過去のログ

HOMEに戻る → 今日の海へ戻る → 2004過去ログmain 前の週を見る 次の週を見る

2004年05月 第 3週( 17日〜23日迄)

 2004年05月17日(月)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 14℃〜15℃
風 向 き 南南西10 m 透 明 度 10m〜12m
気 温 (最高:最低) 23℃:18℃ 波 高 3,0m
日中の降水確率    30% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 16:28 09:58
 透視度が多少回復しましたが、水温は逆に下がってしまいました。透視度を取るか?水温を取るか?ってな感じですね。どちらも良い方向で安定してくれると嬉しいのですが・・・。さて今日は”アサヒの根”へ、ハナダイウォッチングに行ってきました。数日前に有馬が見つけたコウリンand ナガハナダイのbaby が目的です。アサヒの根の周辺には、もの凄い数のマツバスズメダイが群れていました。まだサイズは小振りでしたが、繁殖相手選びが始まっているのでしょうか?お客様の間でゴージャスと呼ばれている場所へ行くと、居ました!しかし体色がキンギョより多少明るい事を除けば地味ですね〜。頭のラインに気付かなければ見逃してしまいそうです。近くではナガハナダイのbaby に混じってサクラダイの2cmサイズも数個体確認できました。この他に”アサヒの根”では、キツネダイツルグエ数個体、立派なヤリイトヒキベラの♂♀等が見られました。際は、相変わらずネンブツダイイサキの若魚達が凄い数で群れ、中々見応えがありました。時折その群れの中に50cm程に成長したマハタがス〜ッと入っていきます。捕食するシーンでも観察できるかと少し期待して見てたのですが、寒くなってしまい諦めました。砂地では久し振りにササハゼを確認しました。暖かくなると出てくるのですが、冬場は砂の中で越冬しているのでしょうね。この他にはカスザメ2個体セミホウボウイズカサゴ等が観察されました。
(担当 柳場)


 2004年05月18日(火)
天 候 曇り時々雨 ポイント:秋の浜 水 温 14℃〜15℃
風 向 き 南南西4m 透 明 度 13m〜15m
気 温 (最高:最低) 23℃:18℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 40% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 17:05 10:31
 朝から曇り空で時折小雨がパラつきます。天気予報ではお日様マークが出ていた様な気がするのですが・・・。さて今日は久し振りに”ハナダイの根”へ行ってきました。下の縁では、キシマハナダイ♂が2個体、♀は大小10個体程確認できました。周辺には大きなイトヒキハナダイサクラダイの♂シマキツネベラヤリイトヒキベラ♀等も確認できました。トサカ林側の亀裂には、ベニハゼ属の一種や孵化直前と思われる卵をビッシリ付けた、ダイダイヨウジ等も観察されました。上がり際、ハゼ地帯を通ったのですが、水温が落ちてしまったせいか?共生ハゼは不調でした。目を皿のようにして砂地を舐め回したのですが、ヒレネジ1個体しか確認できませんでした。2DIVE目は”正面の際”へ、又してもハナダイ狙いで行ってきました。”おかわり”の手前では、アサヒハナゴイスジハナダイ、近くの亀裂ではイズハナダイ属の一種フタイロハナゴイ、上り掛けには、週末にお客様が見つけた、極小サイズのキシマハナダイアサヒハナゴイのbaby を観察してきました。浅場ではベニイザリウオ4個体キマダラハゼヨコシマエビ等を見て上がってきました。ところで、台風2号・3号の影響が心配ですね。進路予報では、金曜日頃伊豆諸島に一番近付きそうで、最悪直撃もあるかも知れません。今週末どうなることでしょう?天気図から目が離せません。
(担当 柳場)


 2004年05月19日(水)
天 候 曇り時々雨 ポイント:秋の浜 水 温 14℃〜15℃
風 向 き 北風1 m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 19℃:15℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 90% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 04:19 11:03
 まるで梅雨入りしたかの様な、うっとおしい一日でした。例年より太平洋高気圧の勢力が強いとの事ですが、この時期よりも夏本番にその実力を発揮してもらいたいものです。(苦笑)
 さて、海の方は、相変わらず冷たく暗い潮です。風が穏やかで波が無いのがせめてもの救いでしょうか・・・。今日は1本目”アサヒの根”、2本目”際から左の砂地”へと潜ってきました。”アサヒ”へはコウリン狙いで行ったのですが、暗くてとても探せる状態ではありませんでした。水中ライトに反応して魚がすぐに逃げてしまいます。ビデオライトを持ってくれば良かった・・・と反省しても後の祭りでした。ヤリイトヒキベラ♂は、何とか確認はしましたがすぐに視界から消えてしまいました。唯一クレナイイトヒキベラは良い子でしたね〜。お客様と一緒にライトを当てて、ジックリ観察する事ができました。”正面際”イサキ若魚は更に数を増したような気がします。今日はその中にタカベの群れも混ざり、一段と見応えがありました。水温が下がってしまったせいでしょうか?先週末確認されたカンムリベラベニイザリウオミナミハコフグ等のbaby 達が目に入ってきません。段落ちでは唯一、1,5cm程の可愛いハナキンチャクフグが確認されました。今日は上り際に、トウシマコケギンポと遊んでみました。鏡を近づけて反応をみたのですが、大きな口を開けて威嚇してみたり、穴から出てしまいそうな程身を乗り出して鏡に噛り付いたりと、中々面白かったです。しかし中には全然反応しない個体も居て意外でした。♂♀の違いなのでしょうか?それとも性格?今度いらした時、是非皆さんも一緒に観察してみましょうね〜。
(担当 柳場)
追: 台風2号ヤバそうですね。今週末予定なさってる方、マメに台風情報チェックしてください。
   http://www.imoc.co.jp/typ.htm


 2004年05月20日(木)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 14℃15℃
風 向 き 北東5 m 透 明 度 10m15m
気 温 (最高:最低) 18℃:16℃ 波 高 2,5m⇒4m
日中の降水確率 90% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 04:43 11:34
 久し振りに風が変わり、秋の浜も波だっていました。水中も多少サージを感じます。早くも台風の影響でしょうか?さて今日も、”アサヒの根”から”正面際””左砂地”へと一巡してきました。ジョーフィッシュの居る”オハギの岩”周辺で、お腹の大きなクレナイイトヒキベラ♀を2個体確認しました。近くではイトヒキベラに混ざってクレナイの♂も2個体・・・ベラはすでに繁殖シーズンに入った様ですね。そう言えば浅場ではニシキベラの行進も観察され、ホンベラの♀もかなりお腹が目立ってきました。エントリー口の”ステージ”と呼んでいるゴロタには、ヒメテグリの1cmサイズが数個体居ます。毎年この場所で繁殖行動が観察されるのですが、稚魚も必ず決まった場所に現れます。不思議ですね。因みに、先の”オハギの岩”周辺はアカオビコテグリの産卵場所になっているのですが、今日は♀を2個体確認しました。6月頃から繁殖シーズンに入るので、徐々に個体数が増えてくるのを期待したいです。”際”アサヒキシマのbaby は、今日も元気に潮上に向かいパクパクしていました。とても臆病ですぐに隠れてしまうので写真に収めるのは難しそうですが、警戒心が強い方が長く観察できるかも知れませんね。”段落ち壁”カイメンガニは、ポリプ(トゲトサカの・・・)が全開で20cm近くありました。しかし面白い護身術を見に付けたものです。何時も見る度に笑ってしまいます。
(担当 柳場)


 2004年05月21日(金)
天 候 曇り後晴れ ポイント:クローズ 水 温  ℃
風 向 き 北東9m 透 明 度  m〜 m
気 温 (最高:最低) 24℃:14℃ 波 高 6m⇒4m
日中の降水確率 10% 流 れ
満潮:干潮 (中潮) 05:07 12:06
 台風2号はアッと言う間に通り過ぎ、お昼前にはお陽様が射してきました。久し振りに青空が覗き嬉しいです。しかし・・・AM10:00現在、海の方はウネリが残っています。西側も東側も沖合い100m位までグリーン色の水で、岸近くでは大きな波が砕け散って時折その飛沫が10m近く上がります。と言う訳で、本日のダイビングはお休みです。風が変わりそうなので、海も早く安定すると思うのですが・・・。
追: PM3:30現在、秋の浜は潜水可、野田浜を含む西側は、大ウネリです。秋の浜は、多少ゆった   りした水の動きは有りそうですが、風波は殆んど無くなりました。NHK潜水班(大島にて合宿トレー   ニング中)の方達が総勢20人程で潜っておりました。西側は判りませんが、明日も問題無く潜れ    そうですね。良かった〜。
(担当 柳場)


 2004年05月22日(土)
天 候 曇り時々雨 ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜18℃
風 向 き 北北東3m 透 明 度 8m〜12m
気 温 (最高:最低) 18℃:16℃ 波 高 2,5m 
日中の降水確率 30% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 05:34  12:39
 少々、風波がありましたが、台風の次の日だという事を考えれば許せる範囲の波でした。台風の通過でもう少し綺麗な水に入れ替わるかと思ったのですが、相変わらずいまいちの透明度でした。正面に行ってきました。浅場を移動していると目の前に見慣れない魚が泳いできました。一瞬コブダイか・・・と思ったのですがなぜか体色は緑色、なんとそいつはカンムリベラの成魚でした。大島では非常に珍しく今まで数回しか目撃した事はありません。生き残りのベラと言えばシロタスキベラも結構大きくなっています。去年は成長したシロタスキが多くもっと沢山生き残るかと思っていたのですが、この1匹だけになってしまいました。出来れば♂までなってくれるといいのですが。ますますハナダイ系の幼魚の数が増えてきました。先日、発見されたコウリンハナダイ・アサヒハナゴイ・キシマハナダイ・ナガハナダイ等の3cmサイズが見られます。ヤシャハゼが正面にも左の砂地にも出ています。もう少し水がいいと見やすいのですが・・・今日のお魚ハナオコゼです。イザリウオの仲間であるこの魚は通常流れ藻の中で生息しています。流れ藻中には他の生物が身を寄せる事が多く、そういった生物を餌としています。幼魚の頃の体色は黒く、私が見た時には岩の下に隠れていました。他でもその様な話を耳にした事があります。幼魚の頃は流れ藻に着かずに底生生活をし、その後流れ藻に移るのかもしれません。なんか逆の方が自然な感じがしますが。今日、大きな流れ藻が水面を漂っていました。その中には確かにハナオコゼが隠れているはずなのですが、少しでも目を離すとすぐに流れ藻の中に隠れてしまい、見失ってしまいます。原因はその体にあり、色が似ている事もさることながら、まるで海藻の様な皮弁まで生えているから驚きです。そんな擬態の巧みさからか、ハナオコゼの学名はHistrio histrioと言います。このhistrioはラテン語で役者と言う意味です。まさに海藻の役を見事にこなしているという所でしょうか。
(担当 有馬)


 2004年05月23日(
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 12℃〜21℃
風 向 き 北東5 m 透 明 度 8m〜25m
気 温 (最高:最低) 18℃:15℃ 波 高 2,0m
日中の降水確率 20% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 06:01   13:14 
 台風一過の青空は結局一瞬で終わり、今日もドンヨリした曇り空となってしまいました。しかし、海の方は何処も凪ぎで中々良い状態です。さて今日の1本目は久々に王の浜に行ってきました。と言ってもホンの入り口だけですが・・・。湾を出ると、一面ホンダワラ畑が広がり、まるで収穫前の田んぼに佇んでいる感覚に捉われます。そして水温21℃・・・幸せでしたぁ〜。
 2DIVE目、秋の浜へ・・・。相変わらずエントリー口の透視度は10m未満、多少サージも感じられました。そして沖に出て行くに従い水温が下がってきます。”アサヒの根”を目指したのですが、根のトップで水温計を見ると14℃しかありませんでした。しかし、恐ろしい事に水温はまだまだ下がり続けたのです。根の下”ゴージャスな岩”付近は12℃しかありませんでした。私の知る限りでは、大島での最低記録かもしれません。その代わり透視度は素晴らしかったです。浅場に濁り水があるので光が届かず暗いのですが、30m近く見えていました。しかし、1時間足らずの間に21℃と12℃の海、流石に身体が対応しきれず早々に浅場に戻ってきました。深場では、魚を観察するよりも水温に負けたと言う感じですが、”ゴージャス岩”では久々にシマヒメヤマノカミを確認、”正面と左の砂地”では計5個体のカスザメ”ハナタツ祭り会場”では、計9個体のハナタツ等を観察してきました。”段落ち”では、また黄ベニbaby が確認され、段を上がった壁では、1,5cm程のベニイザリウオも出現しました。
(担当 柳場)