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2004年06月 第 1週(5月31日〜 6日迄)
| 2004年05月31日(月) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃〜17℃ |
| 風 向 き | 南南西9m | 透 明 度 | 7m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 22℃:18℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | 有り | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 15:21 | 08:51 |
| 今年の梅雨入りは早そうですね〜・・・。その分、明けるのも早ければ良いのですが。そうは上手くいかないかな???さて今日も秋の浜を、”右ハゼ地帯”から”正面際”そして”ハナタツ会場”へと回ってきました。水深15mを過ぎた辺りから多少水が抜けてきます。しかし、それに伴い水温は下がってきます。”ハゼ地帯”をジックリ回って見たのですが、共生ハゼはダテハゼ・オニハゼしか目に入りませんでした。潮が掛かっていなかったのと、水が冷たいせいでしょうか?際では、最近ちょっとシャイだったアサヒハナゴイも、フタイロと一緒に元気良く泳いでいました。水深27付近には、キンギョハナダイのbaby に混ざってカシワの幼魚も居ます。泳いでいる時は普通に混ざり合っているのですが、人の気配を感じ岩壁に隠れる時にはカシワはキンギョに追い払われてしまいます。”多勢に無勢”と言うことでしょうか?数の多い方がやはり力を持っているようですね。その近くでは、大きなニシキウミウシが3cm程のキイボキヌハダウミウシに襲われていました。傍目には仲良くくっついているだけに見えますが、きっと体液とか吸われてるのでしょう。キイボキヌハダって綺麗なくせに、怖い奴ですね。”ハナタツ会場”では、今朝(早朝)観察に行けなかったジミー君♂を見てきました。パツンパツンに膨れたお腹は、今にもbaby が飛び出しそうに見えるのですが・・・。ハナタツと言えば、昨日ハナタツフリークのA/I さんが、チビ太と呼んでいる♂がお亡くなりになる場面に遭遇しました。何時も観察している岩の所に行くと、すでに海藻から落ちて瀕死の状態だったそうです。時折口はパクパクしていたそうですが、40分近く経った時、一瞬激しく動いた(痙攣?)後、ガックッ!と息を引き取ったそうです。このハナタツ2週間前には産卵がA/I さんに拠って確認されています。身篭ったまま昇天してしまったのですが、原因は何だったのでしょう?無傷だったので何かに襲われたとは思えないし、病気になってしまったのでしょうか?しかし、産卵を確認してバッチリ写真にも収めたA/I さんが看取ったと言うのも、何かの縁でしょうか?いずれにしても観察中のハナタツが死んでしまったのは、とても残念です。 (担当 柳場) |
| 2004年06月01日(火) | ||||
| 天 候 | 雨のち晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15 ℃〜17 ℃ |
| 風 向 き | 北北東5 m | 透 明 度 | 10 m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 20 ℃:16 ℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 16:15 | 09:30 |
| 朝から雨模様となった今日、水中も暗くドヨ〜ンとしていました。正面の際を付け根までじっくりと潜ってきました。水中が暗いせいかいつもとはちょっと生物の感じも違いました。まず、チビハナダイ・イズハナダイ属の1種(yg)・チゴハナダイ等が亀裂から表に出ていました。特にチゴハナダイはサイズも大きく、ライトを当てても逃げようもしませんでした。付け根近くにはキシマハナダイのygが2匹一緒に泳いでいました。やはり深場では普通に見られる魚だけあります。昼間は亀裂の奥深くに隠れている夜行性のヤドカリも簡単に見る事が出来ました。その中でヤドカリストの私としてはちょっと痺れるヤドカリに出会いました。大島では3個体目の確認となるゼブラホンヤドカリです。ピンクに白の縞模様の左ハサミ&歩脚に大きな右白いハサミが実に美しいヤドカリです。死滅回遊ヤドカリだと思っているのですが、もしかしたら個体数が少ないだけで1年中いるのかもしれませんね。浅場に戻って来ると目の前に大きなブリorヒラマサが現れました。先日、野田浜でも2匹見かけました、小さいアジやゴマサバ等も島周りには入って来ているみたいですし、今日はニザダイに寄り添うシマアジも見かけました。陸も海も年々自然のサイクルが狂ってきている様に感じるのですが、こういった回遊魚系の魚に出会うと着実に海の季節は変わって来たな〜と実感します。今日のお魚はフタホシキツネベラです。黄色の体に薄い赤のラインを持ち、鰓蓋と尾鰭の基部に黒点を持ちます。大島ではごくごく普通にいるベラですが、伊豆半島等ではあまりその数は多くないという話を聞きました。水深20m以深ならば成魚から幼魚まで確実に見る事が出来ます。特に幼魚は黄色味が強く結構可愛いです。ベラ系の幼魚にはクリーナーが多く、このフタホシキツネベラの幼魚もクリーナーです。こう考えるとベラ系の幼魚は殆どがクリーニングフィッシュです。まっ魚にしてみれば目の前にある食べられそうな物を食べているだけなのかもしれませんね。成長するとなのか繁殖に伴ってなのか分かりませんが、体がすごく赤くなっている個体もいます。これもこれでまた実に綺麗な物です。大島の深場と言えばハナダイというイメージがありますが、このフタホシキツネベラの様に密かに美しい魚もいます。機会があったら是非ごらん下さい。 (担当 有馬) |
| 2004年06月02日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜19℃ |
| 風 向 き | 東風3m | 透 明 度 | 10m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 23℃:18℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 17:07 | 10:11 |
| 週間予報が見直され、梅雨入りが伸びた様ですね。と言う訳で、まずまずのお天気となりました。さて今日は、週末の下見も兼ねて”ハナダイの根”に行ってきました。根の上の方は寂しいのですが、徐々に降りていくとハナダイの鮮やかな色が目に飛び込んできます。一番数が多いのはサクラダイの♀で、次にキシマ・イトヒキと続きます。キシマハナダイは、baby も多く場所によっては10個体以上が固まっていました。この他には、卵をビッシリお腹に付けたダイダイヨウジ♂・シマキツネベラ大小数個体・ベニハゼのSP等を確認してきました。”オハギの岩”周辺では、今日も立派なクレナイイトヒキベラが♀を追いかけていました。この所一段とベラ達の動きが活発になってきた様です。イトヒキベラは婚姻色バリバリで♀を誘い、オハグロベラも♂同士の喧嘩を良く見かけます。ニシキベラの行進は日増しに数が増え、午前中潜ると決まって泉津方向へ長い列ができています。ホンベラの♀も固まって移動し、その周辺を♂と思われる大きな個体が付かず離れず泳ぎ回っています。今日は”段落ち”で綺麗なオトメベラ♂が、ニシキベラににチョッカイを出していました。周囲に仲間が居ないのでニシキベラに代役でもさせようと言うのでしょうか?(な?訳無いですね)浅場では、カミナリベラの追いかけっこも良く目に入ります。左の砂地では、カワハギの産卵行動も始まっているようです。あちらこちらで♀が砂地を整地し、♂はテリトリーを巡回して縄張りに入ってくる他の♂を追い払うのに一生懸命です。ヒメギンポの産卵は一段落した様ですね。婚姻色の出た♂をあまり見かけなくなりました。 (担当 柳場) 追: 掲示板に”お知らせ”を掲載しましたので、ご覧になって下さいね。 |
| 2004年06月03日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜20℃ |
| 風 向 き | 北東6m | 透 明 度 | 10m〜13m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:16℃ | 波 高 | 2.5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 03:54 | 10:54 |
| 多少雲は多かったものの穏やかな一日でした。さて今日は、とても面白いシーンと遭遇しました。何時もの様に右側から潜降すると、いきなり沖から大きなウツボが目の前に泳いできたのです。しかも口から両サイドに何かが出ています。一瞬!海鵜でも咥えているのかと思いましたが、よく見るとそれは60cm程の同じ仲間のウツボでした。胴の部分をガシィ!!と咥えられたウツボは身を捩りながら逃げようとしていました。しかし、大きな方は容赦なく噛み付き、飲み込もうとしているのです。結局最後は、私がゲストを呼ぼうとした動きに反応し、獲物を残して逃げてしまったのですが、それまでの彼の獰猛さは凄まじいものがありました。岩陰に放置された被害者のウツボは、無残にも胴体がザックリと喰い千切られ骨まで噛み砕かれていました。私が手で掴むと、一応上半身は持ち上げようとするのですが、すぐにダラリとなってしまい口をパクパクさせるだけでした。しかし、ウツボは共食いするのですね。今日見たのは明らかに喧嘩ではなく、喰うか喰われるか?の戦いでした。真っ二つに千切れてしまったウツボは、夕方には見当たりませんでした。さて、”左の砂地”では、トラギスの♂が喧嘩をしていました。お互いに平行になった状態でクルクル回りながら2〜3cm砂地から浮き上ります。まるでカニハゼの様な動きをするのです。そして鰭を目一杯広げ大きさを誇示します。近くでは、コウベダルマガレイも数個体で追いかけっこをしていました。繁殖絡みのこの様な生態は、いくら見ていても飽きませんね。昨年と同じ場所でヤシャハゼがホバーリングしていました。どうやら無事に越冬できたようです。夕方エビの行進を見てきました。”オカワリ”付近まで降りてみたのですが、もの凄い量が上がってきます。あまりの迫力に時間が経つのも忘れてしまいました。ヤバイ!ヤバイ!! (担当 柳場) 追: 明日、PM6:00からのNHK”首都圏ネットワーク”の中(多分6:15〜45分の間)で、伊豆大島の水中が放映される予定です。又来週木曜日も、放映が予定されています。どちらもお見逃し無く!! |
| 2004年06月04日(金) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜20℃ |
| 風 向 き | 東3m | 透 明 度 | 10m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 25℃〜16℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | やや有り | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 04:32 | 11:39 |
| 今日はびっくりするくらい良い天気になりました!!透明度も水温も共に上がってきたようです。いつもは午前中のほうが透明度はいいのですが、今日は午後のほうがいくらか良かったです。海のなかはとても賑やかになってきています。至るところでホンベラの産卵が見られテンジクダイの仲間もカップリングし始め、婚姻色をだしているイトヒキベラも見ごたえがありますし、ソラスズメダイも数がいきなり増えてきたように思われます。今日はヤリイトヒキベラ♂を見にアサヒの根にいってきました!!久々に見たのですがすごい綺麗な色を出していてびっくりしてしまいました。近くにはアサヒハナゴイyg、根のトップではキシマハナダイygなどが見られました!!2本目は右に行ってきました・・・相変わらずテングダイが群れています。2グループに別れていたのですが数を合わせると合計なんとその数30匹!!1グループになってくれればいいのですが・・・帰ってくる途中でアオリイカの産卵を見てきました。1ペアいたのでしばらく見ていたら産卵してくれました。1ペアしかいなかったのであまり迫力はなかったのですが産卵する瞬間を見れたら見れたでうれしいものです。浅場のお勧めはオキナワベニハゼです。写真を撮りやすい場所にいるので1度挑戦してみて下さい。 (担当 荻島) |
| 2004年06月05日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜21℃ |
| 風 向 き | 北風2m | 透 明 度 | 8m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 25℃:18℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 04:32 | 11:39 |
| 薄雲が掛かっていましたが、まずまずのお天気でした。海も凪ぎで良い状態です。透視度は相変わらずですが、水温が急に上がりました。浅い所は20℃以上あり、ビックリ!!です。さて今日は、早朝〜セミナイトで4DIVE・・・いや〜よく潜りました。しかし暖かいので全然苦になりません。嬉しいですね。早朝はハナタツ狙いでしたが、今日も2匹のラブラブシーンを見せつけられただけで終わってしまいました。二本目は”アサヒの根”に行ってきました。根のトップにイズカサゴが2個体並んでいました。繁殖とは関係無いと思うのですが、珍しい事です。根の中央では、クレナイイトヒキベラ♂・ヤリイトヒキベラ♂等を観察してきました。”オハギの岩”では、お腹がパンパンに膨れた♀のアカオビコテグリを確認。近くでは♂も確認されてるので、既に放精放卵が始まってるかも知れませんね。水深14mの所では、1,5cm程の可愛いアマミスズメダイも出現しました。先日はセナキルリスズメが見つかり、ミツボシの1cmサイズも確認されました。少しずつ南方系の魚も増えつつあります。三本目は”正面から左の砂地”へ・・・。正面の際では、キンギョハナダイに混ざってカシワハナダイが数個体泳いでいました。♂に成り掛けでしょうか?体色がヤケに白く、体側には赤い帯が薄っすらと浮き出ていました。”左砂地”は寂しかったです。ヤシャハゼを確認に行ったのですが、巣穴の上でコウベダルマガレイが追いかけっこをしていました。正面の砂地では、ヤシャハゼをゲストに見せようとした瞬間・・・巣穴の縁にコウライトラギスがしゃしゃり出てきました。水温が高く、程よい流れで共生ハゼもバッチリだ〜・・・と思っていたのですが、二度も外してしまいちょっとショックでした。4DIVE目は、エビ狙い・・・日の入りが少し伸びたせいでしょうか?タイミングが微妙にずれてしまいました。一番凄い群れの状態をお見せできなかったのが残念でした。生態絡みのガイドと言うのは、なかなか難しいですね。 (担当 柳場) |
| 2004年06月06日(日) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 18℃〜19℃ |
| 風 向 き | 東南東7 m | 透 明 度 | 10m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:19℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 40% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 05:52 | 13:14 |
| 予報どおり、昨夜から激しい雨降りとなりました。昼頃からは小降りになりましたが、梅雨に入った事を実感させられますね。空梅雨だと嬉しいのですが・・・(しかし、農家の方が困りますね。ホドホドに・・・が良いですね)さて今日は、昨日のヤシャハゼリベンジに行ってきました。正面のヤシャハゼは、50cm程まで寄る事ができました。しかし、相変わらず近くにはトラギスがウロウロしていて、気が気ではありません。以前、目の前でコウベダルマガレイにヤシャハゼを食べられると言う、苦い思い出があるのです。”左砂地”のカイメンに1cm程の可愛いシマヒメヤマノカミが付いていました。このサイズを見るのは初めてです。マツバスズメダイの巣作りが始まりました。砂地に点在するゴロタ周辺が掘り返されています。浅場のゴロタ地帯では、ネンブツダイがペアになり産卵が近いようです。更に浅い場所のゴロタでは、セダカスズメダイが岩肌のお掃除に一生懸命です。そろそろ♀を呼び込んで繁殖シーズンに入るのでしょう。岸近くの大きなゴロタでヘビギンポが産卵を繰り返しています。近くにはメシマウバウオが居て、産み付けられた卵を端から食べています。時折ヘビギンポも追い払おうとするのですが、一旦逃げてもすぐに寄ってくるので、諦めて産卵に精を出しているようです。しかし、卵は栄養の塊り、自然界の生き物達もよく知ってますね。ここ10日ばかり、気合を入れて観察していたジミーこと♂のハナタツが、今朝方”放仔”したそうです。観察したA/Iさんの話では、抱卵期間が長かったせいか?かなり立派なbaby だったとの事です。ビデオに収められなかったのが悔やまれます。もう1個体、”ヒトミ君”と呼ばれている♂も、同じく今朝方”放仔”したとの事です。個体数が多すぎて私には継続観察が難しいのですが、ハナタツも子孫繁栄の為に頑張ってますね。 (担当 柳場) |