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2006年05月 第 3週( 15日〜21日迄)
| 2006年05月15日(月) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:野田・秋 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 北東5m | 透 明 度 | 6m〜8m | |
| 気 温 (最高:最低) | 19℃:16℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 05:08 | 12:05 |
| 今週、唯一の晴れ間と言う噂だけあって気持ちのいい晴れになりました。海の中は相変わらず濁りが入っています。今日は正面から左の砂地に流してみました。正面では、黄色のイロイザリが相変わらず同じカイメンに乗っていました。ここで一体何が食べられるのでしょう?? そのままハゼ地帯に降りてみました。ヒレネジを見ようと巣穴の方をみると、その側にコクチフサカサゴが鎮座していました。そのせいか分かりませんが、残念ながらその姿は見る事が出来ませんでした。そのまま流して行くとセルフのY美さんが発見したヤシャハゼがいました。沖に向けて顔を出していました。そのまま左の砂地に降りました。左のハゼ達はどうかな〜と足を運んでみると、ヒレネジは顔を出していました。こちらのヤシャは残念ながら出ていませんでした。浅場ではネンブツダイが多く群れています。段落ちでは、今年初となるハナキンチャクフグの子供が見られました。カナさんは、左の砂地でメガネウオを発見したようです。メガネウオと言えば冬の魚という感じします。すっかり春だというのにまだ見られるんですね〜 今日のお魚は、シュンカンハゼです。大島では、唯一数多く見られるオキナワハゼ属のハゼです。壁の下穴などに隠れていて、あまり全身を見る事が出来ません。穴から出ていたのを見つけ近寄って行くと、あっという間に穴に隠れてしまいます。しかし、繁殖時期にはばっちり表に出ている事が多く、非常に観察しやすいです。まだ時期的には早いと思うのですが、今日の個体は全く動かずゆっくり撮影出来そうでした。さて「シュンカンハゼ」の和名の由来なのですが、あっと言う間に隠れてしまう為「瞬間ハゼ」と呼ばれてるなんて噂もあったのですが、どうやら昔実在した坊さんに由来しているそうです。そんなに有名な坊主ならと調べてみると、唯一、平家物語に出てくる「鬼界ヶ島」に流された「俊寛」という坊さんがいました。本当にこの坊さんシュンカンハゼの様に顔がボコボコしていたのでしょうか?誰か歴史に詳しい方教えて下さい。 (担当 有馬) |
| 2006年05月16日(火) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜18℃ |
| 風 向 き | 北2m | 透 明 度 | 5m〜7m | |
| 気 温 (最高:最低) | 21℃:15℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) | 05:38 | 12:43 |
| 予報通り曇り空の一日になりました。水中は、益々春真っ盛りの濁り具合になってきました。しかし、水温は若干上がってきました。このままどんどん上がればいいですね。今日は正面と左に行ってきました。1本目の正面では、ヒレネジが今日は顔出していました。そのまま浅場へ戻ると、久し振りにイボイソバナガニを発見しました。チビジョーは今日も元気に顔を出してくれていました。2本目は、左の砂地を中心に周ってきました。ニセボロカサゴを見てから、先日カナさんが発見したクモガニの仲間を見に行きました。アヤニシキを体にいっぱい付けて、実に絵になるカニです。そのまま砂地をウロウロすると何故かトビヌメリを多く目にしました。西側に比べ秋の浜は比較的トビヌメリの数が少ないのですが、今年は数が多いみたいです。浅場ではボウズコウイカ?が産卵をしていました。ここの所しばしば目にする光景です。先日、発見したハナキンygも同じ場所で見られました。今日のお魚はメイチダイです。ハマフエフキを含むフエフキダイ科の魚です。この科の魚は常時大島で見られる種類は3種類しかおらず、その中でも最も北まで分布しているのが、このメイチダイです。成魚になると30cm近くなるやや大型の魚です。体色が地味な事もあり成魚はあまり注目される事が少ないですが、幼魚の頃は実に可愛い魚です。この手の魚の幼魚をあまり見慣れないせいか、3cm位の幼魚を見ると一瞬「オッ!?」と思ってしまいます。その銀灰色の体色が現す通り、学名の種小名には「灰色」という意味の「griseus」が使われています。実は高級魚らしいのですが、勿論の事食べた事がありません。なんせ高級魚ですから・・・ (担当 有馬) |
| 2006年05月17日(水) | ||||
| 天 候 | 曇り後雨 | ポイント:秋・野田 | 水 温 | 16℃〜18℃ |
| 風 向 き | 北東3 m | 透 明 度 | 3m〜5m | |
| 気 温 (最高:最低) | 21℃:15℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 80% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 06:11 | 13:25 |
| またもや雨になってしまいました。お日様、中々出ないですね〜〜〜。さて今日の1本目は、クダゴンベを狙って”シロオビの岩”へ行ってきました。しかし透視度は最悪、何処まで行っても白く濁った潮が続いています。水深30を越えると、まるでナイトダイビングの様です。ライトが無ければ、バディの確認さえも出来ないほどでした。内心「しまった〜・・・」と思いながら引き返す訳にもいかず、とうとう大ウチワ(ヤギの仲間)の所まで来てしまいました。(苦笑)ライトの光でウチワを確認すると同時に、周辺に群れていたハナダイ達がサ〜ッと光の中から消えていきます。取り合えず目的のクダゴンベを探したのですが、目に入ってきません。結局ハナダイもイトヒキとサクラダイが確認できただけで、退散を余儀なくされました。帰り際、大きなイサキの群れと遭遇したのですが、見えるのはほんの一部、イサキに取り囲まれてる様を想像するしかありませんでした。さて、正面の浅場に群れるネンブツダイは、かなり数を増した様に感じられます。また周辺には、大分育ってきたスズメダイの子供達も凄い数で群れていました。”落ちそうな岩”を降りた所には、昨日同様立派なニセボロカサゴが鎮座していました。段落ちまで戻り、フト!下を見ると、海藻の間に大きなメジナの姿が見えました。体長は50〜60cm有りそうです。暫く見ていたのですが、このメジナ動きません。近づくと、何と!お亡くなりになったメジナでした。目立った外傷も無く、目もまだ黒々としています。身体は堅くなっていたので、死後硬直がはじまったのでしょう。思わず「これ・・・食えるのかな〜?」と思い、手に取って暫く泳いでたのですが、傍目に怪しまれそうなので、又海底に放置してしまいました。しかし、本当に今年に入り色々な魚の死骸と遭遇します。何故?襲われた形跡も無いのに、死んでいるのでしょう?不思議です。さて、あまりにも秋の浜の潮が悪いので少し西側も気になり、窒素抜きを兼ねてそのまま野田浜に行ってきました。しかし・・・こちらも似たり寄ったり、多少明るいかな?と言う程度でした。それでも水温が上がったせいか大きなハマフエフキが10匹ほど群れていたり、シルエットでしたがメーター級のコブダイがウロウロしてたりと、中々楽しい海でした。”小アーチ”へ続く凹みには、大きなマダラエイも隠れていました。 (担当 柳場) |
| 2006年05月18日(木) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 北東6m | 透 明 度 | 5m〜7m | |
| 気 温 (最高:最低) | 15℃:13℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 50% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 06:49 | 14:15 |
| 今日も雨がシトシトと降り続け、肌寒い一日でした。秋の浜も波立ち、決して良い海ではありません。ほんの僅か透視度が上がったのが救いでしょうか。さて今日は”右から正面”と”正面際”から”左砂地”へ潜ってきました。相変わらず右の縞々ソウシは、何時もと同じ態勢で岩の隙間に挟まっていました。かなりお腹が大きく膨らみ、その形から卵を持ってる様な気がします。近くに♂が居るかも知れませんね。ヒフキヨウジを見て”ハゼ地帯”へ降りてみましたが、ネジリンボウしか目に入りませんでした。水深25付近のドングリガヤを見ると、沢山のバライロマツカサウミウシが着いています。既に産卵時期は過ぎ、皆小さな個体ばかりです。際の凹みでベニハゼSPを見た後隣の穴を覗くと、今日はツノナガオオホモラが入っていました。手を出すと、背中に背負った大きなトゲハネウチワを盾の様に突き出します。しかし、これで身が守られるのかは、ちょっと疑問です。”左砂地奥”に居るカナさんガニ(アケウス?)も見てきました。フリフリを全身に纏った姿は実にユニーク、上手くカモフラージュするものですね。一見の価値有りです。浅場では、イソコンペイトウガニにハナタツ・可愛いフトスジイレズミハゼにベニイザリウオ・ガンガゼエビにヨコシマエビ等を見て上がってきました。 (担当 柳場) |
| 2006年05月19日(金) | ||||
| 天 候 | 曇り・雨 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜18℃ |
| 風 向 き | 北北西2m | 透 明 度 | 8m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:13℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 50% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(小潮) | 07:38 | 15:15 |
| 今日も結局雨が降ってしまいました。もしかしてもう梅雨入りしてるのではないでしょうか?? そんな訳で水中はまた暗い海になりました。しかし、一時期よりも透明度は良くなっていました。1本目は正面の際を降りてきました。最後の穴では、アサヒハナゴイが見られています。その後、ベニハゼsp.に寄ってみたのですが、ライトを当てた途端に消え去ってしまいました。唯一ジックリ見られたのは、海藻の上に乗っているアケウスだけでした。黄色いカイメンを体に付けた実に立派な個体でした。そのまま左の砂地に寄ってみました。アヤニシキを体に付けたクモガニの仲間は今日も同じ場所に居てくれました。水温が上がって来たにも関わらずまだミズヒキガニの姿も見られました。2本目は正面の根の上を周ってきました。黄色のイロイザリを見てハゼ地帯に下りたのですが、残念ながら全て不発に終わりました。イボイソバナガニを見て浅場に戻るとチビジョーが顔を出していました。最近、良く慣れてきて引っ込んでもすぐに姿を見せてくれます。余裕があったので、また砂地に降りてみました。いつものちょっと変わったハナタツがなんとマダラヤナギウミエラ?に絡んでいました。ウミエラに絡んでいる所なんて始めてみました。人間が触るとすぐに引っ込んでしまうのにハナタツが絡んでも平気なんですね〜 浅場ではお腹の大きなハナタツやキマダラハゼ等が見られました。今日のお魚はホシエイです。大島では通年見らるエイの仲間ですが、数が少ないのかあまり出会う機会多くありません。結構大きくなる種類で、体盤幅で1,5m以上になります。今日見た個体は、せいぜい50〜60cm程だったので、まだまだ若僧のようです。殆どのエイが背面では区別が付かないのですが、ホシエイだけは良く分かります。噴水孔の脇から尾鰭基部に向けて細かい白点が並びます。今日はいやに体盤の白い縁取りが目立ちました。大島でもたまに何者だか分からない謎のエイが出現します。いくら良く観察しても流石にお腹は見せてくれないので、いつも迷宮入りしてしまいます。なんとかお腹を撮影する良い方法は無いのでしょうか・・・ (担当 有馬) |
| 2006年05月20日(土) | ||||
| 天 候 | 雨・曇り・晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 南南西8m | 透 明 度 | 7m〜10m | |
| 気 温 (最高:最低) | 23℃:15℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 50% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(小潮) | 08:57 | 16:30 |
| 午前中は雨模様でしたが、1DIVE目が終了する頃には青空も見える様になってきました。水中も多少透視度が回復し、久し振りに”明るい海に潜った”と言う感じがします。さて今日の1本目は、右から正面を回ってきました。右ゴロタで暫く観察されてた縞々ソウシは、姿が見えなくなってしまいました。昨日見た時かなりお腹が大きく膨らんでいたので、産卵した可能性があります。未確認ですが、近くに小さな個体も居たとの事で、それが♂かも知れません。砂地際のヒフキヨウジを見て”ハゼ地帯”に向っていると、目の前に大きなホタテエソが現れました。15cm近く有りそうな個体で、あまりの大きさに一瞬「ホタテエソ???」と叫んでしまいました。ハゼ地帯では今日もネジリンボウしか見られませんでした。しかし、機嫌が良かったのか?かなり近づく事ができました。近くの砂地では、カスザメに久々のヒラタエイ、そして少し上がった所では、ホシエイも観察されました。”−25の岩”の近くでは、大きな♂のアカオビコテグリが見られました。♀の姿もよく見かける様になったので、数週間後には繁殖行動も観察できそうです。2本目は、際を降りて左の砂地を流してきました。際の水深20付近では、ニセボロカサゴが2個体同じ岩に並んでいました。心なしか、片方のお腹が膨らんで見えたのは気のせいでしょうか?放精放卵・・・見てみたいですね〜。もう少し浅い所なら狙ってみたいところですが・・・。 (担当 柳場) |
| 2006年05月21日(日) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃ |
| 風 向 き | 南5m | 透 明 度 | 8m〜10m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:17℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(小潮) | 10:56 | 05:56 |
| 今日は朝から晴れ模様になりました。しかも海も静かで、久しぶりに明るく静かな海に潜ったな〜という気がします。今日は正面と左に行ってきました。1本目、昨日ニセボロが居た所に寄ってみると1匹だけ昨日と同じ場所にいてくれました。そのすぐ下では、アオウミウシがキイボキヌハダに頭から食われていました。そのまま降りて行くと昨日のとは違う個体のニセボロも見られました。個人的には今シーズン初めて白いヤツシハゼ属の1種を見に行きました。(通称 ゼンジロウ) やっぱり白いだけあって巣穴から出ていれば、10m離れていても目立ちます。2本目は正面から左に流しました。最近、機嫌の良かったチビジョーですが、今日は凄くシャイで一回隠れるともう出てきませんでした。そのまま左の砂地に降りると、大きさ1cmにも満たないサイズのチビヌメリのチビがいました。こんなに小さいサイズは初めてみました。カナさんの発見したアヤニシキを体中に付けた、クモガニの仲間が今日も同じ場所に居ました。段々体の海藻が薄くなってきた気がします。浅場では、イソコンペイトウガニ・ハナタツ・ベニイザリ等が見られました。今日のお魚はユウダチタカノハです。実を言うと見たの昨日の話です。大島では本当に珍しい魚な為、一日遅れですが書いてしまいます。分布域としては、琉球列島を除く東京以南の南日本に分布しているので、大島にいるのは全く不思議ではない魚です。しかし、この大島で初めてユウダチを見たのは約6〜7年程前です。それ以来一度も見た事ありません。タカノハダイとミギマキを足して2で割ったような魚で、ただでさえ地味なタカノハダイ科の中でも一番地味な魚です。先日、発見したのは5cm程の幼魚で、弱っているのか少し体色が白っぽくなっていました。今日見られなかったのはそのせいでしょうか?良くタカノハダイとの区別が付かないという話をされますが、尾鰭が点々では無いのが決定的な差です。尾鰭の模様がいまいち良く出ていないタカノハダイの幼魚とは実に区別が付きづらいのですが、ユウダチは尻鰭が黒くなります。チェックするポイントさえ押さえれば同定は実に簡単です。今回、幼魚は久し振りに見られましたが、成魚を見た事はありません。伊豆で潜っていた時も頻繁に多く見たという記憶がありません。ユウダチタカノハの成魚って何処かに行けばいっぱい居るのでしょうか?? (担当 有馬) |