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2004年12月 第 2週( 06日〜12日迄)
| 2004年12月06日(月) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃ |
| 風 向 き | 東4m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16℃:9℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (長潮) | 12:06 | 05:17 |
| 午前中は少し荒れた秋の浜になりましたが、午後には少し落ち着いて来ました。今日も相変わらずハゼ三昧しました。いつも登場するダテハゼ属の名前はもう書かなくてもいいでしょう。今日もみんな元気でした。ズグロダテハゼはやっと心を開いたのか、最近良く穴から出ています。しかも、良く寄れる様になりました。どれ位僕と仲良くなったかというと・・・とにかく画像掲示板をご覧下さい。 見ました?(最近こればっかりですね) これ位仲良くなりました。 是非、皆さんも撮影しに来て下さい。近くには可愛いヒレナガネジリンボウのygが顔を出していました。イロイザリウオygは相変わらず同じ場所にいました、しかし、撮影している途中で、ピョ〜ンと飛んで行ってしまいました。ヤマブキハゼも今日は穴から顔を出していました。しかし、カメラを近づけるとすぐに隠れてしまいます。「次こいつだな!!」と心に誓いました。これから毎日通いスキンシップを図りたいと思います。大きいオオモンイザリウオは今日も同じザラカイメンに乗っていました。しかし、そのカイメンのボロい事オオモンの重さで今にも崩れそうです。浅場のミヤケテグリが2匹に増えていました。2匹とも全く同じサイズなのでまるで双子みたいで可愛いです。段の上では成長したツマジロモンガラ・ハナタツのペア・コウワンテグリ等が見られました。目の下にまるで涙の様な白斑を持つウツボ属の1種も見られています。今日のお魚はヤノダテハゼです。大島には毎年の様に必ず出るハゼです。今年は実に数が多く、今日もあちこちで観察する事が出来ました。和名の由来は西表島の「ダイブサービスYANO」のオーナー&「決定版 日本のハゼ」の著者でもある。矢野維幾氏に由来されています。もちろん学名(種小名)もyanoiです。体側には4本の黄色い横帯を持ちます。他種との決定的な違いは尾鰭です。尾鰭は全体的に黄色く、その中心に横帯と同じ色の縦線が入ります。しかし、幼魚時には尾柄部のみ黄色く鰭そのものは透明です。なぜか大島のヤノには横帯と横帯との間に細い横線が入ります。エビは絶対にコトブキテッポウエビが付いています。先日、このコーナーにも書き、掲示板にも画像を貼り付けた「ダテハゼ属の1種」なのですが、今の所このヤノダテハゼのバージョンであるという見方が最有力です。話によれば周りが黒っぽい環境に生息する幼魚には、この様に眼下に横帯が出る傾向があるそうです。確かにこの眼下の線は薄くなったり濃くなったりします。私の中でも8割り方ヤノダテハゼだと考えています。しかし、1つひっかるのは体側の4本の線が薄くならずに腹側まで到達している点です。ヤノダテハゼは大人も子供も横帯は腹側に近づくにつれて薄く消えていきます。果たしてこれもバージョンなのでしょうか?全く不思議です。 (担当 有馬) |
| 2004年12月07日(火) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃ |
| 風 向 き | 南西9m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 17℃:12℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (若潮) | 12:54 | 06:35 |
| 今日は実に静かな海になりました。透明度も良く、水温も20℃と快適だった為、ついつい2本で170分位潜ってしまいました。いや〜平日ならではですね。ウデフリツノザヤウミウシが非常に多く、大きいものから小さい物まで見る事が出来ます。ツキノワやクジャクベラのygも結構見る事が出来ました。居なくなったかと思っていたオオモンイザリウオもなんと復活していました。タスジウミシダウバウオも数箇所で見られています。夏前からガイドネタとして使っていたネコザメの卵を久し振りに見に行きました。なんと、もう蓋が開き中には可愛い子ネコザメが入っていました。しかし、こっちは残念ながら向いてくれませんでした。その後、しばらくウロウロしていると水底に1つネコ玉が転がっています。中を覗くとこれにも子ネコが!!ラッキ〜という事で、いやいや このままでは危険だ!!という事でしっかり岩の隙間に確保 いやいや しまってあげました。 イロイザリウオygは今日も同じ場所にいました。しかし、こんな所で何が食えるのでしょう?その近くにはヤノダテハゼの大きな個体もいました。本当今年はどこにでもいます。段落ちで面白いカニを見ました。クビナガアケウスというカニです。クビナガと言うだけあって目とハサミ脚までが異様に離れています。昨日2匹になったミヤケテグリは1匹に戻っていました。浅場では、ミヤコキセンスズメダイ・シマヤドリエビ・トゲトサカテッポウエビ・ハナタツ・コウワンテグリ等が見られました。大島ではなぜか個体数の少ない(2個体目の出会い)サメハダヤドカリに出会いました。一見ソメンヤドカリに似てますが、大きい方のハサミが全体的に細かい棘で覆われる事で区別出来ます。ちなみにソメンは下半分がツルツルです。その昔、ベニヒモイソギンチャクを貝に付けているヤドカリは、皆ソメンヤドカリだと思っていました。しかし、トップヤドカリーダーを目指す私としてはもう騙される訳にはいかないのでした。皆さんもイソギンチャク付きのヤドカリを見たら左ハサミをチェックです。今日のお魚はダンダラダテハゼです。大島には毎年の様に出現するダテハゼ属のハゼです。大抵水深15m以深に出現し、コシジロテッポウエビと共生します。一見、クビアカハゼと良く似ていますが、クビアカほどの赤くはありません。特徴は体側に入る5本の横帯の輪郭が乱れている事です。そして、その横帯の間には斑模様の斑紋が多く入ります。パッと見地味〜なハゼです。良く目立つのは上顎付け根にある赤点です。これはライトを当てずに見ても良く目立ちます。5cm位まで成長するクビアカは見ても、そこまで大きくなるダンダラは今まで見た事がありませんでした。しかし、今日初めて「デカ〜い」と心から思えるダンダラに出会いました。大きさは5cm近くはありました。こいつ大きいくせにカメラを向けただけで引っ込んでしまいました。また仲良くならなきゃいけないハゼが一匹増えたみたいです。 (担当 有馬) |
| 2004年12月08日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃ |
| 風 向 き | 北東6m | 透 明 度 | 8m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16℃:14℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 13:37 | 07:40 |
| 朝晩はさすがに冷え込みますが陽があたり始めると暖かい日が続いています。海は少々うねりがはいってきており残念ながら透明度も落ちてきてしまいました・・・今日は正面にいってきました。ヤシャハゼの近くではここ最近成魚は全然みかけなくなってしまったクロイトハゼygが観察できます。近くではウデフリツノザヤウミウシ、サガミリュウグウウミウシ、ニシキウミウシなどがみられました。イロイザリウオygは今日は砂地に降りていました。イロイザリウオは普通、岩に付いてることが多いのですがこいつはイザリウオと同じ趣味なのでしょうか?砂地が好きなようです。繁殖の時期なのか?卵を抱えてるホシベニサンゴガニをよく見かけるようになりました。今日みた個体は卵を抱えてるにも関わらず一人身でした・・・・水深13m付近では単独でいることが多いタスジウミシダウバウオもペアーで観察できます!!・・オスはどこかへ移動してしまったのでしょうか?浅場では相変わらずキンチャクガニ、ツユベラygなども見られています。 (担当 荻島) |
| 2004年12月09日(木) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃ |
| 風 向 き | 北東9m | 透 明 度 | 10m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 10℃:13℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 14:16 | 08:35 |
| 北風が吹き寒い一日でした。秋の浜は大波の為、お客様は西側へ潜りに行きました。しかし、久々の私は秋の浜へ・・・・・。満潮に差し掛かる昼頃だったせいでしょうか?ひっきりなしに打ち寄せる波に、梯子は滝状態になっていました。私でも仕事では入りたくない海でした。( って事は?遊び???いえいえ情報集め、立派な仕事です。エッヘン!) エントリーと同時に速攻で潜降、岸近くは海藻が舞い上がり透視度は10mを切っていました。そして、”右ゴロタ”水深20m近くまで降りてもサージを感じました。右側は、20cm近い大きな個体を含めてオオモンイザリ3個体、ガラスハゼやスケロクを見て上がってきました。戻り際の”正面”では、綺麗なスナイソギンチャクに寄り添うマルガザミや近くの巨大イソコンペイトウガニを観察、オグロやツキノワ、クジャクにクレナイ等各種ベラのbaby 達を確認した後、水深21mの”時の人ならぬ時の魚”となっているヤノダテハゼに挨拶をして浅場に戻ってきました。”段落ち”では、1cm程に成長したカンムリベラやほんのり赤みが出てきたミヤケテグリ、コウワンテグリ等も健在でした。段を上がった所では、時折リクエストを受けるキンチャクガニの場所を確認、無事任務を遂行してエキジットしたのでした。〔 えっ!何も目新しい物無いの〜・・・だって?いえいえ海の中は何時も新鮮です。同じ生き物だって日々成長してるし・・・、あ〜ぁ楽しかった!! 〕 (担当 柳場) |
| 2004年12月10日(金) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃ |
| 風 向 き | 南西3m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 15℃:10℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 14:54 | 09:25 |
| 昨日の荒れ方が嘘のような静かな海になりました。今日も凝りもせず深場へハゼ探しに行ってきました。目的のハゼ達の大半を見る事が出来ました。まずズグロは今日は顔だけ出していました。深場ではヤツシハゼ属の1種を観察しました。上がりがけにヤシャハゼ&ヒレネジ等の常連に挨拶し、次も目的ヤマブキハゼへ しかし、運もここまでだったみたいで姿形もありませんでした。発見した時には結構度胸の良いハゼに思えたのですが・・・ 正面の15m位にボロボロのテングダイがいました。鰭という鰭は裂け、体にはいくつもの痛々しい傷がありました。一体何でこんな怪我をしたのでしょう?その他にオオモンイザリウオも2匹見る事が出来ました。チビイロイザリは今日も砂地にいました。チビと言えば1cm程の可愛いキツネベラのygをみました。キツネベラのygもクリーナーで今日はタカノハダイを突付いていました。浅場ではミヤケテグリygやコウワンテグリyg そしてまたクビナガアケウスに会いました。結構場所は動かないみたいですね。梯子の裏の穴にはまだサザナミヤッコのygがいます。しかし、ライトを当てるとすぐに亀裂に逃げ込んでしまいました。今日のお魚は・・・・ダテハゼ属の1種になるのかな?まっ正確にはハゼ科の1種でしょう。 お客様のA.Iさんにより11/6に発見されたハゼです。とにかく画像掲示板を見てください。 見ました??(またやっちゃった これ・・・) 一見ミナミダテハゼなのですが、背鰭・尻鰭に黄色の小点が入ります。この点鰭だけでなく体側の背側にも入るのです。画像には写っていませんが、尾鰭にも体側と同じ黄色のラインがあります。そして腹鰭も黄色 う〜ん 一体何者でしょう?? 一説によればこれが通称モリシタダテハゼの幼魚なのでは!?という噂も (これはあくまでも噂ですよ〜) ちなみにこのハゼ、結構深い水深に生息しているため、ガイドダイビングでのリクエストはお受けできません。情報だけ出しておいて本当にすみません。しかし、リスクの高いダイビングをお勧めする訳にはいきませんので、どうかご理解ください。 (担当 有馬) |
| 2004年12月11日(土) | ||||
| 天 候 | 晴天 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃ |
| 風 向 き | 東北東4m | 透 明 度 | 13m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 18℃:11℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 15:33 | 10:11 |
| 気持ちの良い青空が広がり、暖かな一日でした。さて今日も秋の浜2DIVE、1本目は正面をゆっくり、2本目は”右トサカ林”へ行ってきました。正面の水深20m付近には大きなヒラメが横たわり、周辺ではツユベラやインドヒメジにセジロノドグロベラ、大きく成長したアマミスズメダイ等が目立っていました。2本目は、タスジウミシダウバウオにオオモン3個体、テングダイにクダゴンベ、コロダイ等を見て上がってきました。浅場のゴロタ地帯では、クロヘリイトヒキベラのなかなかいいサイズが数匹泳いでいます。又、ゴマシオ君と呼ばれているハナタツやコウワンテグリも、定位置で観察する事ができました。さて、それにしても今年は水温が高めですね。例年ならば20℃を割って17℃位まで下がる事もあるのですが・・・。季節外れの台風も発生しました。これも海水温が高いのが影響してるとの事です。海の仕事をしていて暖かい事は嬉しいのですが、地球温暖化は困ったものです。 (担当 柳場) |
| 2004年12月12日(日) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃ |
| 風 向 き | 北北東7m | 透 明 度 | 12m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 12℃:10℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 16:12 | 10:56 |
| 北風の冷たい、どんよりしたお天気になってしまいました。昨日とは雲泥の差です。おまけに秋の浜は大荒れ、初めて潜るポイントだったらビビリが入り、今日は”や〜めた”となりそうな海でした。しかし、潜降してしまえば思いの外底揺れは無く、まずまずのコンディションでした。さて、今日は”正面の際”と”正面のハゼ地帯”を潜ってきました。暗いせいでしょうか?際のハナダイ達は今ひとつでフタイロもアサヒも姿が見えず、唯一カシワだけ亀裂の縁で確認する事ができました。際を上がってくると今年独立した”チャップ”のO・Hさんが海底を指差していました。彼の指先に視線を落とすと、其処にはオレンジのイロイザリが・・・”−25の岩”付近で観察している個体より一回り小さな可愛い個体でした。浅場では、揺れる波に身体を振られながらのキンチャクガニ探し。3個体程確認しつつもなかなかお客様に見せれる状態にはならず、側に居た荻島が見つけた個体をラッキーとばかりに奪い取っての、大撮影大会となりました。しかし、大揺れの海の中、必死に身体を安定させようと構えつつ5mm程のカニを囲む私達・・・水中でふと!冷静になった時、その光景が妙に笑えてしまいました。荻島チームは正面でカメと遭遇しました。大きな個体でかなり老成している様に見えたそうです。 (担当 柳場) |