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2004年04月 第 2週( 12日〜18日迄)
| 2004年04月12日(月) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 17 ℃ |
| 風 向 き | 南6 m | 透 明 度 | 8 m | |
| 気 温 (最高:最低) | 21 ℃:10℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 0 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 07:54 | 16:38 |
| 急に濁りが入ってきました。このまま春濁りに突入でしょうか・・・ 今日は正面をのんびり周ってきました。白いセンナリスナギンチャクの仲間に付いているアカホシカクレエビが2匹に増えていました。ジョーフィッシュやスケロクウミタケハゼ・ナカソネカニダマシ等を見ながら浅場に戻って来ると柳場さんが何かを見つめていました。その先には地面に転がったコウシンウミウシが。大きさ15cm程の個体で、この種にしてはまだ子供と言ったところでしょうか。コウシンウミウシは体をくねらせ必死に元に戻ろうとしていました。見つめる事数分やっとウミウシは元に戻れました。柳場さんの話ではどうやら13分かかっていたみたいです。結構早いものですね。昨日、発見されたハナタツのペアを見てきました。結構立派な個体でした。しかし、いつからあの場所にいたのでしょう・・・ セルフのAさんにより情報頂いた。イソギンポ科の仲間をみてきました。マツバギンポかヒナギンポか・・・ 顔だけで種を確定するのは難しい種類なのでどこまで判別出来るか分かりませんが、とにかく写真判定が必要そうです。今日のお魚はホソウミヤッコです。大島では一番良く見られるヨウジウオの仲間で、体の色は赤や茶褐色をし吻がすごく短いのが特徴です。岩の上にいる事が多く、海藻の間を縫ってうまく逃げていきます。今日ペアのホソウミヤッコを見ました。1匹のお腹を見ると大きく膨らんでいます。もう繁殖シーズンなのですね。ヨウジウオ科の魚なだけに、♂が腹部に育児嚢を持っています。腹部に皮しゅうと呼ばれる部分があり、♀が♂のお腹に卵を産みつけた後この皮しゅうで覆うわけです。ですから、卵は外からは見えず、中にはどうやって抱卵するのだろう?と思う方もいるようです。抱卵中の♂の姿はまるでツチノコのようです。もう少し温かくなってからなのかと思っていたのですが、この時期でも産卵しているんですね。しかし、産卵行動に関しては謎ばかりです。朝なのか夕方なのか、それとも夜中なのか・・・・ いつか偶然目に出来るといいのですが・・・ (担当 有馬) |
| 2004年04月13日(火) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15 ℃〜 17℃ |
| 風 向 き | 北東8 m | 透 明 度 | 10 m | |
| 気 温 (最高:最低) | 18 ℃:11 ℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 30 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 08:55 | 06:07 |
| 北東の風のせいで荒れた秋の浜になりました。昨日のナイトでオキノスジエビに遭遇した私は本隊の場所を調べようと思い、正面の際を降りてみました。しかし、水深が深くなって行くにつれ水温はどんどん冷たくなっていくではないですか!!という訳でおかわりの手前であえ無く撤収してしまいました。アサヒハナゴイのチビが際の最後の穴に入っていました。もちろんその上には大きいアサヒもフタイロも健在です。砂地にはまだアサヒガニが出現しているそうです。昨日のイソギンポ科の1種をまた見てきました。見れば見るほど可愛い奴です。大ウネリの中何とか顔の写真だけ撮ってきました。背鰭に点が無いのが気になりますが、マツバギンポの可能性が高いような気がします。この手の魚はやはり南方系の物が多く、我々温帯のダイバーの最も弱い所です。(ちなみにチョウチョウウオも) 沖縄や高知方面で潜っている方が見れば「な〜んだ、○○ギンポじゃん」と簡単に答えが出ると思います。そこで画像掲示板に私の下手な画像を載せてみました。魚に詳しい方はもちろん、そうで無い方もどんどん意見を下さい。あっ私の写真の質についての意見は受け付けませんので(笑) 今日のお魚はチゴハナダイです。大島ではチビハナダイの次に多く見られるイズハナダイ属の魚です。ハナダイと言っても中層を泳ぎ回る事は無く、ゴンベの様に岩の上にチョコンといます。ライトを当ててたりするとス〜っと岩の亀裂に逃げ込んでしまいます。大きさは大きい物で5cm位になります。体は全体的に赤く、腹側は白っぽくなります。尾柄部に2つの白点を持ち、眼から吻端にかけて白線が入ります。特徴は背鰭の第3棘が伸び、3棘・4棘間の鰭膜は黄色く色付きます。そして、その先端が皮弁状に伸び、まるで旗を立てている様に見えます。今居る個体はもうかれこれ半年以上、いやそれ以上いるかもしれません。まだまだ観察できる可能性が十分あります。まっ深いですけど・・・ 本日、NHK「首都圏ネット」の中で大島の海が放映されます。先日の生放送では映らなかった海の生物達を一挙紹介!! 時間は18時20分前後を予定しているそうです。 是非、ご覧下さい!! (担当 有馬) |
| 2004年04月14日(水) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15℃〜17℃ |
| 風 向 き | 北北東7m | 透 明 度 | 10m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 15℃:8℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 70% | 流 れ | ||
| 満潮:干潮 (長潮) | 12:42 | 08:09 |
| 昨日に引き続き北東の風が吹きました。しかし海は昨日よりは落ち着いてきました。台風の影響でしょうか?西側はかなり波長の長いうねりが入ってきています・・・今日はアサヒの根にいってきました。ナガハナダイ♂は婚姻色をだしており見ごたえがあります。その他はツルグエ、そこそこに育ったトサヤッコ♀、ヤリイトヒキベラ♂、クレナイイトヒキベラ♂などが見られました。しかしながらナガハナダイ属の1種はみあたりませんでした・・・場所をかえてしまったのでしょうか?先日Yさんに教えてもらったアマミスズメダイygを見にいってきました。サイズもまだ小さめなので頭部の青味も強くとてもキレイですよ〜ちょっとシャイな奴ですが・・・浅場のお勧めの被写体はテンクロクロスジギンポです。イバラカンザシの近くの穴から顔を出したり引っ込めたりしています。1度ご覧になって下さい!!大沼さんから情報なのですが昨日深いところでオオクチイシチビキ?の群れ(約1000匹)に出会ったそうです。しかしながら今日は見あたらなったのとのこと・・・見てみたたかったのですが、とても残念です。 (担当 荻島) |
| 2004年04月15日(木) | ||||
| 天 候 | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 16℃ | |
| 風 向 き | 東5m | 透 明 度 | 10m | |
| 気 温 (最高:最低) | 19℃:11℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (若潮) | 14:23 | 08:51 |
| 今日の朝のうちは北東の風がつよく吹き秋の浜は少々荒れていたのですが昼過ぎからはだいぶ凪いできいました!!透明度は相変わらずあまりよくありません・・・今日は右の砂地から左へ流してきました。右のゴロタと砂地に際のアカオニナマコに大きなナマコマルガザミが、左の砂地のウミエラにはウミエラカニダマシがついています。ウミエラカニダマシは昼の間はたいてい砂に潜っているのですが今日は何故か全身だしていました!!25mの岩ではクレナイイトヒキベラ♂1匹と♀2匹がをみられます。そのうちディスプレイする姿を拝めることでしょう・・・楽しみです!!鰭全開の姿は一見の価値ありですよ〜右の砂地では約150cmのナガヒカリボヤを見かけました。あまりの大きさにビックリしたのですが稀に10mを越える群体を作ることもあるようです・・・左の砂地ではセミホウボウが2匹かたまっていました。繁殖にはいるのでしょうか?3匹かたまっているときもあるそうです。(担当 荻島) |
| 2004年04月16日(金) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 16 ℃ |
| 風 向 き | 南南西7m | 透 明 度 | 7 m | |
| 気 温 (最高:最低) | 21℃: 14℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 0 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 15:16 | 09:25 |
| 台風の影響も無く静かな秋の浜になりました。しかし、透明度はいまいちでした。春濁りが来た!!って感じの海になってきました。今日は正面に行ってきました。コケギンポ属の1種が合計6匹になりました。赤が2匹の黄色が4匹です。この6匹の内3匹は同じ岩で、その他の3匹のすぐ近くの岩にいます。まだまだ謎の多い魚ですがこう集まって出現するという事は、やはり同種とみてもいいのかもしれませんね。移動の途中で異様に早く動くイボベッコウタマガイをみました。その先にはもう1匹のイボベッコウタマガイが移動中の個体はそのまま止まらずにもう1匹の方に突っ込んでいきます。もしかしてと思ったのですが、予想通りそのまま交接し始めました。あまりの勢いにちょっとビックリしていまいました。段落ちにいる大きなトサカを付けた綺麗なカイメンガニが、大きなグレーのカイメンを付けたカイメンガニに襲われていたそうです。カナさん曰く「美女と野獣」状態だったそうです。左の砂地にモンガラドオシがいたそうです。久し振りの登場です。その他定番となったイロイザリウオ・ナカソネカニダマシ・オオモンイザリウオ等が見られています。今日のお魚はマツバギンポです。名前がはっきりしたのでさっそく載せてしまいました。大島では珍しい南方系のイソギンポ科の仲間です。通常穴から顔だけ出しています。眼上皮弁が細長く、付け根で2本に分かれます。顔の模様は・・・これは画像掲示板を見てください。頭部に散りばめられた白点が実に綺麗です。穴から顔出しているその他のギンポ類と同様、キョロキョロとこっちの様子を伺う表情は実に可愛らしいです。大きさがやや小さめですが、被写体としては最高です。図鑑を見ると稀種とあるのですが、インターネットで調べた所実にいろんなHPに登場していました。魚の調べ方もどんどん変わっていくものですね。 (担当 有馬) |
| 2004年04月17日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 16 ℃ |
| 風 向 き | 南西9m | 透 明 度 | 7m | |
| 気 温 (最高:最低) | 23 ℃: 12℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 0 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 15:58 | 09:57 |
| 南西の風が強く吹き西側は荒れた海になりました。しかし、秋の浜は非常に静かな状態です。今日は正面と左に行ってきました。まだまだウミウシ類も数多く、ムカデミノやコガネミノ等はたまに交接している姿を目にします。今日は甲殻類が良く目に入り、ナカソネカニダマシ・アケウス3匹(同じカイメンに付いてます)・カイメンガニ・イソコンペイトウガニ等です。オトヒメエビの3cm程の個体を目にしました。まだ体の色は薄く、異様に触角が長く見え、一瞬見入ってしまいました。その他、イロイザリウオやタマガシラ・カスザメ・ハリセンボン等が見られました。セルフの方の話ではなんとまたハナタツが5匹増えたそうです。しかし、何故私が探しても見つからないのでしょう??やはりハナタツに対する思いの差でしょうか??お気に入りのマツバギンポは今日も元気でした。相変わらず同じ穴から顔を出しています。今日のお魚がメバルです。「また地味な魚を・・・」と思った方そうでもないんですよ。確かに姿かたちは地味ですがなかなか面白い生態を持っています。放精放卵が多い魚の繁殖行動の中でメバルは卵胎生の魚なのです。つまりお腹の中で受精をさせ孵化した稚魚を放仔するのです。繁殖は11月位から始まるらしく、確かに水温が下がり始めるとお腹の大きなメバルをよく目にし始めます。その時期に交尾をし、すぐに受精するわけでなくメスのお腹の中で卵が成熟するまで精子は保存されるのです。人間に比べるとなんて魚は多様性にとんでいるのでしょう!!今、メバルのチビが浅場にいっぱいいます。幼魚の頃は小さな群れを作ります。色もオレンジ色と明るく、成魚のイメージとはちょっと異なります。春の風物詩です。 (担当 有馬) |
| 2004年04月18日(日) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15℃〜17 ℃ |
| 風 向 き | 北西3m | 透 明 度 | 12m〜15 m | |
| 気 温 (最高:最低) | 21 ℃: 13℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 0 % | 流 れ | 有り | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 16:35 | 10:28 |
| 昨日に比べ実に綺麗な海が戻って来ました。午後には流れもかかり浅場にはまたクラゲの大群が現れました。私は残念ながら見れなかったのですが、なんとジェリーフッシュライダーが現れました。クラゲの上に乗り移動をするウチワエビの仲間では無いかと言われているエビの幼体です。しかし、その形はまるでエイリアンその物でした。ピンクのクラゲを見る度に毎回探してはいるのですが・・・あ〜見たい!!久しぶりにニタリが現れました。アサヒの根で周っていたそうです。この時期には珍しい話です。昨日、ハナタツが多く発見されているという話を書きましたが、なんと今日も増えた様です。数えてみると、この週末だけで11匹の新たなハナタツが発見された事になります。合計27? 8??もう数えられません。まさにハナタツ祭り開催中です!!久しぶりにウデフリツノザヤウミウシを見ました。水温が上がってくるといつも姿を消してしまいます。今日のお魚はサツマカサゴです。昨日に引き続き「また地味な魚を・・・」と思った方そんな事はないんですよ〜〜 パッと見の雰囲気はまさに周りの岩そのものですが、隠れた場所が綺麗なのです。どこかと言うと胸鰭の内面の柄が綺麗なのです。地味な外側とは異なり、裏側の地色は黄色く縁近くに赤茶色の帯びが入ります。隠れたオシャレという奴でしょうか。ま〜ここを見るためにはサツマカサゴに少し中層を飛んでもらわなければいけないのですが・・・ 今日、その美しい部分を見ようとサツマカサゴを中層に浮かせた時です。中層から降りてくるサツマカサゴはその大きな胸鰭を広げ、まるでパラシュートで降りてくるかのようにゆっくりと舞い降りてきました。その姿があまりにも優雅で面白かったのでついつい何度もやってしまいました。サツマカサゴさんごめんなさい。しかし、カサゴの仲間だけあって鰭の棘には毒を持っています。皆さんくれぐれも気をつけて下さい。ってやらないのが一番ですよね・・・・ (担当 有馬) |