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2004年11月 第 2週( 08日〜14日迄)

2004年11月08日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 22℃〜23℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 18℃:15℃ 波 高 2m
日中の降水確率    20% 流 れ 少々
満潮:干潮 (若潮) 14:27 07:44
 北東の風のせいで少し波立った秋の浜になりました。コースは右〜正面に行ってきました。もちろん右はニタリ狙いです。イサキの群れやテングダイはなかなかの塊で居たのですが、肝心にニタリには出会えませんでした。残念!!カナさんが2cm位の可愛いイロイザリを見つけてきました。発見されたのはあまり人の行かない場所です。正直こんな所に出なくても・・・と言った感じです。砂地に降りると久し振りにカスザメが寝ていました。諦めの悪い私はそのままニタリを求めて正面のハゼ地帯をを通り落っこちそうな岩まで。土曜日に発見したカミソリウオを頑張って探したのですが、どこにもそれらしき姿はありませんでした。途中可愛いセナキルリスズメダイ・ネッタイミノカサゴを見ながら上がって行きました。中層を気にしながら泳いでいるとなんと!!もう段落ちでした・・・・(汗) 狙うとと出ないがニタリの法則ですね。浅場では、クロハコフグ・コウワンテグリ・カンムリベラ・トカラベラ・ハナタツのチビ等が見られました。今日のお魚オグロブダイです。もう掲示板で画像を見た方もいらっしゃるかと思います。大島では僕の知る限りでは初記録と言える魚です。「魚類生態大図鑑」や「日本の海水魚」ではアオブダイ属の1種として紹介されています。今まで沖縄等ではダイバーの間で写真が撮られその存在は世に知られていました。しかし、記載されたのは2000年と実に新しい魚です。和名に関しては2002年になって初めて付けられました。大島にいるのは勿論まだ幼魚です。体は赤茶褐色ですが、頭部は少し黄色味がかります。和名の由来となっているだけあり、見事に「オグロ」です。単独で居る事は無く、大抵イトヒキベラ等の体色の似た種類に混ざります。資料によれば日本では西表・慶良間・沖縄島・伊江・奄美・小笠原・紀伊半島から報告があるそうです。もしかしたら大島が北限!?という事になるかもしれません。しかし、地味な魚だけに気が付かれて無いだけという話もありますが。個人的には非常に珍しい魚だと思うのですが、ま〜お客さんからリクエストされる事はないでしょうね(笑)
(担当 有馬)


2004年11月09日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 22℃
風 向 き 南3m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 22℃:15℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 20% 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 14:52 08:33
 昨日に比べると静かな海になりました。透明度も相変わらず良く、なかなか素晴らしい海です。今日は正面と右に行ってきました。先週末セルフダイバーの方によって発見されたアヤタスキベラを見に行ったのですが、教えてもらった場所にその姿はありませんでした。一体どこに行ったのでしょう・・・ セナキルリスズメダイは相変わらず同じ場所にいました。昨日「今日のお魚」で書いたオグロブダイは、なぜかいつもオグロベラの♂と一緒にいます。オグロ同士仲がいいのでしょうか?右のイロイザリは今日も同じ場所にいました。テーブルサンゴにはコバンハゼの仲間が非常に数を増やしてきました。毎年、成魚まで成長してくれないのではっきりとした種類が良く分からないのが実状です。予想ではフタイロサンゴハゼかタスジコバンハゼなんですが・・・ その他カガミチョウチョウウオ・ミナミハタタテダイ・クビアカハゼ・ヤシャハゼ・オオモンイザリウオ等が見られました。浅場では久し振りにヨコシマエビを見ました。あのハサミを振り振りする姿は本当に可愛いですよね〜 柳場さんが大きなウミテングを発見しました。大きさ10cm位はある個体だったそうです。大きいだけあって移動範囲が広いのか、僕が探しに行った時にはもうその姿はありませんでした。浅場では卵を持ったキンチャクガニも見られたそうです。今日のお魚ダルマオコゼです。過去には秋の浜の砂地に行けば必ず出会えるという時のあったそうですが、最近はめっきり見られなくなりました。僕が大島に来てからは、結構珍しい部類に入る魚です。久し振りに見たのですが、初めその汚さに本当の石かと思いました。しかし、その良く見ると実に愛らしい事、頭は非常に大きく殆どが頭です。目と目の間はなぜか深く窪んでます。大きな鰭を使いヒョコヒョコと移動する姿も実に可愛いです。こんなに可愛い可愛いと書いてますが、背鰭にはもちろん猛毒を持っています。動きがトロいからって皆さん悪戯しちゃダメですよ〜
(担当 有馬)


2004年11月10日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 22℃〜23℃
風 向 き 東北東5m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 21℃:14℃ 波 高 1.5m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 15:17 09:16
 今日も良いお天気で快適な1日となりました!!透明度の良い海が続いています。今日は正面の際へいってきました。深場までおりてコウリンハナダイをみてきました。だいぶ育ってきましたがまだ少々シャイでライトを当てると隠れてしまいます。根の際をあがってくる途中ではアサヒハナゴイ2匹やハタタテハゼなどが見られます。アサヒハナゴイはそこそこ立派な個体で割りと近寄れます。機会があれば是非ご覧になって下さい。ハゼ地帯ではヤシャハゼが多く見られます。今日は全部で7個体確認できました。その他はウデフリツノザヤウミウシタスジウミシダウバウオネッタイミノカサゴ等も観察できました。段落ちではオシャレカクレエビカンムリベラygクロハコフグygなどが見られます。クロハコフグygは目の辺りが傷ついていました。しかし場所をよく変える奴です。浅場ではコウワンテグリygキンチャクガニ(大、小)やヒメキンチャクガニキマダラハゼなどが見られました。 (担当  荻島)


2004年11月11日(木)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 22℃
風 向 き 南南西4m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 22℃:18℃ 波 高 1m
日中の降水確率 40% 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 15:43 09:56
 今日は朝のうちは雨が降りましたが昼前からは薄日がさし始めました。昨日に比べ海は少々暗かったように思われます。午後は周期のながいウネリがはいっていました。1本目は白オビの岩へいってきました!!ハナダイの仲間たちは相変わらず多いです。ヤリイトヒキベラナガハナダイが婚姻色を出しておりなかなか見応えがあります。おなかの大きいサクラダイ♂も観察できました!!♂なのにかなり膨らんでいました。何故なんでしょう?30の岩周辺でゲストのUさんがオトメハゼ(大・小)を見つけてくれました。帰り際ではソウシハギシマタレクチベラygも見られました。2本目は正面へ。昨日ジョーフィッシュの巣穴が崩れており心配だったので今日、確認しにいってみたら一所懸命に修復に励んでいました。一安心です。でも彼?からすればかなりの重労働だったのでしょう。段落ちではミヤケテグリ、段をあがったところではやコウワンテグリygも2匹見られました。巨大キンチャクガニも見れたのですが残念ながら卵は抱えていませんでした・・・ (担当 荻島)


2004年11月12日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃〜22℃
風 向 き 南西9m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 23℃:13℃ 波 高 3m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮 (大潮) 16:11 10:35
 朝から憂鬱になるような雷雨に見舞われた大島でしたが、午後にはスキッと晴れ青空が広がりました。秋の浜西よりの風のおかげで、実に静かな海になりました。1本目は右から正面に周ってきました。発見された当初は、ここにもう来る事は無いだろうな・・・と思いながら見たイロイザリウオに今日も行ってしまいました。行き慣れてみると案外いい場所かもしれません。駆け下りのクエの穴には大きなネコザメが入っていました。カナさんがまた新しいイザリウオを発見しました。今度はオオモンイザリウオです。しかし、海藻に乗っていたので明日いるか心配です。砂地ではヒレナガネジリンボウ・ヤシャハゼが見られました。甲殻類も面白く名前の無い白いコシオリエビの仲間イソコンペイトウガニ・ムチカラマツエビ・マルコブカラッパ・コブカラッパ等が見られました。マルコブは真っ白な個体で、体の割に細く短い脚でチョコチョコ歩く姿は実に愛らしかったです。2本目はじっくり正面を潜ってきました。オグロブダイygはまだ同じ様な場所にいました。地味ですが見慣れると良く目に入ってきます。セナキルリスズメダイやクジャクベラyg・タテジマヤッコ・オオモンイザリウオ等が見られました。浅場では、コウワンテグリ・ハナタツのチビ・カンムリベラyg等が見られました。今日のお魚スケロクウミタケハゼです。大島ではこの時期非常に多く見られる。ウミタケハゼの仲間で、トゲトサカ類を込んで付きます。トサカの大きさは特に関係無ありません。大きい個体は5cmを越えます。体型が非常に面白く体高があり横幅もあるせいか、頭でっかちに見えます。色はウミトサカに良く似ており、擬態と考えて良いと思います。和名のスケロクとはこのハゼの吻端から目元まで伸びる赤い線が、歌舞伎の「助六由縁江戸桜」の主人公である助六が目元にしている模様に良く似ている事に由来します。今日なんと抱卵中のスケロクに出会いました。卵の半分位はもうハッチアウトしてしまっていましたが、まだキラキラした卵が残っていました。明日にはもう無くなっているかもしれません・・・また産むかどうか観察を続ける予定です。毎年、産卵行動は確認出来ているのですが、水温が落ちてくると確実に個体数は減ってきます。一体この魚温帯種なのか死滅回遊魚なのか?いつも疑問に思います。個人的には1年魚なのではないかと思っています。
(担当 有馬)


2004年11月13日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜22℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 13m〜18m
気 温 (最高:最低) 20℃:13℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 16:39 11:13
 朝一番で秋の浜を見た時には潮が満ちていたせいもあり、梯子5〜6段水面が上下し時折飛沫が駐車場まで掛かっていました。干潮に向かうに従って多少落ち着いてきましたが、午前中はちょっと”いや〜な感じ”でした。と言っても、結局3DIVEしたのですが・・・。その波のせいでしょうか?水中は全体が白濁りしてしまいました。さて今日は水深30以浅をゆっくり潜ってきました。1本目、ヤシャハゼのリクエストを受け正面へ行ったのですが、見事外してしまい、結局”左砂地”まで遠征しました。あまり近づけませんでしたがこちらは何とか目的達成。近くでは、ネジリンボウヒレナガネジリンボウ等を観察しました。”左ゴロタ”では、ヤマシロベラの♂がよく観察されます。今日も大きな2匹の♀を従えて、キンギョの群れの中を悠々と泳ぎまわっていました。昨日”右のゴロタ斜面”で見つかったオオモンイザリウオは、今日も健在でした。結構不安定な場所と思っていたのですが、海藻に付いているカイメンがお気に入りのようです。綺麗な個体なので暫く居ると良いのですが・・・。最近中層に、ムロアジが沢山群れています。何故か?近くには、必ずアオリイカの群れが居ます。ムロアジは体長30cm程ですが、丸々としていて実に美味しそう(私は、あまり水中でこんな発想は沸かないタイプなのですが・・・)です。近くで見ると体側に青いラインが入っていて、多少レインボーランナー(ツムブリ)っぽく見える所が、気に入っています。浅場では、5mm程のコウワンテグリbaby を確認しました。たえず口をピコピコ前に突き出すようにして歩く姿は、実に可愛いです。今日は久々に有馬チームがニタリと遭遇したそうです。早朝組も見ているので、まだ回ってはいるようですね。私も頻繁に中層を気にするのですが、タイミングが悪いのか?なかなか出遭えません。私的には、もう”ニタリシーズン終了”という感じもしていますが・・・。
(担当 柳場)


2004年11月14日(
天 候 薄曇 ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜22℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 13℃:17℃ 波 高
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 06:21  11:51 
 波は有りましたが、昨日と比べると大分良くなってきました。しかし水中は、相変わらず白濁りしています。さて今日の1本目は、キラキラ狙いで”アサヒの根”に行ってきました。しかし・・・曇り空で水中も暗いせいか?ハゼは出ていませんでした。その代わり、根の上の縁には大きなカスザメが居ました。私は久々の遭遇でした。クレナイイトヒキベラの幼魚があちらこちらで目に付きます。早く大きくなって♂になれば今シーズンも綺麗なディスプレイが見られるかも知れません。グリーンの石サンゴに居るアカスジウミタケハゼが、卵を持っていました。彼らは南方系のハゼだと思うのですが、必ず毎年現れ繁殖行動も見られます。しかし、真冬になると全て消えてしまいます。スケロク同様1年物なのでしょうか?ハゼと言えば、正面の小さな石サンゴに、3mm程の真っ黒なハゼが着いています。よく見ると顔に青い筋が見えコバンハゼだと思われます。サンゴの枝の間をチョロチョロと逃げ回り観察は難しいのですが、なかなか可愛い奴です。一緒に着いているヒメサンゴガニの仲間も、よく見るととても綺麗でお勧めです。居なくなったと思っていたクロハコフグが戻っていました。しかし眼の上に寄生虫が付き、ちょっと可愛そうでした。”段落ち”ミヤケテグリが倍ぐらいに成長していました。まぁ倍と言っても1,5cm程でまだまだ充分可愛いです。近くには、1cmにも満たないスケスケのカンムリベラbaby も居ます。左梯子の下では、1cm程のツユベラも観察されました。まだまだ南方系の魚達も増えてきそうですね。
(担当 柳場)