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2005年03月 第 1週( 2月28日〜3月6日迄)
| 2005年02月28日(月) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 西南西7m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 2℃:10℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 07:06 | 13:19 |
| 今日は西風強く吹きましたが天気に恵まれた一日でした。秋の浜のうねりも大分収まってきました!!今日は正面の際へ・・・際近くのガレ場では最近、流れてきたと思われるクジャクベラyg、ツキノワイトヒキベラyg等が目に付きます。どれもこれも可愛いサイズです。コウリンハナダイやチゴハナダイを見た後にアサヒの根近くの砂地方面へ・・・ヤツシハゼ属1種ー8が冷たい潮にも負けず全身を出していました!!しかし共生ハゼの仲間は全体的に少なくなってきたようです。小さなトゲトサカを覗くとナカソネカニダマシがみられます。とても綺麗なカニなのですがちょっと小さめでちょこまかと動きまわるので撮影しづらいかもしれません。ホシベニサンゴガニやアナモリチュウコシオリエビなども健在です。そういえばカガミチョウチョウウオやツユベラなどもまだ頑張ってくれています。段落ちではハナミドリガイが多く見られます。このミドリガイは緑色の海藻についていることが多くなかなか写真栄えする被写体です。 (担当 荻島) |
| 2005年03月01日(火) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 東北東5m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 9℃:4℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | あり | |
| 満潮:干潮(中潮) | 07:29 | 13:51 |
| 北東の風が吹き午前中は荒れた海になりました。午後には、大分落ち着き波も静かになってくれました。今日のリクエストはなんと「カイガラカツギ」。ヤドカリの仲間なのですが、巻貝は担がず2枚貝片方だけを担ぐ非常に面白い種類です。大島で最も良く見られるのは「マルミカイガラカツギ」という、ついこの間和名が付いた種類です。これの捜索に今日は2本を使いました。1本目は正面に行きました。イロイザリウオ(黄色)・クマドリイザリウオ・オグロベラ♂等が見られ、サンゴハナビヌメリも定位置で見られました。残念ながらリクエストの品は見つかりませんでした。2本目は際に行きました。オオモンイザリウオやイロイザリウオ(オレンジ)も同じ所で見られます。テントウウミウシの2mm位の奴がいました。いくつか岩を捲ると、ラッキーな事にお目当ての「マルミ」ちゃんがいました。リクエストされていただけに、見つけた僕も嬉しくなってしまいました。その他はモンツキベラ・ベニイザリウオ・オキナワベニハゼ等が見られました。今日のお魚は、コガネスズメダイです。大島では一年中見られる普通種です。水温が落ちるこの時期大きな群れを作ります。透明度良いだけに、その群れの光景はなかなか凄い物があります。今日は特に流れもかかっていたせいか何時もより迫力がありました。コガネスズメダイは良く似た別種の噂があります。違いは腹鰭が白くなる事です。大島では幼魚の姿は見た事があるのですが、残念ながら成魚は見た事がありません。コガネよりも深場に生息いている所もあり、大島でも深い所なら見られるかもしれません。しかし、なんで水温が下がるといろんな魚が群れるんでしょうね〜 やっぱり寒いんですかね(笑) (担当 有馬) |
| 2005年03月02日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 西南西10m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 11℃: 4℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | あり | |
| 満潮:干潮(小潮) | 07:52 | 14:29 |
| 今日は静かな秋の浜になりました。1本目は右のトサカ林に行ってきました。いつもの亀裂を覗くと今日はソウシイザリウオが入っていました。大きさ30cmはある立派な個体でした。クダゴンベを見て浅い方へ行くとオオモンイザリウオが帰って来ていました。こうなったらイザリ5種類狙ってみようと正面に周りました。定位置でクマドリイザリウオ・イロイザリウオ(黄色)を見てそのまま段落ちへ。キンチャクガニ等を見たりしていたのですが、気持ちはもう段上のベニイザリウオに向いていました。いつも5種類狙って潜ると不思議とこのベニだけが見つからないのです。しかし、今日はバッチリいつもの場所に付いていてくれました。いや〜泳いだ甲斐がありました。2本目は際〜左の砂地へイロイザリ(オレンジ)・チビジョーフィッシュを見て砂地に入りました。砂地は相変わらず寂しくこれと言って変わった物も目に入りません。ふと目の前の貝を見ると見慣れないヤドカリが!!トゲトゲツノヤドカリでした。私にとっては初物です。もっと浅い砂地にしかいないと思っていたのですが。やっぱり秋の浜はスゴイ!!その他セミホウボウ・ウミエラカニダマシ・ミノウミウシの仲間等が見られました。今日のお魚はイタチウオです。ウナギの様に細長く、ヒゲが生えて居る所など正に「ウナギイヌ」と言った感じの魚です。夜行性で昼間は岩の陰や亀裂に隠れています。産卵時期は夏で、勿論夜にペアで産卵します。しかし、なぜか幼魚の姿は見た事がありません。一体どこに隠れているのでしょう?イタチウオはアシロ科の魚で、この科の仲間にしては、非常に浅い所に生息しています。今日見た個体はかなり弱っていたのかガリガリに痩せ、体も傷だらけでした。寿命が近いのでしょうか?実はイタチウオは食べられる魚で、白身だそうです。一体どんな味がするんでしょう??今日のは食べる所は無さそうですけど・・・ (担当 有馬) |
| 2005年03月03日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 北東5m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 10℃:5℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(小潮) | 08:19 | 15:24 |
| 昨日の夜はかなり強い西風がふいたのですが朝には北東の風にかわっていました。1本目はコウリンハナダイ狙いで正面の際にいってきました。。いることはいるのですが相変わらずライトを当てたり近寄るとすぐ亀裂に逃げこんでしまうシャイな個体で困ってしまいます。根をおりる途中では可愛いサイズのアマミスズメダイyg、イロイザリウオygなどが見られました。アマミスズメダイのチビは青味が強くとてもきれいです。2本目は正面へ・・・今日は久し振りにホタテツノハゼygを確認しました。最近、見ていなかったのでもう消えてしまった思っていたのですがまだ頑張ってくれていました。この冬をのりきってくれるとありがたいのですが・・・・。またシロタスキベラygや色あせたアカハラヤッコygなどもどうにか生き延びているようです。水深13m付近ではフトスジイレズミハゼのペアーがいます。見やすいところにいるし、ゆっくり近づけばかなり寄れますよ〜。浅場ではキマダラハゼ、キンチャクガニ(大中小)、産卵中のヒメギンポなどが観察できました!! (担当 荻島) |
| 2005年03月04日(金) | ||||
| 天 候 | 雪・雨 | ポイント:波浮港 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 北北東9m | 透 明 度 | 8m | |
| 気 温 (最高:最低) | 8℃:4℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(小潮) | 08:51 | 17:05 |
| 朝から大島にも雪が降りました。北東の風も強く吹き海はどこも大荒れになりました。潜れる海を求めて彷徨っている内にとうとう波浮港までたどり着きました。風も霙も強く入る前はどうなる事かと思いましたが、入ってみるとなかなか良い透明度でした。このポイントはどこも潜れない状態の時のみ入れる、特別ポイントの為なかなか我々も入る事はありません。その為結構変わった生き物が多くいるのも面白い所です。岩場を捲ればホシハゼやクロヤハズハゼ・ベニツケギンポ等が姿を見せ。異様に大きなアシナガモエビモドキや何者だか良く分からないカニ達が飛び出てきます。ヤドカリもここには変わった奴らが多く、何と言ってもユビナガホンヤドカリの姿が良く見られるのが面白い所です。ヤドカリストの私としては勿論ヤドカリ探しに精を出し、2種類も新しい種類に出会えました。砂地をウロウロしていると可愛いサイズのホウボウがいました。こんな浅い所にもいるんだな〜と思ってしまいました。1匹見た事も無いハゼがいました。とりあえず写真は撮ったのですが、地味過ぎて特に際立った特徴も無く図鑑からは判別出来ませんでした。こんな所も波浮の面白い所です。そんな地味な生物達の中ソラスズメダイを見るとずば抜けて綺麗に見えました。今日のお魚はスジハゼです。大島ではこの波浮港内でしか見た事が無い魚です。スジハゼは少なくとも日本に3種類は生息しています。分類学的にもかなり混乱しているようです。泥場に巣穴を作り、危険が迫るとそこに逃げ込みます。と言ってもあまり敏感ではなく写真は撮り放題です。今日見たのは「決定版 日本のハゼ」でいう所のスジハゼBというタイプです。他のスジハゼとは鰭の赤味が強い事で区別出来ます。個体に寄っては大きなテッポウエビと共生していました。図鑑で調べたのですが、これだ!!というエビには出会えませんでした。一見地味ですが良く見ると体に光るブルーの点を複数持ち、渋い綺麗さを持っています。こんな地味なハゼですがなんとキララハゼ属と言うとても可愛い名前の属に属します。この体側の点々からきているのでしょうか?港内と言う特殊な環境だけに非常に勉強になった1本でした。 一昨日トゲトゲツノヤドカリを発見!!と書きましたが、実際のところ今回のが、トゲトゲその物がどうかは分からないと奥野さんよりご指摘を受けてしまいました(涙)全くヤドカリは奥が深い・・・ (担当 有馬) |
| 2005年03月05日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 北東5m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 6℃:9℃ | 波 高 | 2.5m | |
| 日中の降水確率 | 50% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(長潮) | 09:43 | 05:12 |
| 今日はあまり風もなく陽もはいり暖かい1日でした。しかしながら明日からまた冷え込むみたいです。今日はアサヒの根にいってきました!!アサヒの根に行く前にハゼを観察してきました。低水温に強いのかダテハゼ属1種ー1が2個体、ヤツシハゼ属1種ー8がでていました。アサヒの根ではインターネットウミウシ、ホシベニサンゴガニペアー等が見られました。25mの岩の近くのアナモリチュウコシオリエビはあまり引っ込まず大きい個体で写真も撮り易かったのですが今日みてみたら外敵に襲われてしまったのでしょうか残念なことに片方のハサミが無くなっていました。またイロイザリウオyg(黄色、オレンジ)は定位置についていたのですがクマドリイザリウオはお出かけしていたのか目につきませんでした・・・。元の位置に戻ってきてくれるとありがたいのですが・・・。中層ではアオリイカが多く見られ今日はイサキもそこそこな群れを作っていました!!浅場ではベニイザリウオ、キンチャクガニ、ハナミドリガイ等が見られました。 (担当 荻島) |
| 2005年03月06日(日) | ||||
| 天 候 | くもり | ポイント:秋の浜・王の浜 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 北北東8m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 7℃:4℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(若潮) | 12:04 | 08:13 |
| 昨日とは打って変わった荒れた天気になりました。秋の浜には大きな波が打ち寄せていました。なんとか入っては来ましたが、浅場はサージが強く、左の梯子の下は真っ白になっていました。今日は際を降りて来ました。深場では、ベニヒレイトヒキベラのygがまだ見られます。いつも見ている個体の他に今日はもう一回り小さいサイズのベニヒレもいました。ホシベニサンゴガニもペアで観察出来ました。ウミウシも面白くカナメイロウミウシ・ミゾレウミウシ・イガグリウミウシ(旧ニセイガグリウミウシタイプ)等が見られました。段落ちではウミウシに詳しいセルフの方にセトミドリガイというウミウシを教えてもらいました。もちろん緑藻に付いていました。2本目は王の浜に行ってきました。ここも結構渋い海で浅場たまに白くなっていました。しかし、少し進むと透明度も良く水温も17℃と暖かい海でした。コロダイ・テングダイ・ネコザメ・クエ2匹等結構大物ダイビングでした。ツユベラやカンムリベラ、フエヤッコダイ等の南方系の魚もまだまだ生き残っていました。ニシキキュウセンの立派なメスが居たのには驚きました。今日のお魚はコガネスズメダイの近似種です。大島には前々から見られ個体数もけして少なくはありません。八丈島等では成魚も確認されているようですが、大島ではなぜが成魚を見た事がありません。THEコガネよりも深い水深帯に生息しているという話なので、大島にも深場には居るのかもしれませんね。ドロップオフの様な切り立った地形の所に居るという話です。ま〜実際見た事ないので又聞きですが・・・ 今まで居るのは知っていましたが、別種とはっきりしていなかったので、いまいち興味が沸かなかったのですが、はっきりと別種だという話を聞いたので、今日はじっくり観察してみました。どこが違うかというと腹鰭が白く、体も尾鰭も黄色いのです。良く見比べると体色の黄色の感じも違い、SPの方がくすんだ黄色をしている様に見えました。これからしばらくの間観察を続けてみようと思います。出来れば成魚の姿を拝みたいものです。 (担当 有馬) |