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2004年03月 第 2週( 08日〜14日迄)
| 2004年03月08日(月) | ||||
| 天 候 | 晴天 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 南南西5m | 透 明 度 | 13m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 14℃:2℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 06:03 | 12:02 |
| 良いお天気に恵まれました・・・が、一本目のダイビングが終了すると秋の浜は黒い雲に覆われヒョウ???が降っていました。「寒いね〜」と震えながら車に乗り込み、トンネルを岡田方向に抜けると、晴れていたのですが・・・。ほんの数百メートルを境に、厚い雲に覆われた場所と青空の広がった場所、この様な陸の変化もなかなか面白いですね。さて海の中は、前半は陽が差し込み明るくてとても気持ちが良かったです。思わず調子付いて”オカワリ”してしまいました。何人かのお客様からリクエストを頂いていたベニハゼSPを探しに行ったのですが、残念ながら確認できませんでした。”オカワリ”の所には相変わらず、チゴハナダイが居ます。砂地側ではホタテエソが数個体ライトに反応してピッ!ピッ!と砂煙を上げていました。岸側の凹みには、アサヒハナゴイが3個体、もう少し岸依りに戻った処では、フタイロハナゴイが中・小2個体確認できました。この所、よくインターネットウミウシが目に入ります。今日も際で2個体確認しました。どちらも10cm近く有りそうな大きな個体でした。有馬が数箇所ヤリイカの卵を確認してたのですが、水深20m付近の塊は殆んど食べられてしまいボロボロになっていました。折角産み付けた卵もすぐに捕食者に狙われてしまう、自然界の厳しさを感じますね。せめて浅場の卵は、無事生き残って欲しいものです。一時期毎日のように目撃されていたホシザメを、久し振りに”左の砂地”で確認しました。”落ちそうな岩”の所では1m近いブリor ヒラマサとも遭遇しました。この時期、この手の魚を見るのはなかなか珍しい事です。 (担当 柳場) |
| 2004年03月09日(火) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 16 ℃〜17 ℃ |
| 風 向 き | 西南西5m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 14 ℃: 5℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 0 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 06:26 | 12:34 |
| 素晴らしくいい海になりました。水温なんと17℃。つい先日まで13℃台だったとは思えない程に温かい海です。透明度も良く、魚達にも元気が戻って来たように思えます。今日は正面と右の砂地に行ってきました。あるトサカに大きめのナカソネカニダマシが2匹付いています。体の色や模様は実に美しく一見にの価値はあります。右の駆け下りに大きなゼブラガニを乗せたイイジマフクロウニがいました。カニの大きさは甲幅で約3cm以上あり、棘を食べられて出来たバリカンの跡も物凄く大きいものでした。カニを振り払うことも出来ず、大事な棘を食べられるのをただじっと我慢しているなんて、なんだかウニが可愛そう・・・といつもなら思う所ですが、運悪く今日の1本目で違うイイジマに刺されている私にしてみればいい気味でした。大きさ30cm程の可愛いネコザメの子供も見る事が出来ました。岩影でじっとしていて動こうともしませんでした。浅場ではヒメギンポが盛んに産卵をし各種ヤドカリは♂が♀を抱えて離しません。いろいろな生物に春がやって来ているようです。久し振りにセスジミノウミウシを見ました。小さめの個体でしたがとても綺麗でした。綺麗と言えば、今日初めて黄色のコンシボリを見ました。淡い体のいろがなんとも言えない美しさでした。今日のお魚はタカベです。タカベと言えば秋に大きな群れを作っている所を見た事がある方も非常に多いでしょう。大量のタカベがまるで空から降って来るように上から泳いでくる姿は何度見ても気持ちのいい物です。食用としても絶品で塩焼きや刺身等で食べられます。今、浅場にタカベの幼魚と思われる魚が大量に群れています。小さい時には特徴でもある黄色のラインは出ず、ただの銀色の魚です。その為かよくサッパという魚と間違えられます。私自身も間違っていたうちの一人です。違うと判断した決定的な原因は背鰭にあります。サッパ・タカベ共に背鰭は1基(繋がっている)なのですが、タカベは棘と軟条とで構成されており、その間が少し切れ込んでいます。なので、水中で見ると第1背鰭と第2背鰭があるように見えるのです。一方サッパは棘は無く、軟条だけの背鰭をしています。方向を変えるときなど良く見ていると背鰭を立てます。遠目に見ていてもよく分かります。これから成長過程をじっくり観察して行こうと思っています。 (担当 有馬) |
| 2004年03月10日(水) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 17 ℃ |
| 風 向 き | 南西10 m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16 ℃:5 ℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 10 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 06:49 | 13:06 |
| 今日も実に素晴らしい海でした。(毎日書いてますが)水温・透明度共に最高です。今日は右に行ってきました。温かい水温に誘われてかヒレナガネジリンボウが顔を出していました。ホバリングとまではいきませんが、元気そうでした。よく冬場に痩せ細った可愛そうなヒレネジを見るのですが、今日のはそんな感じではありませんでした。右側だけでなく左の砂地にもヒレナジが出ていたそうです。そのすぐそばには通称カワリオニハゼと呼んでいる、オニハゼ属の1種がなんとペアで出ていたそうです。右ではアマミスズメダイがすくすくと育っていました。水温が低かった時には姿を見なかったのですが、今日は活発に餌を取っていました。明るい太陽の光が差し込み、昨日紹介したタカベの子供達が沢山群れとても気持ちのいい海です。秋の浜の仙人事、大沼さんが、5mm程のベニイザリウオを発見しました。この魚も非常に謎の多い魚です。秋に産卵期を迎えるのは確かなのですが、産卵期が年に1度だけなら今このサイズが出ると言うのは実に不思議です。岩の下でたまに3〜5cm程のサイズを見たりもします。もしかしたら、1年通して産卵は行われているのかもしれませんね。今日のお魚はミギマキです。ごくごく普通に見られるこの魚は黄色の体に黒の縞模様を持ちます。赤く染まった唇が非常に良く目立ちます。タカノハダイと同じ仲間ではっきり言ってあまり注目されることの無い魚の1つです。大きさは30cm以上になり、カニ等の底生動物を食べます。最近ミギマキの子供を目にします。子供の頃は親と同じ模様ですが、唇が赤くなくそのせいかとても幼く見え大変可愛いです。魚も大人になると口紅塗るんですね。ミギマキ漢字で書くとやはり「右巻」だそうです。体の模様から由来しているのでしょうか?誰か知っていたら教えて下さい。 (担当 有馬) |
| 2004年03月11日(木) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 16 ℃ |
| 風 向 き | 南西13m | 透 明 度 | 18 m | |
| 気 温 (最高:最低) | 19℃:10℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 50% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 07:12 | 13:41 |
| 相変わらずコンディションの良い海が続いています!!だんだんと潜水時間も長くなってきたような気がします。今日は正面から左の砂地へいってきました。水温があがったせいかヤシャハゼペアーやネジリンボウ、ヒレナガネジリンボウ、オニハゼペアーなどが見られました。左の砂地ではセミホウボウをよく見かけます。フウセンウミウシもいましたよ〜丸くなるかわいいウミウシです。またアサヒの根の手前あたりでホシザメを3匹確認しました。見かけなかった時はどこにお出かけしていたのでしょう?段落ちでは妙な動きをするウミスズメペアーに出会いました。寄り添って泳いでいるのですが時たま片方が口でもう1匹の体をつつきます。何回かつついた後、今度は突かれたほうがもう1匹の体を突きます。しばらくみていとのですが何回かそのような行動をとった後その場から離れていきました・・・・お互いにクリーニングでもしていたのでしょうか?段落ちのキンチャクガニを久し振りに確認したのですがかなり大きく成長しており(今まで見たなかで最大)ビックリしました。あまり動かないのでお勧めの被写体です。(担当 荻島) |
| 2004年03月12日(金) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 16℃ |
| 風 向 き | 北北東4m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 15℃:8℃ | 波 高 | 2.5m | |
| 日中の降水確率 | 70% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 07:35 | 14:21 |
| 今日は強い西風もおさまり北風に変わりました。秋の浜は少々荒れてきました。そんな海の中で香奈さんは水深3mの場所で40分も潜っていたそうです・・・今日は右のトサカ林にいってきました。クダゴンベのチビは相変わらず同じ場所にいてくれてます。あまり動かないのでお勧めですよ〜その他はチビハナダイ、わりと大きいアナモリチュウコシオリエビやイボイソバナガニ、ムチカラマツエビ等がみられました。その他に面白いものを見てしまいました。コケギンポSPをしばらく見ていると穴から体を半分以上だしせわしなく動きはじめました。体をくねくねさせ踊っているようです。最後に体を勢いよくクの字に曲げたと思ったらなんとウンコが勢いよくでてきました・・・排泄物は穴の外にだすようです。やっぱり自分の穴の中はキレイにしておきたいのでしょう!!浅場のベニイザリウオのチビは波に飛ばされそうになりながらもまだ頑張ってくれているようせです。(担当 荻島) |
| 2004年03月13日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃〜 ℃ |
| 風 向 き | 西南西8m | 透 明 度 | 15m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16℃:7℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 08:00 | 15:15 |
| 良いお天気に恵まれました。秋の浜も凪ぎで、い〜ぃ感じです。今日は久々にハナダイ希望を受け、”オカワリ”をしてきました。”オカワリ”をする時には何時も、途中まで中層を泳いで沖へ出ます。私はこの移動中がとても好きです。眼下に”左砂地際”を眺めながら泳いでいるとメジナの群れ、コガネスズメダイ、シラコダイやイサキ、そして水深30付近からハナダイ達の鮮やかな色が目に飛び込んできます。この辺りから徐々にエアを抜いて海底に降りて行くのですが、この時にまるでスカイダイビング(実際にはした事無い!)をしている様に感じるのです。そんな訳で、元々”空を飛びたい願望”が強い私には、この感覚が快感なのです。さて一部マニアの方達の為の深場情報です。今日は水中が明るかったので、ハナダイ達も岩壁から離れ元気に泳ぎまわっていました。一番目に付いたのはやはりサクラダイ、しかし♂の数は左程多くありませんでした。キシマハナダイは♂3個体に、♀は4〜5cmのサイズが沢山居ます。イトヒキハナダイも数個体確認しました。そしてマダラハナダイは、5cmサイズが一個体と大一個体(これはお客さんが確認)。この他にシマキツネベラ数個体、ツルグエ、アサヒハナゴイ等を見て上がってきました。浅場では、ベニイザリウオ2個体、更に段を上がった所ではキマダラハゼを3個体確認しました。セルフで潜っていたDr:Kojimaが珍しいシーンと遭遇しました。下から際を上がって来ると、水深20m付近で大きなウツボに海鵜が攻撃を仕掛け、ウツボも中層に浮いて身を捩じらせながら反撃していたそうです。かなり激しい戦いだったらしく、暫く呆気に取られて見ていたとの事でした。しかし、海鵜がウツボを食べるのでしょうか?かなり手強い相手だと思うのですが・・・。想像するだけでも凄そうなシーンですね。無理とは思いますが、是非見てみたいものです。 (担当 柳場) |
| 2004年03月14日(日) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 14℃〜 ℃ |
| 風 向 き | 南南西7m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16℃:7℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 08:29 | 16:48 |
| 朝から気持ちの良い青空が広がり、秋の浜も中々のコンディションでした。今日は”右から正面””正面から際”の2DIVEしてきました。お客様から「動かないもの〜・・・」のリクエストを受け、甲殻類がメインのガイドでした。観察したものはテーブルサンゴの間に生息し、一時期ブームになった”スベスベマンジュウガニの歌”にも登場するキモガニ、 ウミカラマツ類と共生しているナカザワイソバナガニ、 ザラカイメンの底に潜むクシノハカクレエビ、そしてクリーナーとしても有名なアカホシカクレエビ、水温の低下と共に数の少なくなってきたカザリイソギンチャクエビ、猛毒を持つイイジマフクロウニを宿主とするゼブラガニ、まるで囚人服を着せられた様なヨコシマエビ、カイメンとイソバナを付けたカイメンガニ等など。この他には、ハッチアウトをしたばかりと思われるネコザメbaby やハナタツ、オレンジのイロイザリウオにピンクのベニイザリウオ、ウミウシ類ではタマゴイロウミウシ・サガミリュウグウウミウシ・キイロウミウシ・黄色いタロンガの子供?・フウセンウミウシ等を観察してきました。そして・・・お客様を港へお送りして戻ってくると、秋の浜に居た有馬からBigニュースが飛び込んできました。何と!和光マリンのスタッフ高山氏がアカグツを見つけたとの事! 勿論これを聞いて行かずにはおれません。すぐにビデオを持って秋の浜へと向いました。このアンコウ目アカグツ科に属する奇妙な魚、以前(1996年4月)”TBS:ニュース23”の中で放送する『ちょっと底まで』の撮影の時に出現した事があります。私は数十年潜っていて、その時が始めての出会いでした。当時は、ビデオもHi8だったので、何時か撮り直したいと思っていた矢先でした。しかし、棲息水深60m〜1500m(通常100m付近に多いらしい)と深い処に住む超稀種・・・そう簡単に遭遇する訳がありません。それが、7年ぶりにチャンスが回ってきたのです。そして、結果は・・・。今度大島にいらした時に、ビデオを見ながらご報告しますね〜、お楽しみに。今日その場に居合わせた超ラッキーなお二人・・・伊藤さん・原田さん良かったね〜。そして、高山君!ありがとう〜〜〜。 (担当 柳場) |