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2005年04月 第 2週( 11日〜17日迄)

2005年04月11日(月)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 北東7m 透 明 度 12m
気 温 (最高:最低) 18℃:9℃ 波 高 3m
日中の降水確率    60% 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 05:45 12:25

 生憎の雨模様になってしまいました。折角咲いた桜も散ってしまっています。水面にはその花びらが一面に浮かび水底から見上げると実に綺麗です。今日は久し振りにオカワリをしてきました。キシマ・イトヒキ・マダラ等の定番のハナダイ達はもちろん、クロオビスズキダイダイヨウジも見られました。ベニハゼ達も多くベニハゼ属の1種−11(通称 IOPベニハゼ&オニベニハゼ)、 15(頭部が紫色のタイプ)、眼の上下にピンクのラインが入る、黄色いベニハゼの仲間等が見られました。特に11の数が非常に多くビックリしました。(番号は「日本のハゼ」に合わせてあります。)カナさんが面白い光景を見たそうです。昼間から堂々とネコザメがサザエを食べていたそうです。大きな音を立て豪快に食べていたそうです。日中から捕食とは、やはり天気が悪く水中が暗いせいでしょうか?今日のお魚ナガサキスズメダイです。体色が暗いブルーのせいか、多く居る割にいまいち注目度の低い普通種です。しかし、幼魚は、実に綺麗な青で背鰭に黒の眼状斑があります。学名はPomacentrus nagasakiensis と言い、この種小名に付いている「〜ensis」とは「〜産の」と言う意味を持ちます。今、段落ちに尾鰭の無いナガサキスズメがいます。発見したのは4日前で今観察中です。この尾鰭が復元するのか、それともこの個体が消えてしまうか、今後が楽しみです。
(担当 有馬)



2005年04月12日(火)
天 候 ポイント:野田浜 水 温 15℃
風 向 き 北北東8m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 8℃:6℃ 波 高 3,0m
日中の降水確率 90% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 06:04 12:57
 朝から殆ど気温が上がらず、寒い一日でした。そして、昨日から吹き始めた北風の為に秋の浜は大荒れ、と、言う訳で久々に野田浜へ潜ってきました。段を落ちた所は、相変わらず小砂利を敷き詰めた広場の様になり、水路も埋まったままでした。多少左の溜まりには砂が戻ってきてますが、まだ大きなゴロタが露出しています。さて今日は、減圧の心配も無くのんびりリサーチ・・・と思い、ちょっと楽しみだったのですが、やはりこの時期魚が少ないですね。アーチに辿り着くまでに見たものは、イシガキフグネンブツダイクロホシイシモチだけ、アーチの中もニザダイが数匹にアカハタのみと閑散としていました。暗い為か?ササノハベラ等は岩の亀裂に潜り込み既に寝の態勢、キンギョハナダイ達も岩壁近くで固まり、如何にも”たむろってる”と言う感じで動きがありませんでした。帰りがけ”小アーチ”に向かう手前の奥まった凹みで、K氏が大きなゾウリエビを発見、唯一これだけが今回のヒット!でした。
(担当 柳場)


2005年04月13日(水)
天 候 雨後曇り ポイント:秋の浜 水 温 15℃
風 向 き 南西5m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 10℃:8℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 06:24 13:30
 どんよりしたお天気で、予報に反し気温も上がりませんでした。さて今日は、昨日と打って変わって静かになった秋の浜へ・・・”右トサカ林入り口”から”正面”を横切り、”際”を上がってきました。トサカ林へ行く途中のゴロタ斜面には、アマミスズメダイが2個体越冬しています。1匹は、周辺に居るミヤケスズメダイ等と変わらない大きさまで育った完全な成魚です。もう1個体は、6cm程のまだ体の周辺にブルーが入った若魚です。先週末観察されていたソウシイザリウオは、2個体とも消えていました。もう少し浅い場所でペアが現れると観察し易いのですが・・・。相変わらず黄色いカイメンには、オオモンイザリウオが張り付いていました。中々良い隠れ家になっているようです。以前から”−30の岩”と呼んでいたゴロタが、最近ちょっと気に入っています。色とりどりのウミトサカヤギの仲間達、そしてウミシダカイメン等に彩られ、とてもカラフルなのです。数個体のウイゴンベがチョロチョロ泳ぎ回り、岩肌の小さな亀裂にはチビハナダイロボコンことアナモリチュウコシオリエビ等が潜んでいます。正面の砂地は流石にこの時期、ちょっと淋しいですね。ハゼは、オニハゼダテハゼしか目に留まりませんでした。際では、インターネットウミウシロボコンヒブサミノハナミドリガイの仲間等を見て上がってきました。浅場では、グローバルの一部で最近盛り上がっているヒドロの仲間を捜索、エアーも残り少なくなった上がり際にやっと1個体確認しました。しかし、今まで見たことの無いオレンジ色の生殖嚢?(アレ?違ったっけ・・・)を持った個体に、ちょっと興奮した私でした。
(担当 柳場)


2005年04月14日(木)
天 候 はれ ポイント:秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 南5m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 19℃:13℃ 波 高 2m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 06:45 14:06
 昨日とは打って変わっていい天気にりました。海も静かで最高のダイビング日和でした。1本目は正面に行ってきました。水温が上がっていたのでハゼを見に行きました。なんとかヤシャハゼは顔を出していてくれましたが、すぐに隠れてしまいました。その側では、ゲストの方にウミテングを見せてもらいました。最近、アミの仲間が多く水底を泳いでいます。チビジョーフィッシュがなんとそれを食べるシーンに出会えました。アミが穴の上に来た途端、素早く穴から顔を出し、食べてしまいました。こんな物を食べているんですね〜 2本目は左の砂地へ。久し振りにダンナンウミヘビに出会いました。かなり立派な個体でした。オオモンイザリウオはいつもの岩に乗っていました。浅場では、ヒメキンチャクガニを発見しました。なかなかの大きな個体でした。しかし、残念な事にイソギンチャクを全く持っていませんでした。一体どうしてしまったのでしょう・・・  これじゃ〜「ヒメガニ」です。今日のお魚メガネウオです。冬場水温が下がると、決まって左の砂地に現れる魚です。通常は砂地に潜っています。一回、目に入ればすぐにメガネウオだと分かるのですが、うまく隠れている為、結構ガイド泣かせの魚です。面白い事にこの魚、長い下を使って餌を誘き寄せ食べています。その下はまるでゴカイその物です。今日は地元ガイドのM君に教えてもらいました。何故か全身出ていたのですが・・・ まっそういう事もあるでしょう(笑) 全く動かず、じっくり観察出来てのでいろいろ発見出来ました。まず鰓蓋にある棘ですが、結構固く鋭いです。そして顔、砂に潜った状態で餌を取るために全てのパーツが上に付いています。横から見るとこれがまた面白いのです。じっくり見れば見るほど面白い魚でした。M君ありがと〜〜
(担当 有馬)


2005年04月15日(金)
天 候 晴れ ポイント: 水 温 16℃
風 向 き 南南西7m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 21℃:10℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮(小潮) 07:07 14:53
 先日、このログをアップし終わった後、カナさんがニセボロカサゴのペアを発見して帰ってきました。今日は少し場所を変え1匹になっていたそうです。私はと言えば、45分も探したのに見つかりませんでした。情けない・・・そんなニセボロ探しに時間を使い過ぎて、あまり広範囲にはリサーチ出来なかったのですが、1箇所でじっくり潜るとそれなりに発見があります。海藻の間からは、ホソウミヤッコオグロベラ等が顔を出すし、コウライトラギスは縄張り争いしていました。物凄い勢いで噛み付き合い、鰭を広げて威嚇しあっていました。ホンベラも喧嘩していました。産卵時期に向けて♂は忙しいのでしょう。黄色いイロイザリは定位置で見られました。浅場では、ミサキスジハゼ、ベニイザリウオ等が見られました。今更ながら、今一部で大盛り上がりのヒドロ虫の仲間を始めて見てきました。変な生き物ですね〜本当。今日のお魚メバルです。最近、浅場に幼魚が集まり、実に春らしい光景を作っています。この何処にでもいる魚ですが、実は謎が多く現在、3種類に分類されています。胸鰭軟条数や予備的なDNA検査もされており、今のでは3種とも別種という事になっています。ま〜生殖的隔離もあるという事なので別種で間違えないでしょう。体色も異なり赤色型(a型)・黒色型(b型)・茶色型(c型)と分けられています。これは、生時の体色では無いと思いますが、実際には赤・青・茶色と言う感じに見える様です。じゃ〜大島にいるのは?と言うと、ちょっと一概には言えません。結構、色彩的変異が激しくからです。今年は、ちょっと気にして見てみようと思っています。
(担当 有馬)


2005年04月16日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 北西4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 20℃:8℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(小潮) 07:30 16:06
 秋の浜は凪ぎで透視度も良く、最高のコンディションでした。浅場では、あちらこちらでタカベの幼魚が群れを作っています。陽の光を浴びて輝く群れを見ていると、それだけで幸せな気分に浸れます。今日は、久々にユウレイクラゲが沢山流れ着いていました。しかし半数以上がかなり傷んで、浮遊する事もできない状態でした。沈んでいる個体を幾つか観察してみたのですが、流石にアジ系の幼魚やハナビラウオの姿も殆ど見えませんでした。さて今日の1本目は、この所週末恒例となった”シロオビの岩”へ行ってきました。目的のマダラアサヒはどちらも不在だったのですが、ウチワ周辺では、シマキツネベラヤリイトヒキベラ♂等が観察されました。帰りがけの右の砂地には、カスザメが2個体、そして正面では、一昨日カナさんが見つけたニゼボロカサゴを見てきました。実はこの魚、あまり動き回らないので段々体に藻が着いてきます。しかしある程度藻が着くと、その重さでなのか?魚が意図的に脱皮するのか?判りませんが、体表の粘膜毎藻がすっかり剥がれ落ちるのです。今日の個体は、一昨日見た映像と比べると、見違えるように綺麗になっていました。
(担当 柳場)


2005年04月17日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃
風 向 き 南西7m 透 明 度 13m〜18m
気 温 (最高:最低) 20℃:8℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮(小潮) 07:49  17:50 
 気持ちの良い青空が広がり、昨日に引き続き海の方も中々のコンディションでした。しかし、午後になって少し濁り水が入ってきたのが心配です。さて今日の1本目は、”右トサカ林”からゆっくり”正面”へ回ってきました。中層には、相変わらずユウレイクラゲがフワフワと漂い、”何か付いて居ないか?”と、思わず引き寄せられてしまいます。浅い所では、海藻に触手が絡んで動けなくなった個体も幾つかありました。獲物を捕らえるはずの触手が、逆に我が身の自由を奪ってしまうとは何とも皮肉なものですね。トサカ林ではソウシイザリウオを探したのですが、目に入ってきませんでした。後で聞いた話では、居たらしいのですが・・・・・。相変わらずオオモンは同じ場所に着いています。帰りがけに寄った”−30の岩”では、イボイソバナガニヨソギウイゴンベ等を観察、ゴロタ地帯に入る辺りでは、大きなイズカサゴも見られました。2本目は”正面”から”際”へ出て上がってきました。水深24付近のトサカの根元では、今日もニセボロがペアで観察され、1個体は昨日以上に鮮やかな朱色になっていました。ライトを当てると目の下の白い涙模様がくっきりと浮かび上がり、本当に綺麗です。際ではここ数ヶ月観察されているハナミノカサゴが、ウスバワツナギソウに寄り添っていました。浅場に戻ってきてトウシマコケギンポを観察していると、目の前に大きな赤いワレカラが流れてきました。すると!なんとトウシマが”パクッ”っと食い付いたのです。今までワレカラが何かに食べられると言うシーンは見た事が無かったので、ちょっと衝撃的でした。「きっとミシミシして美味くないんだろうな〜」と思うのですが・・・。
(担当 柳場)