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2005年11月 第 4週( 21日〜27日迄)

2005年11月21日(月)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 21℃〜22℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 14℃:9℃ 波 高 2m
日中の降水確率    30% 流 れ やや有り
満潮:干潮(中潮) 08:35 13:35
 今日も北東の風が吹き秋の浜にはうねりが入っていました。相変わらず透明度は素晴らしく水温も例年より高く快適な海が続いています。今日は正面の際にいってきました!!深めのところではキツネウオ属の1種が見られています。近くではアサヒハナゴイも観察できました。カシワハナダイは婚姻色を出しているのでなかなか見応えがあります。ダイバーが近づくと普通の体色に戻ってしまうのがちょっと残念です。ホタテツノハゼは今日も機嫌がよく鰭を開いてくれました。。水温が高いからでしょうか?27m付近ではヤシャハゼもホバーリングしていましたし結構寄らさせてくれました。上がってくる途中ではオオアカヒトデに4個体のヒトデヤドリエビがついていたりベラ地帯ではクジャクベラygも観察できました。まだ小さい個体なので目の周りのラインがとても印象的です。イロイザリウオもいろいろな個体を見かけるようになりました。浅場ではマツバギンポも確認できました。留守の時もあるのですが全身出している時もあります。なかなかかわいい個体ですよ〜  (担当 荻島)


2005年11月22日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 北西2m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 17℃:11℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 20% 流 れ あり
満潮:干潮(中潮) 09:24 14:19
 1本目から帰って来たチームから、「ニタリが周ってたよ」とか「新しいクダゴンベがいたよ」とか言う情報をもらいました。しかし、2本目担当に僕に取ってはちょっと深い所には行けないので、ゆっくりのんびり右から正面へ流す事になりました。入るとすぐにカンムリベラの若魚が見られました。柳場さんから教えてもらったハナゴイを見ながら駆け下りを通過し、そのまま砂地に降りました。イロイザリウオを見ながら正面に周るとユビノウトサカにトサカガザミの極小サイズを発見しました。正面では、スミレナガハダイが元気に泳ぎ周っています。浅場に戻りながらモンハナシャコやクビアカハゼ等を観察し、そのままグレーのイロイザリウオに向かいました。ゲストの方が撮影している隙にチビイロイザリを探しに行ったのですが、今日は残念ながら発見出来ませんでした。本当に良く動く個体です。段の上では、マツバギンポやハナタツ・サザナミヤッコyg等が見られました。東京行きの船の時間が15時と大変早い為、「ゆっくりのんびり50分」で上がる予定だったのですが、色々と面白く「ガッツリじっくり90分」になってしまいました(笑) 夕方、戻ってきたセルフの方が「巨大イロイザリが元の場所に戻っていたよ」と教えてくれました。海が荒れた後段落ちに移動していたのですが、よっぽどあの場所が好きなんですね。明日もここに居てくれれば良いのですが。今日のお魚クツワハゼです。大島には普通に見られる地味ハゼの仲間で、最大の特徴は眼から鰓蓋上部まで伸びる黒色線です。産卵時期は初夏〜夏にかけてで、石の下に卵産み付けます。産卵時期を外れた今でも♂は、実に綺麗な体色をしています。求愛という感じではなくもっぱら喧嘩をしている所を良く見ます。調べてみるとどうやら♂は、産卵が終わった後でも暫くの間はテリトリーを守り続けるそうです。と言う事は、体側に光るようなスポットを出しているのは、婚姻色と言うよりも興奮色と言った方が当たっているのかも知れませんね。
(担当 有馬)


2005年11月23日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃〜22℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 17℃:11℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮(小潮) 10:21 15:33
 平日にしては浜に車が多いな〜と思ったら今日は祝日だったんですね。と言ってもあまり平日と変らないのんびりムードです。1本目、ホタテツノハゼリクエストを受けたので見に行きました。最近、見れなかった事はなかったのですが、残念ながら外してしまいました。しかし、アカオビコテグリやスミレナガハナダイ・モンハナシャコ・イロイザリ2個体等をじっくり見ながら上がって来ました。2本目、島民のCちゃんが「カミソリウオが居たよ〜」と情報をくれたので、早速見に行く事にしました。カスザメやクロイトハゼ・ヒレネジ・ヤシャハゼ等を好調に見ながら、情報の場所に行くと何故かカミソリの姿はありません。近くにはホシテンスのygがヒラヒラしているばかり・・・ 結構広範囲に探したのですが、出てくるのはホシテンスばかり・・・ 「これと見間違えたに違いない!!」と訳の分からない言い訳をして、自分を慰めたのでした(涙) 浅場では、ハナタツやマツバギンポ・ミサキスジハゼ等を見ながら終了したのでした。小物はそれなりに見ている筈なのですが、メインの魚を外すととっても駄目なガイドをしたような気がするのは何故でしょうか? 今日のお魚オオスジヒメジです。ダイバーの間ではいまいち注目度の低いヒメジの仲間ですが、実は南方系の種類が大半を占め、死滅として流れて来るのが殆どです。オオスジは比較的珍しい死滅回遊ヒメジです。特徴は吻端から尾柄部まで通る黒線です。この黒線の背側に黄色いラインが入ります。しかし、この黄色に関しては、はっきり入る物と殆ど見えない程薄い物と個体差があります。大抵、他のヒメジ類やイトタマガシラ・ベラ系の幼魚に混ざって行動します。大島は南方系のヒメジ類の殆どが出現しています。大人はあまり可愛くないですが、幼魚は色も綺麗で可愛い物が多いです。よかったら今度、被写体にいかがですか?
(担当 有馬)


2005年11月24日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 西北西2m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 18℃:11℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 20% 流 れ なし
満潮:干潮(小潮) 11:26 18:09
 昨日しくじったホタテツノハゼのリクエストを受けて浜まで行ったのですが、一緒に行ったカナさんから「クダゴンベ見に行く〜すぐ下にはアサヒもいるんだよ〜」なんて話を聞いている内に右下に行く事になりました。一直線にクダゴンベの場所まで行き、探し始めるとカナさんと目が合いました。一緒にクダゴンベを探しているはずのカナさんが両手を大きく広げ、中層を指差しています。どうやらニタリが通ったようです。またやってしまいました・・・ まだ体が透けて見える可愛いクダを見ているとカナさんが、ゲスト1名を連れてドンドン深場に降りて行きます。その場所はどう見ても「シロオビの岩(やや右)」。こうなったらもう誰もカナさんを止められません。「ちょっと話より深いんじゃないか〜」 と思いながら我々も付いて行くとその下には、アサヒ・スジ・サクラダイ・ナガハナダイ等が乱舞する素晴らしい空間がありました。その後は、減圧と残圧に追い立てられ、スジクロやテングダイ・ハナゴイ等をサラッと見ながら浅場へと引き返したのでした。心の準備も無いまま深場に行くとやっぱりドキドキしますね〜 2本目は普通にホタテに行きました。今日はばっちり鰭も全開でした。他には、アカオビコテグリやキンチャクダイyg・モンハナシャコ等を見ながらのんびりと潜りました。今日のお魚は、クダゴンベです。漢字で書くと「管権兵衛」。吻端が管状に伸びているのが由来です。体は赤のチェック模様で、実に可愛らしい魚です。こんなに目立つ格好をしていますが、これがトサカの中に入ると見事に周りの景色に溶け込みます。ただ派手好きと言う訳では無いのです。大島には、通年生息しており、多分繁殖も行われていると予想されます。しかし、私が学生の時、西表でわざわざクダゴンベを見に行った記憶があります。その時は、南にしかいない凄く珍しい魚だと思い込んでいました。今から考えると何故私は西表くんだりまで行ってクダゴンベを見たんでしょう?? 
(担当 有馬)


2005年11月25日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 南西5m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 17℃:11℃ 波 高 2m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮(小潮) 12:27 05:25
 今日は実に素晴らしい一日でした。天気も良く、海も静か。しかし、ダイバーは非常に少ないです。海に潜っていても周りには魚しかいません。右から左までのんびり流してみました。駆け下りハナゴイに挨拶し、砂地に降りるとヤマドリの子供に出会いました。そのすぐ下にはイロイザリも見られます。正面のハゼ地帯では、ハゼを独り占めでした。ヒレネジ・THEネジ・ヤシャ・ホタテ等撮りたい放題でした。スミレナガハナダイも元気に泳ぎ回り、来客の少なさを楽しんでいる様でした。モンハナシャコに念願のシャコパンチをさせてみました。指し棒をちょっと出しただけで、巣穴から飛び出しパンチを1発食らわしてきました。そのまま右へ左へウロウロとしていると可愛いサイズのイロイザリを発見しました。色は蛍光黄色です。やっぱりこの色が一番可愛いですね。段落ちにはまだメガネスズメダイが元気にしていました。マツバギンポやサザナミヤッコ等を見ながら梯子まで戻ると、とっくに90分を越えていました。あまりの気持ちよさに時間を忘れてしまう海です。今日のお魚は、ネジリンボウです。伊豆方面では非常にスタンダートな共生ハゼですが、大島では非常に数が少ない魚です。ネジリンボウと言えば、大抵がヒレナガなのです。もしかするとヤシャハゼよりも数は少ないかもしれません。目と鼻の先の伊豆と大島にはこういった不思議な生物層の差があります。種小名の前半にある「xantho」とは黄色いと言う意味で、後半の「rhinica」は多分、鼻とか嘴とかに由来する物だと思われます。勿論、頭部を黄色いこのハゼの特徴に由来しているのでしょう。調べてみたのですが、後半に関しては多分の域を脱しませんでした。ラテン語は難しい・・・羅和辞典でも買わなきゃ駄目ですかね〜
(担当 有馬)


2005年11月26日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 南西2m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 17℃:11℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(長潮) 13:14 06:40
 雲の多い一日でしたが、秋の浜は凪ぎで暖かく中々good なコンディションでした。さて今日は、ハナダイのリクエストを受け、ちょっと深場を攻めてきました。途中の砂地で、まずは先週見付かったクダゴンベからウオーミングアップ?(深度に慣れる・・・)黄色いヤギに絡んだ紅白のストライプが、バックのブルーにとても映えていました。”ハナダイ地帯”でまず目に入ったのはイトヒキハナダイ、そしてその周辺には、サクラダイが♂♀合わせて数十匹群れていました。ヤギの根元にはヤリイトヒキベラの♀が2個体、そしてその奥にはマダラハナダイの姿も見えました。マダラは、年初めに観察していた個体と同じものと思われるのですが、倍ぐらいの大きさに成長していました。流れも無く水が良かったのでそのまま横移動、”ハナダイの根”では、さらっとキシマ♂をゲットして上がってきました。2本目は、”際”のハナダイ達に照準を合わせ、エントリー・・・しかし、まずは行き掛けの駄賃と軽い気持ちで寄ったホタテツノハゼの処で、ニタリと遭遇・・・カシワアサヒキツネウオ属も影の薄いものとなってしまいました。しかし、ニタリのインパクトは大きいですね。こいつを見た時には、メチャメチャ気分がハイになります。ゲストの方の反応も大きかったので、尚更でしょうか?(笑)戻りがけは、スミレナガハナダイキンチャクガニイロイザリウオハナタツ等をみて上がってきました。
因みにニタリは、私がホタテの鰭を一生懸命開かせようとしている時に、ゲストの方が先に気付いて教えてくれました。いや〜、下を向いてる時に頭上を通過なんて、結構あるんでしょうね。マスクの横にバックミラーが欲しいです。そうすれば、遭遇率が上がるかも知れません・・・笑
(担当 柳場)


2005年11月27日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 西南西9m 透 明 度 18m〜25m
気 温 (最高:最低) 19℃:10℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(若潮) 13:50  07:41 
 今日も良いお天気に恵まれ、絶好のダイビング日和でした。さて1本目は昨日同様、”右のトサカ林”へ・・・。光のカーテンが差し込む青く抜けた中層を進むと、ゴロタ斜面を過ぎた辺りから眼下に点在する大きなトサカが見えてきます。その中から照準を定め、クダゴンベの着いたトサカに向かって徐々に水深を下げ、着底。6cm程の可愛いクダゴンベは、来客の多さに戸惑ってか?昨日とは打って変わって落ち着きが無く、ポリプの周辺を右へ左へと泳ぎ回っていました。泳ぐ姿も可愛いのですが、写真はとても撮りづらそうでした。更に少し深度を下げて、ベニハナダイを2個体ゲット!こちらも淡いピンクの体色に大きな目が印象的な、とても可愛い奴でした。2本目は、オシャレハナダイ確認の情報を得て”アサヒの根”へ、途中寄ったホタテ君はメチャご機嫌で、30cm程まで近づいて皆で囲んでも、一向に隠れず背鰭をバンバン開いていました。結局目的のオシャレは外してしまったのですが、透視度が良いので明るく、根の華やかさだけで充分に満足できました。時折欲張って、ニタリでも通過しないかと中層にも気を配ったのですが、そうは上手くいきませんね。(苦笑)浅場では、和光のTさんとPBのMさんから頂いた情報で、可愛いイロイザリウオを見る事ができました。ありがとうございま〜す。
(担当 柳場)