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2004年12月 第 5週( 27日〜1月02日迄)

2004年12月27日(月)
天 候 はれ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 西6m 透 明 度 20m〜
気 温 (最高:最低) 13℃:6℃ 波 高 2m
日中の降水確率    20% 流 れ なし
満潮:干 (大潮) 06:04 11:23
 いつのなく静かな秋の浜になりました。1本目は久し振りにオシャレハナダイを見に行ってきました。最近殆どみんな見に行かなくなってしまっていたので、すぐ見つかるかちょっと不安だったのですが、あまり昔と場所も移動せず居てくれました。帰り道ズグロダテハゼに寄ってみたのですが、その姿は無くとうとう消えたか・・・と思っていたら、セルフの方からかなり下に移動しているという情報を頂きました。ホッと一安心です。段落ちでは、これまた久し振りにホシハゼに出会いました。秋の浜で見るのは2度目です。波浮の港中には異様にデカイ個体が多く見られるのですが、他のポイントではかなり珍しいハゼです。2本目は,正面をのんびりと周ってきました。チビイロイザリウオやマルガザミ・イソコンペイトウガニ等を見ながらウロウロとしていると久し振りにウミテングに会いました。その他はチビジョーフィッシュ・ミヤケテグリ・ヒメニセモチノウオ・タスジウミシダウバウオ等を見ることが出来ました。今日のお魚トゲタナバタウオです。まさかこの魚に大島で出会えるとは思っていませんでした。「日本の海水魚」の背表紙になぜかこの種だけ標本写真で載っている為、なんでここだけ標本写真使っているんだろう・・・と前々から思っていた魚です。生態写真は「魚類生態大図鑑」載っています。今朝、ヤドカリの撮影の為、早朝ダイビングをしに行きました。浅場で岩の亀裂を覗いていると、見慣れない魚が目の前に現れました。その魚は、赤い体に黒い横縞を持ち、体色よりも濃い赤をした鰭をしていました。鰓蓋の上部には眼と同じくらい大きさの黒斑があり、吻端から眼とその黒斑の下を通る白いラインがすごく目立ちます。亀裂の中で細い腹鰭で立つようにしていました。咄嗟にさっき書いた標本写真が頭に浮かんだのにはちょっと笑いました。これは珍しい!!とカメラを向けたのですが、やはり光が嫌いなのか、ス〜っと移動して亀裂の奥へと消えて行きました。かなり奥の深い亀裂なのですが、ライトで中まで照らすと顔だけは見る事が出来ました。調べてみると八丈島で写真が撮られていました。しかし、大島での出現はかなり珍しいはずです。その後のダイビングで見に行ったのですが、もう同じ亀裂にその姿を見る事はありませんでした。大きさは約5cmとかなり立派です。必ずあの亀裂のどこかに潜んでいると思うとなんか見れないのが悔しくなります。本当になんでも出る海ですね〜あのポイントは。いや〜早朝に行って良かった!!早起きは三文の徳とは良く言ったものですね。また出会えるといいのですが。
(担当 有馬)


2004年12月28日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃
風 向 き 東北東3m 透 明 度 20m〜
気 温 (最高:最低) 13℃:5℃ 波 高 2m
日中の降水確率 10% 流 れ あり
満潮:干 (大潮) 06:34 11:55
 また北風が吹き少し波立った秋の浜になりました。1本目はキビレの根に行ってきました。気合を入れて泳ぎ始めたのですが、いやに楽に進めます。進めば進むほど流れは強くなり、これは帰りが嫌だな〜と思っているとあっという間にキビレの根に着きました。流れのせいか、キンギョハナダイがもの凄い規模で群れ、その中にカシワハナダイの姿も見られました。キビレの根と言えばキビレマツカサ、しかし、穴の奥に居てなかなか姿を見せてくれません。さすがにあまりにも強い流れだったので、根を回り込んだりは出来ませんでした。帰り道初めは流れに逆らい、匍匐全身をしていたのですが水深を10m程上げると急に流れが逆になりました。どうやら2枚潮だったようです。これは楽チン。と余裕をこいていると、今度は急にダウンカレントに変わりました。仕方が無くそのまま右の砂地へ。いや〜ここまで複雑に流れるともう読めません。オオモンイザリウオや子ネコザメ・ヨコシマクロダイ等を見ながらまた潮に乗りなんとか段落ちまで帰って来ました。たまにはこういうスポーツダイビングもいいもんです。2本目はのんびり左の砂地へ、相変わらずヒレナガネジリンボウを数多く見ました、。ウミエラには実に可愛いサイズのウミエラカニダマシが付いています。ウミウシも良く目に付くようになって来ました。数が多いのはウデフリツノザヤです。初めてシロタスキウミウシというウミウシを見ました。赤い体に白のラインが入る綺麗なウミウシでした。浅場では、ゲストの方に甲長1o位のキンチャクガニを見つけて頂きました。こんなに小さくてもちゃんとイソギンチャクを持っているから不思議ですよね。その他コウワンテグリ・オオメハゼ・ノコギリハギ等を見る事が出来ました。今日のお魚ホシハゼです。大島全体ではけして珍しい魚ではないのですが、秋の浜では非常に珍しいハゼです。今居るのは3cm程の可愛いサイズです。小さい為かあまり体のブルーの点は目立ちません。しかし、ライトを当てると小さい青点が光るように見えます。非常にシャイですぐに石の下へ逃げ込んでしまいます。分布は千葉から小笠原・琉球列島までと非常に広いです。特に南の島では珍しいく無い魚でしょう。そんな理由であまりゲストに見せても喜ばれる事はなさそうです。しかし、多分僕は見せるでしょう!!そんな地域に寄る生物相の違いを楽しんでみるのもなかなかいいもんですよ。
(担当 有馬)


2004年12月29日(水)
天 候 ポイント:野田・王 水 温 20℃
風 向 き 北東7m 透 明 度 10m〜13m
気 温 (最高:最低) 7℃:4℃ 波 高 3m
日中の降水確率 80% 流 れ なし
満潮:干 (中潮) 07:03 12:26
 今日は北風が強く吹き荒れました。おかげで秋の浜にははいれませんでした・・・1本目は野田浜へ行ってきました!!水自体はそんなに悪くないのですがかなり暗めの海でした。アーチタカノハハイツの近くでキンチャクガニが見られます。あまり奥深く入り込まないので探しやすいですよ〜鉄板の岩ではタテジマヘビギンポが見れました。赤みが強くとても綺麗な魚なのでお勧めの被写体です。鉄板の岩の隙間にアオブダイ、帰り際にはコブダイ(若魚)等も観察できました!!2本目は王の浜へ。北からのうねりがまわってきており真正面からそこそこのうねりがはいってきていました。しかしながら水の中はわりと静かでした。今日は珍しくネコザメの穴の中に大きなネコザメが横たわっていました。根を乗り越えると尾鰭付近が青くなってきているツユベラクエなどが見られます。相変わらずコロダイが多く大小全部あわせたら10個体以上はいました。その他は立派に成長したアブラヤッコタキベラテングダイウメイロモドキygなどがみられました。         (担当 荻島)


2004年12月30日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃
風 向 き 東北東3m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 11℃:7℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干 (中潮) 07:33 12:58
 午後から雲が多くなりましたが、午前中は気持ちの良い青空が広がりました。海も穏やかになって、昨日の秋の浜が嘘のようでした。さて今日の1本目は、久し振りにお客様のリクエストに応えるべく”アサヒの根”オシャレハナダイを見に行きました。しかし結果は・・・不発に終わってしまいました。数日前に確認してるので、”外す事は無いだろう”と高をくくっていたのが拙かったようです。結局ここで時間を取り過ぎ、あまり他の物を見れずに上がる羽目に・・・いや〜失敗でした。2本目は、”右トサカ林”へ・・・・・。トサカ林入り口に居たオオモンイザリウオは、遂に消えてしまいました。大きなオオモンも始め見つからず”こっちもか?・・・ヤバイゾ〜〜”と思いかけた時、お客様が見つけてくれました。この個体最近良く動き回ります。私が行くと毎回場所が変わっています。今日は、始めに確認された場所から15m近く移動していました。近くにはお腹がプックリ膨れたキツネダイがウロウロしていました。今が繁殖期のようです。岩陰では、やはりお腹がパンパンになったカサゴも良く見かける様になりました。浅場では大きなソウシハギが岩壁に身を潜めていました。遠目には周囲に溶け込んで見えるので隠れてるつもりなのかも知れませんね。この他には、アジアコショウダイミヤケテグリキンチャクガニジョーフィッシュ等を観察して上がってきました。
さて今年も残すところあと一日・・・気持ちの良い潜り納めといきたい所ですが、どうやらお天気は下り坂雪のちらつく空模様となりそうです。あまり冷え込まないと良いのですが・・・。
(担当 柳場)


2004年12月31日(金)
天 候 晴れ後雨 ポイント:秋の浜 水 温 19℃
風 向 き 北北東8m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 4℃:8℃ 波 高 5m
日中の降水確率 70% 流 れ 無し
満潮:干 (中潮) 08:04 13:30
 低気圧の通過が遅れた為に午前中は青空も見えたのですが、お昼近くなると天気は一変して大荒れとなってしまいました。当に今年一年の海を象徴するかの様な潜り納めでした(苦笑)。朝一番で、昨日大沼氏が見つけた謎のハゼを確認に行ってきました。結局、ホタテツノハゼではないだろうか?との結論に達しそうですが、まだ腑に落ちない点もあり観察が必要と思われます。まず身体半分が白い事、背鰭の棘が3〜4本(小さくて未確認)長く糸状に伸長している事・・・等です。しかし7〜8mmの個体なので、肉眼での観察は非常に厳しく撮影もままなりません。さて今日の1本目(正確には2本目)は、正面へハゼ狙いで行ってきました。しかし水中が暗く共生ハゼは壊滅状態・・・唯一ヤシャハゼが1個体確認できただけでした。正面のイソコンペイトウガニは場所を変えたようです。あまりにもウミトサカがみすぼらしくなってしまったからでしょうか?スケロクウミタケハゼも居場所が少なくなり困っているようでした。しかし、何故?これ程ポリプがボロボロになってしまったのでしょう?この様なトサカをあちらこちらで見掛けるのですが、何かに食されてるとしか思えません。犯人は誰なのでしょう?このトサカの側にあるゴカイの卵には、相変わらずツルガチゴミノウミウシが沢山付いていました。昨日荻島がフリソデエビを見つけました。他のサービス情報ですが、クマドリイザリウオも確認されたそうです。何だか、やっと今頃になって秋に見られるレギュラー陣が揃ったと言う感じです。まだ水温が19℃もあるので、暫く楽しめると良いですね。
(担当 柳場)


2005年01月01日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃
風 向 き 北北東4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 4℃:11℃ 波 高 4m 
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干 (中潮) 08:37 14:09
 皆さん、明けましておめでとうございます。本年もグローバル共々大島の海を宜しくお願いいたします。さて、昨日とは打って変わって気持ちの良い青空が広がりました。「やはり元旦はこうじゃなくっちゃね〜・・」ってな感じでした。心配された秋の浜は、波はあるものの特に潜るのに問題は有りません。さて今日の1本目は、先日外したオシャレハナダイをリベンジする為、”アサヒの根”に行ってきました。多少見つけるまで時間が掛かりましたが、何とか1個体確認・・・しっかりお客様にもお見せする事ができました。上がり際に”寂しい根”の方で手招きするお客様(A/Iさん)に呼ばれ行ってみると、ダテハゼ属ズグロが目の前に・・・いや〜情けない事に3回チャレンジして見られなかった魚に、いとも簡単に出会ってしまいました。さてここ数日物議を醸し出しているハゼはある方からのメールで、ホタテツノハゼの幼魚という事で決着しそうです。今日見た感じでは一度巣穴が壊された様ですが、復活も早かったようです。”右のトサカ林入り口”では、久し振りにソウシイザリウオが確認されました。大きなゴロタの側面にべた〜っと付いていてとても見やすかったです。一昨日消えたと書いたオオモンは元の場所に戻ってきました。昨日のクマドリとお伝えしたイザリウオはイロイザリウオだったようです。これでイロはオレンジ・イエロー・ブラックと3色になりました。又してもハナタツフリークのA/Iさんに、新たなハナタツペアを教えてもらいました。♂♀ともなかなか美形で写真映えする個体です。今日は一日中イサキの数が凄かったです。水面を見上げると何処も魚・魚・魚と言う感じでした。海とは関係ないかも知れませんが、夕方秋の浜の沖に浮かぶ雲が素晴らしかったです。水平線に沿って浮かんだモクモク雲?が夕日を受けてオレンジ色に染まり、海面まで赤く染めていました。
(担当 柳場)


2005年01月02日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃
風 向 き 南西3m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 10℃:−1℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干 (小潮) 09:10  14:53 
 この冬一番の冷え込みとなり、出勤の為車に乗り込むとフロントガラスがガチガチに凍っていました。ウォッシャー液は出ず、ワイパーも当然効かず家までお湯を取りに戻るほどでした。会社の方はデッキが凍りこちらもツルツル、お湯を撒いてその場を凌ぎました。陸上はこの様に激寒でしたが、海の方は波も穏やかになり最高のコンディションでした。暖かくて明るい海って良いですね〜〜〜。しかし、この時期にこの水温・・・ここ数十年で初めてではないでしょうか?さて、今日の1本目はダテハゼ属の一種の1をリクエストされ、”淋しい根”に行ってきました。すると其処にはA/Iさんが・・・、ラッキーとばかりにハゼアヤタスキベラをご相伴に与りました。アヤタスキは数ヶ月前から観察されていた様ですが、私は3年振りの再会でした。浅場に戻り掛けると、今度は有馬が何やらボードに書きながら近付いて来ました。何と!其処にはニセボロカサゴの文字が!またまたラッキーとばかりに後に続いたのは言うまでもありません。今回出現した個体は20cm程の立派な個体でした。暫く観察できると良いですね。この他には、荻島フリソデエビ某サービス情報のイロイザリウオbaby(黄)A/Iさん発見の黒イロイザリbaby 、そして赤白ハナタツ(ゴマシオ君)コウワンテグリミヤケテグリ等を観察して上がってきました。いや〜しかし、読んで解るとおり貰った情報ばかりですね〜・・・。”私も頑張って何か探さなくては”と、プレッシャーの掛かった一日でした。
(担当 柳場)