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2004年12月 第 1週( 11月29日〜12月05日迄)

2004年11月29日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜20℃
風 向 き 東北東4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 16℃:12℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率    10% 流 れ 少々
満潮:干潮 (中潮) 06:42 12:05
 相変わらず水温の低い状態が続いています。一時的な物ならいいのですが・・・ 1本目は、今熱いハゼを狙って行きました。狙ったハゼ達は残念ながら全く出ていませんでした。浅場の謎のダテハゼの仲間は今日も出ていました。このハゼについていろいろ調べてはいますが、いろんな人からいろんな返事が返ってきます。謎は深まるばかりです。2本目はに行ってきました。オオモンイザリウオを見て砂地に降りて行くと、中層に大きな影が!!久し振りにニタリに遭遇しました。3m以上はある大物でした。透明度が良いのとこっちに近づいて来てくれたおかげでジックリ、バッチリ見る事が出来ました。チビイロイザリウオは、飛びそうで飛ばずに同じ場所に居てくれました。チビと言えばチビジョーフィッシュも健在です。穴の大きさが5o位なので本体はかなり小さいです。浅場では、ハナタツのペア・ヨコシマエビ・カンムリベラyg・アミメミノカエルウオ等が見られました。今日のお魚ズグロダテハゼです。2000年に記載されたまだまだ新しい魚です。まさか大島にこのハゼが出るとは思いませんでした。図鑑の分布域では高知県と沖縄島となっています。今、確認されているだけで2個体見られています。頭黒(ズグロ)と言うだけあって頭が黒くなります。この頭の黒さは日によって変わる様で、薄くなったり濃くなったします。体側には4本のラインがあり、5本目は尾鰭にかかりあまり線と言う感じはしません。黄褐色の線の幅広いが腹側までバッチリ伸びます。段々慣れて来たせいか今日は1m位まで寄る事が出来ました。これまでは全身出ている事などあまりなく、黒い顔だけ出している事などが多かったのですが最近全身出しています。全身出ている時は今まで1mも寄れませんでした。しかし、ライトを当てると秒殺!!自分が見るだけで精一杯です。水温が下がりちょっと心配ですが、4cmはある個体なのでしばらく居てくれる事を期待しています。じっくり慣らして写真が撮れたら画像をアップしたいと思います。期待しないでお待ち下さい。実物を見たい方はお早めに〜 但し、観察時間が数秒でもお許し下さい。
(担当 有馬)


2004年11月30日(火)
天 候 はれ ポイント:秋の浜 水 温 19℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 15℃:10℃ 波 高 2m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 07:16 12:35
期待通り水温が復活してきました。一時的な物だろうとは思っていたのですが、やはり上がって来てくれてホッとしています。やっぱり2℃違うと大違いですね〜 今日も凝りもせずズグロにチャレンジしました。まず、画像掲示板を見てください。
見ました??今までコースが合えば穴に通い、デジカメでストロボを当て続けて来ました。そうしたらなんと今日、なんとか姿を確認出来る位寄れました。さすがに警戒して尾鰭は隠してしまいましたが今までの事を考えれば上出来です!!もう少しと言った感じです。このズグロを含め、今日も見られたミナミダテハゼ・ダンダラダテハゼ・クビアカハゼ・ヤノダテハゼ等のダテハゼ属の魚達は、結構、度胸の据わった奴多く、個体によっては驚くほどよれます。早くズグロもこうなれば良いのですが。小さいトサカに今、イソコンペイトガニが付いています。ここに名前の無い白いコシオリエビの仲間が付いています。今日は2匹並んでいました。うまく写真が撮れたら面白いですね。チビイロイザリは今日も同じ位置で見られました。1本目には分からなかったのですが、2本目に寄ったら戻っていました。昨日も書いたチビジョーちゃんはどうやら午後になると活発に穴の手入れをするようです。昨日も今日も午後には顔を出していました。その他イズカサゴ・アミメミノカエルウオ・オオメハゼ・ムチカラマツエビ等が見られました。今日のお魚ネッタイミノカサゴです。大島では毎年必ず現れるミノカサゴ属の魚です。成魚では20cm程まで成長しますが、大島ではせいぜい10cmがいい所です。ネッタイと同じ位出る、キリンミノとは区別が付きづらいらしく、よく質問を受けます。まず決定的に違うのは胸鰭です。キリンと違いネッタイは軟条が鰭膜からもの凄く飛び出しています。そのせいかヒラヒラと飾りを付けている様にも見えます。次に尾柄部です。キリン茶褐色の模様は横Tの字になりますが、ネッタイではただ横線が入ります。なぜかカイメン類のそばが好きで寄り添っていたり、中に入っていたりします。鰭の棘には猛毒を持っていますので、あまりちょっかいは出さない方が良いですよ〜 ちなみにネッタイはキリンと違い和名の最後に「カサゴ」が付きます。よく「キリンミノカサゴ」だと思っている方が多いのですが、細かい事を言うと間違えです。しかし、何故キリンだけにカサゴを付けなかったのか??実に不思議です。
(担当 有馬)


2004年12月01日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 16℃:11℃ 波 高 1、5m
日中の降水確率 10% 流 れ 有り
満潮:干潮 (中潮) 07:53 13:06
 今日も北東の風が吹き午前中の秋の浜はそこそこのうねりが入っていました・・・しかしながら透明度はとても良く気持ちの良い海です。1本目は正面の際にいく予定があまりにも流れが強いため流れにのり正面にコース変更いたしました。ヤノダテハゼygイロイザリウオygクレナイイトヒキベラyg等が観察できます。2本目は右のトサカ林へ・・・クダゴンベオオモンイザリウオなどが見られたのですが大きオオモンイザリウオは留守でした。25m付近ではアカスジカクレエビがたくさんみられます。ホストのヤギも綺麗なのでお勧めの被写体です。赤いヤギに付いたガラスハゼやツノマタカイメンについたセボシウミタケハゼなどもお勧めです!!椅子岩の近くのタスジウミシダウバウオはウミシダの先についていて近寄っても全然動かないのでよく見てみると腹吸盤なるものがでていました。機会があれば是非ご覧になって下さい。段落ちではコウワンテグリygミヤケテグリygオキナワベニハゼ等も引き続きみられています。   (担当  荻島)


2004年12月02日(木)
天 候 はれ ポイント:秋の浜 水 温 20℃
風 向 き 東北東6m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 17℃:10℃ 波 高 2m
日中の降水確率 0% 流 れ 有り
満潮:干潮 (中潮) 08:33 13:41
 少し荒れた秋の浜になりました。しかし、透明度は思ったより悪くなっていませんでした。何故か最近よく流れがかかります。今日も結構流れがかかっていました。こういう時には流れに乗るのが一番!!と言う訳で際から右の砂地までを流しました。表層にはメジナの物凄い大群みられました。メジナは少し波だっている方が好きみたいです。中層にはイサキ・タカベの群れがいます。流れているおかげでじっくり観察する事が出来ました。やや深場には大きく成長したヤセアマダイが見られました。ハゼ地帯ではヤシャハゼ・ヒレネジ等が出ていました。ハゼと言えばちょっと変わった奴を見ました。まっこれは後ほど。チビイロイザリは相変わらず同じ場所に、見つけた時にはすぐ居なくなるかと思ったのですが、なかなかいい奴だったみたいです。駆け下りではネコザメの卵やオオモンイザリウオyg等が見られます。浅場ではコウワンテグリ・ミヤケテグリ・ヨコシマエビ等を見る事が出来ました。いいサイズまで成長してきたニシキイトヒキベラの♀も見られ、早く♂にならないかと期待しています。今日のお魚ヤマブキハゼです。今年はダテハゼ属の当たり年だなとは思っていましたが、とうとうこの種も出現しました。大島では僕が聞いただけで3〜4個体目に当たると思います。一番初めに大沼さんにより発見されたのが約7年前、それから考えるとなかなか珍しい魚に当たるかもしれません。南の島ではイヤって程いる魚なのでゲストに見せても喜ばれないかも・・・とちょっと不安もありますが、大島ではとても珍しい魚です!!っとここで強調しておきましょう。なんと言っても特徴的なのは頭から体に入る山吹色の点々です。体側には2本の黒色線を持ち、この線は背側で薄く消えます。今、居る個体はまだ3cm位なのでこの山吹色の点はあまり目立ちません。しかし、良く見ると実に綺麗な模様が入っています。今日もそうでしたが結構近くまで寄る事が出来ました。一つ気になるのは周りにカモハラトラギスが嫌に多い事です。すぐそばには巣穴らしき穴もありました。皆さん早く見ないと食われそうですよ〜 しかし、本当にハゼが多い年です。次はマスイかニチリンか!!ニュウドウはちょっと無理かもしれませんね。
(担当 有馬)


2004年12月03日(金)
天 候 はれ ポイント:秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 南南西6m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 18℃:10℃ 波 高 2m
日中の降水確率 10% 流 れ なし
満潮:干潮 (小潮) 09:20 14:26
実に静かな海になりました。久し振りにゲストが切れた為ビデオを持って海に行ってきました。いろいろ撮りたい生物が居た為、かなり気合が入って海に行ったのですが、残念大外しに終わりました。昨日発見したヤマブキハゼは今日は全く穴から出てきてくれませんでした。じっと穴のそばで待っていると結構、周りにいろんなハゼがいます。大して珍しい物ではありませんが、ヤノ・ダンダラ・ミナミ・クビアカ等です。小さいサイズも多くじっくり観察すると結構面白いです。ヤマブキを諦めズグロへ行ったのですが、これも不発!! 結局いつものヤシャハゼだけでした。イロイザリのチビも午前中は外出している事が多いのか、僕が行った時にはその姿はありませんでした。しかし、午後から行ったスタッフの話ではちゃんと昨日と同じ岩の上にいたそうです。マダマダですね〜〜僕も・・・ チビジョーも面白可愛く撮りたく、いろいろと小道具を持って入ったのですが、穴の奥からこっちを見ているだけで顔を出してくれません。結局窒素にも魚に負けて浅場へ強制送還になってしまいました。唯一、浅場のコウワンテグリだけが私を慰めてくれました。そうそうオオモンイザリも居てくれました。忘れるんて可愛そうですね。見た物を考えるとけして詰まらないダイビングではなかったのですが、なんか空振り感が強く不完全燃焼でした。今日のお魚テングハギです。大島には毎年必ず出る魚です。テングハギ系の魚は幼魚の時にはどの種も良く似ていて、見慣れても迷う程です。しかし、テングハギだけは10cm位になれば尾柄部の棘が青くなるので良く分かります。過去に立派な成魚を大島で見た事があるという話を人から聞いた事がありました。それ以降絶対に見たいと思って待っています。今日、なんと頭部が少し伸び始めてきている個体に出会いました。今までここまでのサイズ見た事がありませんでした。まだまだ立派なとは言えませんが、このまま成長してくれればと期待は膨らみます。今日見たような中途半端なサイズはなかなか図鑑には載っていません。これは他の魚にも言える事です。しかし、死滅で流れて来て大きく成長する大島ではこの中途半端サイズを結構見る事が出来ます。例えば雌雄中間などです。僕はこれも大島の魅力の一つだと思っていうます。
(担当 有馬)


2004年12月04日(土)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 南西6m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 19℃:12℃ 波 高 2,5m 
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮 (小潮) 10:13 15:40
 陸上は何時雨が降り出してもおかしくないお天気でしたが、海の中は水温が少し上がり、なかなか快適でした。しかし、今夜半からは大荒れのお天気が予想されお客様は軒並みキャンセル、淋しい週末となってしまいました。明日は波9mの予報です。どうなる事でしょうね?さて今日の1本目は”右のトサカ林”へ行ってきました。白いオオモンは2m程下がった岩に引っ越し、相変わらずカイメンに寄り添っていました。砂地寄りの個体も何時もの場所で健在でした。ゴロタの駆け下りでセルフのお客様に呼ばれ見に行くと、タスジウミシダウバウオが2個体、ニホンウミシダに絡んでいました。1cm程の小さな個体でしたが、クネクネと体をよじらせて泳ぐ姿はなかなか可愛かったです。2本目は、正面をゆっくり潜ってきました。イソコンペイトウを見て、マルガザミへ回ったのですが、ここで大失敗・・・・・。スナイソギンチャクの根元に隠れるマルガザミに”お出で願おう”とペン先でツンツンした途端、あっ!と言う間にイソギンチャクが引っ込んでしまったのです。取り残されたマルガザミも、ズリズリと砂に潜り込んで一巻の終わり・・・思わずデジカメを構えていたお客様に謝ってしまいました。全然反応しない時もあるのですが、どうした加減でしょうね?続いてヤシャハゼまで降りたのですが、2DIVE目で暗いせいもあり、ターゲットライトで軒並み引っ込めてしまいました。(これって失敗の連続??)唯一救われたのは、リクエストの有ったキンチャクガニが割りと簡単に見つかった事・・・。可愛いキンチャクガニの動きに私の心も少しばかり癒された1本でした。チャンチャン!!
(担当 柳場)


2004年12月05日(
天 候 曇り後晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 西南西13m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 23℃:13℃ 波 高 6m
日中の降水確率 0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (小潮) 11:11  17:53 
 季節外れの台風27号が温帯低気圧となり、昨夜からもの凄い風が吹き荒れました。朝一番で秋の浜を見に行こうと車を走らせると、何と!空港のメインストリートを象徴する街路樹(椰子の木風?)まで根元から倒れ道を塞いでいました。西側の海は当然ながら大波が打ち寄せ、若干秋の浜にもウネリが回っていました。そして東海汽船も、大型船以外は全て欠航となりました。今現在(18:17)も、ゴ〜ゴ〜とかなりの風の音が聞こえています。しかし、お天気の回復は思いの外早かったです。午前中には青空が広がりました。さて海の方は今日も秋の浜、”正面から際”を上がってきました。特に新しい出物も珍しいシーンにも出遭えず、唯一、オグロベラのオカマ?(性転換中)だけが印象に残る、実にマッタリしたダイビングとなりました。さて、今日のこの1DIVEで見たものです。カガミチョウ・ヘラヤガラ・カシワハナダイ・フエヤッコ・ヤマシロベラ・クビアカハゼ・セジロノドグロベラ・アマミスズメダイ・マルガザミ・ツキノワイトヒキベラ・ミスジスズメダイ・ハナハゼ・トサヤッコ・タテジマヤッコ・アジアコショウダイ・カンムリベラbaby ・コウワンテグリ・キンチャクガニなど等・・・。
(担当 柳場)