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2006年02月 第 3週( 13日〜19日迄)

2006年02月13日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 13℃〜14℃
風 向 き 南西11m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 11℃:−1℃ 波 高 3,0m
日中の降水確率    0% 流 れ 有り
満潮:干潮(大潮) 05:51 11:25
 早朝は霜柱が立つほど寒かったのですが、昼過ぎにはだいぶ過ごし易くなってきました。風が南っ気に変わったお陰で、秋の浜も静かになり、浅場の白濁りも取れ明るくて気持ち良かったです。さて今日は”淋しい根”から”アサヒの根”を一巡してきました。淋しい根のアヤトリカクレエビが3倍近くに成長していました。根の周辺では共生ハゼを一応探してみたのですが、流石にこの水温では出ていません。根のトップ付近にハッチして間もないと思われる、ネコザメbaby が居ました。子供のうちは、”お持ち帰り”したくなる程可愛いですね。アサヒの根ではオシャレを探してみたのですが、これも目に入りませんでした。根の真ん中付近では、まだトサヤッコが頑張り、その近くでは、ツルグエベニハナダイが見られました。昨日Y・I さんが見つけたイロイザリウオを見てきました。大きさ・色合い共に、浅場の”オニガワラ君”と瓜二つです。”鬼瓦 ジュニア”と言うのは如何でしょう・・・?(笑)さて今年は陸上同様水中も寒いですね。クマノミも、寒そうにイソギンチャクに包まっています。あまり長い期間この水温が続くと、本来南方系だった魚達はバタバタと消えてしまいます。7?8年前の悪夢が再来しない事を願いたいですね。(注:13℃の低水温が3ヶ月程続き、10年近くペアで繁殖も観察されてたクマノミまで死んでしまった・・・。)
(担当 柳場)


2006年02月14日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 13℃
風 向 き 南南西10m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 16℃:8℃ 波 高 3m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 06:10 11:53
 今日はまるで春を思わせる様な暖かい陽気になりました。秋の浜は波も無く穏やかですが、水温が低い!!今日も13℃台でした。(涙) 右から左までグル〜ッと回って来ました。掛け下りには縞々ソウシがまた姿を現しました。少し場所は変えていましたが、こんなに長い間観察できるとは思いませんでした。このまま週末まで居てくれると嬉しいのですが。その下には黄色のイロイザリがカイメンの中にチョコンと入っていました。砂地ではカンナやウデフリ等のツノザヤ系が見られました。週末Y・Iさんにより再発見された巨大オレンジイロイザリ”鬼瓦 ジュニア”の姿がありました。でいつものマツバガニの穴を覗くとなんと2匹になっていました。雌雄でしょうか?暫く観察したいもんです。オオモンも同じ場所に居てくれました。水温が低く、魚が少なくなってくるこの時期には、こういう動かない奴は大変有り難いです。左の砂地ではこれと言って出物には出会えず上がって来てしまいました。浅場では、イソコン・ハナタツ等が見られ。水深1m程ではまだクロマスクの姿も見る事が出来ました。今日のお魚ホシノエソです。大島では極々普通に見られるエソの仲間で、主に砂地を好んで生息しています。体色はくすんだ赤を基調に輪郭の崩れた横縞が数本入ります。エソの仲間は非常に水中での同定が難しので、なんだか種類の分からない物に出会ったりもします。しかし、このエソは、鰓蓋の上に黒斑を持つ事で他の種より容易に区別が付きます。大きいものでは20cm以上になり、元々ダイバーに人気のないエソの仲間なだけに注目される事は全くないでしょう。この種に良く似たスナエソという種類がいます。私も実物をしっかり認識していないのですが、写真を見る限り”黒斑の無いホシノエソ”と言った感じです。確かにこういうエソなら見た事があります。しかし、それが本当にスナエソかどうかは怪しいもんです。今年は写真に収めたいもんです。皆さんもちょっと注目して下さい。地味な種類の中にあなたが初めて出会う生き物が隠れているかも知れませんよ。
(担当 有馬)


2006年02月15日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 13℃
風 向 き 南6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 17℃: 12℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 06:29 12:20
 今日も昨日に引き続き暖かい一日になりました。海はまるで湖のように静かでした。今日はちょっと深場に行って来ました。最近、良く話に聞くアサヒの群れというのをやっと見てきました。しかし、時期を逸したせいか、群れはバラけいまいち迫力にかけていました。その周りにはキシマ・イトヒキ・マダラ等のハナダイ達を見る事が出来ました。15cm近い大きなトウカイスズメダイの成魚も数匹見られました。亀裂を覗くと通称IOPベニハゼと呼ばれているベニハゼの1種が見られました。3cm程の幼魚で、実に可愛かったです。上がり際に昨日マツバガニが2匹入っていた場所を覗いてみたのですが、今日は1匹に戻ってしまっていました。その後、寒さでいじけたモンハナシャコを覗き、縞々ソウシを探しに行きましたが、残念ながらその姿はありませんでした。他ショップのスタッフに話しを聞いたら朝一は昨日と同じ場所にいたそうです。また現れてくれるでしょう。浅場イロイザリのチビやマツバギンポ等を見た後、波が無かったので水深1m程を横に流してみました。石を捲るとセジロハゼやミミズハゼの仲間が多く見られ、クロマスクも数多く発見出来ました。今日のお魚カワリハナダイです。セルフの皆さんからは数多くの出現情報を耳にしていたのですが、実は今日初めて見てきました。昨日、柳場さんが発見したという場所に向かうと、群れるナガハナダイの中に細身で一見タカサゴの仲間の様な魚を発見しました。体は薄い赤色をしており、体の中心に黄色い縦縞が1本入っています。尾鰭は大きく2叉し先端は少し伸びていました。大きさ5cm程の個体だったせいか体側の黄色線が異様に太く見え、パッと見黄色い魚だと思ってしまいました。カワリハナダイは、名前に「ハナダイ」と付くせいか、ハタ科のハナダイの仲間だと思われがちですが、カワリハナダイ科の属し、ハタ科ハナダイとは全く別の魚です。その為、今日水中では一瞬、ハナダイだと思わなかったのでしょう。大きい物は20cm程になり、今まで図鑑でしかその姿を見た事がなかった私は、恥ずかしい事にEXして柳場さんから「あれがカワリハナダイだよ」と言われるまで、認識していませんでした(汗) これはもう1度ちゃんとカワリとして見に行かなければいけない様です。ちなみに勿論ガイドはお受けできませんので、ご了承下さい。
(担当 有馬)


2006年02月16日(木)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 13℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 10m〜12m
気 温 (最高:最低) 12℃:7℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 50% 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 06:48 12:46
 昨日までの天気が嘘の様な寒い雨の一日になりました。海も少し波があり、水中は暗い状態でした。今日も深場に行って来ました。コースは先日と全く一緒です。水深を下げて行くとイトヒキやキシマ等の定番の魚達が現れます。結構沖に引っ張られる感じの流れがかかっていたので、魚達は元気に泳ぎまわっていました。目的のカワリですが、水中が暗いせいかライトを当てただけであっという間に視界から消えてしまいました。下には大きなトウカイスズメダイが数匹見られました。久し振りにテ○○クハナダイも見られました(これはちょっと伏せ字で) 上がり際にはアサヒが大きな群れを作っていました。その後はまた右の駆け下りへ、昨日見られなかった縞々ソウシは案の定元の場所に戻っていました。このまま週末まで居てくれれば嬉しいのですが・・・ 浅場ではオキナワベニハゼ・マツバギンポ等を見られました。水中が暗いせいかウズラガイが思いっきり身を出していました。大きな貝だけにその中身もボリューム満点でした。今日のお魚シキシマハナダイです。大瀬崎では結構多く見られる魚の様ですが、大島ではその生息水深の深さからかあまり目撃例を聞かない魚です。先日のカワリ同様、このハナダイも「ハナダイ」とその名に付きますが、ハタ科のハナダイではありません。シキシマハナダイ科の属する全く違う魚です。大きさは20cm程になり、体高は高くズングリした体型をしています。今日見た個体も大きさ20cm程の大きな奴でした。ライトで照らすと一目散に深い方へと逃げて行ってしまいました。こんな時「別に獲って食おうって訳じゃないんだから、そんなに逃げなくても・・・」といつも思います。魚と話が出来ればどんなに楽でしょう。やっぱり明るく水の良いコンディションの時に狙うしか無いですね。昨日、今日と深場の情報ばかりですみません。まっ読むだけにしておいて下さい。
(担当 有馬)


2006年02月17日(金)
天 候 曇り後晴れ ポイント:秋の浜 水 温 13℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 11℃:7℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 07:08 13:13
 午前中は雲っていたのですが昼過ぎからは陽が入り風もなく穏やかな1日となりました。相変わらず水温は低いのですが今日の秋の浜はベタ凪ぎの状態でした!!正面の際にいってきました。オオモンイザリウオカシワハナダイ♂を観察した後、水深をさげると久し振りにナヌカザメに出会いました。このサメは冬に産卵をするらしくナヌカザメを見るとついついお腹の出具合を確認してしまいます。。ちなみに今日、見た個体は小振りでお腹もでていませんでした。。秋の浜はヤギ類が多いので産み付けられている卵がどこかにあるかもしれません。。右へ流し大きなアナモリチュウコシオリエビを見た後、アサヒの根にも寄ってみたのですが寒いなか頑張っているクレナイイトヒキベラ♂しか目にはいりませんでした。。根のトップ付近ではシンイボテガニの姿が確認できました。戻ってくる途中でザラカイメンを覗くとなかにタカノハダイyg?がはいっていたのですが撮影しようとすると素早く泳ぎ去っていってしまいました。。浅場ではヨコシマエビイロイザリウオyg、近くでは産卵中のヒメギンポなどが引き続き観察できています。。
(担当  荻島)


2006年02月18日(土)
天 候 薄曇り ポイント:秋の浜 水 温 12℃〜13℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 8℃:3℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 20% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 07:29 13:41
 日中も気温が上がらず、肌寒い一日でした。さて今日の1本目は縞々ソウシのリクエストを受け、右へ行って来ました。しかし、いくら探しても目に入ってきません。結局10分程で諦め、正面をゆっくり回って上がってきました。紫のスナイソギンチャクには、甲長5mm程のマルガザミが着いています。際の近くでは相変わらず”鬼瓦ジュニア”が定位置で見られ、際の壁ではクリーム色のオオモンも観察されました。水温が低い為でしょうか?一頃賑やかだったベラ地帯は閑散としています。あれほど目立っていたアオスジオグロベラも、すっかり消えてしまいました。何処かのゴロタの隅で、ジッと寒さに耐えているのかも知れませんね。1本目が終わりインターバルの間にメールをチェックすると、来週いらっしゃる予定のお客様からアカグツが見たいです〜ぅ。」とのリクエストが入っていました。PCを〆て次の準備に取り掛かろうと外に出ると電話の音が・・・何と!島のサービス”Y’zドリーム”の小林さんから「秋の浜でアカグツが出たよ〜・・・」との知らせでした。あまりのタイミングに半分耳を疑ったのですが、確かにアカグツの情報でした。と、言う訳で、当然2本目はアカグツ狙い・・・居ました〜〜〜〜〜!!!情報通りの場所に鎮座する赤い靴じゃなかった・・・アカグツ!いや〜小林さん、ありがとう!昨年は2月26日に水深23メートル付近に出現し、何回か観察する事ができました。今回も暫く居てくれると嬉しいですね。際では、ウミテングが相変わらず観察されています。近くでは数が減ってしまい貴重になった、アカホシカクレエビも見られました。浅場はハナタツが数個体、お客様から”草原チャン”と命名された山吹色のイロイザリ等も健在でした。
(担当 柳場)


2006年02月19日(
天 候 晴れ・曇り ポイント:秋の浜 水 温 12℃〜13℃
風 向 き 北北東3m 透 明 度 15m〜m
気 温 (最高:最低) 10℃:3℃ 波 高 2m
日中の降水確率 60% 流 れ なし
満潮:干潮(小潮) 07:51  14:12 
 今日も朝からアカグツ&縞々ソウシに明け暮れる一日になりました。1本目はアカグツから縞々ソウシというコース。総勢11人が代わる代わるアカグツを訪れていました。昨日見た所からはかなり移動をしていました。そのままタツノイトコ・謎のヨウジウオ(ヒフキヨウジ?)等を見ながら駆け下りに出ました。縞々のいる所からは遠くからでも目立つ程エアーが上がっていました。縞々君は予想通り元の場所に戻って来ていました。2本目は、縞々君からアカグツへ行きました。「見れる内に見ておかないと〜」といった感じです。縞々君は少し移動し体を半分岩の隙間に入れていました。居なくなる時にはこういう隙間に入っているんでしょうね。右の砂地イロイザリや大きなネコザメを見て、またアカグツへ。また少し場所を変えていました。こう頻繁に移動されると今後再発見が難しくなるかも知れません。エアーにも余裕があったので、そのまま左に砂地に行きました。昨年から見られているタマガシラが、成長し4匹程集まっていました。これと言って凄い出物にも会えずにウロウロしているとホタテウミヘビが顔を出していました。その他には、オレンジのチビイロイザリ&鬼瓦君・マツバギンポ・ハナタツ・エゾイソアイナメyg等が見られました。今日のお魚アカグツです。ここ数年立て続けに出現しているアカグツですが、実は非常に珍しい魚です。ダイバーなら1度は会いたいと願う魚でもあるでしょう。あのカエルが潰れたような体と顔、魚のくせに水底をあるく仕草、実に面白い魚です。深い所で600m位に棲んでいる魚ですが、多く生息しているのは100m程だそうです。100mでは深海魚とは言えないのでしょうが、我々ダイバーにしてみれば「憧れの深海魚」です。一概にアカグツといっても1種類だけでありません。良く似た種類が結構います。人間は欲深いもので他の種類も見たくなります。いつか出会えれば嬉しいのですが。しかし、見れば見るほどちゃんと赤い靴を履いているから笑えます。この和名を考えた人はセンスがありますね。
(担当 有馬)