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2004年10月 第 4週( 25日〜31日迄)

 04年10月25日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 23℃
風 向 き 北北東4m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 23℃:14℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率    0% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 15:36 09:04
 いつになく良い天気になりました。まだまだ水中に沈殿物が多いですが、明るく気持ちに良い海でした。1本目はオシャレハナダイに行ってきました。今日はなかなか手強くいくら待っても姿を現してくれませんでした。もう諦めようとしたその時です。やっと姿を現してくれました。帰り道ハゼ地帯を覗くとヤノダテハゼが顔を出していました。まだまだ小さい個体ですが、性格のいい子で近づいても隠れません。最近、ナマコマルガザミをよく目にします。アカオニナマコを引っくり返すと大抵付いている事が多いです。2本目は正面の際にハナダイを見に行きました。相変わらずカシワハナダイの♂は婚姻色を出していました。フタイロハナゴイもいつもの亀裂で見る事が出来ました。オオモンイザリウオは同じ岩に居るものの、毎日毎日よく場所を変えます。その他アジアコショウダイ・チゴハナダイ・カンムリベラ・中くらいのハナタツ等を見る事が出来ました。今日は変わった生き物を水中で発見しました。ウミヘビです。魚類のウミヘビでは無く、爬虫類のウミヘビです。大島では初めて見ました。青味がかった体色に黒の縞々模様を持ちます。一瞬シマウミヘビかと思ったのですが、良く顔を見ていると先が2つに割れた舌をピロピロと出していました。体も光沢があり、まさに陸上にいるヘビそのものでした。種類を調べようと図鑑を開くと「ヒロオウミヘビ」というのが載っていました。ネットで検索してみるとまさにそのものと思えるような画像が出てきました。しかし、他のウミヘビ達も調べるてみるとこれはビックリ、ウミヘビの仲間はほとんどの種類が同じような黒白の縞模様ではないですか。これじゃ〜なんだか分かりません。分布域を見ると本州沿岸でも確認例があるのはエラブウミヘビで、今ではエラブウミヘビだったのかも・・・と思っています。しかし、その毒性は非常に強くなんとハブの70〜80倍!!ライトで顔を持ち上げたりして観察していたのですが、噛まれなくて本当によかったです。今日のお魚コクテンカタギです。大島ではけして珍しくは無いチョウチョウウオの仲間です。漢字で「黒点担ぎ」と書かれるだけあって、体に小黒点が垂直に並びます。これも多い年と少ない年がある魚です。多い時には水深20m位からチョコチョコ見ることが出来ます。あまり浅い所には生息せず、深い所の方がその数は多いです。図鑑によると世界的には結構珍しい部類に入る魚のようです。特に派手という事も無いですが、黄色の鰭が実に綺麗です。もしかしてチョウチョウウオフリークの中では見たい魚なのかもしれませんね。ちなみに今年は個体数は多い方だと思います。
(担当 有馬)


 04年10月26日(火)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜22℃
風 向 き 北北東4m 透 明 度 15m〜25m
気 温 (最高:最低) 13℃:19℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 80% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 15:59 09:44
 一日中雨降りのドンヨリしたお天気でした。気温も上がらず、遂に事務所にはストーブが登場しました。しかし、まだ10月なんですよね〜。何だか早い様な気もするのですが・・・。さて、久々に”エマニエルの椅子”まで行ってきました。椅子には、10cm近い大きなクダゴンベ、近くには60cm程のホウキハタがボ〜ッっとしていました。そして中層を見上げるとニタリが・・・今日は殆どのダイビングで遭遇するという、大当たりの一日でした。 (by GIBA)
 2本目に僕も右に行ったんですけどね〜残念ですが遭遇する事は出来ませんでした。クダゴンベは居たんですけど・・・ 1本目今日もオシャレハナダイに行って来ました。昨日は時間がかかったのですが、今日はすぐに見つかりました。結構じっくり見る事も出来ました。今日はついてるな〜と思って喜んで浅場に戻っていると後ろのお客さんがライトを振っているのに気が付きました。どうやらニタリが出現したようです。しかも、私の5m頭上を通過したそうです。いや〜下ばかり見てるせいか全く気が付きませんでした。お恥ずかしい話です。ハゼ地帯ではヤシャハゼ・ヤノダテハゼが見られました。オオモンイザリウオはいつもの岩に付いていました。週末発見されたハナタツはどうやらペアだったみたいです。1本目昨日見た個体と同じ奴を見て店に戻って来ると、柳場さんが2匹いるというではないですか。2本目探してみるとやっぱりペアでした。しかも♂のお腹はちょっとポッコリしていました。小さい個体なので目立ちませんがあれは抱卵していると思われます。梯子の側には1,5cm程のトカラベラのチビがいました。台風が無くなりホッとしているのもつかの間、明日は少し海が荒れてくるようです。この間の様なひどい荒れ方にならなければいいのですが。今日のお魚モンスズメダイです。大島では数年に一度は必ず出現するスズメダイの仲間です。体色は綺麗なブルーの個体もいれば緑がかったくすんだ色の個体もいます。共通して言えるのは各鰭が綺麗な黄色で彩られる事です。顔にはタカサゴスズメの様な線が目の後ろに入り、鰓蓋上部にも斑紋が入ります。これがモンなのでしょうか?成魚は尾鰭だけ白くなり体は暗色です。ま〜大島でここまで大きくなったのは見た事ありません。大抵、ソラスズメダイに混ざっている事が多いです。やはり似ている模様だからでしょう。人から聞いた話ですが、どうやら幼魚の模様のまま大きくなる物と先ほど書いた成魚の模様になる物と2種類いるそうです。その人の話ではその内2種類に分かれるんじゃないの?なんて話でした。人づてに聞いた話なのでもう少し調べてみたいと思います。この間キホシスズメが分かれたばかりなのに分類が進むと段々ややこしくなってきますね。そういう情報について行くのだけでも大変です。
(担当 有馬)


 04年10月27日(水)
天 候 曇り時々晴れ ポイント:野田浜 水 温 22℃〜23℃
風 向 き 北東6m 透 明 度 13m〜18m
気 温 (最高:最低) 15℃:12℃ 波 高 3,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 16:21 10:20
 朝一で秋の浜を見に行き、何のためらいも無く即座に赤旗を挙げてしまいました。台風の時よりも数倍大きな波が打ち寄せ、看板の所まで飛沫が掛かかる程でした。潜れないのは寂しいのですが、これで海底に沈殿している泥が流されてくれれば、それはそれで良いかも知れません。北部のポイントを一巡しましたが、結局野田浜しか入れませんでした。さて、週末に潜ったスタッフから話は聞いていましたが、実際に潜ってみると本当に23号の影響の大きさが身に沁みて判りました。場所によっては水深が1,5〜2メートル以上変わっていました。ロープエンドから沖に出た所の”水路”と呼んでいた場所はしっかり小砂利に埋め尽くされ「此処は何処???」と言った感じです。”左の溜まり”と呼んでいた場所は、逆に砂が殆ど無くなり大きな岩と太いワイヤーが露出していました。アーチを抜けた砂地も平らではなく、大きなウエーブを描いていました。しかし、波の力とは凄いものですね。水際から20メートル以上離れた護岸にも、70〜80センチ有りそうな岩が幾つも打ち上げられていて本当にビックリ!しました。又、台風に揉まれたせいでしょうか?魚が本当に少ないです。沖の転石まで足を伸ばしてみましたが、例年なら必ず群れているハタタテダイも1匹も見えず、砂地に動くものは何もありませんでした。唯一賑やかだったのは”タカノハハイツ”だけ・・・本当に寂しい限りです。
(担当 柳場)


 04年10月28日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 22℃〜23℃
風 向 き 北北東3m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 16℃:12℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 16:42 10:53
 雲は多かったものの、爽やかな一日でした。秋の浜は多少波が有りましたが、昨日と比べたら天国です。(笑) 狙い通り浅場の泥もかなり流され、海底が綺麗になりました。しかしその影響なのでしょうか?海全体が白濁りした感じで、透視度はあまり良くありません。さて、今日は久し振りに”アサヒの根”に行ってきました。大きく育ったホシベニサンゴガニツリフネキヌヅツミガイを見てから、オシャレハナダイを確認し、そろそろ上がろうかと水面を見上げると、大きなニタリの姿が見えました。ちょうど陽の光がバックに入り、悠然と泳ぐ姿は中々美しかったです。右ゴロタに向かう途中では、シンイボテガニイソコンペイトウガニ産卵中のガラスハゼ等を観察しました。そして、エキジット間際・・・驚いた事に浅場のハナタツペアが健在でした。昨日はもの凄い波を見て、てっきり飛ばされていると思ったのですが、強いものですね。どうやってあの波を凌いでたのだろう???。
(担当 柳場)


 04年10月29日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 23℃
風 向 き 東北東5m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 18℃:12℃ 波 高 2m
日中の降水確率 20% 流 れ やや有り
満潮:干潮(大潮) 05:34 11:24
 今日は朝から天気も良くすがすがしい1日となりました!!秋の浜は午前中は少々荒れていましたが午後は凪いできました。でも明日からは北東の風が強いようです。今日は正面左の砂地をまわってきました。ハゼ地帯ではヤシャハゼygやペアー、ヒレナガネジリンボウのペアーなどが見られます。周辺ではサンゴトラギスygなども観察できました。緑のサンゴのアカスジウミタケハゼはかなり数が増えてきましたしヒトデにはヒトデヤドリエビがよくついています。ヒトデを見かけたら是非確認してみてください。左砂地ではヤノダテハゼヒレグロコショウダイygなども見られます。。水深13m付近ではタスジウミシダウバウオygがいます。とても小さい個体ですがお勧めの被写体です。。段落ちにはクロハコフグygがでました。しばらくいついてくれるといいんですが・・・また段落ちで香奈さんに3匹のカイメンガ二を教えてもらいました。3者3様のカイメンをつけてます。機会があれば是非ご覧になってください。  (担当 荻島) 


 04年10月30日(土)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜23℃
風 向 き 北東7m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 16℃:13℃ 波 高 2,5m 
日中の降水確率 80% 流 れ 少々
満潮:干潮(大潮) 06:11 11:53
 朝から断続的に降り続ける雨と北風で、寒い一日でした。秋の浜もかなり大きな波が立ち、午後の2本目を潜り終えた頃には”もう限界・・・”と言うところまできてしまいました。明日も同じ風が吹き続ける予報です。折角泥が無くなり水中の状態は良いというのに、困ったものですね〜。さて今日の1本目は、”正面”へ・・・。シンイボテガニを見てイソコンペイトウを観察、その後ハゼ地帯へ回ったのですが大はずれ、目に入ったのはオニハゼだけでした。そして何故か?何時も居るクジャクベラオグロベラのbaby 達さえ目に入らず、ちょっとブルーな気持ちでジョーフィッシュの所へ・・・。 大きな蓋をしていたジョーですが、そ〜っと除けると何時もの様にヌ〜っと大きな顔が出てきました。やはりこいつは良い奴ですね〜。落ち込みかけた気分を和らげてくれます。しばし遊ばせてもらってから浅場に戻りかけると、今度は大きな銀色の個体が海底すれすれを身をくねらせて降りてきました。そうです!ニタリの出現でした。あまり大きな個体ではありませんが、正面から真っ直ぐ向かって来たのでかなり近づけ、しっかり観察できました。これで完全にブルーな気分は一掃、無事に1DIVEを潜り終えたのでした。私しか見れませんでしたが、イトヒキアジを久々に確認しました。2DIVE目は、大波を警戒して左側からエントリーしました。真っ先に”左ハゼ地帯”へ行ったのですが、こちらも外れ・・・、右へ振って正面のハナダイ達を見に行きました。水深30付近から、キンギョハナダイカシワが混ざります。このカシワハナダイ♂の綺麗な事・・・最近の一押しです。上がり際、カンパチが10匹ほどで現れました。50〜60センチありそうな、まずまずの個体でした。しかし、今年はブリヒラマサも出ませんね〜。カンパチも2匹以上の群れを見たのは、今シーズン今日が初めてです。さて、一昨日”段落ち”で大沼氏が、フリソデエビ(5mm位)を見つけたそうです。毎年11月に入ると確認情報が入るフリソデエビ・・・こんな小さな時から流れ着いているんですね。まだ柄も無く、真っ白だったそうです。さてこれからは、アカヒトデが要注意ですね。
(担当 柳場)


 04年10月31日(
天 候 ポイント:野田/秋 水 温 20℃〜23℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 20℃:14℃ 波 高 2.5m
日中の降水確率 60% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 06:47  12:21 
 今日も雨降りの一日で、おまけに北東の風が吹き朝一の秋の浜は、とても潜れる海ではありませんでした。と言う訳で、午前中は全員野田浜に潜る事になりました。さて、エントリーするといきなり現れたのはギンガメアジの子供達、10匹ほどでしたが精悍な動きをする光物にはやはり眼が行ってしまいます。特に大きな群れになっている訳ではないのですが、イサキもとても多いです。野田浜のダイビングエリア全体に群れています。”アオブダイの穴”の前では、イシヨウジを2個体、スタッフはヌノサラシオニハタタテダイ等も観察したそうです。2本目は、お昼ごろから干潮に差し掛かり、多少波の収まりつつある秋の浜に行ってきました。特に目的は定めずに ”右トサカ林” へ・・・。テングダイイサキの小さな塊、そして時折目線を下げてはゴンベ類ベラの子供達を観察しながら中層を流しました。透視度はとても良いので、鉛色の大きな影でも見えないかと気にしていたのですが、今日はハズレ・・・そう上手くは行きませんね。(苦笑)
(担当 柳場)