) |
| 2006年06月18日(日) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 南南東5m | 透 明 度 | 8m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 23℃:21℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 70% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(小潮) | 09:15 | 15:53 |
| 予報どおりの雨降りでしたが、傘をささなくても気にならない程度で助かりました。さて今日の1本目は山を抜けて”紫陽花ロード”から秋の浜へ行ってきました。道の両側を埋め尽くす花畑は圧巻です。まだ蕾もかなり有り、しばらく楽しめそうです。希望者が数人集まれば、秋の浜へ行く時のコースに組み入れますので、お申し出下さい。今日の1本目は、”右のトサカ林”へ行ってきました。まずは”明大前”手前の岩でハナタツに挨拶。ゴロタ斜面を奥に流していくと、あちらこちらにテングダイの姿が見えます。大きな群れとしては固まっていないので、ちょっと淋しい気がしました。”アヤトリの岩”を過ぎた所に、大きなホウキハタが居ました。私達の姿を見てゴロタの隙間に入ってしまいましたが、お腹がパンパンに膨れているのが見えました。卵でも持っているのでしょうか?群れに遭遇しないかと期待しながら”エマニエルの椅子”まで行きましたが、上の方に多少イサキの影が見える程度でした。帰りがけフト!視線を海底に向けると、ゴロタの影に居たハリセンボンがいきなり膨らみだしました。側を通っただけなのに、殺気を感じたのでしょうか?もう何年もハリセンボンやイシガキフグに悪戯するのは止めてるのにね〜・・・。まぁ、勝手に膨らんでくれるのは、大歓迎ですが(笑)”赤いサンゴの岩”には、ピンクがかった40cm近いソウシイザリウオが入っていました。こちらもお腹が膨れてたので、近くに♂が居ないか少し探したのですが、目に入りませんでした。さて、2本目、・・・エントリー前に”カラーズのオギリン”から「縞々ソウシが居ましたよ〜」の情報を得て、何時もの右ゴロタを目指しました。アドバイスを貰った所を探すと、居ました!久々の縞々・・・しかし、悲しいかな尻尾の方体半分しか見えません。当に”頭隠して尻隠さず”の状態でした。そのまま下に降り”三角岩”に着くと、何と!ラッキーな事に、ツルリンと赤皮弁のニセボロカサゴがペアで岩に乗っていました。暫くこの場所に定住してくれると嬉しいのですが・・・。戻り際は”オハギ”に寄って、ジョーを4個体確認。ベニイザリやハナタツ、ミナミハコフグに卵をたっぷり抱えたヒメセミエビ等を見て上がってきました。セルフのA/Iさんが、水深35付近でヒレナガカサゴを見つけました。深場に棲息する魚なので、中々私達の目に付かないレアな奴です。以前有馬が真っ黒なbaby
を見つけましたが、これよりかなり大きく2個体目の記録となります。明日も居てくれると良いのですが・・・。 (担当 柳場) |