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2005年06月 第 3週( 13日〜19日迄)

2005年06月13日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 西南西4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 26℃:18℃ 波 高 2m
日中の降水確率    10% 流 れ あり
満潮:干潮(大潮) 07:37 14:52
 天気も良く、波も無い素晴らしい海になりました。1本目は左の砂地に行ってきました。砂地に降りると何かモゾモゾと砂に潜って行く物が目に入りました。もしかしてと思い掘り出してみると案の定アサヒガ二でした。ヒレネジも実に機嫌が良く、近寄ってもホバリングをしてくれました。産卵床に寄ってみると2ペアのアオリイカが産卵に来ていて、産卵シーンもばっちり見る事が出来ました。2本目は正面の根の上に行ってきました。前回、白い「♀」のハナタツと書いてしましたが、これは間違えで実は「♂」です。この場で訂正しておきます。この岩にはもう1匹♂がいます。2人も男を囲っている♀に今日初めて会えました。皮弁の長い♀でした。イロイザリ・ジョーフィッシュ等を見ながら浅場に戻ると目の前にアオスジオグロベラの♂が泳いでいました。♂を見るのは久し振りです。しかし、サイズは♀と同じ位、鼻先もまだ少し白いので、♂に成り立てと言った所でしょうか?段落ちには、またセグロヘビギンポが出現しています。これから数が増えてくれれば良いのですが。その他には、イソコン・ベニイザリ・ミナミハコフグyg等が見られました。今日のお魚ヒフキヨウジです。大島では珍しいヨウジウオです。もともとやや深場の砂泥底を好むせいか、あまり出現はしません。ここ数日全く同じ所で確認されています。大きさも30cm近くあり、中々立派な個体です。ワカヨウジに似ていますが、吻の長さが短いのが特徴です。幼魚の頃は浮遊生活を送るそうで、ついこの間大沼さんが浮いているゴミに寄り添っている所を確認しています。図鑑に寄るとこの時期産卵期を迎えるらしいのですが、今居る個体のお腹は膨らんではいません。今度雌雄をはっきりさせたいと思っています。どうやってかは質問しないで下さい。(笑)
(担当 有馬)


2005年06月14日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃〜20℃
風 向 き 北北東4m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 18℃:22℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 08:37 15:38
 多少雲は多かったものの、梅雨の中休みは嬉しいものです。さて今日は久々にビデオ片手にリサーチDIVE?に行ってきました。春濁りも一段落したのか、青く抜けた気持ちの良い海は水温20℃と暖かく、最高のコンディションでした。午前中に潜ったスタッフから右で大きなカンパチの群れに囲まれ、おまけに4m近い巨大ニタリとも遭遇したと聞き、私も右に・・・。一応目的は、先週末見たウミウシをビデオに収める事なのですが、スケベ心が無い訳ではありません。(笑)トサカ林に降りて行くと、早速背後に殺気が・・・振り向くと7〜80cm有りそうな大きなカンパチが3匹向かってきました。”オオォゥ!これか〜”一瞬ワクワクしましたが、後が続きません。ちょっとガッカリして前を向くと、今度は大きな影が近づいてきました。しかしよく見ると、絡み合いながら泳いでくる2匹のホウキハタでした。80cm程の個体がじゃれ合う様な感じですぐ横を通り過ぎたので、これはこれで面白かったですが・・・。さて目的のマミラートゥスは10m程移動してましたが、20cm近い巨体なのですぐに見つかりました。山吹色に蛍光ブルーのリングがとても鮮やかなウミウシで、意外と動きが早いのには驚きました。3日も経っているのによく近くに居たものです。ひとしきり撮影した後まだエアーも有ったので、左の産卵床(アオリイカ狙い)に行ってみました。数個体ペアが来ている事を確認してにじり寄ろうと腹ばいになった時、目の前に三角の貝がありました。そして円錐形の殻の下縁には、見慣れたスリットが入っていました。そう!なんと!オキナエビスの殻だったのです。石灰質の付着物に覆われていましたが、左程欠けてない完品に近いものでした。又ヤドカリでも入ってるかと思ったのですが、これは何故か?空き家でした。肉厚の貝で、おまけに付着物も着き重かったので脱ぎ捨てられたのかも知れませんね。(笑)
(担当 柳場)


2005年06月15日(水)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 北東10m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 20℃:19℃ 波 高 3m
日中の降水確率 90% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 10:04 16:35
 予報どおり今日は強い北東の風が吹き朝から雨が降り続けています。残念ながら本格的に梅雨入りした模様です。秋の浜には強いうねりがはいっているように見えたのですが飛び込んでみるとそれほどサージはきつくなく透明度も良く水温も上がっていました!!中層を泳いでいくと20匹くらいのカンパチの群れに出くわしました。好奇心旺盛なようで周りをぐるぐる泳いでくれました。正面の際では引き続きアサヒハナゴイコウリンハナダイが観察できます!!35m付近ではイズハナダイの仲間も見られ砂地との際を上がってくるとネコザメに出会いまいた。大きい個体で体色もかなり黒くなっていました。今年はなんだかネコザメをよく見かけます!!アオリイカの産卵はまだまだ好調です。今日も2ペアーとはぐれ♂が1匹確認できました。今日ははぐれ♂がいたため♂同士の喧嘩が観察できました。♀を守るために足を広げて威嚇するところや体色が変化したりするところはなかなか迫力があります。産卵床にはアオリイカを狙っているのでしょうか?それとも産卵床を隠れ家にしているのでしょうか?いつもウツボがいます。産みたてのアオリイカの卵に囲まれているウツボもとても綺麗で見応えがあります。緑色の葉っぱがついていたらしていたらもっと綺麗かも・・・。(担当  荻島)


2005年06月16日(木)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 20℃:19℃ 波 高 2.5m
日中の降水確率 90% 流 れ 無し
満潮:干潮(長潮) 11:45 06:13
 残念ながら今日も雨が降り続き気温も上がらず肌寒い1日でした・・・・。秋の浜のうねりはとれ昨日に引き続き水温も高く海のなかはまずまずのコンディションです!!今日は正面から左の砂地へいってきました。正面でネジリンボウを見ているとまたまたカンパチが現れました。残念ながら数は少なく6匹だけでした。オハギの岩では婚姻色をだしているクレナイイトヒキベラ♂が見られています。今日はイトヒキベラの♀にアタックしていてフラッシングしている姿も見ることができました!!鰭を全開にしている姿はかなり綺麗です。落っこちそうな岩の下ではインターネットウミウシが3匹かたまっていましたし近くではキイボキヌハダウミウシも見られました。今日もアオリイカの産卵を見てきました。今日は全部で11匹(5ペアーとはぐれ♂1匹)のアオリイカが観察できました。ちなみに本日、追加で新しいアオリイカの産卵床が入っていました。もっと集まってくれるといいのですが・・・・週末が楽しみです。浅場ではキンチャクガニイロイザリウオ等が観察できました!!イロイザリウオは現地ガイドのT君が教えてくれました〜久々に見る朱色の個体です。。      (担当  荻島)


2005年06月17日(金)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 南南西5m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 23℃:18℃ 波 高 2m
日中の降水確率 20% 流 れ 少々
満潮:干潮(若潮) 13:22 07:16
 久し振りに雨が上がってくれましたが、いまいちスッキりしない天気です。海は非常に静かで、水温も高く実に良いコンディションです。正面の際から左の砂地に周ってきました。根の上では、キツネベラ&アマミスズメダイのygが見られました。フタイロハナゴイも元気に泳いでいました。ヒフキヨウジは結構深くまで降りていました。20m位でふと中層を見上げるとニタリが現れました。ゆっくりと沖に向かって泳ぎ去って行きました。少し泳ぎ始めまた見上げるとまた大きな影が、一瞬ニタリが帰ってきた!と思ったのですが、今度は柳場さんでした(笑) アオリイカは最近実に調子が良く、多い時は7ペア位が産卵をしにきています。産卵床にはウツボが隠れている事が多く、多分アオリイカを狙っているのだろうという話でしたが、今までその現場を見た事はありませんでした。しかし、今日目の前でウツボに1匹の♀が食われてしまいました。産卵に来た♀を素早くキャッチしたウツボは、砂煙と共に産卵床から飛び出してきました。どこにこんなに隠れていたの?と言う程ウツボが集まって来て、あっという間に足と頭は無くなりました。合計6匹のウツボが、まるで絡まる様にして、イカを貪り食っていました。実に貴重な光景でした。イカには可愛そうですが・・・ しかし、その後もアオリイカの群れはゆっくり産卵床に近づいて来ていました。逞しいもんですね〜 今日のお魚イズハナダイ属の1種です。大島では普通に見られるハナダイです。しかし、イズハナダイの仲間のであまり堂々と表には出ていません。大きさは4cm程で、一見チビハナダイに似るのですが、尾柄の白点は1つしか入りません。学名はPteranthias winniensis  と言いこれも学名はあるけど和名の無い魚の類です。分布は非常に広く、マーシャル諸島から紅海、日本では琉球列島からも報告があります。ま〜とびきり綺麗という訳でもなく、写真も撮り辛い魚なので、ゲストに見せても「ふ〜ん」位で終わってしまいます。最近、結構頻繁にその姿を見ます。ペアで同じ亀裂にでも居てくれれば面白いんですが。
(担当 有馬)


2005年06月18日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃〜21℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 13m〜18m
気 温 (最高:最低) 18℃:26℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 14:41 08:02
 曇り空の予報に反し日が射すお天気に、皆大喜びの一日でした。明日もこの天気が続けばいいのですが、”そうは問屋が卸さない”みたいですね。さて今日の1本目は、正面から左砂地へ出て、アオリの産卵を見に行く予定でした。正面では何時ものハナタツペアに挨拶、そして水深20m付近に差し掛かると、潮の流れに誘発されてか?イトヒキベラホンベラが盛んに放精放卵をしていました。しかし、周辺にはコガネスズメダイが集まり、産んだ端からパクパク捕食しています。今更ですが、自然界で生き残るのって大変な事ですね。あちらこちらでマツバスズメダイの子育ても始まっています。普通は30〜40cm四方のゴロタ表面を綺麗に掃除して産卵床を作り、其処に卵を産み付けます。時折海藻(ヒラミル等)に産み付けてる個体も居るのですが、今日見たマツバヒロメアントクメとも言う)の表面に産み付けていました。産卵床作りが面倒で、ツルッとした海藻に産み付けたのでしょうか?しかし波で揺れる海藻に着いた卵は半分近くが剥がれかかっていました。やはり横着?はいけませんね。(苦笑)正面の何時ものジョーが卵を持っていました。最近になって近くに2個体増えたのですが、永かった彼の独身生活に終止符が打たれたようです。これからの卵の成長が楽しみですね。さて一通り見てアオリの産卵床を目指し砂地に出ると、目の前に群れたイサキの向こうに、大きな影が見えました。近づいてくる影は3m程の中ニタリでした。何時もは通り過ぎる事が多いのですが、このニタリ通り過ぎるかと思いきや、すぐに反転して戻ってきます。久し振りに数分間に亘って、あらゆる角度からジックリと観察する事ができました。しかし、予期せぬ流れと、このニタリの出現でアオリの産卵床行きは2DIVE目に持ち越しとなりました。2本目はメガネウオの情報を貰い、早めに左砂地へ・・・カスザメイボイソバナガニを観察した後、無事メガネウオもゲットする事ができました。アオリイカは午前中に比べると少なかった様ですが、3ペアは確認できました。今日はこの他に、2m近いクロマグロ5本の情報と、メバチ50本の情報も入りました。潮も暖かくなったし、黒潮が近づいているのでしょうね。この状態が暫く続くと嬉しいのですが・・・。
(担当 柳場)


2005年06月19日(
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 19℃〜21℃
風 向 き 南西3m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 24℃:18℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 50% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 15:43  08:44 
 一日中雲に覆われていましたが雨には降られず、この時期としてはまずまずの週末を過ごす事ができました。さて秋の浜は、鏡のように静かな海で、水面を眺めると一目でダイバーの居る位置が確認できます。水の中は昨日に比べると多少透視度が落ち、陽が無い分暗く感じました。今日の1本目は、”右トサカ林”クダゴンベ狙いで行ってきました。この個体、見つかった当初は3cm程の子供でした。それが今では7〜8cmに成長しています。3年以上も同じ岩に着いていると言う事は、余程居心地が良いのでしょうね。暫く観察されていた近くのオオモンが見当たりませんでした。トサカの幹に付着していたワタトリカイメンも少なくなってしまったので、場所を変えたのかも知れません。このコースを通る時のお楽しみだったので、また近くで現れると良いのですが・・・。ゴロタ斜面の下では、大きなヒラメが休んでいました。中層には相変わらず、美味しそうなイサキが群れています。2本目は”正面から際”ニタリ狙いで潜ってきました。しかし、世の中それ程甘くありませんでした。おまけに昨日の1DIVE目には観察された正面のイロイザリウオも、消えてしまいました。午後潜ってきたスタッフの情報では、先のクダゴンベの側でニセボロカサゴが見られたそうです。10cm弱の赤い個体で、とても綺麗だったとの事でした。また暫く観察できるといいですね。
(担当 柳場)