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2004年05月 第 1週( 03日〜09日迄)
| 2004年05月03日(月) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 南風3 m | 透 明 度 | 15m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 18℃:12℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 有り | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 16:22 | 10:04 |
| 朝から曇り空で、昼頃にはとうとう雨が降ってきました。しかし、今現在(18:00)は青空が広がっています。さて今日もクラゲが面白かったです。殆んどがアカクラゲで、長い触手にはアジ系の稚魚が沢山着いていました。そして傘部分の内側には、イボダイやハナビラウオ系の魚が隠れています。中には15cm程のクラゲの径と同じ位の奴も居て、ビックリ!してしまいました。この様な浮遊系の生物は、偶然の出遭いが殆んどなのでとても新鮮です。正面で久々にネコザメのbaby を確認しました。動かないので中々良い被写体になっていました。しかし、何度見ても可愛いですね〜。今日はこの他に、クダゴンベ・ハナタツ6個体・イロイザリウオ2個体・ベニイザリウオ・コケギンポSP・マツバギンポ・ジョーフィッシュ・ナカソネカニダマシ・カイメンガニ・クロスジウミウシ・コガネミノウミウシ・コモンウミウシ等を観察してきました。 (担当 柳場) |
| 2004年05月04日(火) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃〜16℃ |
| 風 向 き | 南南西11m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 21℃:18℃ | 波 高 | 3m⇒4m | |
| 日中の降水確率 | 70% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 17:07 | 10:38 |
| 南風が強く、午後になって高速船は殆んど欠航になってしまいました。しかし秋の浜が潜れるのでノープロブレム・・・透視度が良くてなかなか快適です。今日は”右のトサカ林”へ行ってきました。水深16m付近には、2グループに分れてテングダイが20匹程群れていました。何故かその群れの中に大きなホウライヒメジが数匹混ざり、ちょっと可笑しかったです。水深27付近ではクダゴンベの成魚とミナミゴンベが同じウミカラマツに付いていました。その近くの紫のヤギには、数日前からヘラヤガラが隠れています。20cm弱の可愛い個体です。カゴカキダイが集まっていました。何故かこの時期、多い時には4〜50匹の塊りを作ります。普段あまり興味を引かない魚ですが、流石にこれだけ群れると中々見応えがあります。浅場はますますメバルやマアジ・ムツ等の稚魚が増えてきました。段々と伸びてきた海藻の間に群れる稚魚の姿に、春の海を感じますね。 (担当 柳場) |
| 2004年05月05日(水) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:野田浜 | 水 温 | 17 ℃ |
| 風 向 き | 北東8 m | 透 明 度 | 15 m | |
| 気 温 (最高:最低) | 18℃:11℃ | 波 高 | 3 m | |
| 日中の降水確率 | 50% | 流 れ | 有り | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 04:34 | 11:13 |
| 強い北東の風のせいで、秋の浜は大荒れになりました。浅いところは白く濁り、深くまでサージが起きていたそうです。私は野田浜に潜ってきました。秋の浜からは想像も出来ない程静か海でした。透明度も良く気持ちの良い海です。しかし、流れが非常に強くアーチを抜けるのにも結構頑張らないといけない状態でした。アーチの中にはワニゴチがいました。いつ見ても面白い眼をしています。キンギョハナダイも数が多く、中には♀に求愛している♂も見られました。産卵のシーズンは秋ですがなんだかんだと年中求愛している様な気がします。イシヨウジがまた集まっていました。中には大小(多分ペアだと思われます)2匹で体を寄せ合っている物も見られました。15cm程のハナミノカサゴの子供がいました。体色の黒い個体でした。3cm位の可愛いオトヒメエビがいました。オトヒメエビと言えども子供は流石に可愛いです。今日のお魚はクエです。クエは大島では通年見られる超大型のハタです。大きい物は2m近くになります。老成するまでの成魚には斜行横帯が入ります。しかし、年を取ってくるとその線は消えてしまいます。今日タカノハハイツの中に大きなクエが入っていました。あまりの大きさに穴から見えるのは顔だけでした。大きいサイズはもちろんですが、たまに50cm位の可愛いサイズを目にします。しかし、それより小さいサイズは全く見た事がありません。一体どこにいるのでしょう?アカハタ等のチビはたまに岩の亀裂等で見る事はあるので、クエも同じ様な環境に居ると思われます。もしかしたら深場にいるのでしょうか?話は変わりますが、クエの鱗は非常に固いらしく知り合いの漁師さんに聞いた話ではクエ用の銛を使わないと、そのあまりの固さに銛が弾かれてしまうそうです。クエが銛を「カキン!!」と弾く姿、是非見てみたいものです。 (担当 有馬) |
| 2004年05月06日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 北東5m | 透 明 度 | 25 m | |
| 気 温 (最高:最低) | 20℃:14℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 05:02 | 11:52 |
| 午前中は薄雲が多かったのですが、午後からは気持ちの良い青空が広がりました。秋の浜も凪ぎでいい海です。今日も右側、”ウミトサカ林”に行ってきました。水は冷たいのですが、青く抜けた潮が入りとても気持ちよかったです。ゴロタ斜面の手前には、メジナとホウライヒメジが大きな塊りになって群れていました。又、ゴロタ斜面にはミヤケスズメダイがグチャ〜っと群れていました。通年見られる普通種で、繁殖時期以外はあまり興味を持つ事も無いのですが、流石に斜面いっぱいに群れていると見応えがあります。マツバスズメダイにも言えるのですが、繁殖時期が近付くと大きな群れを作る傾向があります。クダゴンベの近くでトサヤッコを確認しました。水温が低く色物が少ない時期なので、この手の魚が出ると何となく嬉しいですね。段落ちの壁に付いているカイメンガニが、大分貧相になってしまいました。この連休で多くのダイバーに弄ばれたのでしょうか?一時期の派手さは微塵もありません。(苦笑)久し振りに段落ち付近が、イワシの子供達で埋め尽くされていました。周辺にはイサキも沢山群れ、そのイワシ(正確には仲間)を狙って、カンパチの様に突っ込んで行きます。あまり精悍そうに見えないイサキが、その様な行動を取るのがちょっと意外でした。この他には、ハナタツ2個体・フクイカムリ・レンテンヤッコにルリハタ等を観察してきました。 (担当 柳場) |
| 2004年05月07日(金) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 17 ℃ |
| 風 向 き | 西南西2 m | 透 明 度 | 20 m | |
| 気 温 (最高:最低) | 23℃:14 ℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 05:32 | 12:32 |
| 朝から見事に晴れわたり、最高の天気になりました。秋の浜もまるで湖の様に静かでした。中に入ると本当に春なんだろうか?と首を傾げたくなる程の素晴らしい透明度でした。今日は左の砂地をのんびりと周ってきました。砂地とゴロタの際にまだ新しいヤリイカの卵と思われる房が付いていました。少し時期はずれの様な気もしますが、アオリイカの卵ではありませんでした。アケウスが3匹着いていたカイメンにはもう1匹しか着いていませんでした。黄色いカイメンを体中に付けた、あんなに目立つ格好で一体どこに行ってしまったのでしょう?白いトゲトサカに白いコシオリエビ科の1種が着いています。良く見ると実に綺麗なコシオリエビです。しかし、名前は不明。コシオリエビはこういう子ばかりで困ったものです。その他成長したタマガシラ、大きなセミホウボウ2匹等見る事ができました。アサヒの根に行ったスタッフの話ではヤリイトヒキベラの成魚が今日も見られたそうです。マツバギンポがイワアナコケギンポに穴を取られ、姿を眩ましてしまいました。一体どの穴に宿を替えたのでしょう?またあの穴に帰って来てくれればいいのですが・・・ 今日のお魚はホシノハゼです。大島では通年見られるハゼで、クツワハゼ同様地味ハゼの代表選手の様な存在です。しかし、大きい物は10cm以上になり、なぜか目に入ってきます。灰色の体に、これだ!!という特徴もない茶褐色の模様が入ります。唯一の特徴的な模様は体側中央にはしご状の縦線が入る事くらいです。しかし、こんな地味なハゼですが、これからの繁殖時期にかけてオスはとても綺麗な婚姻色を出し始めます。常時の体色からは想像も出来ないような美しさで、体側には青の点やいやらしく光り、鰭にも青いラインがいくつも入ります。オスは背鰭を立ててメスの気を引こうと一生懸命求愛をします。今日、砂地にある岩の下に立派な巣穴を持っているオスを見ました。もしやもう卵守り始めたのか?と中を覗こうとしたのですが、結構深い穴で卵の有無は確認出来ませんでした。しかし、ライトを目の前で当てても動こうとしないあのオスの態度は普通ではありませんでした。しかし、少し早い気もしますが・・・・ 婚姻色や繁殖行動等、通年見られるからこそ味わえる楽しみを普通種は持っています。皆さんもホームグラウンドで普通種観察を始めてみましょう、新しい発見が必ずありますよ。 (担当 有馬) |
| 2004年05月08日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃〜16℃ |
| 風 向 き | 北北東3 m | 透 明 度 | 20m〜25m | |
| 気 温 (最高:最低) | 23℃:14℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 06:02 | 13:16 |
| 殆んど風も無く、穏やかな一日で最高の海でした。さて今日の1本目は”右トサカ林”へ・・・ゴロタ斜面へ向う途中で前が見えないほど密度の濃いイワシの群れと遭遇しました。途切れる事無く続くその群れには、本当に圧倒されてしまいました。”トサカ林”は、透視度が良いので明るくとても綺麗でした。テングダイは、大・中・小合わせて30匹以上確認できました。何時もの岩のウスアカイソギンチャクには、小振りのアヤトリカクレエビが2個体付いていました。以前の丸々太った大きな個体は見当たらず、世代交代したのかもしれません。浅場に戻ってくると水深10m付近は先ほど見たイワシの子供達で埋め尽くされていました。そしてそのイワシ達を取り囲むようにしてアオリイカの群れ、又群れの中にはイサキが混ざりもの凄い勢いで捕食していました。集団でイワシの子供を追い掛けるイサキはまるでカンパチか?ヒラマサの様に精悍に見えました。アオリイカは体色を白く変え、狙いを定めてイワシの群れに突っ込みます。首尾よく捕食できたイカの口からは、キラキラ輝くイワシのウロコが舞い落ちます。イサキとアオリイカの捕食ショーには、思わず時間の経つのも忘れてしまいました。2本目は正面から左の砂地へ・・・正面の中層にはイサキの群れ、際にはネンブツダイ、今日は実に魚影の濃い海でした。左砂地にはメガネウオの情報を聞いて行ったのですが、私達が着いた時には大きな凹みが残っていただけでした。しかし、近くでは大きなカスザメ、仲良しのセミホウボウのペア等を確認しました。段落ちの壁下では、クツワハゼの♂がケンカをしていました。お互い威嚇し合う程度でしたが、まるでスパンコールの様に輝く薄いブルーの斑点が全身に出て、見とれてしまう美しさでした。段落ちの壁では、ヒメギンポが一生懸命産卵していました。この他に今日は、ハナタツ10個体・コケギンポSP・スケロクウミタケハゼ・ジョーフィッシュ・フタイロハナゴイ・アサヒハナゴイ・カシワハナダイ・ホシベニサンゴガニ・マツバギンポ・ベニイザリウオ・イロイザリウオ・ワニゴチ・ムスメベラ・クダゴンベ・カイメンガニ・インターネットウミウシ等を観察してきました。 (担当 柳場) |
| 2004年05月09日(日) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:秋の浜/ケイカイ | 水 温 | 16℃〜17℃ |
| 風 向 き | 南風4 m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 21℃:15℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 80% | 流 れ | 有り | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 06:35 | 14:05 |
| 一日中小雨交じりのぐずついたお天気でした。しかし海の方は西も東も凪ぎで昨日に引き続きとても良い海でした。今日は秋の浜正面際を2本、ケイカイを1本潜ってきました。秋の浜水深32付近の根の際は、ネンブツダイが凄い数で群れていました。昨日より更に数が増えたようです。何処から集まってくるのでしょうね?相変わらず何時もの亀裂にはアサヒハナゴイ・カシワハナダイ・フタイロハナゴイ・スジハナダイが一緒に固まっています。段落ちの壁には美女と野獣と命名されたカイメンガニも健在でした。段を上がったゴロタ地帯では3cm程のベニイザリウオも確認されました。今日もイワシの群れが凄かった様です。私が3本目に行った時には、捕食者に追い掛けられてパニック状態になり打ち上がったと思われるイワシの子供が、足の踏み場も無いほど散乱していました。ケイカイは流れに乗ってビーチドリフトを楽しんできました。魚影は左程濃く無かったのですが、透視度がいいので、地形を見ているだけで十分に楽しめました。 (担当 柳場) |