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2005年12月 第 2週( 05日〜11日迄)

2005年12月05日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃
風 向 き 西南西9m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 10℃:6℃ 波 高 5m
日中の降水確率    20% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 08:13 13:17
 強烈な西風が吹き、JFは欠航していまいました。しかし、秋の浜は昨日よりも静かな海になっていました。正面から左にのんびりと流してきました。グレーのイロイザリウオを見ながら、リクエストのコケギンポsp.に向かいました。寄っても逃げないし、表情はあるしとクローズアップレンズを付けたデジカメには、最適の被写体と言えるでしょう。モンハナシャコのパンチを見せようと指し棒を近づけたのですが、今日は全くやる気無しでした。には可愛いスミレナガハナダイの姿も見られています。クロヘリイトヒキベラの小さい個体も多く目にしました。浅場では、ずっと観察をしていたニシキイトヒキベラがやっと♂になってくれました。クロヘリといいニシキといい今年は実に成長が遅いです。去年なんかとっくに♂が泳ぎ回っていたのですが。他には、マツバギンポ・サザナミヤッコ等が見られました。今日のお魚は、クロイトハゼです。体には2本の黒い縦縞を持ち、まるで昔の新幹線の様な魚です。成長するとペアになり、大きな巣を作ります。砂や貝殻・小石等を集め塚状の巣を作成するのです。ペアで1つの巣に棲めば、もう産卵するしかないでしょう!!と思うのですが、それらしき行動を見た事はありません。やっぱり巣の中に卵を産み付けるのでしょうか?大抵毎年出現するハゼですが、何故か去年は殆ど姿を見ませんでしたが、今年はそれなりの数が出現しています。しかし、先に書いたベラ同様なんか例年に比べサイズが小さい気がします。巣もあまり見かけません。これじゃ〜成長する前にみんな死んでしまいます。どの魚もシーズン早くに流れて来て、冬までにある程度大きくなれると低水温にも強いんですけどね。黒潮の影響って凄くデカイですね〜
(担当 有馬)


2005年12月06日(火)
天 候 晴れ・曇り ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 11℃:5℃ 波 高 3m
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 09:07 14:07
 風が北東に変わり荒れた秋の浜になりました。大きなうねりは、車の後ろでセティングしている我々のそばまで波しぶきを飛ばす程です。ENしてもサージがきつく、10m位まで行かないと落ち着きませんでした。正面をのんびり周って来ました。いつものグレーのイロイザリを見て、正面のハゼ地帯に降りて行きました。水温が少し落ちていたせいか、ヤシャもホタテも出ていませんでした。ヒレネジだけが唯一見られました。ベラ地帯で、クレナイ・ツキノワ・アオスジオグロ等を見た後、辺りを見渡すと数個体のウデフリツノザヤの姿が見られました。もうウミウシシーズンですかね〜 スミレナガハナダイやモンハナシャコを見ていると急に流れがかかって来ました。最近良く流れます。クリアクリーナーシュリンプの穴を覗くとなんと7匹も入っていました。いつの間にこんなに集まってきたのでしょう?浅場では、イロイザリウオ(大・小)・卵を守るタコ等が見られました。2本目には、干潮時を狙って行ったにもかかわらず、ウネリは余計酷くなっていた為入るのを断念・・・ そのまま西側のポイントを王の浜まで見て周ったのですが、どこも荒れていて、そのまま水には浸からず店に戻ってしまいました。明日はもう少し落ち着いてくれると良いのですが・・・ 今日のお魚トラウツボです。大島には通年見られるウツボです。体色もウツボにしては実に綺麗で、幼魚の頃等本当に可愛い魚です。学名は「Muraena pardalis」と言い、種小名の「pardalis」は「雌豹」意味するそうです。どの辺が「雌豹」なんでしょうか?? 実はこのトラウツボ、1属1種の魚でトラウツボ属に属します。確かに後鼻孔も管状に伸びている所等、他種とは違った特徴を持っています。大島では、何故か「かんたろう」と呼ばれています。昔、漁師に何故こう呼ばれているのかを聞いた事があります。その時の答えは「何でって、昔そういう名前の気が荒い奴がいたんだろう」との事でした。いつも口を開けているウツボ達は漁師さんにとっては非常に危険な生き物の様ですね。でも、その「かんたろう」って一体誰?
(担当 有馬)


2005年12月07日(水)
天 候 雨後晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 東北東5m 透 明 度 13m
気 温 (最高:最低) 12℃:6℃ 波 高 2.5m
日中の降水確率 50% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 10:02 15:10
 朝から雨が降っていたのですが陽は差しこんでいるなんともいえない天気でした!!おかげで大きな虹をみることができちょっと得した気分です。。秋の浜には相変わらず大きなうねりがはいってきているため浅場はサージがきつく魚をみるのにも一苦労です。今日は正面にいってきました。ハゼ地帯ではヒレナガネジリンボウygが観察できました。近くではイズカサゴも見られています。なんかこの魚を見ると思わず冬の訪れを感じてしまいます。綺麗な色をしたスナイソギンチャクにはまたマルガザミがついています。あまり動かないのでお勧めの被写体です。右の砂地の入り口のイロイザリウオは時たま移動しているようで今日は近くの岩に付いていました!! 色もだんだんと変化してきています。2本目は正面の際へから左砂地へ・・・。アカオビコテグリ♀キツネベラygカシワハナダイ等が見られています。 左の砂地のカミソリウオは残念ながら♀だけしか目にはいりませんでした。 今年は貴重なので♂が戻ってきてくれるとありがたいのですが・・・。 その他ではイソコンペイトウガニモンツキベラyg、 浅場ではミヤケテグリイロイザリウオygサザナミヤッコygなどが引き続き観察できています。
(担当  荻島)


2005年12月08日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 西南西4m 透 明 度 18m
気 温 (最高:最低) 12℃:6℃ 波 高 2.5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 10:56 16:36
 今日も朝から雨が降っていたのですが昼前から晴れてきました。うねりはだいぶおさまってきたのですが水温が少々下がってきてしまいました。。下がり始めると早いものですね〜今日はアサヒの根にいってきました。。根のトップ付近ではツキノワイトヒキベラ♂が観察できました。。水温が低いせいか動きが少々鈍く色もいまいちでした。。近くの砂地ではヤツシハゼ属1種ー7yg−8もみられています。ベラ地帯ではアオスジオグロベラ♂クレナイイトヒキベラ♂も健在です。共生ハゼ地帯にもよってみたのです残念ながらほぼ全滅でした。イサキの数もだんだんと少なくなってきているような気がします。戻ってくる途中ではクロイトハゼクビアカハゼygシロタスキベラygカシワハナダイコケギンポの仲間などが観察できました。。浅場ではシュンカンハゼマツバギンポヤミテンジクダイygイロイザリウオ数個体などが引き続き見られています。大きい個体はいつもの場所から少し動いていました。。カミソリウオはまたペアーに戻ったようです。    (担当  荻島)


2005年12月09日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 西6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 14℃:6℃ 波 高 3m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮(小潮) 11:48 18:11
 西風のわりにウネリの入った秋の浜になりました。久し振りにに行ってきました。駆け下りネコザメの卵を覗くと中には可愛い赤ちゃんネコザメが入っていました。しかし、残念ながら顔を拝見する事は出来ませんでした。そのまま砂地に降りると昔、セルフのWさんが見つけたというチビジョー君が見られました。チビジョーのわりに隠れもせず、じっくり観察出来ました。リクエストのカスザメを見ながら浅場に向かうと水玉黄色のイロイザリが見られました。もっと小さければ、アイドルのなれるのに・・・といつも思ってしまいます。浅場では、イロイザリウオ(グレー・チビ・特大)の3匹が見られました。梯子の近くでは、Kさんの見つけたハナタツのチビが少し成長していました。ここ数日のウネリにも負けず、良く頑張っているものです。今日のお魚は・・・ではなく、昨日のお魚にします。昨日、憧れだった魚に出会いました。それは、ギマです。「ギマ?何?」と思ったそこのあなた!!今すぐ「ギマ」の文字をコピーしてGoogleに貼り付けましょう。見れない方は図鑑で調べて下さい。 なかなか変った形の魚でしょ〜 昨日、早朝海に入るとスズメダイの中に見慣れない魚が1匹混じっています。瞬間的にギマだと分かったのですが、見る事に没頭しすぎて持っているカメラの存在をすっかり忘れていました。「これが、生きてるギマか〜」と感動している内にギマはドンドン離れて行きました。慌ててカメラを構えたのですが、ストロボが、絞りが、な〜んてやっている内に消え去って行きました。未練たらしく辺りを探してみたのですが、もうその姿は忘却の彼方へと消え去っていたのでした・・・ ビデオなら影くらいは映ったかもしれないのに〜残念。過去に打ち上げられ干物状になったギマを野田浜で拾った事があります。いつかは生きてる奴を!と思っていたのですが、念願がやっと叶いました。こういう事があるとダイビングやってて良かったな〜と心底思うのでした。
(担当 有馬)


2005年12月10日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 西風11m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 12℃:6℃ 波 高 3,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 12:35 05:54
 気持ちの良い青空が広がりました。しかし午後になってから南西の風が強く吹き、西側の海は大荒れ「高速船 ヤバイんじゃないの〜?」との声が聞こえるほどでした。でもこんな時って、秋の浜は”い〜ぃ コンディション”なんですよね〜。だけど、気掛かりもあります。何故か?西風が強く吹くと水温が1〜2℃下がるのです。冷たい水が上がって来るのでしょうか?さて今日は、”左の砂地”から”正面”を上がってきました。タイミングが悪かったのかヒレネジは1匹も確認できず、ヤシャハゼだけ見てカミソリウオへ・・・今年唯一秋の浜で出現した貴重なカミソリウオは、砂地の凹みに身を沈めるようにしてペアで寄り添っていました。砂地に広がる転石地帯には大・小カスザメが2個体、正面の際を上がった所では、1m以上有るネコザメが泳いできました。途中、噛み砕かれた大きな貝の破片が散乱してたので、このネコザメの食事跡かも知れません。水深25メートル付近では、一生懸命巣作りに励むクロイトハゼペア、そして近くでは50cm近いマダコも観察されました。上がり掛けは、アカスジウミタケハゼ・クビアカハゼ、そして相変わらず亀裂に潜むキンチャクガニ、浅場は、イワシの子供達 or キビナゴが沢山群れ、数匹のワラサが右へ左へとその群れを追いかけていました。気温、水温共に下がりつつありますが、まだまだ水中は秋の装いですね。
(担当 柳場)


2005年12月11日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 東風5m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 11℃:5℃ 波 高 3m⇒2m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮(長潮) 13:19  07:07 
 薄雲の多いお天気でしたが、昨日の強風は治まり体感温度は少し上がりました。しかし風が変わった影響で、秋の浜は波立っています。さて今日は、右方面へ先日確認したズグロダテハゼを探しに行って来ました。しかし、周辺に居るのは、ダテハゼのチビばかり、かなり真剣に探したのですが、ガングロ君には出会えませんでした。ゴロタ斜面縁にハタタテハゼ4匹の情報も得ていたのですが、こちらも見付けられずちょっとガッカリ!淋しい気分で上がってきました。正面で見られている亀裂のキンチャクガニは、今日は何故か?表の壁面に出ていました。日中はあまり表に出てこないカニなのに、どうした事でしょう?途中砂地のゴロタでは黄色いイロイザリを確認、かなり以前から観察されてた様ですが、私は始めてのご対面でした。ゴロタ斜面の上縁には、メジナが大きな塊となって群れていました。地味な魚ですが、百匹近い群れになると、それなりに目を引きますね。浅場はアラジン色イロイザリ朱色の巨大イロイザリも健在です。段落ちの壁で変わったウツボを見つけました。変わったと言っても只のウツボbaby だったのですが、下顎が完全にずれてしまいメチャ”噛み合わせが悪そう”でした。これで餌が取れるのか?と・・・ちょっと心配してしまいました。浅場で観察を続けているタコの卵は、一部ハッチアウトした模様です。二割程有ったかなり色付いていた卵が、消えてしまいました。まだ白い卵が沢山有るので、これからもハッチの瞬間に出逢うチャンスは有るのですが、ちょっと残念です。また、卵を守る母ダコが、かなり疲労してきたのが目に見えて判ります。既に1ヶ月以上何も食べずに卵を守る母ダコ・・・可愛そうに思える反面、偉いな〜と感心もしてしまいます。きっと大役を果たした後には、お亡くなりになるのでしょうね。ハッチの瞬間、何としても見届けたいものです。
(担当 柳場)