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2004年12月 第 3週( 13日〜19日迄)

2004年12月13日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 18m
気 温 (最高:最低) 16℃:11℃ 波 高 2m
日中の降水確率    10% 流 れ あり
満潮:干潮 (大潮) 06:27 11:40
 昨日とはうって変わり暖かい1日となりました!!うねりもとれ透明度も良くなかなかのコンディションでした。しかしながら午前中は流れがかかってました・・・1本目はシロオビの岩へいってきました。レギュラー陣のハナダイ達は相変わらず元気にしていました。お客さんはマクロとワイド両方狙っていたのですがあまりにも流れが強くウミトサカや大きなウミウチワは傾いており撮影どころではありませんでした・・・2本目は左の砂地へいってきました。海は明るかったのにも関わらずウミエラが元気にでています。覗くとウミエラカニダマシが1匹ついていました。お勧めの被写体です!!ハゼ地帯へ行くとなぜか落ち着きのないヒレナガネジリンボウがいます。よぉ〜くみてみるとコトブキテッポウエビがヒレナガネジリンボウをクリーニングしていました!!エビがクリーニングをやめて穴の中に入るとクリーニングの合図でしょうかヒレナガネジリンボウは体全体ををもぞもぞと動かします。そうするとエビがクリーニングをし始めます。機会があったら是非ご覧になってください!!その他はヤノダテハゼミヤケテグリygセソコテグリygコウワンテグリygオキナワベニハゼ等が観察できています。(担当 荻島)


2004年12月14日(火)
天 候 曇り、晴れ ポイント:秋の浜・ケイカイ 水 温 20℃
風 向 き 北北東4m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 13℃:9℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 20% 流 れ あり(秋の浜)
満潮:干潮 (中潮) 07:15 12:24
 北東の風のせいで荒れた秋の浜になりました。しかし、サージはそんなに無く、潜行してしまえば楽勝の海です。ここが秋の浜の強味ですね〜 左の砂地を目指して泳いで行くと、これがなかなかの流れです。オオモンイザリウオを見て砂地に降りると、流れのせいで誰かが箒で綺麗掃いたかの様なまっ平らな砂地になってました。チビイロイザリも貝ガラの下で隠れるようにして流れをかわしていました。転石には可愛いキリンミノが付いていました。下のゴロタまで降りるとムチカラマツも皆同じ方を向いて倒れています。そんなカラマツには卵を守るガラスハゼムチカラマツエビ・甲長が1cmも無いイボイソバナガニの子供も付いていました。石の海藻に目をやるとなんとまたクビナガアケウスに会いました。こんなにこの種類にいろんな所で会うのは初めてです。地味ながら当たり年なのかも知れませんね。ヒレネジやヤシャハゼは流れがあるにも関わらず、砂穴から頭だけを出してジッとしていました。浅場ではミヤケテグリや1円玉サイズのマツカサウオ等が見られました。2本目はケイカイに行ってきました。何故かこっちは流れも弱くなんだか変な感じがしました。テングダイの数が多く見られました。スミツキベラの7cm位の幼魚や10cmはありそうなサザナミヤッコの幼魚も見られました。ライトを照らすとブルーが光った様に見え、実に綺麗でした。今日のお魚イレズミニザです。ケイカイにエントリーして少し行った時、見慣れないニザダイの仲間が泳いで来ました。頭部にははっきりとした黄色い点々が無数に並び、尾柄部には白い横線を持ちます。背鰭、尻鰭には黄色味を帯びた縦線がいくつも並んでいます。すぐに頭に「イレズミニザ」という名前と I.O.Pダイビングニュースの表紙が浮かびました。体の前半部には綺麗な黄色の部分があり、これが実に目立ちました。そういえば、少し前に大沼さんが秋の浜の浅場で2匹で泳いでいるのを見たと言っていたのを思い出しました。その時は残念見損なった!!と悔しがったものです。しかし、今日実物を見れて満足満足でした。その後、色々と調べて見たら、今年は結構伊豆でも出現が確認されているようです。当たり前ですが幼魚の画像ばかりが出ていました。じゃ〜成魚はというとばっちり「日本の海水魚」に載っております。成魚になると幼魚の時には無い、鰓孔上部の黒斑が現れるそうです。そして胸鰭の上に黄色い点が出るのも特徴の様です。幼魚が確認されている水深は、どれも他のハギの幼魚と同じく1〜3m位です。今日のも2m位でした。こんな水深じゃ今までダイバーの目に触れなくても、仕方が無いかもしれませんね。特に数の少ない魚なら尚更でしょう。しばらく居てくれれば良いのですが・・・ 
(担当 有馬)


2004年12月15日(水)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 19℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 12℃: 9℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 08:04 13:09
 昨日に引き続き荒れた秋の浜になりました。今日は浅場はなかなかサージがきつくなっていました。天気も悪く水中はかなり暗かったのですが、ハゼを見に行ってきました。ヤツシハゼ属の1種ー8(日本のハゼ参照)が暗さにも負けず全身出ていました。ズグロダテハゼは頭だけ巣穴から出していました。こういう時はかなり警戒心が強い時で、大抵近づいただけで隠れてしまいます。案の定、今日は秒殺でした。暗いから無理かもと思っていたその他のハゼ達も、結構見る事が出来ました。クビアカハゼやヤノダテハゼ等です。オオモンイザリウオも2匹見らました。右の個体はまた場所を変えていました。しかし、体色が黄色いせいでどこに行っても目立ちます。子ネコザメ入りのネコ玉を覗いて見ましたが、いつも頭を向こうに向けて顔を見せてくれません。ちょっかいを出してもなかなかこっちを向いてくれません。何か上手い方法はないもんでしょか? カンナツノザヤ&ウデフリツノザヤもコンスタントに見られています。最近良くイズカサゴの姿を目にします。水温がまだまだ高いと言えども、着実に冬がやって来ているのを感じます。しかし、顎の下からライトを当てると面白いですね〜イズカサゴの顔は。皆さんも試して下さい、笑えますよ。久々にオグロブダイに出会いました。皆で囲んでライトを当てると、体に白斑の模様が浮かびます。この体色の変化にはちょっと驚かされます。浅場では、またクビナガアケウスに会いました。今日のはペアでした。雌雄の差はあまり分からないのですが、甲羅が細長い物と丸っこい物がいるので、丸い方が♀だろうと勝手に解釈しました。卵でも持ったら面白いのですが。今日のお魚アンコウウバウオです。大島には1年通して普通に生息している種類です。ウバウオ科は非常に細かく属が分かれている面白い科です。アンコウウバウオもアンコウウバウオ属アンコウウバウオと1属1種の魚です。体は扁平で実に面白い顔をしています。石の下等の暗がりを好み浅場に主に生息します。今日も何気なく小石を捲ったら、その石に付いてきました。このウバウオの面白い所はこれからです。暗がりを好むこの種はいきなり明るい所に出された事に驚き、石の裏側に回り込みます。ウバウオを逃がさない様にうまく、ゆ〜っくりとこの石を回すと、またウバウオは逆側に回り込みます。うまくすればこのまま何周でも、ウバウオはこの小石の周りを回る事になります。人間の目から見ると「なんでこいつ飛んで逃げないんだろう?」思ってしまうのですが、ウバウオにとっては必死に逃げているのでしょう。その内、気が付くのかアンコウウバウオは飛んで他の石の下に逃げて行きます。なかなか面白いですよ〜 ちなみにこのウバウオ大島の浅場ならどのポイントでも生息しています。但し、引っくり返した石はちゃん元の位置に戻して置くのを忘れないで下さいね。
(担当 有馬)


2004年12月16日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃
風 向 き 西南西8m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 18℃:15℃ 波 高 3m
日中の降水確率 10% 流 れ やや有り
満潮:干潮 (中潮) 08:52 13:56
 今日は朝から晴れすがすがしい1日となりました。風も南西の風に変わったのですが午前中は昨日からのうねりが残っており浅場は体がふられてしまうといった状態です。今日はスクーターでキビレの根までいってきました!!群れ狙いでいったのですが残念ながら大きな群れには当たりませんでした・・・キビレの根の周辺では婚姻色のスジハナダイカシワハナダイなどが観察できます。近くではツルグエもいました。もちろんテングダイファミリーも見られ、そのなかには何故か横を向きながら泳いでる個体をよくみかけます。何かのシグナルなのでしょうか?左砂地ではかなり成長したヤノダテハゼがよく全身を出しています。度胸がある個体なのでしょうか?結構、近寄れますし鰭をひろげてくれる時もあります。カメラお持ちの方は1度挑戦してみて下さい。近くにはヒレナガネジリンボウygもいますよ〜是非ご覧になってください!!落っこちそうな岩のオオモンイザリウオは隣の岩に移ったり元の岩に戻ったり場所をなかなか忙しい奴です。浅場のお勧めはフトスジイレズミハゼです。2匹並んでいることが多く真正面から見るととても可愛いですよ〜(担当 荻島)


2004年12月17日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 13℃:9℃ 波 高 2m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 09:39 14:51
 今日の朝はかなり冷え込みましたが日中はとても暖かく過ごしやすい1日でした!!今日は正面へいってきました。相変わらずタスジウミシダウバウオが多くみられます。椅子岩の近くでは大きなコブを持っている立派なコブダイに出会いました。イロイザリウオは今日も砂地に降りてました・・・イロイザリウオのまわりでは孵化したばかりだと思われるたくさんの稚魚がかたまっています。しばらく観察しているとその小さな魚を目にもとまらぬ速さで捕食し始めました!!食べられちゃう魚には失礼ですがなかなか面白いシーンなので機会があったら是非ご覧になってください。近くではセナキルリスズメキツネベラygヤシャハゼヒレナガネジリンボウygなどがみられます!!ベラ地帯のツキノワイトヒキベラクジャクベラアオスジオグロベラなども成長しつつあります。今年も♂の個体がでてくれると有り難いのですが・・・段落ちではオシャレカクレエビカイメンガニなどの甲殻類も観察できます!!オシャレカクレエビは捕食者に狙われやすいのでしょうか?片方のハサミがない個体をよくみかけます。(担当 荻島)


2004年12月18日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃
風 向 き 南西8m 透 明 度 18m〜20m
気 温 (最高:最低) 16℃:8℃ 波 高 2,5m 
日中の降水確率 0% 流 れ 少々
満潮:干潮 (小潮) 10:25 16:01
 秋の浜には多少波がありましたが、青空が広がり気持ちの良いお天気でした。水温もこの時期にしては2〜3℃高く、透視度も最高です。さて、今日も秋の浜2DIVE・・・”右トサカ林入り口””正面”に行ってきました。1本目、”トサカ林入り口”で定番となったオオモンイザリクダゴンベを見て”フッ!と”水面を見上げると、銀色の塊が3本通り過ぎていきました。種類までは判別できませんでしたが、丸々と太った1m近いマグロでした。このところ大物にとんと縁が無かった私は、一寸嬉しかったです。グリーンのサンゴに付いているアカスジウミタケハゼのお腹が白く膨らんでいます。間違いなく大島でも繁殖している様ですが、サンゴの何処に産み付けるのでしょう?サンゴも動物なので、ポリプに食べられてしまいそうですが・・・?”正面”水深25m付近の海底に、白いフワフワした感じの貝?の卵があります。良く見ると、黄色いツルガチゴミノウミウシが沢山群がっていました。因みにこのウミウシ、この手の卵を主に食べる種類ですが、どうやって餌の存在を探るのでしょう?海の中には色々な不思議がありますね。台を上がった浅場でセルフのA/Iさん黒いイロイザリウオbaby を見つけました。ちょっと深いのですが、右の35m付近でも黄色いイロイザリウオbaby が見つかっています。現在オレンジも2個体居てイロイザリシーズン到来と言う感じです。左梯子の足元で1cmに満たないハナタツ?を有馬が見つけました。明日は北東の風が吹くそうです。海が荒れて消えてしまわないと良いのですが・・・。
(担当 柳場)


2004年12月19日(
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 20℃
風 向 き 北東8m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 10℃:12℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮 (小潮) 11:10  17:31 
 昨日とは打って変わり、肌寒いどんよりしたお天気となりました。秋の浜も大波が切れ目無く押し寄せ、右の梯子は時折滝の様になります。浅場はかなりサージも感じられ、昨日と比べると若干透視度も落ちてしまいました。さて今日の1本目は、正面のやや深めのハゼ地帯へ・・・しかし観察できたのは、ヤシャヤノだけ、しかもゲストにお見せしようとターゲットを当てた途端、隠れられてしまいました。気分を変えてオシャレでも見ようと”アサヒの根”に向かうと、目の前に白い物が転がっていました。良く見ると・・・何と!お腹を上にして横たわっているネコザメbaby の死体でした。手に取って見たのですが、特に外傷も無く目もまだ綺麗な状態でした。死後硬直も始まっておらず、お亡くなりになったばかりと言う感じでした。お腹がプックリしてたので、何か皮膚毒をもった魚でも食べたのかも知れませんね。昨日のクロイロイザリに引き続き、今度はセルフのM/Kさんホタテツノハゼを見つけてきました。毎年このぐらいの時期から出現し始めるので気にはしていたのですが、又してもセルフのお客様に先を越されてしまいました。(苦笑)しかし、セルフパワー凄いですね!そして、何時も貴重な情報を頂いて・・・とてもありがたい事です。岸近くのカイメンの中に、オビアナハゼの物と思われる卵が産み付けられていました。数年前にハッチアウトを撮り逃がしてるので、今年は是非頑張ってみたいと思っています。浅場に戻ってからの時間つぶしで石をはぐっていると、必ずと言ってよい程キンチャクガニのbaby が見つかります。甲長1〜2ミリの個体なのでお客様にはなかなかお見せできないのですが、今日は上手く貝殻に乗せる事ができました。波に飛ばされるとすぐに見失ってしまいそうな大きさですが、しっかりカニバサミイソギンチャクも着けています。毎回不思議に思うのですが、本当に何処から探してくるのでしょうね。段落ちの亀裂に美脚を持ったヤドカリが居ました。この一年ですっかりヤドカリ帝王となった有馬に確認すると、ケフサゼブラヤドカリとの事、私には希少かどうかの価値は判りませんが、なかなか魅了的なヤドカリでした。
(担当 柳場)