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2004年07月 第 4週( 19日〜25日迄)

 2004年07月19日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜20℃
風 向 き 西南西3m 透 明 度 7m〜12m
気 温 (最高:最低) 31℃:24℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率    0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 05:18 12:15
 連休最終日、秋の浜は昨日に比べ幾分綺麗になりました。今日は1本目”右のトサカ林”に行ったのですが、下の方は15m近く見えました。相変わらずトサカ林には、テングダイが30匹程群れていました。アヤトリカクレエビも所定のウスアカイソギンチャクに戻り、この岩の近くでは1m近いホウキハタとも遭遇しました。水深30付近にはオトメベラが4〜5匹で群れ、側ではキツネベラが必ずと言って良いほど観察されます。”右ゴロタ斜面”アオリイカの卵が半分ほどハッチしていました。数日中には全て巣立って行きそうです。右水深18m付近に居るキシマの幼魚がだいぶ立派になってきました。と言っても3cm程ですが、ライトを当てても比較的逃げないので、ジックリ観察できます。正面では、クレナイイトヒキベラが数分おきに鰭を全開にして、周囲のイトヒキベラ♀を相手にディスプレイしていました。まるで扇子を一気に開いた時のバシュバッシュ!という音が聞こえてきそうです。しかし、綺麗なベラですね。惚れ々してしまいます。昨日に引き続き今日も、セルフのA/Iさんがハナタツのハッチアウト(放仔)を観察しました。浅場では体長1,5cm程のbaby も見せてもらいました。以前、御美(ゴミ)と呼んでいたbaby 達と比べると、数倍美しい個体です。秋の浜でも、今シーズン初確認(私は・・・)のツノダシが出現しました。まだ吻先が短くて色合いも少し黒ずんだ若魚でした。段を上がった壁には、ミヤケヘビギンポが居ました。浅場には、スケルトンのソラスズメダイも目だってきました。徐々に海の中も賑やかになってきて、季節の変わり目が近付いて来ています。今年はどんなモノと出遭えるか楽しみですね〜。
(担当 柳場)


 2004年07月20日(火)
天 候 はれ ポイント:秋の・王の 水 温 20℃〜24℃
風 向 き 南西4 m 透 明 度 10m〜20m
気 温 (最高:最低) 33℃:23℃ 波 高 1,5 m
日中の降水確率 10% 流 れ あり(王の浜)
満潮:干潮 (中潮) 05:53 12:49
 秋の浜の透明度は少し回復してきました。左の砂地では定番のアケウスやヤシャハゼが見られました。浅場のイバラタツ・チビハナタツも健在です。キシマygやコウリンハナダイygも見られたそうです。すご〜い浅場にヒナギンンポらしき魚がいます。フジツボの中で卵を守っていました。前に出たマツバギンポと比べると顔の模様が全然違います。まっこの話はまた次回詳しくする事にしましょう。2本目は王の浜に行ってきました。秋の浜に比べ王の浜は相変わらずの良い透明度でした。こっちにはいろいろと死滅回遊魚が流れてきています。湾内にはサザナミハギ・ニジハギ・カンムリベラ等が入って来ています。珍しい所ではオニハタタテダイが見られます。大島での出現は非常に稀なチョウチョウウオの仲間です。(ちなみに成魚も出現した事がありますが・・・) 沖にはコロダイが数多く見られました。去年、秋の浜にも出現したイナセギンポが見られました。カシワハナダイの数が非常に多く見られます。王の浜で見るとカシワも普通種だな〜と思ってしまいます。今日のお魚マダラハナダイです。マダラハナダイと言えば秋の浜の深〜〜い所で慌しく見た経験がある方もいらっしゃると思います。通常では成魚で水深55m以深、幼魚は若干浅い所で出現した事がありますが、それでも40mでした。しかし、初めてこの魚に気が付いたのはケイカイの7mに出現した時の事だったそうで、これがこの種の最低水深記録でした。今日、王の浜に着くと現地ショップスタッフのM君に美味しい情報をもらってしまいました。なんと浅場にマダラハナダイのyg(体長10cm)がいると言うのです。その水深なんと50cm(干潮時)!!湾内なので波の影響も無く撮影は可能です。しかし、中から水が沸いているのか、水温のせいか水がユラユラとぼやけていて少し観察しづらかったです。満潮時ならもう少し良く見えるかもしれません。しかし、この水深この種にしては驚きの浅さです。しかし、7月23〜8月15日までのAM10時〜PM4時まで王の浜は自主規制のためダイバーは入れなくなってしまいます。実に残念な話ですね。はたしてお盆過ぎまで居てくれるでしょうか・・・
(担当 有馬)


 2004年07月21日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃〜20℃
風 向 き 南西3m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 35℃:24℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 06:30 13:22
 大分透視度が回復してきました。今日は何処も凪ぎでとても良い海でした。これで水温がもう2〜3℃高ければ申し分ない海なのですが・・・。さて今日は”右トサカ林”入り口と”正面〜左砂地”を潜ってきました。右トサカ林に向かう途中の水深25付近にも、キシマハナダイの子供が居ました。今年は本当に個体数が多いですね。皆無事に育って、キシマハナダイの群れが見られたら素敵ですね。(笑)相変わらず所定のサビカラマツにはクダゴンベが付いています。発見されてから1年近く経ち、倍ぐらいの大きさになった気がします。しかし、場所を変えないものですね。延べにしたら相当な数のダイバーが訪れてると思うのですが、余程居心地が良いのでしょう。正面の水深12m付近でペアのベニイザリウオが確認されました。♂は黒で、この種類の中では珍しいカラーです。♀のお腹は大きく膨れ、産卵が近いようです。左の砂地では、カスザメを2個体確認しました。ヤシャハゼも機嫌が良く、かなり近づかせてくれました。ゴロタと砂地の境付近には、相変わらずセミホウボウが居ます。あまり逃げないので写真も撮りやすいと思います。久し振りに”段落ちの壁”で、ヨコシマエビを確認しました。コクテンベンケイハゼの穴には、クリアクリーナーシュリンプの大きな個体も入っています。正面のイソギンチャク畑の下に、ハタタテハゼが出現したそうです。例年より早い出現かもしれません。昨日のログでも判る様に、王の浜には既に色々流れ着いているようです。今年は南方系の魚達が沢山見られるかも知れませんね。中々大島から出られない私としては、嬉しい事です。
(担当 柳場)


 2004年07月22日(木)
天 候 晴れ ポイント:/王の浜 水 温 21〜27℃
風 向 き 北東 透 明 度 30m
気 温 (最高:最低) 32℃:25℃ 波 高 1.5m
日中の降水確率 30% 流 れ ややあり  
満潮:干潮 (中潮) 07:12 13:54
 今日は昨日に比べいくらか涼しい1日となりました。もちろん例年より暑いと思われます・・・昨日回復してきたとおもわれた秋の浜はまた濁った水がはいってきました。ということで王の浜にいってきました。まだ黒潮の影響を受けているせいか水はかなりぬけています。。沖のほうは冷たい潮がはいってきていました。それでも21℃はあります。手前があまりにも温かいのでかなり冷たく感じました。沖ではイサキタカベの群れが観察できます。V字の根を越えたところでカメを確認しました。かなり遠かったですけども・・・・水深18m付近ではヨコシマクロダイygが2匹根付いてくれています。一ヶ月位前からいた個体でしょうか?V字の根の手前付近ではウメイロyg?が数匹見られます。王の浜や秋の浜でも沖にでると立派な個体をよくみかけます。体色も鮮やかですしなかなか見応えがあります。浅場ではシコクスズメダイygセダカスズメダイygナガサキスズメダイygシマハギygアオリイカygなどが見られました。香奈さん情報ではハナダイダマシカンムリベラygなどが確認できたそうです。。水深50cmのマダラハナダイもまだ健在でした。明日から王の浜は日中しばらくはいれないのでちょっと残念です・・・    (担当 荻島)


 2004年07月23日(金)
天 候 はれ ポイント:秋の・野田 水 温 20℃
風 向 き 南4 m 透 明 度 8m〜20m
気 温 (最高:最低) 32℃:23℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 20 % 流 れ あり(野田)
満潮:干潮 (小潮) 08:00 14:28
 午前中の秋の浜はやはり濁った水が居座っていました。お客様のリクエストもあり、ちょっと深場へハナダイを見に行きました。コウリンハナダイygやナガハナダイyg・アサヒハナゴイ・フタイロハナゴイ等のいつものハナダイを見つつ浅場へ上がって来ると、もう1匹フタイロハナゴイが泳いでいました。大きさは深場の奴より大きめです。浅い所にいたのが移動してきたのでしょうか?火曜日に書いたヒナギンポ疑惑の魚は、残念な事にマツバギンポでした。これもこれで珍しい魚なので残念という事は無いのですが、期待していただけにちょっとがっかりです。前回出た個体に比べ大きいので一目では分かりませんでした。まだまだ勉強不足ですね。しかし、2匹も(多分♂・♀)出るとは、しかも卵まで守っているとは驚きです。午後潜ったスタッフの話では15m以上に透明度が回復していたそうです。このまま良くなってくれると嬉しいのですが。2本目は野田浜に行って来ました。こっちは相変わらずのいい海です。裏道から小アーチまで回ってきました。裏道の壁にはシロボシスズメダイのygがいました。通常水深40m位から目する種類なのですが、8mにいるとは驚きました。あまり光の入る明るい水深で見た事が無かったのですが、やはり実に綺麗な色でした。徐々に死滅回遊魚も種類を増やしコウワンテグリygやブチススキベラyg等が見られました。今日のお魚イソギンポです。ダイビングの水深よりも浅場で主に生活する種類で、カエルウオやさっき書いたマツバギンポもこの仲間に入ります。タイドプール等の浅場を好むためあまりじっくり見た事無い方も多いのではないでしょうか? この魚最大の特徴は眼の上に長く伸びる皮弁です。穴から顔を出していてもこの皮弁がすごく目立ちます。今、このイソギンポもありとあらゆる所で卵を守っています。フジツボの死骸の中から顔を出していたら要チェックです。可愛そうですがちょっと突くとすぐに穴から逃げ出します。それから中を覗くと赤い色した卵を見ることが出来ます。ただ水深1,5mなので見に行く時には打ち上げられないように気をつけて下さい(笑)
(担当 有馬)


 2004年07月24日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の/野田 水 温 19℃〜22℃
風 向 き 南西5 m 透 明 度 8m〜20m
気 温 (最高:最低) 32℃:25℃ 波 高 1,5m 
日中の降水確率 20% 流 れ 西側有り
満潮:干潮 (小潮) 08:59  15:05
 相変わらず西側は綺麗な潮が入っていますが、秋の浜は良くなりません。回復の兆しも時折見せるのですが、長続きしません。さて今日も右からハゼ地帯に降り、正面をゆっくり上がってきました。浅場のヒメテグリは日増しに数が増えてる気がします。岩の表面をなぞると、ピッ!ピッ!と飛び出してきます。手の上に乗る個体も居て、ゆっくり手を返すとフワ〜っと落下していきます。♂は時折立派な背鰭を広げ、中々格好いいです。今日は数箇所でオニゴチのペアを確認しました。大小のペアが多いのですが、殆んど大きい方がお腹が膨れています。と言う事は、オニゴチは♀の方が身体が大きいのかもしれませんね。正面のクマノミ卵が、大分銀色になってきました。今シーズン初めての卵なので数は少ないのですが、ハッチアウトが楽しみです。卵と言えば・・・エキジット間際、ゴロタの壁面に産み付けられたミヤケスズメダイの卵を♂に突付かれながら観察していました。暫く見てからその場を離れ、再び戻ってみると今度は♀がいきなり現れ産卵を始めました。しかし産卵行動は数分だけ、産卵管を出した状態で突然5m程離れた梯子のパイプの陰に隠れてしまったのです。残った♂はしっかり精子をふり掛けていましたが、一体あの♀は何だったのでしょう?普通はペアで同じ場所に居る場合が多いので、何とも不思議な光景でした。早朝、王の浜ではイシガキフグの不思議な行動が観察されました。スタッフが片目が白濁し、かなりヨレヨレになったイシガキフグを観察していると、もう1匹何処からか現れ、スタッフとその傷付いたイシガキフグの間に割って入ったそうです。そしてその傷付いてる仲間を隠すようにしながら、大きなゴロタの影の方へ誘導していったそうです。私も似たような光景を他の魚で見た事が有ります。もしかすると魚にも、仲間を思いやる感情が有るのかも知れませんね。
(担当 柳場)


 2004年07月25日(
天 候 晴れ ポイント:秋の/野田 水 温 20℃〜26℃
風 向 き 南南西7 m 透 明 度 8m〜25m
気 温 (最高:最低) 32℃:25℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率 20% 流 れ 野田沖 激流
満潮:干潮 (小潮) 10:13   15:52 
 毎日暑い日が続きますね。因みに昨年同時期(7月)のログを見てみると、30℃を超えた日が一日もありませんでした。週の半分は北寄りの風が吹いています。水温は似たり寄ったりで、透視度も大差ありませんが陸の上は雲泥の差ですね。勿論、私は今年の天候に大満足です・・・・・。やはり夏は暑くないとsummer になりませんからね。古い・・・? さて今日は”正面の際”をゆっくり上がってきました。”オカワリ”の手前には、アサヒハナゴイの1〜2cmサイズが3個体、砂地ではホタテエソがピッピ!ピッピ!と跳ねていました。キシマハナダイbaby もよく目に付きます。亀裂では相変わらず、フタイロハナゴイ・カシワハナダイ等が観察できました。水深37付近には、シマキツネベラの3cmサイズが居ます。コウリンも近くに居るはずなのですが、私には確認できませんでした。左砂地のヤシャハゼは、今日もご機嫌でライトを当てて1m近くまで寄っても全然隠れませんでした。おまけにコトブキテッポウエビも、しっかり確認する事ができました。左梯子近くでは今日もミヤケスズメダイがセッセと産卵に励んでいました。近くでは4色の卵を守るセダカスズメダイも観察できます。昨年”御美(ゴミ)”と呼んでいたハナタツbaby を観察していた場所に、今年も数個体のbaby が付いています。遂にこの場所が”御美溜め”と命名されました。(笑)さて二本目は、水の綺麗な野田浜に入ってきました。上級者ばかりなのでちょっと欲張り、野田浜沖へ出てみました。しかし・・・・・沖の転石を超えた辺りからとんでもない沖出しの潮、”マツカサの根”を目前にしながら、泣く々引き返す羽目となってしまいました。無理は禁物ですからね。消化不良気味で岸近くに戻り、”左の溜まり”を乗り越えると、いきなり頭上を覆うイワシの群れ、そのもの凄い数と密度に、それまでのフラストレーションが一気に払拭されてしまいました。このイワシの群れを追う、20cm足らずのカンパチの子供達も可愛かったです。
(担当 柳場)