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2006年06月 第 1週( 5月29日〜04日迄)

2006年05月29日(月)
天 候 曇り・晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 南南西7m 透 明 度 5m〜7m
気 温 (最高:最低) 24℃:17℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率    20% 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 05:00 12:10
 相変わらず、いまいちな天気が続いています。今、グローバルではニコン「D70」+アンティス「D70s」無料レンタルを行っております。今迄、なかなか利用する機会がなかったのですが、今日初めて使ってみました。右から正面に周ってみました。縞々ソウシの姿は今日も見られませんでした。砂地に降りるとヒフキヨウジが同じ場所で見られました。名前無い白いコシオリエビの仲間が今日も見られました。そのまま砂地をウロウロすると大きなミナミダテハゼが居ました。ほぼ最短まで寄らせてくれるいい個体でした。立派に越冬したんですね〜 ヤシャハゼも巣穴から顔だけ出していました。こっちは全然寄れず、あっという間に穴に入ってしまいました。1本目、カイメンの岩には皮弁のいっぱい付いたニセボロが乗っていました。しかし、2本目はツルッとした皮弁の無いタイプが乗っていました。代わる代わる面白いもんです。浅場は相変わらずサージがきつく、ハナタツはウネリと共に体を揺らし、実に撮り辛かったです。コンパクトデジカメとは全然使い易さも画像の綺麗さも違います。皆さんもこれを機に「1デジデビュー」してみましょう!! 今日のお魚クロホシイシモチです。大島でには通年生息するテンジクダイですが、伊豆半島に比べてその数は非常に少ないです。大島に来たばかりの頃には、なんでこんなに少ないのか不思議でしかたがありませんでした。今、ネンブツダイの中にパラパラっと混ざっています。私は見た事ありませんが、繁殖行動も比較的、他種より見易いという話も聞いた事があります。いつか見てみたいです。その名の通り頭頂部に黒点を持ちます。種小名にも「斑紋がある」という意味の「notatus」が使われています。
(担当 有馬)


2006年05月30日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 南南西6m 透 明 度 8m〜10m
気 温 (最高:最低) 24℃:15℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 05:33 12:50
 まさに5月らしい清清しい一日となり、海も凪ぎでとても良いコンディションでした。透視度も少し回復した様に感じられます。さて今日は午後から1DIVE、”右から正面”を回ってきました。相変わらず縞々ソウシの姿は見えません。長期に亘って観察されてたものが消えてしまうと、何となく淋しいですね。又現れると嬉しいのですが・・・・・。正面の黄色いイロイザリウオは、ここ数日同じ岩に乗っています。最近少し色が褪せてきたのが気になりますが、360度どの角度からでも写真に収められる貴重な存在です。このところちょっとご無沙汰だった”オハギ”ジョーに寄ってみました。何時も愛想を振りまいてくれる♂がとてもシャイで、今日は小石のキャッチボールができませんでした。魚にも日によって、その日の気分があるのかも知れません。(何て、魚を擬人化すると誰かに怒られそうですが・・・)
(担当 柳場)


2006年05月31日(水)
天 候 晴れ ポイント:ケイ・秋 水 温 16℃〜18℃
風 向 き 南南西6m 透 明 度 6m〜8m
気 温 (最高:最低) 24℃:17℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 06:07 13:30
 今日も良いお天気に恵まれました。しかし、海が良くなりません。昨日多少回復傾向にあると思われたのですが、今日はまた逆戻り・・・しかし、魚達にとっては栄養豊かな良い潮なのでしょうね。さて今日の1本目は、ケイカイに行って来ました。潮が掛かっていたので魚影は濃いのですが、透視度が悪く霞んでしまい良く見えません。メジナニザダイも皆、シルエットになってしまいます。大きな影が見えても何なのか確認できず、残された茶色い糞塵(ウンチ)で「アオブダイが居たのか〜・・・」ってな感じです。しかし、面白い光景も観察できました。”正面の壁”前の海底に、ホウライヒメジが50匹以上固まって休んでいました。皆同じ方向に整然と並び、それは見事なものでした。そ〜っと1m位まで寄ってみたのですが、皆動きません。試しに「ワ〜ッ!!」っと叫んでみると、一瞬弾け飛ぶようにばらけますが、また同じ態勢にすぐ戻ります。まるで順番まで決まっている様な統率の取れた動きには、感心してしまいました。緩やかな流れがあるせいか壁のイボヤギもポリプ全開で、壁一面がオレンジ色に染まった景観も中々見応えがありました。さて二本目の秋の浜・・・軽〜いアクシデントで出鼻を挫かれ、浅場をチョロッとしか回れませんでした。見た物は、大中のボウシュウボラオニサザエアカオニナマコタコノマクラウミエラと、久々の生きたブンブク・産卵中のサワラビガイタツナミガイアメフラシ・・・・・何だか凄い面子ですが、これでも私としては結構楽しめました。(えっ!お前が楽しんでどうすんだ〜?チャンチャン!!)
(担当 柳場)


2006年06月01日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜19℃
風 向 き 北西4m 透 明 度 5m
気 温 (最高:最低) 25℃:23℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 0% 流 れ 有り
満潮:干潮(中潮) 06:43 14:11
 天気は良いものの水中はめっきり春めいています。中層にはイサキの群れが多くいるのですが、殆どその姿を拝む事は出来ません(涙) 1本目は、アサヒの根を目指して行きました。根に近づくと暗いせいかウミサボテンが元気におっ立っていました。水中のあまりの暗さに光るんじゃないの?と思う程です。根元にはウミシャボテンカニダマシが付いていました。その下には白いヤツシハゼ属の1種(通称ゼンジロウ)が見られました。この透明度でも遠目に目立って見えるから凄いですよね〜この白さは。2本目は右の砂地から正面を周ってきました。砂地に降りるとヒフキヨウジの姿が見られました。そのすぐ下で、数十匹のブリの群れに遭遇しました。しかし、2m後ろに居たゲストは見る事が出来ませんでした。早く濁りが抜けるといいのですが・・・ そのままハゼを求めて流すとヤシャハゼだけがなんとか姿を見せてくれました。浅場に戻るとツノワミノウミウシが居ました。浅場では、ベニイザリウオ・イダテンガジカ・カエルウオ等が見られました。今日のお魚ネコザメです。サメと言っても実に大人しいサメで、中層を泳ぎ回る事はありません。日中は静かに岩の隙間に隠れていますが、夜は非常に活発に動き回ります。産卵のシーズンを迎える1〜3月頃までは結構大きな個体が昼間からウロウロしていたりします。サザエ等の貝類を好んで食べる為、歯はすり鉢状になっています。幼魚の頃は実に可愛くまるでヌイグルミの玩具のようです。今日見た子供も実に可愛かったです。大きさ20cm程の子供でした。今年産まれた子なんでしょうね。
(担当 有馬)


2006年06月02日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 北4m 透 明 度 5m
気 温 (最高:最低) 18℃:23℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 有り
満潮:干潮(小潮) 07:26 14:55
 天気もドンヨリと曇り、それに加えて水の悪さも変わらず暗い海でした。にも関わらず飛び根に行ってしまいました。ただただ砂地の斜面に沿って透明度の悪い中を進むと、砂地にダイナンウミヘビが埋まっていました。飛び根で何か居ないかと探したのですが、カスザメが居た位で他には何も見当たりません。流れも段々強くなり、しかも沖出しになり慌てて引き返してきました。流れは結構強くウミエラが横になる位でした。転石地帯では、大きく育ったタマガシラが数匹群れていました。季節外れのミズヒキガニの姿も見られました。ハゼはホタテツノハゼ属の1種やヒレネジが見られましたが、どれも透明度が悪いせいで見辛くてしかたがありません。。段落ちでは相変わらず、ベニイザリの姿が見られています。段を上がった所でもベニやハナタツが見られました。今日のお魚ニジギンポです。大島では普通に見られるイソギンポの仲間です。この時期産卵時期を迎えているこの魚が今面白い行動をしています。今日見た3匹もなかなか面白い光景を見せてくれました。まず初めにパイプの中に1匹入ってきました。(とします) そのすぐ側にはもう2匹(これをB・Cとします。) 観察しているとを追い払おうとパイプから飛び出しました。その隙にがパイプに入ってしまいました。このが一番大きな個体で、後は他の2匹を全くパイプに近づけない様に近づいて来ては追い払い、また近づいて来たら追い払いを繰り返し、巧みに牽制しています。何でこんなに必死なのだろうとが飛び出て隙に中を覗くと、中には真っ赤な卵がばっちり産み付けられていました。これを守っていたんですね〜 しかし、なんで初めにが入っていたのでしょう??不思議です。他の2匹もなんでこんなにこの穴に入りたいのでしょう?この3匹それぞれ大きさや体色の差があります。(多分1匹は♀)今度も引き続き観察していきたいです。ちなみにニジギンポの種小名は「breviceps」 「brevi」は「短い」 「ceps」は「」という意味です。ニジギンポって頭が短いんですね。ちょっとしたお魚トリビアでした。
(担当 有馬)


2006年06月03日(土)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜18℃
風 向 き 北北東4m 透 明 度 3m〜5m
気 温 (最高:最低) 22℃:17℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 08:23 15:44
 最悪の潮のまま、週末に突入してしまいました。安全確認で振り向いても、2組目のバディは霞んでしまいます。その後ろは、ウッスラとシルエット・・・「トホホ!!!」ってな感じです。しかしそんな海ですが、嬉しいニュースも有りました。縞々ソウシが同じ場所に戻ってきたのです。以前とそっくり同じ姿勢で、岩の間に挟まっていました。”−25の岩”付近の薄暗い海底を、目を凝らしながらアカオビコテグリを探していると、口の開いた手の平程の2枚貝が目に入りました。ヒオウギガイかと思い近づくと、何やら貝の隙間から突起が出ています。よく見ると突き出していたのは、タコの両目でした。オヤ?と思い手を伸ばすと、殻が閉じます。タコが吸盤で殻を閉めているのです。手にとって貝殻を開くとタコも負けまいと足に力を入れます。遂々面白くて、タコとの力比べに興じてしまいました。最終的にはタコが諦めて貝殻を捨て逃げ出したのですが、申し訳ないので又何とか貝殻に収まってもらいました。ハナタツのペアを3箇所で確認したのですが、何処の♂もお腹に卵を持っています。海が暗いのでライトを当てると、お腹がオレンジ色に透けて見えるのです。ハナタツのお腹の皮ってかなり薄いんですね。魚の卵も水中の酸素を必要としてるのですが、(付着卵の場合、親が常に鰭で水を送っている。口内保育の場合は全体に酸素が行き渡るよう、咥え直したりしている。)ハナタツの場合育児嚢の中に産み付けられて其処で成長します。新鮮な酸素をどうやって得ているのか?疑問だったのですが、もしかすると、育児嚢の薄い膜を透して、酸素が取り込まれてるのかも知れません。(あくまでも個人的な推測ですが・・・。)さてこの他には、ジョーアカホシカクレエビイロイザリワニゴチヒフキヨウジ等を見て上がってきました。
(担当 柳場)


2006年06月04日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜18℃
風 向 き 東北東6m 透 明 度 4m〜18m
気 温 (最高:最低) 21℃:17℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮(小潮) 09:52  16:45 
 薄日の射すお天気で、何とか降られず週末を過ごす事ができました。さて今日は何ヶ月か振りに3DIVE、1本目、ニセボロを探しながら際を降りて行くと、水深20を過ぎた辺りから急に視界が開けました。水は冷たかったのですが、やはり抜けた潮は気持ちがいいですね。水深30付近に群れるスジハナダイキンギョハナダイが、やけに綺麗に見えました。2本目は正面へ、1時間程のインターバルの間に潮は何時もの透視度に・・・一瞬回復するかと期待してたので、ちょっとガッカリです。”25の岩”を過ぎ昨日のタコの貝殻を見ると、今日も彼はしっかり中に納まっていました。しかし、昨日の記憶が残っていたのでしょうか?私が手に取ると、ピッタリ貝の蓋を閉めてしまい、ピクリともしません。仕方ないので、ちょっと差し棒を使い蓋を開けようとした途端・・・彼はもの凄い勢いで飛び出し、煙幕を張って逃げていってしまいました。そのまま”ハゼ地帯”まで降りてみると、何時も見ている個体とは違うネジリンボウが出ていました。しかし、水中が暗いのでライトに反応し、すぐ巣穴の中に入ってしまいました。帰りがけ、念の為”カイメンの岩”に寄ると、皮弁の多い綺麗なニセボロが岩に乗っていました。当然すぐに皆で取り囲み大撮影大会・・・すると彼は、その雰囲気を嫌ったのか?いきなり岩から下に降りてしまいました。それにしても、実に泳ぎの下手な魚ですね。浮き袋を持っていないのでしょうか?3本目は、縞々ソウシのリクエストを受けて右へ・・・しかしソウシの姿は見当たらず、そのまま砂地に降りて正面を上がってきました。右の産卵床に、アオリイカの卵が3房ほど産み付けられていました。4〜5日前に4組産卵に集まってた様です。その時の卵かも知れません。しかし、それ以外に目撃情報は入ってきません。岡田港ではアオリイカが結構釣れてるらしいのですが、秋の浜は淋しいかぎりです。
(担当 柳場)