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2005年04月 第 1週( 4日〜10日迄)

2005年04月04日(月)
天 候 曇り ポイント:ケイカイ 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 北北東m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 12℃:6℃ 波 高 3,0m
日中の降水確率    40% 流 れ 少々
満潮:干潮(若潮) 12:53 08:21
 北東の風が吹き、秋の浜は大荒れになってしまいました。午後には多少落ち着きましたが、たまには他のポイントをと言う事で、ケイカイの”ブラザーズロック”へ行ってきました。北側から多少ウネリは来るものの水中は秋の浜より明るく水温も高めでした。水路の入り口では、10cm程に成長したブチススキベラを確認しました。秋の浜では殆ど見掛けなくなりましたが、西側では生き残っているのですね。水路に入って暫く進むと、左の根を乗り越えてドチザメが向かってきました。「お〜ぉ真正面から来るぞ〜!」とちょっと身構えたのですが、4〜5m前まで来ていきなり慌てた様子で反転し、沖へ逃げていきました。やはり、目はかなり悪そうです。(苦笑)眼下に広がる入り組んだ地形を堪能しながら進んでいくと、岩陰に大きな魚の影が・・・そっと根の裏に廻り岩陰を覗くと、クエが背中を向けてボーっとしてました。気付かれないように息を潜めながら近づいたのですが、こらえきれず排気した瞬間・・・彼は砂煙を残して立ち去ってしまいました。行き掛けに寄った”ヒゲダイの根”ではテングダイを2個体確認、そして”ブラザーズロック”に近づくと、今度は根の上に大きな影が・・・よく見ると1m以上ある大きなカメが泳いでいました。根の周辺にはドチザメが3個体カスザメが1匹休んでいました。根の周囲をゆっくり回っていると、今度は上から降りてきた2m近いドチザメが、私の横擦れ擦れを通り過ぎていきました。私の存在などまるで無いかの様な堂々とした泳ぎっぷりには、少し感動してしました。帰りがけ”18の壁”まで来ると、今度は先程より二回りほど小さなカメが沖に向かって泳いでいました。この他には、片手では足りない程のアオブダイ、たまにはこんな大物三昧のダイビングは如何でしょう?ちょっと泳ぎますが、流れの余り無い時に是非リクエストしてみてください。(波で侵食されたのか?ケイカイのエントリー口がとても入り易くなっていました。)
(担当 柳場)


2005年04月05日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 南西9m 透 明 度 13m〜15m
気 温 (最高:最低) 19℃:8℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 0% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 14:30 09:03
 気持ちの良い青空が広がりましたが南西の風が強く、午後には秋の浜にも波が周ってきました。透視度は相変わらずですが、多少水温が上がっている様に感じました。さて今日の1本目は、”正面”をゆっくり周ってきました。以前から観察されている未記載種の黄コケギンポは、同じ場所に3個体になりました。黄イロイザリbaby も相変わらず同じ岩で観察されています。周辺の玉砂利混じりの砂溜まりには、サンゴトラギスが居ます。今日は私達を意識していたのか?こちらを見ながら小刻みなジャンプをズ〜ッと続けていました。(♀の前で♂がよく見せる行動なのですが・・・)近くのトゲトサカには、今まで見た事も無いような大きなナカソネカニダマシが着いていました。このカニ何時もは、すぐにポリプの中に潜り込んでしまうのですが、今日の個体は1分近く動かず写真を撮り放題、実にいい奴でした。”25の岩”周辺にはこの所、必ず大きなインターネットウミウシが居ます。”ガレバ”では久々にオグロベラを確認しました。しかも♂♀のペア、しかし流石にこの水温、♂の体色は黒ずんであまりよくありませんでした。♀の方は大きくて綺麗だったのですが・・・。浅場では、久し振りにカイメンガニのペアを観察しました。着けているのはイソバナカイメンだけで派手さはありませんが、何時見ても思わず”プップッ!!”と笑いたくなる変な奴です。2本目は”左の砂地”へ行ってきました。狙いはメガネウオだったのですが今日も外してしまい、イズカサゴ・オオモンイザリウオ・イボイソバナガニ・ガラスハゼ・セミホウボウ・タツノイトコペア等を見て上がってきました。今、ワレカラが繁殖時期です。紅藻類を振ると、数え切れない程のワレカラがバラバラっと出てきます。細かいムシの群れに強い方は一寸試してみてください。結構面白くて嵌まりますよ。
(担当 柳場)


2005年04月06日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 南西9m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 19℃:9℃ 波 高 2.5m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 15:25 09:38
 今日も天気に恵まれた1日でした!!透明度も悪くなく水温も上がってきておりなかなかのコンディションです。今日の1本目は正面をゆっくり周ってきました。甲殻類を中心にナカザワイソバナガニイソコンペイトウガニマルガザミアカホシカクレエビ等を見てきました。最近、アカホシカクレエビがアカエソやタカノハダイ等をクリーニングしている姿をよく見かけます。2本目は右のトサカ林方面へいってきました。クダゴンベの近くの岩陰で今日もかなり大きい個体のソウシイザリウオが確認できました!!岩の隙間から顔をこちらに向けてくれていたため正面顔が覗けました。最近、ソウシイザリウオは頻繁に出没しているようです。またガレ場ではキツネベラygトサヤッコ♀など、30の岩の近くではカスザメが見られました!!浅場では黄色いカイメンについているフトスジイレズミハゼや引き続き観察されているカイメンガニ等がお勧めの被写体です!!  (担当  荻島)


2005年04月07日(木)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 南西10m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 19℃:16℃ 波 高 3m
日中の降水確率 30% 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 16:10 10:12
 今日は時たま陽が差し込むのですがどんよりと曇った1日でした・・・朝のうちは秋の浜にも西側からの波がまわりこんできていたのですが午後にはだいぶ落ち着いてきました。今日は正面左の砂地へ行ってきました!!正面のガレ場では4cm位はあるでしょうか?クジャクベラが生き残ってくれています。このまま成長してできればオスになってくれるとありがたいのですが・・・上がってくる途中ではインターネットウミウシオオモンイザリウオ等を観察してきました。オオモンイザリウオは写真が撮りづらそうな岩の下側についていました。2本目は左の砂地へ・・・・18m付近の岩周辺ではアナモリチュウコシオリエビが数個体見られ、近くのウミテングも健在です。オオモンイオザリウオygも確認してきました。。今日はウスバワツナギソウに身を寄せていたのでなかなかの見応えでした。近くにはとても大きなワレカラの仲間もいます。浅場ではキマダラハゼがみられています。今日はあまり急いで逃げませんでした。出来るだけゆっくりと石を捲るのがコツなようです!!  (担当  荻島)


2005年04月08日(金)
天 候 はれ ポイント:秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 南南東6m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 22℃:8℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 16:52 10:46
 実に静かな海になりました。1本目は正面の際に行ってきました。いつものオオモンイザリウオに挨拶をし降りて行きました。魚と言うより、ウミウシが多く目に入りました。ちょっと深場にはボブサンウミウシがずっと見られています。今日はその横にシモフリカメサンウミウシも見られました。ボブサンの横にカメサンが・・・ 名前だけ読むとなんの事を言ってるのか分かりませんね(笑) コガネスズメの近似種も見てきましたが、あまり成長が見られません。2本目は、左の砂地に行ってきました。ここにも可愛いサイズのオオモンがいます。今日もウスバワツナギソウの側にいました。ミズヒキガニがなんとウミエラに2匹も乗っていました。こんな物に乗っているのは初めてみました。その他、3cm程のテンスモドキygタツノイトコ(ペア)、アワセイソハゼ属の1種等が見られました。今日のお魚オビアナハゼです。大島には通年生息している魚で、冬の時期に産卵期を迎えます。図鑑に寄ればホヤ類の中に卵を産むとありますが、大島ではカイメン類に産むのが主流です。今日なんと産卵の瞬間に遭遇出来ました。やや深い水深で産卵管を出したメスがカイメンの側をウロウロしていました。見ているとすぐに1つのカイメンに乗り体を震わせて始めました。大きく口を開け、体を震わす仕草はまるで「産みの苦しみ」を現しているかの様にも見えました。時間にして20秒位で産卵は終わり、メスはその場から動かなくなってしまいました。そっとカイメンの中を覗くと中には赤味を帯びた卵が数個産み付けられていました。今後の観察が楽しみです。カイメン類には他にもコウイカの仲間等が産卵に使います。放っておいても新鮮な水が供給されるカイメンの中は彼らにとって絶好の産卵床なのでしょう。
(担当 有馬)


2005年04月09日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 西南西3m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 20℃:9℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 05:05 11:19
 風も穏やかな良い週末となりました。秋の浜も凪ぎで透視度もまず々、明るい海はいいですね〜。今日は”右のトサカ林”へ行ってきました。この所、右ゴロタ斜面にはミヤケスズメダイが集まっています。まだ繁殖シーズンには早いのですが、そろそろ相手選びが始まってるのでしょうか?今日も何時もの場所にソウシが入っていました。そしてフト!横を見ると、更に一回り大きな顔が・・・「2個体居るらしい」とは聞いていたのですが、やはりペアだったのですね。ピンクがかった個体の方は心なしかお腹が大きく見えたのは、気のせいでしょうか?2DIVE目、数ヶ月前から大沼氏が観察している変な物体?をビデオ撮りに行ってきました。この物体・・・掲示板に写真が投稿されているのでご覧になっている方も多いと思いますが、全身にプツプツの刺胞体を持っています。そして面白い事に、体が伸びたり縮んだりするのです。そして投稿写真にも写っていると思いますが、オレンジ色の他の物体(コペポーダ?)も取り付いています。夕方撮ってきたビデオを再生して判ったのですが、何と!オレンジ色の物体は、変な物体(ヒドロ虫の仲間らしい・・・)刺胞体をむしり取っていたのです。普段私達が目にしない場所には、名も無い何とも奇妙な生き物達がまだまだ沢山居て、誰も見た事無い不思議な生態行動が繰り広げられているのですね。この物体に関しては、これから学者さんの手によって色々解明されていきそうです。新しい情報が入り次第トピックスに掲載しますので、是非見てくださいね。
(担当 柳場)


2005年04月10日(
天 候 晴れ・曇り ポイント:秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 南西7m 透 明 度 10m
気 温 (最高:最低) 21℃:14℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 05:25  11:52 
 今日も静かな海になりました。しかし、若干透明度が落ちてきてしまいました。今日は正面の際に行ってきました。際ではまだボブサン・カメサンが見られているそうです。私は今日はボブサンしか目に入りませんでした。上がり際にはチビハナダイコールマンウミウシが見られました。先日、産み付けられたオビアナハゼの卵は、大分赤味が治まり黄色くなってきていました。浅場でセルフの方に3mm程の極小ウミウシを見せてもらいました。調べてみるとインディアンウミウシという名前でした。オオモンイザリウオイロイザリウオ(黄色)は今日も定位置にいました。なんだかウミウシがやたらと目に入る様になってきてしまいました。昨日のログにあったソウシイザリウオ2匹も健在だったそうです。今なら1ダイブで4種類のイザリウオを見る事が出来ます。今日のお魚は・・・今日という訳では無いのですが、先週日曜日に出現した。アオメエソ科の1種について書いてみたいと思います。一応、正式な結果報告といった感じです。もう掲示板で書かれていますが、書いてある通り「アオメエソ科の1種」です。日本産のこの科の仲間は7種類います。画像から読み取れる限り3種類位に絞れます。分布域等からみると「アオメエソ」or「トモメヒカリ」のどちらか?と言ったところでうしょか?(自信は無いですが・・・) どちらにしろかなりの深海性で浅くて250mと書いてあります。こんな深場の魚が上がって来るとは秋の浜にお底の深さには驚かされます。実物は輝く様な青で、ブルーの目の上に入る黄色のアイシャドウが実に美しく見えました。専門家の方によれば生態写真は実に珍しく大変貴重だそうです。こんな超レア魚に会えると「ダイビングやって本当よかったな〜」と心底思うのでした。
(担当 有馬)