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2004年09月 第 2週( 6日〜12日迄)

 2004年09月06日(月)
天 候 曇り後晴れ ポイント:秋の浜 水 温 24℃〜25℃
風 向 き 南風7m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 30℃:24℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率    30% 流 れ 少々
満潮:干潮 (小潮) 09:33 14:12
 昨日までのうねりは少し治まってきました。しかし、また台風が・・・今年は本当に多いですね〜 今日は2本秋の浜に行ってきました。正面ではいつものハナダイ達が元気に泳いでいました。コウリンハナダイはすごくシャイですぐに穴に隠れてしまいましたが、キシマ・アサヒハナゴイ・フタイロ・カシワ・ケラマ等はじっくり観察出来ました。2本目はで大きく成長したキシマハナダイやハナハゼ似のクロユリハゼSP等を見ながら、正面に回りました。ヤマシロベラの♂やオグロベラの♂も元気に♀を追いかけていました。浅場ではまたクロスジギンポが卵を守っていました。結構頻繁に卵を産んでいるみたいです。しかし、周りに♀らしき個体を見た事があまりありません。一体、どこから連れてくるのでしょう?? 段落ちではケヤリムシが放精放卵をしていました。オレンジ色の卵と白い精子が糸状に漂っていました。段の上で変わったアナエビの仲間を見つけました。穴からあまり姿を見せないので、いまいち知名度の低い種類ですが、中には綺麗な種類のもいます。今日見たのも白い爪をしており、そこに同色の突起が無数に付いていました。こんなハサミのアナエビ類はちょっと見た事がありません。ひっぱり出そうと試みたのですが、今日は失敗してしまいました。今日のお魚ミナミハタタテダイです。先週末セルフのOさんに教えてもらいました。大島では非常に珍しく私はこの個体が大島初でした。なんと言っても形が面白い魚です。体長に比べ背鰭がすごく長く、背鰭の後ろに眼状斑も持つため一瞬どっちが顔だ?と思ってしまいました。変わっていると言えば、通常細く尖っている背鰭が、この種に関しては太く丸まっています。学名のchrysostomusは「黄金の小片」という意味だそうです。口先が黄色く小さい事からこの学名がついたという事ですが、そんな所より先述した背鰭の形などもっと多種と違う所もあるのに・・・と思ってしまいました。今年はこういったチョウチョウウオ系が密かに数が多い気がします。もっと変わったチョウチョウウオの仲間が出てくれたら面白いな〜と今から期待しています。
(担当 有馬)


 2004年09月07日(火)
天 候 雨・晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜24℃
風 向 き 南西8m 透 明 度 12m〜18m
気 温 (最高:最低) 29℃:24℃ 波 高 5m⇒6m
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮 (小潮) 11:06 14:02
 九州に上陸した台風18号の影響で、西側の海は大時化となっています。船も午後には、全便欠航となってしまいました。陸のお天気は、激しい雨が降ったかと思えば、突然強烈な日差しが差し込むという何とも言えない天候でした。しかし、そんな状況とは裏腹に、秋の浜は嘘の様に凪いでいました。沖合いも波ひとつ無く、陽が差し込むと青々とした海の色が目に眩しい程でした。さてそんな中、今日も”アサヒの根”に行ってきました。水深30m付近には相変わらずサーモクラインができ、水温がガクッと落ちます。もう9月だと言うのに水温が安定しません。降りて行く時に”ハゼ地帯”を通ったのですが、ヤシャハゼを1箇所確認できただけでした。結局オシャレも目に入らず、スゴスゴと浅場に戻る羽目となってしまいました。浅場では、ここ数日スタッフ間で確認報告の無いニセボロカサゴ探し・・・。30分近く探した結果、やっと再会する事ができました。見つかってしまえば、”な〜んだぁ〜”という感じなのですが、目に入るまでがなかなか手強いです。そして今日もソラスズメダイの捕食シーンを2回観察する事ができました。丁度食べ頃のサイズがあちらこちらに居るので、餌には困らないでしょうね。数日前にも確認しましたが、小指の先ほどのヒョウモンダコbabyが居ます。威嚇のポーズでしょうか?足を丸め、水中に浮かんでいる姿はとても面白いです。又大きな個体よりもかブルーの斑紋が大きくて鮮やかです。只チビとはいえ強烈な毒を持っているので、見掛けた時には注意しましょうね。
(担当 柳場)


 2004年09月08日(水)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 18℃〜21℃
風 向 き 南西10m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 29℃:24℃ 波 高 6m
日中の降水確率 20% 流 れ なし
満潮:干潮 (小潮) 21:33 05:41
 昨日から南西の風が吹き荒れ船は全便欠航となりました・・・南西の風のため秋の浜はべた凪ぎですが水温が下がってきてしまいました。また温かい秋の浜になってくれるといいんですが。今日は右の深場にいってきました。シロオビの岩の近くではキシマハナダイ♂イトヒキハナダイマダラハナダイアサヒハナゴイやその手前ではクレナイイトヒキベラ♂がみられます。ハナダイを見ていたら突然大きな影が・・・・なんと特大サイズのニタリが現れました。久々に見る大きな個体でした!!トサカ林で、はソウシイザリウオが観察できました。しばらく観察できるといいのですが・・・・1本ムチヤギの近くにはヤシャハゼペアーがいます。どちらも立派な個体ですよ〜段落ちの壁ではミナミハコフグygがお勧めです。最近は岩の亀裂から出ているところをよくみかけます。ハシゴの近くの水面ぎりぎりのところではイダテンカジカ(約5cm)がみられました。水深50cmの世界もなかなか楽しいものです。(担当 荻島)


 2004年09月09日(木)
天 候 くもり ポイント:/秋の浜 水 温 18℃〜22℃
風 向 き 南2 m 透 明 度 12 m
気 温 (最高:最低)  29℃:22 ℃ 波 高 2,5 m
日中の降水確率  50% 流 れ なし
満潮:干潮 (長潮) 15:55 07:12
 台風一過の青空となるかと思ったのですが、ドンヨリと曇った暗い一日になりました。こんな日は海の中も暗くてしかたありません。今日は正面から左の砂地に行ってきました。正面では二セボロカサゴがここ数日はそんなに移動もせずに見られています。カシワハナダイの♂やケラマハナダイもいつもの所にいました。ちょっと降りると可愛いクジャクベラのygがいます。しかし、今年は数が少ないですね〜去年までウジャウジャいたのですが・・・ やはり多い年少ない年というのがあるんですね。そのすぐ側には2cm程の可愛いサツマカサゴygが見られました。まっ小さいだけで大人とあまり変わらないんですけどね。左の砂地ではヒレナガネジリンボウ・ヤシャハゼ・オニハゼSP等が見られました。ハシゴの下で大沼さんから変なベラを教えてもらいました。今まで見た事無い感じのベラでした。ニシキベラ属の体型ではあるのですが、ニシキベラではありませんでした。大沼さんの話だとキヌベラが一番近いという事でした。店に戻って改めて図鑑をみるとやはりキヌベラが一番近い魚です。しばらく居てくれるといいのですが。今日のお魚イズヒメエイです。大島にはごくごく普通に見られるアカエイの仲間です。エイ・サメの類は種の判別が難しいのですが、結構見慣れると区別が付いてくるものです。アカエイに比べ尾鰭が短く腹部の色も違います。こんな差を書いていますが、結構エイの中には尾鰭の切れているものも多くいます。しかも腹部の色なんて絶対に見る事は出来ません。じゃ〜一体どこで見るのかというと私は尾鰭の下側の膜を見ます。アカエイの仲間には、ちょうど棘の下に薄い膜を持っています。ここが白ければイズヒメエイです。アカエイは黒く色が付いています。まっ体盤の形も若干違うのですが。こう見てみると実はアカエイよりもイズヒメエイの方が大島には多く見られるような気がします。こういった事からも、見慣れた魚でも決めてかかるのではなく、なんでも良く見てみる事が大事だなと実感させられます。
(担当 有馬)


 2004年09月10日(金)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 21℃〜24℃
風 向 き 北西3m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 29℃:22℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 30% 流 れ
満潮:干潮 (若潮) 16:06 08:18
 昨夜の雷・・・凄かったですね〜〜〜。2時間近くも鳴り止まず、パソコン作業をしながらドキドキしていました。(苦笑)あまりの迫力につい釣られて、夜の夜中に”万立浜”まで雷見学に行ってしまいました。低く立ち込めた雷雲の中を稲妻が光り、時折水面まで光の束が落ちてきます。真っ暗闇だった海面がその瞬間一気に照らし出され、伊豆の山々までが浮かび上がるのです。それはとても言葉で表しきれない、何とも言えない壮大さです。自然のパワーに畏怖を感じながらも、時間の経つのを忘れて見入ってしまいました。さて今日は一日曇り空、北寄りの風が吹いていたせいか?気温の割には過ごしやすかったです。久し振りに水中スクーターを出して、”右のトサカ林”へ行ってきました。水中を自由自在に滑空するのは、実に爽快です。透視度が落ちてしまったのが少し残念でしたが、イサキ・タカベの群れはとても密度が濃く大迫力でした。イサキを追っていると、十数メートル先にニタリの姿が見えました。逃げるかな・・・と思いつつもスクーターで後を追うと、何と!向きを変えて近づいてきました。あまり大きな個体ではなかったのですが、やはり近くで見ると貫禄がありますね。週末前だと言うのに、お魚情報が有りません。ごめんなさい!
(担当 柳場)


 2004年09月11日(土)
天 候 晴れ時々曇 ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜23℃
風 向 き 北東3m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 27℃:21℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 16:23  09:08
 北風になり、秋の浜は多少波立っていました。透視度も今ひとつ良くありません。水深25付近からは多少水温が下がり、視界が開けます。今年は、秋になってもなかなか潮が安定しませんね。さて今日はセミナイトを含め、3DIVE・・・。昼間は、2本ともオシャレハナダイ狙いで”アサヒの根”に行ってきました。オシャレの居る周辺では、相変わらず可愛い10円玉サイズのトサヤッコが、ウロウロしていました。正面の25付近には、同サイズのタテジマヤッコも居ました。小さなヤッコの子供って可愛いですね。見ていると自然と頬が緩みます。2本目、”アサヒの根”に向かって降りていくと、目の前を横切る大きな影・・・久々に見る巨大ニタリでした。しかし、お客様からは遠過ぎて誰も確認できず、見れたのは私だけ・・・初大島、200DIVEの方が居たので、ニタリが見れたら良い思い出になったのですが、残念です。際へ出る所では、アカヤガラを3個体確認しました。この魚、普段は沖合いの深場に生息してるとの事で、ダイビングポイントで目にするのは極稀です。名前の通り、体色は薄い赤色をしていて美味しいらしく、滅多に市場に出ない高級魚だそうです。”段落ち”で、セルフのM/Kさんが2個体目のニセボロを見つけました。数週間前から観察している個体と、ほぼ同じサイズです。セミナイトはオキノスジエビ狙い・・・しかし、かなり数が減ってしまったようです。エントリー時間はバッチリだったのですが、上がってくるエビの数は最盛期の10分の1程、寂しい限りでした。戻る途中では、大きなネコザメと遭遇しました。しかも、日中の様にドテっと寝てるのではなく、元気に泳ぐネコザメでした。しばらく遊ばさせて貰いましたが、なかなか面白かったです。
(担当 柳場)


 2004年09月12日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃〜25℃
風 向 き 東南東5m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 28℃:22℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 激流(西側)
満潮:干潮 (中潮) 16:41   09:49 
 とても良いお天気に恵まれました。秋の浜は昨日より透視度が上がり、水温も高かったです。さて今日は、1本目”右のトサカ林”へ・・・。相変わらずイサキの群れは居ましたが、「オオオォォ〜!」と歓声が上がるほどの数ではありませんでした。この時期になるとカゴカキダイがよく集まります。今日も50匹近くがまとまって群れて居ました。普段あまり見向きもされませんが、これだけまとまると見応えがあります。(個人的には結構好きかも知れません。)何時ものクダゴンベの上には、ソウシイザリウオが入っていました。私は数ヶ月振りの確認です。2本目の”アサヒの根”では、オシャレハナダイをじっくり観察してきました。しかし、目に入るのは何時も♀、お腹はまだ膨らんでいるので、♂も居るはずなのですが、用心深いのでしょうか?なかなか出てきません。近くには、クレナイイトヒキベラが数個体居ました。正面のザラカイメンカクレエビは緑の卵を持っています。コケギンポSPの近くに居るアカホシカクレエビは山吹色の卵を付けています。種類によって違う卵の色を、機会があったら是非観察してみてください。因みにオキノスジエビの卵は青で、これもなかなか綺麗です。浅場のニゼボロカサゴ2は、今日も健在でした。先に見つかった個体同様こちらも食欲旺盛らしく、常に目線は近くに居るソラスズメダイを追っていました。
(担当 柳場)