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2004年08月 第 3週( 16日〜22日迄 )

 2004年08月16日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃〜23℃
風 向 き 南西4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 29℃:23℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率    20% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 17:58 11:24
 昨日とは打って変わって、気持ちの良い夏空が戻ってきました。しかし、週間予報では良い天気も長続きしなさそうです。早くも秋の気配が感じられるのですが、もう少し夏気分を味わいたいですね。さて、秋の浜は暖かな綺麗な潮が入ってきました。下の方も多少冷たくなる程度で、サーモクラインが立つほどでは有りません。今日は”正面際””アサヒの根”and セミナイト。1本目、際のフタイロハナゴイを見ていると、目の前を横切る大きな影・・・なんと!ニタリ出現!!!ポイントへ向う車の中、「ニタリが見たいね〜」なんて会話をしていた矢先の出現に、ヤッタ〜!という感じでした。そして、このニタリの余韻に浸っていると、今度は”左砂地”で、大きなニタリが2個体目に飛び込んできました。続けての出現にもうビックリ!両方ともかなり至近距離だったのでとても迫力がありました。一月ほど前に、ちょっと怖い思いをしましたが、同じ目線で見る分には全然威圧感は無く、本当に綺麗なサメで惚れ惚れしてしまいます。昨日お客様が見付けたニセボロカサゴを、有馬が確認してきました。グローバルでは、5年ぶりの出現です。しばらく観察できると良いですね。右の”トサカ林入り口”では、ソウシイザリウオがペアになっていたそうです。今年は中々目撃情報が入らなかったのですが、こちらも暫く居て欲しいものです。浅場のヒメテグリが大分減ってきました。そろそろ繁殖シーズンも終わりに近付いた様です。左砂地のヤシャハゼの近くで、ヒメアマダイ(と思われる・・・)が妖しい行動をしていました。何時もは1m以内に近付く事さえ難しい種類なのですが、今日は遠くからでも判るほど巣穴から身を乗り出し、時折全身が出るぐらいジャンプしていました。そして、ライトを付けたまま数十センチまで近付いても巣穴に隠れませんでした。きっと近くに居る♀に自分をアピールしていたのだと思われます。しかし、♀の気を引くのも命懸けですね。右の梯子では、カエルウオが卵を守っています。オレンジ色の卵がビッシリ付いていますので、チャンスが有ったら覗いてみてください。しかし、くれぐれもカエルウオは苛めないでね。
(担当 柳場)


 2004年08月17日(火)
天 候 雨後曇り ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜22℃
風 向 き 南南西7m 透 明 度 12m〜20m
気 温 (最高:最低) 30℃:23℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 05:13 11:57
 予報どおりお天気は一日しか持たず、朝から雷雨になってしまいました。一時はグローバルの前の道路が川の様になり、お客様もビックリ!午後には何とか雨も収まりホッとしましたが、水中はかなり暗い感じがしました。さて1本目は”右のトサカ林”へ、何時ものクダゴンベに挨拶をして昨日情報のあった場所へソウシイザリウオを見に行ったのですが、期待に反して消えてしまいました。しかし、”捨てる神あれば拾う神あり”???お客様が10cm以上有りそうなオオモンイザリウオを見つけてくれました。消えてしまったと思っていた右のキシマハナダイは健在でした。相変わらず、ライトで煌々と照らしても隠れもせず、い〜い奴です。一昨日お客様が見つけたニセボロカサゴを見てきました。10cm足らずの可愛い個体でした。しかも私達が観察していると、いきなり目の前のソラスズメダイを捕食すると言う、芸当まで見せてくれました。しかし、餌を摂る時の早い事と言ったら驚きです。当に目にも止まらぬ早業で飲み込んでしまいました。二本目は、オシャレハナダイを見てきました。今日は♂♀とも同じ岩の下に居てペアで観察できました。まだ♀のお腹はプックリしていたので、繁殖行動は続いているようです。
(担当 柳場)


 2004年08月18日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜21℃
風 向 き 南西8m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 31℃:26℃ 波 高 2,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 05:49 12:28
 昨日の雨が嘘の様ないい天気なりました。秋の浜に2本潜ってきました。深場に向かうと途中から水温がガクッと落ちていました。ちょっと無理かな〜と思いながらハゼ地帯に行くと予想に反してヤシャハゼ・ヒレナガネジリンボウが元気にホバリングしていました。際ではイバラタツ・キシマハナダイyg等が見られました。私は会えませんでしたが、柳場チームがニタリにヒットしました。なんとそれだけでは終わらずその後トビエイも現れたそうです。うらやまし〜〜 2本目はオシャレハナダイを見に行きました。今日は特に性格が良く一回隠れたのですが、すぐに出てきてくれました。浅場ではハナタツのチビやミヤケテグリ・マツバギンポ等が見られました。今年はテングハギ系の幼魚が多く出現しています。幼魚の頃は本当に区別が付けづらいのですが、今日ハシゴの壁沿いでツマリテングハギの幼魚と思われる魚を目撃しました。尾柄部と尾鰭の後縁が白く色付いていたので、ツマリが一番近そうです。今日のお魚ニセボロカサゴです。大島では非常に珍しい魚で数年に1個体出るか出ないかの魚です。少し大きめ岩の海藻の下に隠れるようにして身を潜めています。なので実に発見に時間がかかります。大体の場所に当たりを付けて探していくのですが、これがなかなか見つかりません。とても難易度の高い魚です。だからこそ発見した時の嬉しさもひとしおです。体色も周りの海藻とまさに同じ色です。良く似た種類にナミダカサゴという魚がいます。この種とは下顎に皮弁がある事で区別する事が出来ます。カサゴの仲間だけあって動きは実にのんびりでゆっくりとしか動きません。しかし、これが本当に良く動くのです。やらしい事に毎日1つづつ岩を移動していきます。今日なんて午前と午後で着いている岩が変わっていました。今の所なんとか毎日発見出来ていますが、いつ見失うかとドキドキです。また書きますが、見たい方はお早めに〜〜〜
(担当 有馬)


 2004年08月19日(木)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜22℃
風 向 き 南南西10m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 28℃:26℃ 波 高 3,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 少々
満潮:干潮 (中潮) 06:27 12:58
 午前中は雲が多かったものの、午後には気持ちの良い青空が広がりました。しかし、台風15号の影響でしょうか?南から湿った風が入り、メチャメチャ蒸し暑かったです。さて今日は”正面際”ニタリ狙いと”右トサカ林”・・・・・ですが、流石に4連荘はなりませんでした。多少流れが掛かっていたせいか、際のハナダイ達は皆元気良く泳いでいました。アサヒ・フタイロ等は何時もの亀裂から10m近くも離れていました。しかし、私達が近付くと、しっかり何時もの場所に逃げ込むから大したものです。魚ってかなり目が良いようですね。際では、カイエビス・コクテンカタギの子供・シマキツネベラの幼魚・ツルグエ等を観察して上がってきました。一昨日から、エントリー口にオニハタタテダイの幼魚が流れ着いています。私の記憶では過去に2個体しか出現していません。又、何時もエキジットに使う梯子側には、ゴマチョウのygも居ます。こちらも数年に一度位しか確認できない、珍しいチョウチョウウオです。二本目に行った右のトサカ林は、イサキ・タカベの群れが凄かったです。透視度が少し落ちていたのが、とても残念でした。帰り掛けには、70〜80cmは有りそうなホウキハタとも遭遇しました。数日前にゲストのNさんが見つけたニセボロカサゴは、今日も健在でした。そして、このカサゴとても食欲旺盛です。先日はソラスズメダイの捕食シーンを見ましたが、今日はアカイソハゼナガサキスズメダイbaby が犠牲になりました。私がニセボロの所に着いた時には、丁度ソロリソロリと這って獲物に近付くところでした。暫く見ていると、彼は狙った獲物の10cm程手前で止まり動かなくなりました。しかし、目の動きで餌を狙っている事は間違い有りません。その内、何も知らないアカイソハゼが、岩肌を滑るようにニセボロに近付いてきました。そして、数センチの所まで来た時、大きな口を開けたニセボロに一瞬で飲み込まれてしまいました。ニセボロは、アカイソハゼだけでは空腹が満たさなかったのでしょう。数分も経たない内に、今度は近くで泳いでいたナガサキスズメダイを餌食にしたのでした。しかし、待ち伏せタイプの捕食って、効率よさそうですね。一瞬が勝負だからエネルギーを無駄に使わないし、射程距離に相手が入れば確実に餌にあり付けそうです。とは言っても、食べられる方もバカではありません。仲間が減ってからは、かなり警戒心が強くなった様に感じました。
(担当 柳場)


 2004年08月20日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜21℃
風 向 き 南西13m 透 明 度 15m〜30m
気 温 (最高:最低) 29℃:25℃ 波 高 3,0m
日中の降水確率 0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 07:08 13:28
 今日は南西の風が強く吹き午前中の船はのきなみ欠航してしまいました!!南西の風なので秋の浜は潜水可能でした。透明度は素晴らしく良いのですが水温がかなり低いです・・20m付近は18℃をきっていました・・・水深13m付近で小さいサイズのニタリに遭遇しました。。また15m付近ではタキベラygや大島あまり見られないイザリウオがみられました!!8cm位はあったとおもいます。しばらくの間いついてくれるといいんですが・・・他にはミヤケテグリygニセボロカサゴハナタツygベニイザリウオキンチャクガニキイロウミウシの交接などがみられました!!ホンベラの放精、放卵をみました。集団の放精、放卵ではなくつがいの放精、放卵でした。♂は体全体をケイレンさせます。何回かケイレンさせた後急上昇しそこに♀が飛び込んできて放精、放卵しました!!♂の合図(ケイレンしてるような姿)は一見の価値ありです。まだチャンスはあると思いますのでたまにはホンベラ♂も観察してみて下さい!!  (担当  荻島)


 2004年08月21日(土)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 東風4m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 28℃:23℃ 波 高 2,0m 
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 07:54  13:58
 過ごし易い一日でした。陽の光は欲しいですが、この位の陽気が良いですね。さて今日も秋の浜3DIVE、1本目は正面を攻めてきました。数日前に見つかったイザリウオは、定位置で今日も健在でした。かなり以前に、シマイザリウオ(現在この名称は無い)と呼ばれていたタイプの個体です。オシャレハナダイは、同じ岩の下でペアで確認できました。まだ♀のお腹がプックリしていたので、繁殖行動も続いているようです。正面のニセボロカサゴは実によく動きます。行動半径は狭いのですが、毎回見る度に場所が変わっています。おそらく、餌となる魚を常に求めていると思うのですが、同じ場所では警戒されてしまう為に少しづつ場所を変えているようです。ニセボロの近くには、白い皮弁を付けた赤白マダラのコケギンポSPが居ます。右のサンゴの岩に2cm程のニラミギンポが居ました。とても小さいのですが、クリクリ目玉が何とも言えず可愛いです。夕方、オキノスジエビ狙いのセミナイトに行ってきました。今日はタイミングがバッチリ当たり、かなりの数が確認できました。半数以上が青い卵をお腹に着けていて、とても綺麗です。先日、日中の居場所を確認に行ったのですが、深場には何時も上がって来る個体より2回り程大きな個体もかなりの数で群れていました。もしかすると、この大きな個体は別ルートを上がって来てるのかも知れませんね。
(担当 柳場)


 2004年08月22日(
天 候 はれ ポイント:/秋の浜・王の浜 水 温  26℃〜 19℃
風 向 き 東4 m 透 明 度 20 m
気 温 (最高:最低) 30 ℃: 21℃ 波 高 1、5 m
日中の降水確率  20% 流 れ あり(王の浜)
満潮:干潮 (小潮) 08:49   14:29 
 相変わらずのいい天気になりました。今日は秋の浜と王の浜に行ってきました。昨日とても水温が低かった秋の浜はかなり復活し水深25m位まで24℃と温かい潮が入っていました。しかし、そこを過ぎるとなんと水温19℃!!もの凄い温度差でした。そんな水温にも負けずヤリイトヒキベラ♂を見てきました。何度見ても綺麗なベラです。イトヒキベラ好きの人には、是非1度見て頂きたい一品です。まっ居るのは結構深い所ですけど・・・ そこから少し上がると3cm程の可愛いサイズのベニハナダイが居ました。久しぶりに見ましたが、淡いピンクの体色が実に美しいハナダイですね。ニセボロは相変わらずいつもの場所にいました。2本目は王の浜に行ってきました。王の浜は実に素晴らしく水温26℃、透明度20mでした。やはり死滅回遊魚の数は半端ではありません。ツユベラ・ノドグロベラ・ケサガケベラ・ムスメハギ・ウメイロモドキ・シマハギ、あ〜もう書ききれません。とにかく凄く賑やかな海でした。嬉しかったのはカメに遭遇した事です。やはりカメはいいですね〜何度見ても嬉しくなります。ヤドカリストの私としては非常に嬉しいヤドカリに出会いました。ケフサゼブラヤドカリです。過去に秋の浜で2個体見た事あるだけの大島では珍しいヤドカリです。何気に王の浜はヤドカリの宝庫なんですよね〜 今日のお魚クロユリハゼです。ハナハゼやスジクロユリハゼを含むクロユリハゼ属の親分であるこの魚は、毎年必ず流れてくる死滅回遊魚です。毎年結構な数が流れてきますが、成魚までなるのはごくごく一握りだけです。成魚はまるで黒いスカートを逆さにはいている様に見えます。和名の由来は尾鰭を広げた姿を「黒百合」の花に見立てているそうです。幼魚は透明な体に尾柄に黒点を持ちそれを囲むように黄色域を持ちます。今日、王の浜に入ると目の前に何百匹というクロユリハゼygの群れがいました。その数は今までに見た事が無い位の密度の濃さでした。追いかけると二手に分かれますがすぐにまた一つに群れに戻ります。1匹1匹は小さいのですがまとまると結構目を見張るものがあります。よく見ると中にはゼブラハゼが混ざっていました。しかし。イトマンやヒメは流れて来ないんですよね〜 特にヒメは普通に居ても可笑しくないのですが・・・やっぱり環境が合わないのでしょうか。
(担当  有馬)