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2005年01月 第 3週( 17日〜23日迄)
| 2005年01月17日(月) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 西3m | 透 明 度 | 10m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 13℃:3℃ | 波 高 | 4m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(小潮) | 09:24 | 16:16 |
| 低気圧の通過に伴い荒れた天気になった週末でしたが、週が明けた今日は実に良い天気になりました。海はというとまだまだウネリが残っています。浅場にはかなりのサージがありました。水深20m位でも体が振られる位です。今日は正面から際へと流してきました。水中はと言うと、やはり砂地は箒で掃いたかのように綺麗に平らになっていました。ハゼは捨てやや深場でベラを見ることにしました。クレナイイトヒキベラの♂やオグロベラ等に混じってまだオグロブダイの姿がありました。前に見た時よりも少し大きくなっていました。際に出るとアサヒハナゴイやカシワハナダイがすぐ目に入りました。先日、書いたスジキツネベラygも健在でした。浅場に戻って来る途中亀裂の中にベニヒレイトヒキベラの幼魚を発見しました。大きさはまだ4cm程です。まだこんな小さいサイズが生き残っていたんですね。その他タスジウミシダウバウオやオオモンイザリウオ等が見られました。今日のお魚はカンモンハタです。実は去年の秋から確認されています。南の海ではごくごく普通種のようですが、私の知る限り大島初?となりそうです。体の模様は非常に特徴的で褐色の斑紋がまるで網目模様を作る様に散在します。その模様はまるで亀の頭を見ているようです。すごくシャイであまり岩陰から出てくる事はありません。その代わりその隙間からは動かないので、うまくすれば撮影も可能です。南の方では実に数が多くいるハタの仲間ですが、大島ではハナダイ類を除きあまり出現する事はありません。南方系のハタなんて10種類位しか出ていないのではないでしょうか?水温の低下が気になりますが、も少し大きくなるまで居て欲しいものです。でも大きくなるとあんまり可愛くないんですよね〜〜ハタって。 (担当 有馬) |
| 2005年01月18日(火) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃ |
| 風 向 き | 南南西3m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 13℃:3℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(小潮) | 09:53 | 17:35 |
| 相変わらず秋の浜には大きなウネリが入っていました。浅い所は結構サージがきつく、ENの根の右側も左側も波が来ると水中が真っ白になる程です。また今日も正面の際に行ってきました。深場まで降りると穴の中にアサヒハナゴイが数個体入っていました。その側には凄くシャイなコウリンハナダイもいました。毎日書いていますが,今日もスジキツネベラyg&ベニヒレイトヒキベラygを観察して来ました。その近くにはツキノワイトヒキベラやクジャクベラが多く見られました。しかし、この時期にしてはサイズが非常に小さいです。やはり例年に比べ流れて来るのが遅かったのでしょう。中層にマツバスズメダイが多く群れていました。私が近づくと水底に向けて一気に皆逃げて行くので、面白くなりちょっと追いかけてみました。すると下で大きな物体が跳ねました。なんとイズカサゴでした。間違え無くマツバスズメダイを捕食しようとしていました。まっ結果は失敗に終わりましたけど。口が大きいからマツバスズメダイでも食べれるんでしょうか?浅場ではアジアコショウダイがまだ健在です。しかし、これも例年い比べサイズが小さい気がします。昨日書いたカンモンハタも観察出来たそうです。段を上がると目に前に大きなカタクチイワシの群れが現れました。結構な大きなの群れでまるで水族館にある、マイワシの円形水槽の様にグルグルと回っていました。今日のお魚はベニハゼ属の1種です。とにかく画像掲示板をご覧下さい。 この様に体は一様に黄色く特徴hは眼の上下に入るピンクのラインです。大島ではけして珍しくは無いベニハゼです。ただし水深はやや深く40m以深から生息しています。「決定版 日本のハゼ」P115 ベニハゼ属の1種−12(通称 ナガシメベニハゼ)とまた違うタイプです。このハゼ程、体高は無く体の黄色ももっと鮮やかです。もちろん明るい光は嫌いなので、撮影の時には注意が必要です。大島にはこの他にも数種名前の無いベニハゼが生息しています。「日本のハゼ」が出版されから大分整理出来てきましたが、このハゼの様に何処にも載っていない物も少なくありません。今後の研究が実に楽しみな属です。あと50年もすればもっといろんな種類に名前が付くかもしれませんね。(笑) (担当 有馬) |
| 2005年01月19日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃ |
| 風 向 き | 西南西8m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 12℃:8℃ | 波 高 | 2.5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(長潮) | 10:31 | 18:54 |
| 大分、落ち着いてきたのですが秋の浜にはまだうねりが残っています・・・水深20mでも底揺れしていました。1本目は右のトサカ林方面にいってきました!!大きい方のオオモンイザリウオは相変わらず大きな岩のてっぺんについてくれています。高いところについてくれているので写真も撮り易そうです。近くではイソバナカクレエビもみられました。ちょっと小さめですが綺麗なイソバナについているのでお勧めの被写体です。2本目は正面にいってきました。相変わらずピカチュウことウデフリツノザヤウミウシが多く見られます。今日出会った個体は前方の突起が二つに分かれていました。綺麗なスナイソギンチャクにつくマルガザミも元気なのですがちょっと苔がついてきたようです。・・・・早く脱皮してきれいな姿になってくれるとありがたいのですが・・・。近くのヤシャハゼはペアーで元気にホバーリングしている姿が確認できました。もうしばらく頑張って欲しいものです。その他ではイロイザリウオyg、大きくなったナメラベラ、シュンカンハゼ、イズカサゴなどが観察できました。 (担当 荻島) |
| 2005年01月20日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 西南西11m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 11℃:8℃ | 波 高 | 4m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(若潮) | 11:30 | 19:59 |
| 今日は南西の風が強く吹き秋の浜にも西側からのうねりがまわり込んで来ていました。水温も透明度も少々下がってきたようです。今日は正面へ行ってきました!!ホタテツノハゼygも巣穴からでてきており大分近づいて観察出来ました。体もいくらか大きくなったようです。正面の際近くではヤノダテハゼygが、オハギの岩の近くではダンダラダテハゼがまだ見られます。今年は本当に個体数が多いです!!20m付近でウミトサカをついばむウスバハギを目撃しました。最近ボロボロになったウミトサカを見かけるんですが犯人はこいつかもしれません?その他では10m付近でコブダイ、ソウシハギなどもみられました。浅場のお勧めはトウシマコケギンポです。最近は食欲旺盛でちょっと遠巻きにみていると巣穴から飛び出し捕食している姿が観察できます。なかなかおもしろいですよ〜機会があったあら是非ご覧になってください。まだキンチャクガニがみられていますしゴマチョウチョウウオygも頑張ってくれています。 (担当 荻島) |
| 2005年01月21日(金) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃ |
| 風 向 き | 西北西4m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 12℃:1℃ | 波 高 | 4m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) |
| いつになく静かな秋の浜になりました。しかし、やはり水温の低下は著しく今日はばっちり16℃でした。今日はのんびり正面をリサーチしてきました。30m位を目指して泳いで行くと目の前にちょっと変わったイトヒキベラが目に入りました。前々から気にはなっている種類ですが、どうやら予想通りゴシキイトヒキベラでした。大沼さん情報(発見者は島のダイバーKさん)によりタツノオトシゴの仲間のチビを見てきました。ただのハナタツと断言出来ない雰囲気を持った奴です。タツノオトシゴがハナタツに変わった時ちょっと調べた事があるのですが、大島には時々この様に砂地にある転石に付くタツノオトシゴの仲間がいます。普通のハナタツと比べ頭頂がやや高いのが特徴です。これがTHEタツノオトシゴのygなのではと専門家の方に聞いた所、実はタツノオトシゴの類はもう1種類新種が出る可能性があるそうです。この種は日本海側等では多く見られる種類だという事でした。その時の答えはもしかするとその種になるかも知れませんという答えでした。結構前に聞いた話なので現段階ではもっと研究が進んで、違う答えが出ているかもしれまんけど・・・ しかし、ここまで生息環境が違っている訳です。別種と考えた方が納得がいくのも事実です。その他ホタテツノハゼのygも待っていたらすぐ姿を現しました。浅場に戻る途中オグロブダイに出会いました。どうやら2個体いるみたいです。その他はチビジョーフィッシュ、カンムリベラyg、キンチャクガニ、ヤノダテハゼ等が見られました。一方ヤドカリはと言うと今日はなかなかの大ヒット大島では珍しいアデヤカゼブラヤドカリを発見!!浅場ではlこれも珍しいキカザリサンゴヤドカリ&セグロサンゴヤドカリを発見しました。私事ですが昨年1月より「海の博物館」研究員で「エビ・カニガイドブック」でも有名な奥野氏と共に製作していた「伊豆諸島 伊豆大島における浅海性ヤドカリ類相」という論文がやっと出版されました。欲しいという物好きな方にには1部差し上げます。今日のお魚はマダラエソです。いや〜実に地味なエソです。エソそのものが地味なのに、この種はより地味です。体には名前の通り斑模様が入ります。特徴は各鰭に入る黒斑です。大島ではあまり見られない種類の様な気がします。しかし、大きさは20cm近くありました。ちょっと気になる所が一ヶ所あるので、今日はこれ位にしておきます。はっきりしたらまた書きますね〜 例のタツノオトシゴの仲間の画像を掲示板に貼り付けておきました。ご意見お待ちしています。 (担当 有馬) |
| 2005年01月22日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃ |
| 風 向 き | 南南東3m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 10℃:5℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) |
| 今日の秋の浜はうねりも無く透明度も良くいつになくとても素晴らしいコンディションでした!!1本目は正面のハゼ地帯にいってきました。ホタテツノハゼyg、ヤシャハゼペアーを見たあとにダテハゼ属1種の1、ヤツシハゼ属1種の8、ヤノダテハゼygを観察して上がってきました。水温がさがってきたにもかかわらずハゼ達はまだまだ元気にしています。2本目は右の砂地から正面へ流してきました。。少々場所を変えましたがオレンジ色のイロイザリウオygもみられます。水深23m付近に綺麗なトサカガザミがついています!!あまり動きまわらないのでお勧めの被写体です。近くではカンナツノザヤウミウシやウデフリツノザヤウミウシも見られました。中層ではイサキが見事な群れをつくっており、海も明るかったせいかなかなか見応えがありました!!浅場ではオシャレカクレエビやマツカサウオygやイレズミハゼ属1種の2等が観察できます!! (担当 荻島) |
| 2005年01月23日(日) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃ |
| 風 向 き | 北北東6m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 7℃:3℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 60% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) |
| 昨日とは打って変わった天気の一日になりました。凍てついた雨が降り、波も大きい物が浜に打ち付けていました。午後には結構サージもきつくなってきました。水中は透明度も良く暗いのを除けばまずまずのコンディションです。今日は2本とも同じようなコースに行ってきました。アヤタスキベラを見に行きました。目的地に着きアヤタスキベラを探すと変な物体が砂地から顔を出しています。なんと体の後半を砂地に埋めたアヤタスキベラでした。ベラの仲間は夜砂に潜って眠るものが多いのは有名です。どうやら上半身を出したところでストップしてしまったみたいです。水温の低下で少し弱ってきているのでしょうか?新しく少し小さめのセナキルリスズメダイを見つけました。前々からいる個体も元気ですが、それに比べて一回りは小さい個体です。黄色いチビイロイザリも定位置で見る事が出来ました。チビと言えばチビジョーフィッシュも健在です。しかし、全然大きくなった気配がありません。オオモンイザリウオもいつもの場所にちゃんといました。その他ダテハゼ属の1種−1やヤツシハゼ属の1種−8も見る事が出来ました。今日のお魚はオオウミウマです。21日、ちょっと変わったタツノオトシゴの仲間の話を書きましたがそれの続報です。掲示板でちょっと一人で盛り上がってみたのですが、ご覧になられた方はいるでしょうか?そこにも書いたのですが、今居る個体は「く幹輪数」(タツノオトシゴ属の頭部後端から肛門までの部分)が11有ります。これでもうこいつはオオウミウマかクロウミウマの2種に限られます(タカクラは除きます)。クロウミウマの生息域及び分布域が河川汽水域〜湾内・琉球列島なのに比べオオウミウマは沿岸岩礁域に生息し分布も伊豆半島からとなっています。この事から考えてオオウミウマである考える方が妥当ではないかと私は考えます。実際捕まえて肛門〜尾鰭後端までの尾輪数という物を数えれば良いのですが(ちなみにオオウミウマは39〜41 クロウミウマは34〜38です)そこまでするのもなんか夢がないのでやめておきます。ただこれは現時点での同定です。この属はいまだかなり混乱している部分が多いので数年後にはまた変わっているかもしれません。実際このオオウミウマにもいくつもの新参異名が与えられていた過去がありますし、実際学名も変わっています。今までオオウミウマに使われていたHippocampus kuda という学名は、今はクロウミウマの物になっています。ちうなみにオオウミウマのはH ,kelloggi です。なんか今回はちょっと難しい話になってしまってすみません。 (担当 有馬) |