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2004年07月 第 1週(6月28日〜7月4日迄)

 2004年06月28日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 南南西 6m 透 明 度 6m
気 温 (最高:最低) 29℃:22℃ 波 高 1,5m
日中の降水確率    10% 流 れ やや有り
満潮:干潮 (若潮) 13:56 07:19
 今日も素晴らしい天気だったのですが少々蒸暑い1日でした・・・秋の浜は相変わらずの透明度です。昨日よりいくらかはましになってきていますが水深30m付近はかなり暗い潮でした。。その先は少々明るい潮がはいっていたようです!!今日は正面をまわってきました。暗い潮にもかかわらず30m付近のヤシャハゼが3個体出ていました。水深23m付近でインターネットウミウシが交接していました!!近くのキシマハナダイygもいくらか成長しており元気にしていますしコロダイ若魚も定着してくれています。ハシゴの近くで大沼さんにハナオコゼを教えてもらいました。とても小さな流れ藻に付いていました。今までは大きな流れ藻に付いているのしか見た事がなかったのでこんなに小さな流れ藻にもつくとは少々驚きでした・・・小さい流れ藻もチェックしないといけませんね〜大きな流れ藻に比べて探しやすそうですし写真も撮り易そうです。ケイカイを潜ったスタッフの話によるととても大きなヒゲダイが見られたそうです。潮がかかっていたためか魚も結構群れていたようですし透明度も20mくらいあり気持ちの良い海だったみたいです。(担当 荻島)


 2004年06月29日(火)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 19 ℃〜15 ℃
風 向 き 南南西8 m 透 明 度 10 m〜20m
気 温 (最高:最低) 29 ℃: 23℃ 波 高 1,5 m
日中の降水確率  20% 流 れ あり
満潮:干潮 (中潮) 15:17 08:13
 台風8号のうねりが、もう島の西側に入ってきています。まだ秋の浜は静かですが、今後の動き次第では、影響が出てきそうです。水中は相変わらず暗い潮が続いています。昨日より若干は良くなってはいます。やはり流れがかかっているせいでしょうか。ハナダイの根の行ってきました。根に向かう途中、水深35m位でサーモクラインが現れました。それを抜けるとなんと水温15℃の冷たい潮が入っていました。透明度が良いのがまだ救いですが、ウェットには堪える温度でした。ハナダイの根には相変わらずキシマのチビが多くいます。その中にはナガハナダイのチビも混ざりなかなか見ごたえのある群れでした。根の下にはシマキツネベラの大小が見られました。イトヒキハナダイやヤリイトヒキベラも見られます。帰り道、落ちているネコザメの卵を見つけました。今年は結構こういった落し物を拾います。岩の間にうまく産むはずの卵が一体どうして転がっているのでしょう?人間が原因だとしたら反省しなければいけませんね。産みたての卵をすぐにいじると大抵死んでしまいます。そういった卵は可愛い子猫にはなれず、卵の中には白濁した液が見えます。年に何度かこういった卵を目にします。実に可愛そうな話です。今日のお魚アカホシキツネベラです。八丈島等では普通に目にする事が出来るという話ですが、大島では初となります。前々から情報はあったのですが、やっと見に行くことが出来ました。ベラリストの私としてはいつか大島で見たいと思っていたベラです。図鑑の分布域を見ると伊豆半島以南となっているので、大島に出ても可笑しくはありません。しかし、ちょっと調べてみると沖縄でも生息が確認されています。と言うことは、かなり広い分布域を持っている魚になります。死滅の生き残りまたは新しく流れてきたとも考えられなくは無いですが、17cm位の個体を見たというセルフの方の情報も耳にしました。こう考えると深い所には成魚がいる可能性が強くなります。つまり、大島では普通種と言うことになるのでしょうか?しかし、伊豆から沖縄まで広く生息している魚を今まで見た事無いとは、まったく悔しい話です。まっこんな魚いっぱいいるのでしょう。改めてダイバーの行動範囲の狭さ、いや海の計り知れない大きさに脱帽しました。
(担当 有馬)


 2004年06月30日(水)
天 候 はれ ポイント:/秋の浜 水 温 22 ℃〜16 ℃
風 向 き 南西4 m 透 明 度 10 m〜20 m
気 温 (最高:最低)  29℃:20℃ 波 高 2,5 m
日中の降水確率 10 % 流 れ 少々
満潮:干潮 (中潮) 16:20 09:03
 西側には相変わらず台風のうねりが入っています。午後には秋の浜にも少しうねりが入ってきました。潮は浅場ではまだ暗い状態が続いています。水温は浅いところでは22度もあり実に快適です。しかし、ちょっと降りると16℃の冷たい潮が入ってきていました。今日は左の砂地をメインに回ってきました。砂地に向かう途中いつものイロイザリやハナタツに挨拶し降りて行きました。際のキシマygは少し大きくなってきましたがますます臆病になってきた様な気がします。大きくなったと言えばシマヒメヤマノカミのygもすくすくと成長してきました。まだまだ可愛いサイズです。水温のせいかヤシャハゼ・ヒレネジは全滅でした。浅場のオラウータンクラブは今日も健在でした。しかし、あんなトサカの中で何を食べて生活しているのでしょう?ハシゴの裏に見慣れないテングハギ属の魚がいました。大きさは10cm程で、体側中央から背鰭側の体側に黒斑を持ちます。これだけならゴマテングハギモドキで決着がつくのですが、いくつか気になるところがあります。まず水深です、ここまで浅い水深にこんな大きなサイズがいるのがちょっと気になります。次に体側の黒斑が大きい事、本来ならもう少し細かくてもいいのですがと言う気がします。後は時期的なものです。6月にこんなに大きなサイズは今まで見た事がありません。しばらく居てくれればいいのですが、人通りの激しいハシゴの下ですから期待出来ないでしょう。あ〜デジカメを持っていなかった事が残念でなりません。今日のお魚ホウライヒメジです。大島は結構多くのヒメジ科の魚が出現しています。あまり人気のある種類では無いので、誰も気に止めないのですが。その中でもホウライヒメジは一番多くその数を見る事が出来る種類です。良く似た種類のオキナヒメジと言う種類がいます。尾柄部の鞍状斑が側線を越えるか越えないかで、この2種は区別されています。ちなみにホウライは越えます。今日、暗い水の中1匹の魚が物凄い勢いで上昇していくのを目にしました。シルエットはホウライヒメジなのですが、こんなに勢い良く泳ぐ姿はあまり見ないので、ちょっと一瞬悩んでしまいました。その上には一回り小さいホウライが、もしかして求愛?と思った時です。上昇を続けるホウライが摂食用のヒゲを出しブルブルブルブル〜〜と震わし始めたのです。♀と思われる個体は嫌がり下に逃げました。すかさず大きい方も追いかけます。その姿はまるでキンギョハナダイ♂のUスイムの様に軽やかなものでした。しかし、その間もヒゲは出しっぱなしですが、その後しばらく追いかけまわしていましたが、結局逃げられてしまいました。体の色もマダラになり明らかに平常時の色とは違いました。これが本当に求愛かどうかは知りませんが、あのヒゲを震わせてせまる姿はちょっと新鮮で、そして笑えました。
(担当 有馬)


 2004年07月01日(木)
天 候 はれ ポイント:/秋の浜 水 温 21℃〜15℃
風 向 き 東北東6 m 透 明 度 5m〜20m
気 温 (最高:最低) 28 ℃:20 ℃ 波 高  4m
日中の降水確率 10 % 流 れ 少々
満潮:干潮 (大潮) 17:13 09:53
ますます台風のうねりが本格化してきました。昨日とは比べ物にならないほどのサージが秋の浜にも入ってきていました。浅場では海藻が舞い上がり、水深15m位でも体が揺られる事がありました。下の方は静かでいいのですが、また水温が低くちょっと長居は出来ない感じでした。今日はアサヒノ根に言って来ました。久し振りに行ったのですが、予想通りマツバスズメダイで埋め尽くされていました。あっちもこっちもマツバの巣ばかりでちょっとでも着底しようものなら容赦なく噛み付いてきます。ヤリやクレナイ等のイトヒキベラ達やキシマ・ナガハナのチビ等定番の魚しか目に入りませんでした。帰りにジョーの所によるとかなりお腹の大きなアカオビコテグリがいました。このアカオビもう数日間ここで観察しているのですが、いつも腹ボテです。夕方産卵していないのでしょうか?浅場では少し流れがかかっていたせいか、中層に魚が非常に多く、小振りなタカベの群れも来ました。その周りをヤマトカマスと思われるカマスの仲間がウロウロとしていました。狙っているという感じではなく、仲良く泳いでるといった感じに見えました。ヤマトカマスは背鰭の位置で他種と区別する事が出来ます。一瞬で見極めなければいけないので、ちょっと水中では難しいです。しかし、今日は流れていたせいか、良く見る事ができました。今日のお魚ネンブツダイです。大島では最も多いテンジクダイ科の魚で、漢字で書くと「念仏鯛」となります。釣り上げられた時の口をパクパクさせる仕草が、まるで念仏を唱えているように見えるからこういった名前が付いたという話を聞いた事があります。今、繁殖時期を迎えているこの魚は盛んにペアになっています。今日、浅場でボーっと1ペアを眺めて居た所、♀が♂に猛烈なアタックをかけていました。体をすり寄せ、もうかなり膨らんできているお腹を♂の目の前に持っていっていました。♂はあまりその気がないのか時折体を素早く動かし♀を嫌がります。面白い事に他の♀が近づいて来るとすごい勢いで追い払います。他の種類の魚なら♂がやるような事をネンブツダイの場合は♀がやっているのです。産卵は夕方から夜にかけて行われることが多く、今回はもちろん産卵までは見れませんでした。しかし、このペアの行動だけでも実に見る価値があります。一つの種類を少しの間観察すると言うことは、特別な事(産卵や求愛又は捕食等)が起きなくても実に楽しいものです。私は一回だけこの産卵を夕方見た事があります。♀のお腹から出てきたオレンジ色の卵を♂が銜える瞬間に出会ったのですが、私が慌てて近づいたせいで♂はうまく卵を銜えられず、岩の隙間に隠れてしまいました。すぐにその隙間を覗くと中でこっそり卵を銜え直してしました。次回もしこういうチャンスに出会った静かに見守ろうと思います。まっ無理でしょうけど・・・
(担当 有馬)


 2004年07月02日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜19℃
風 向 き 西南西 3m 透 明 度 4m〜8m
気 温 (最高:最低) 28℃:21℃ 波 高 4,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 18:02 10:44
 台風8号の影響で西側には赤旗が上がり、潜水不可となってしまいました。秋の浜にも大きなウネリが入っていました。夕方、エビの確認を兼ねて様子を見る為潜ったのですが、水面近くまで海藻が舞い上がり、透視度もメチャメチャ悪かったです。。オキノスジエビは相変わらず大挙して上がってきました。水深20m付近で暫く待ったのですが、上がり始めた後は水深40m近くまで途切れませんでした。水深30近くでもサージが有り早々に引き上げたのですが、エキジットで大ウネリに当たってしまいました。周期が長く、時折もの凄いパワーのウネリが入ってきます。明日・・・どの程度回復するか心配ですね。
(担当 柳場)


 2004年07月03日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜20℃
風 向 き 西南西3m 透 明 度 8m〜10m
気 温 (最高:最低) 28℃:21℃ 波 高 3,0m 
日中の降水確率 10% 流 れ 有り
満潮:干潮 (大潮) 04:21  11:34
 台風8号の影響がまだ残っていますが、昨日に比べると格段に良くなりました。しかし、水は相変わらず冷たく透視度も今ひとつです。お天気が良いので明るいのが救いですね。さて今日は”正面””際から左砂地””セミナイト”と3DIVE、正面は”ハゼ地帯”に行ったのですが、サーモクラインが立ち水温が低かったせいでしょうか?共生ハゼは、オニハゼダテハゼハナハゼしか確認できませんでした。際では、相変わらずキシマハナダイのbabyが頑張っています。しかし、なかなかダイバーに慣れませんね。数十秒見ていると、すぐに隠れてしまいます。可愛いのでジックリ観察したいのですが・・・まぁこの警戒心の強さが身を守るのですから、仕方無いでしょう。左砂地のブロックに着いていたシマヒメヤマノカミのbaby は消えてしまいました。台風のウネリで飛ばされたかも知れませんね。オキノスジエビは、一番のピークを外してしまいました。綿密な計画の下20数名が入ったのですが、大きな群れの移動を観察できたのは、半数程でした。なかなかタイミングを掴むのが難しいですね。まだまだデーターの蓄積が必要なようです。
(担当 柳場)


 2004年07月04日(
天 候 晴れ ポイント:王の浜/秋の 水 温 19℃〜24℃
風 向 き 南南西6 m 透 明 度 10m〜20m
気 温 (最高:最低) 28℃:22℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 10% 流 れ 有り
満潮:干潮 (小潮) 05:09   12:22 
 台風の不穏な動きにドキドキしながらの週末でしたが、何とかお天気に恵まれ無事乗り切ることができました。今日は、”王の浜トリプルアーチ”のボート2本、and セミナイトです。トリプルアーチは、以前からビーチポイントとして利用(グローバルのみ・・・)していたのですが、エントリー地点からかなり離れているので今回のダイビング祭りに合わせて他のサービスへも紹介し、これからボートポイントとしての利用を広めようとの目論見でした。さてその王の浜・・・透視度20m・水温24℃、ゲストから「南の島みたい〜〜〜!!」との歓声が上がる程のベストコンディションでした。流石にまだ魚影は少なかったですが、クエドチザメ・ネコザメテングダイ、王の浜定番のマツカサウオアカマツカサ等など・・・それに大きなアーチと周辺の雰囲気・・・十分に満足できる2DIVEでした。(ガイド本人が言うのも変ですが・・・)おまけに2本目には、大アーチを抜けたところで、アカエソブダイの放精放卵にも遭遇しました。どちらも水底から物凄い勢いで水面方向(4〜5m程)に飛び上がり、一瞬で舞い戻ると言う感じでした。しかし、しっかり白い卵と精子も確認できました。勿論、どちらも初めての経験で私的には、とても嬉しかったです。小アーチでは、大きなアマミスズメダイキツネベラの幼魚も確認できました。昨日書き忘れましたが、ヒメテグリの産卵が既に始まっているそうです。又、昨日今日と続けて有馬チームがニタリと遭遇しました。昨日は3mぐらいの個体で、3回程目の前を旋回してくれたそうです。今日は更に大きな個体との事でした。ニタリ好きの私としては、羨ましい限りです。のりピーチームはアオリイカの産卵に出会えたそうです。4ペア+1♂が居て、60cm以上有りそうな大きな個体の乱舞にしばし見とれてしまったとの事でした。右・左合わせて2房しか産み付けられず、今年も失敗だ〜〜〜とガッカリしていたので、これから観察の機会が増えると嬉しいですね。
(担当 柳場)