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2005年03月 第 2週( 07日〜13日迄)
| 2005年03月07日(月) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃ |
| 風 向 き | 南西9m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 13℃:8℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) | 14:23 | 09:17 |
| 毎日毎日天気が良く変わるものですね〜 今日は実に良い天気でした。秋の浜も大変静かになっていました。今日は左の砂地を中心にじっくり周ってきました。ゴロタの駆け下りにはオオアカヒトデに付いたヒトデヤドリエビが見られました。砂地ではいつのもテンスモドキやコウベダルマガレイ、アカホシカクレエビ等が見られます。出来ればメガネウオでも見たいと思ったのですが、まだ目に入ってきません。中層には冬の定番ウスバハギが大きな群れを作っていましたが、砂地で冬に良く見られるホウボウ等の姿がまだ見れません。高い水温と何か関係があるのでしょうか?段落ちでは、マツカサウオの幼魚が同じ穴で見られています。この時期には珍しいミヤケテグリの姿も見られました。結構生き残ってるものですね。その他オオモンイザリウオ・イロイザリウオ・ベニイザリウオ等のイザリ達は同じ所で見られました。今日のお魚はイシダイです。大島ではどのポイントに潜っても見られる魚で、幼魚の時には流れ藻等に付いてプランクトンを食べて生活します。少し大きくなると底性生物(ウニや甲殻類)を好んで食べています。今日も5匹位が砂地を突付いていました。幼魚は非常に人懐っこくダイバーが近づくと寄ってきます。顔の近くまで寄って来るから実に可愛いものです。メスは成魚になっても横縞が残りますが♂は真っ黒になります。口の周りが黒くなる事から「クチグロ」とも呼ばれます。大きいものでは1m近くなる個体も居るほどです。非常に頭が良く、水族館等ではイシダイに芸を仕込み輪くぐりさせている所もある位です。釣魚としても人気が高い魚ですが、頭が良いせいか、簡単には釣れないようです。「どこにでもいるよ」なんて話を釣り好きの人に話すと驚かれたりもします。やはり釣師とダイバーの感覚は違うものですね〜 (担当 有馬) |
| 2005年03月08日(火) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃ |
| 風 向 き | 西南西11m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16℃:9℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) | 15:27 | 09:59 |
| またまた良い天気になりました。海も静かで絶好のダイビング日和です。諦めの悪い私は、消えたクマドリを探しに行ってきました。しかし、やはり前居た周辺では姿を見ません。やはり偶然目に入るのを待つしかないのでしょうか?イロイザリウオやオオモンは同じ所に居ると言うのに・・・ 最近顔を出していなかったチビジョーフィッシュが穴から出ていました。消えたかと思っていたのですが一安心です。先日、「今日のお魚」で書いたコガネスズメダイの近似種をまた見てきました。数はそこそこ居るのですが、一番浅い奴を探してみました。20m位の奴が一番浅そうです。すぐそばにTHEコガネも見られ比較するには最適です。段落ちでは、オオメハゼが穴から顔だけ出して寒そうにしていました。ミヤケテグリの姿も見る事が出来ました。しかし、毎回場所をよく移動します。なんだか分からない稚魚達が多く目に入りました。砂地では、その稚魚目掛けてトビギンポがジャンプをしていました。飛んでは潜りを繰り返し、なかなか面白い光景です。今日のお魚はムナテンベラです。大島では普通に見られるベラで、数は少なくはありません。体は濃い青で腹鰭のみ綺麗なオレンジ色になります。幼魚の時は背鰭に黒点を持ち、体には白い破線が入ります。雌雄に体色の差は無く区別は付きづらいのですが、秋には♀のお腹が大きくなるので、この時期は区別が出来ます。胸鰭の付け根に黒点があるのが、和名の由来なのでしょうが、大島のムナテンは体色が濃すぎて分かりづらいです。この魚私が大島に来た時には、立派な死滅回遊魚でした。しかし、今では通年見られる普通種的な存在になってしまいました。他にもこういった魚達は少なくありません。そうかと思えば、あんなに居たのに最近全く見なくなった〜なんて魚もいます。何が原因でこんな現象が起きるのでしょう?本当に海の中は不思議だらけですね。 (担当 有馬) |
| 2005年03月09日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 西南西11m | 透 明 度 | 18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 18℃:13℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(大潮) | 16:14 | 10:35 |
| 暖かい日が続いています。大島桜も咲き始めました!!秋の浜はベタ凪ぎでいつにない素晴らしいコンディションでした。1本目は正面へいってきました。水深28m付近で久し振りにヤシャハゼペアーを確認しました。2匹ともホバーリングしており一所懸命に食事をしてたのですが近寄るとすぐ巣穴に隠れてしまうので写真を撮るのは難しそうです。水深19mのイロイザリウオygは隣の岩に移動していました。2本目は右のトサカ林方面へ・・・スケロクウミタケハゼはだいぶ減ってきたようですがオオモンイザリウオやクダゴンベなどは定位置で観察できますしヤギには相変わらずアカスジカクレエビやベニキヌヅツミガイが着いています!!以前ゴロタの駆け下りにいたオオモンイザリウオもまだ見られています。この個体は本当にころころ場所を変える落ち着きのない奴です。ボウズ岩の近くではタスジウミシダウバウオがいます。そこそこ立派な個体ですし撮影しやすい場所についてくれています。浅場ではベニイザリウオやヨコシマエビなどがみられました!! (担当 荻島) |
| 2005年03月10日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:王の浜・秋の浜 | 水 温 | 15℃〜16℃ |
| 風 向 き | 北東4m | 透 明 度 | 12m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 15℃:9℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(大潮) | 05:28 | 11:10 |
| 今日も天気に恵まれあっかたい1日となりました。海も静かですしのんびりと潜れます。今日の1本目は久し振りに王の浜へいってきました!透明度はいまいちでしたが秋の浜よりは若干、水温が高いようです。ネコザメの穴の近くでクエ2匹に出会いました。小さい個体は我々の姿に気付くとすぐ穴に隠れてしまったのですが大きい方の個体はホンソメワケベラにクリーニングを受けていたせいかかなり近づけたのでなかなか迫力がありとても見応えがありました。王の浜ではまだツノダシを良く見かけます。他のポイントではみかけない位大きくちょっとびっくりしてしまいました。2本目は秋の浜へ・・・相変わらずサガミリュウグウウミウシ、ウデフリツノザヤウミウシは多いようです。ジョーフィッシュを見にいったのですが最近はご機嫌斜めで近寄るとあまり顔をだしてくれません。段落ちではガンガゼエビをみかけます。なにか理由があるのでしょうか?このエビは必ずといっていいほど頭を奥にむけています。浅場ではキマダラハゼやトウシマコケギンポ(全身)等が観察できました!!(担当 荻島) |
| 2005年03月11日(金) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 南南西6m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 17℃:14℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 90% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(大潮) | 05:51 | 11:45 |
| 島の桜も一気に開花する程の良い天気が続いていたのに、今日は雨の一日になしました。今日は正面の際に行ってきました。久し振りにヒメヒラタでも見つけようと石を捲りまくってきました。しかし、目標の物には出会えませんでした(涙) ところがこれがなかなか面白い、まず水深25mで石を捲るとなんとキンチャクガニが出てきました。こんな深い所にもいるんだな〜と思い深場へ。30mでまた石を捲るとなんとまたまたキンチャクガニが出てきました。こんな深い水深で見たのは初めてでした。浅場のカニだとばかり思っていましたが、そうでもないんですね〜 その他には大きさ3mm程のカルイシガニの仲間やゼブラホンヤドカリ等が現れました。浅場に戻りながらは魚探し。ベニヒレイトヒキベラygやクジャクベラyg、モンツキベラ、オオモンイザリウオの姿等が見られました。コガネspの観察も忘れずしてきました。じっくり探していくと、結構な数が見られました。「やっぱり成魚のどこかにいるな」と確信を持ちました。中層では久し振りにタカベの群れが現れました。やっぱり群れっていいですね。段の上では、ベニイザリウオやコクテンニセヘビギンポの姿が見られました。今日のお魚はメジナです。メジナはこの時期産卵の為集まっている事が多く、メジナと分かっていながらもついついその大きな群れに目を奪われてしまいます。釣魚しても人気が高く。釣りをやられる方の間では「グレ」と呼ばれ、今、最も盛んに釣りが行われています。よく釣師の方が「サラシ」と言う言葉を使います。これは、ダイバーで言う所の「風波で水面がバチャバチャしている」状態です。こういう時に良くメジナが釣れるそうです。確かに我々ダイバーが見ていても、水面に白波が立っている時には、メジナは海面近くに集まっています。何をしているかは分かりませんが、確かに集まっているのです。釣師とダイバーこういった共通点は他にもあり、実に興味をそそられます。魚の生態を良く知らないと釣れる物も釣れないという事かもしれませんね。なんか釣り情報みたいになってしまったので、この辺で・・・ (担当 有馬) |
| 2005年03月12日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 14℃〜15℃ |
| 風 向 き | 西南西14m | 透 明 度 | 18m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 7℃:15℃ | 波 高 | 3,0m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 06:13 | 12:18 |
| 夜半から強風が吹き始め、AIRは全便欠航、東京からのJFも島を目前にして引き返してしまいました。さてそんな状況の大島ですが・・・・秋の浜の沖合いは多少白波が目立ち、左の梯子には波も回り込んでいましたが、潜るのには全然問題なく明るくて快適な海でした。さて今日は、”右から正面”をゆっくりと回ってきました。一時期より数は減りましたが、相変わらず”テーブルサンゴ”にはキモガニが数個体付いています。今日は親指大の個体も見られちょっとビックリ!しました。すぐ隣の岩では既に1年近く観察されているハナタツ(アリコ)に挨拶、連れの♂が居ないか探してみたのですが、こちらは見つかりませんでした。”ゴロタの掛けくだり”ではオオメハゼを観察、大きなゴロタに生えたウミトサカでは、スケロクウミタケハゼにテンロクケボリガイを見て砂地に降りました。砂地ではアカホシカクレエビに紫色のスナイソギンチャクに付いたマルガザミを観察、近くでは、サガミリュウグウウミウシや大きなコノハミドリガイを見て上がってきました。”ガレ場周辺”では、まだまだオグロベラやクレナイの子供・ツキノワ等も元気です。正面では、久々に黄色いイロイザリbabyにも再会しました。数週間前に比べると多少成長していましたが、まだまだ可愛いサイズです。”段落ち”に戻る”ゴロタ地帯”では、立派なテンクロスジギンポも見かけました。体長が10cm以上あり、この時期にしてはとても体色が綺麗な個体でした。”段落ち”では、大・中・小のムスメウシノシタと戯れ、段を上がった所では可愛いキンチャクガニと遊ばせてもらいました。さて、明日は今日以上に西風が強く、真冬並みの寒気も訪れるそうです。島桜も満開だと言うのに・・・あ〜ぁ早く、小春日和が続く季節にならないかな〜・・・・・。 (担当 柳場) |
| 2005年03月13日(日) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 14℃〜15℃ |
| 風 向 き | 西南西8m | 透 明 度 | 18m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 2℃:8℃ | 波 高 | 3,0m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 有り | |
| 満潮:干潮(中潮) | 06:32 | 12:51 |
| 朝のうちは曇り空で、海沿いでもミゾレ交じりの雨が降っていました。岡田方面や三原山へ向かう道路は白く雪化粧をし、まるで常夏の島(ウソ!)伊豆大島とは思えない風情を醸し出していました。(島桜も満開だと言うのにね〜〜〜〜〜)まぁ、皆が秋の浜へ車を走らせる頃には、青空が広がって気温も上がってきましたが・・・・・。さて今日の1本目は、遠方より来るゲストのリクエストに応え、”オカワリ”をしてきました。途中イサキやタカベの群れを見ながら中層を進むと、いや〜な雰囲気・・・。案の定深場は下に引き込まれる潮・・・・目的のハナダイ達を一通り確認してから早々に浅場へと引き返しました。上がり際、水深○○の穴を覗くと4〜5匹のキビレマツカサが・・・そして同じ穴には何と!お腹に卵を付けたダイダイヨウジまで居ました。この時期に卵持ちとは、ちょっとビックリ!更に際の途中でカナアミカラマツを覗くと、真っ白なカニが出てきました。どう見ても形はホシベニサンゴガニです。何時もの見慣れたホシベニも着いていて、結局これはアルビノだろうと結論付けました。俗に言う白化個体と言う奴で、何かの拍子に体色が全て抜けてしまった個体でした。以前イソカサゴの白化個体が暫く観察された事もありましたが、カニの仲間で見たのは初めてです。更に浅場では、”何とも不自然な石”が数個置いてありました。もしや???と思い、そっとどけて見ると・・・何と!其処にはフリソデエビが居ました。単体で餌となるヒトデも居ないのですぐに居なくなると思いますが、この時期にフリソデはなかなか貴重な存在です。更に浅場では”何時もの時間つぶし”に石をはぐるとサンゴモエビの仲間が・・・、このエビも南方系の種類でこの時期に見たのは初めてです。何気に知らない所で、南方系の甲殻類も北限を広げているのかも知れませんね。 (担当 柳場) |