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2005年12月 第 3週( 12日〜18日迄)

2005年12月12日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 西南西6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 10℃:4℃ 波 高 2〜4m
日中の降水確率    10% 流 れ あり
満潮:干潮(若潮) 14:01 08:09
 西風のおかげで静かな秋の浜になりました。今日はに行ってきました。砂地の水玉のイロイザリを見ながらチビジョーの所まで降りてみました。変ったハゼでも探すはずでしたが、ダンダラダテハゼを見ただけで終わってしまいました。そのまま30ラインを際まで流してみました。ヒレネジは数個体見られるものの、他のハゼは今日は出ていませんでした。久し振りにヒメオニハゼが見られました。正面の際では、ツキノワの♂やクジャクベラyg・スミレナガハナダイ等がまだ頑張っています。昔、蛍光黄色のイロイザリが居た岩に寄ってみるとなんと同じ個体が戻って来ていました。これで、イロイザリが5匹になりました。セルフのY・Iさんが大発見をしました。チンアナゴの登場です。明日、是非捜索に行きたいと思います。浅場でタコの穴を覗くとそこには大きなウツボが顔を出していました。一瞬、穴を間違えたかな?と思ったのですが、中には卵の房がまだ垂れ下がっています。ハッチを狙っていた柳場さんは非常にガッカリしていました。奥にはまだ中に子ダコが入っていそうな房もあったそうです。一体タコになにがあったのでしょう?ウツボがあれだけ積み上げられた岩を退かせるとも思えませんし・・・ ハッチもさせずにタコが居なくなるとも考えられません。謎ですね〜 今日のお魚ダイダイオオメワラスボです。図鑑にはオレンジラインワームゴビーの名前で載っていますが、2003年に和名が与えられました。この種が属するオオメワラスボ科はハゼ亜目に属し広く言えばハゼの仲間になります。同属のニシキオオメに比べ出現率は低い魚です。体に入るオレンジ色の縦線が特徴で、砂地から10cm程をヒョロヒョロと泳いでいます。近づくとすぐに砂地に潜ってしまうやっかいな奴です。昨日、今日と同じ場所で見る事が出来ました。ライトを当てると綺麗な体色をしているので、今度ビデオで撮影してみたいですね。
(担当 有馬)


2005年12月13日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 西10m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 9℃:4℃ 波 高 4m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 14:40 09:02
 相変わらず静かな海が続いています。2本とも右から正面に周って来ました。ゴロタの駆け下りで、ネコザメの赤ちゃんを見ながら下に降りると、今日もチビジョーが見られました。正面でハゼでも居ないかと探したのですが、今日もヒレネジだけでした。その代わり久し振りにヘリシロウツボの姿が見られました。正面では、スミレナガハナダイ・キツネベラyg等が見られています。イロイザリウオも皆健在で、5匹とも確認出来ました。浅場では、大きく成長したゼブラハゼやマツバギンポ・ベニイザリウオ・ハナタツのチビ等が見られています。ウミウシも段々と種類が増えて来ました。今日はウデフリツノザヤやスィートジェリーミドリガイ等が見られました。水温が少し下がって来ましたが、中層にはまだまだナンヨウカイワリやヒラマサ等がガンガン泳ぎ回っています。今日のお魚チンアナゴです。大島では久し振りの出現です。前回出現した時には残念ながら確認する事は出来ませんでした。大島では正に「珍穴子」で、滅多に見られる魚ではありません。南の島に行けばウジャウジャ砂地から生えているのですが、大島には寂しそうに1匹だけヒョロ〜と砂地から顔を出していました。もっとシャイかと思ったのですが、ゆっくりと寄って行けば結構近づく事が出来ました。遠くからは只の細い棒にしか見えませんが、近づくと段々と体のドット模様が見えてきます。チンアナゴの特徴でもある鰓孔の大きな黒点が目立ちます。この時期にこんなレアな魚が出現するとは驚きです。発見者のY・Iさんに感謝です。セルフの魚発見力には毎回本当に驚かされてしまいます。私ももっと頑張らないと・・・
(担当 有馬)


2005年12月14日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 西南西9m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 8℃:5℃ 波 高 3m
日中の降水確率 10% 流 れ やや有り
満潮:干潮(中潮) 15:18 09:49
 西風が強く吹き続けています。秋の浜は静かなのですが水温が下がってきてしまいました。。例年に比べると水温が下がってくるのが早いような気がします。今日は右方面にいってきました。。スジクロユリハゼはまだ健在なのですが流れがあったからでしょうか?残念ながらあまり鰭を開いてくれませんでした。近くではダテハゼ属1種ー1が数個体見られています。越冬バージョンなのでしょうか?大きいサイズの個体も確認できました。大きい個体は頭付近の色が濃くなるようです。。婚姻色出している個体を見てみたいもです。。正面よりやや右側の砂地ではヤシャハゼがでていました。。ペアーで出てくれていたのですが小さい方はすぐに引っ込んでしまいます。。戻ってくる途中ではウデフリツノザヤウミウシ、色が変わってきたイロイザリウオ‥等観察できています!!浅場ではアカエソの捕食シーンに出くわしました。見た時は一瞬、捕食に失敗したようにも見えたのですが着底した個体をみてみたら食べきる?飲み込むまでにはかなり時間がかかりそうなスズメダイがアカエソの大きな口にしっかりおさまっていました。。  (担当  荻島)


2005年12月15日(木)
天 候 雨のち晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 南西4m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 9℃:4℃ 波 高 2m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 15:54 10:32
 朝のうちは雨もふりかなり冷え込みました。全く今週は寒い日が続きますね〜今年は暖冬っていう話はどこにいってしまったのでしょうか?今日は正面の際にいってきました。アサヒハナゴイは定位置で見られるのですが暗かったせいかターゲットライトをあてると岩の隙間にすぐ隠れてしまいました・・・。少し上がったところではキツネウオ属ー1種もまだ見られているのですが最近、場所をちょこちょこ変えています。もう少し浅い所へ移動してくれるとありがたいのですが・・・。その他では大きめのホシベニサンゴガニペアーやカンナツノザヤウミウシも観察できました。。水深15m付近ではちょっと小さめですがクビアカハゼダンダラダテハゼも健在です!!その他では2匹のオトヒメエビにクリーニングされているウツボの姿も見られました。ウツボの口の中をクリーニングしていたのでなかなか見応えがありました。。浅場ではマツバギンポ、最近よく見かけるようになったキマダラハゼなどが観察できています。(担当  荻島)


2005年12月16日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 西南西6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 11℃:5℃ 波 高 3m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 05:58 11:10
 また西風が吹き静かな秋の浜になりました。今日は正面に行って来ました。リクエストはホタテツノハゼだったので、浅い方から周ってみました。浅場の個体は残念ながら出て居ませんでしたが、その下の個体は出ていてくれました。そのままヤツシハゼ1sp−7を見て浅場へ戻りました。戻りながら未練がましくもう1度上のホタテに寄ってみましたが、やっぱり見れませんでした。アオスジオグロやスミレナガハナダイ・モンハナシャコ等を見ながら、浅場に戻るとイロイザリウオ3匹を定位置で見る事が出来ます。段の上では、マツバギンポ・ハナタツ3匹が見られました。ウミウシも面白く、キャラメルウミウシ・ダイアナウミウシ・ウデフリツノザヤ等が見られています。今日のお魚は・・・ 実は今日も変則的に一昨日の話です。一昨日のお魚ミズウオです。成魚はなんと900〜1500mに生息するという立派な深海魚です。また憧れの魚に出合ってしまいました。その日休みを使い早朝潜りに行きました。梯子まで戻って来ると梯子のすぐ側に大きな影が見えました。そのシルエットは、今まで見た事も無い物でした。近づくと大きさは2m以上はあるミズウオでした、体はボロボロで無数の傷があり、鰭も酷く損傷しており、まさにヨレヨレでした。まともに泳げないのか、殆ど水面を漂う様に泳いでいました。伊豆半島では結構出現するようですが、大島での出現は非常に珍しいでしょう。今回は証拠写真もあるので、その内何かで発表します。水温の下がって来たこれからの時期、こういった深海魚との遭遇に期待が高まります。
(担当 有馬)


2005年12月17日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 西南西11m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 11℃:6℃ 波 高 3,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 06:31 11:46
 相変わらず強い西風の影響で、元町は大時化の状態でした。なので、秋の浜は??? 昨日同様 good なコンディション、さて今日の1本目は、右方面へスジクロ狙いで行って来ました。時折姿が見えない事もあるクダゴンベですが、今日は定位置で確認、狙いのスジクロは多少深めでしたが、2個体見る事ができました。上がり際には、先日見付かったチンアナゴを観察、しかし、遠目にはユラユラ揺れる黒い棒にしか見えません。時折グッっと直角に身体を曲げる独特の動きで「おおぉ!」と判る、そんな感じです。帰りがけは、黄色グレー朱色と3色のイロイザリウオを見て上がってきました。2本目は、”イロイザリ極小サイズが居た!”との 準スタッフ”チハルッチ” の情報を得て正面へ・・・。まずは亀裂でキンチャクガニを確認、そして問題の場所へ・・・。”楽勝で見付かるとタカをくくっていた”のが意外と手強く、丹念に探すこと数分・・・やっと、貝殻の影に身を潜める baby を無事ゲット!久し振りにmm単位の個体と感動のご対面となったのでした。しかし、チビチャンは可愛いですね〜。左砂地ではカスザメが2個体、そしてカミソリウオもペアで健在でした。”段落ち”はずれでは、メガネスズメダイも見られています。左梯子近くではゲストの方が、7〜8cm有りそうなミヤケテグリを発見、前から居るようですが、私は初確認でした。浅場は相変わらず、イワシの子供達が沢山群れています。まだカンパチワラサも頻繁現れ、捕食シーンも見られています。
(担当 柳場)


2005年12月18日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 西風7m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 7℃:3℃ 波 高
日中の降水確率 0% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 07:03  12:20 
 今日は朝からもの凄い寒さになりました。風も強く海から上がって来ると手が切れるように痛く、セッティングを解除するのも大変でした。今日はに行って来ました。駆け下りを進んで行くとムロアジの20匹程の群れがいました。結構立派なサイズのムロアジでした。右下スジクロを狙って行ったのですが、残念ながら今日は出会えませんでした。その代わりダテハゼsp-1は数個体見られました。窒素に負け駆け下りを上がると岩の隙間に大きなソウシイザリウオの姿が見られました。何か食べたのか異様に大きな腹をしていました。その後、うねる浅場を戻って来るとグレーのイザリやイソコンペイトウガニ・マツバギンポ・ハナタツ等が観察出来ました。今日のお魚オキトラギスです。浅場から多くの種類が生息しているトラギス科の魚ですが、実はそのほぼ半数が深場を好んで生息する種類です。このオキトラギスも図鑑に寄っては−50m前後の生息とも書いてあるのですが、最新の検索図鑑では100m付近に生息となっています。深場のトラギスの中では比較的出現話しを耳にしますが、大島で見たのは私はこれが始めてです。良く見る浅場のトラギスとは顔付きが違い、少し丸っこい顔をしています。胸鰭付け根から頭にかけての黄色いラインと尾柄部の黒点が非常に目立ちました。ゲストの方に「撮って撮って」とおねだりし、撮影して頂きました。これも水温低下による副産物なのでしょうか?こういった珍しい魚に出会えるのは嬉しいのですが、どんどん冷たくなるのは辛い物がありますよね。
(担当 有馬)