過去のログ

HOMEに戻る → 今日の海へ戻る → 2003過去ログmain 前の週を見る 次の週を見る

2004年02月 第 4週( 23日〜29日迄)

 2004年02月23日(月)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 13 ℃
風 向 き 西南西12m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低)  14℃:7℃ 波 高  5,0m
日中の降水確率     10% 流 れ やや有り
満潮:干潮 (中潮) 06:56 12:53
 昨日の夜から南西の風が吹き荒れました。午前中のJ・Fは欠航したようです。秋の浜のほうまでうねりがまわってきているかと思っていたのですがそれほどでもなく昨日より静かでした。相変わらず水温は13℃・・・ぜいたくはいいません、もう1℃くらいはあがってほしいものです。今日は正面にいってきました。15mくらいのところの海藻にツマグロモウミウシが2個体ついています。よくみると海草に白い卵塊をうみつけていました。小さな体の割りには大きな卵塊でした。その他はウデフリツノザヤウミウシ、ヒブサミノウミウシなどが見られました。水深12m付近ではこの寒さにも負けずオキナワベニハゼが頑張っていました。23m付近ではクレナイイトヒキベラ(オカマ)も見られました。動きが鈍いので写真は撮りやすいかもしれません。この水温に負けず越冬して欲しいものです。右のトサカ林では相変わらずタカベが大きな群れをつくって綺麗でした。ムツの子供たちも数が多く近くにはやっぱり13匹のテングダイが群れています。他にもホウキハタやクダゴンベなどがお勧めです。 (担当 荻島・星野)


 2004年02月24日(火)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 13℃
風 向 き 東北東4m 透 明 度 7m〜10m
気 温 (最高:最低) 12℃:8℃ 波 高 2.5m
日中の降水確率 10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 07:15 13:24
 どういうわけか水温は変わらずなのですが、透明度がかなり落ちてしまいました。浅場は7m〜8m程で今までに比べると悪い状態です。水深をとれば10m程は見えています。春濁りにしては早すぎますし、早急に回復してくれるとよいのですが。アサヒの根では相変わらずクレナイイトヒキベラの立派なオスが見られています。低水温のためかちょっと元気がありません。写真は撮りやすいかもしれませんね。アサヒの根の下側ではナガハナダイが若いサイズから婚姻色のオスまで数個体、サクラダイに混じって泳いでいます。近くにはツリフネキヌヅツミガイも見られました。正面の際の付け根にある穴には、アサヒハナゴイの可愛いサイズが数匹見られました。35mの穴にいつもいるイズハナダイ属の1種(チビハナダイに似ているのですが、尾柄部の白点は1つしかなく、サイズも5cm程までなります。←いずれ今日のお魚で詳しく) を見ているとすぐ側に黒い棒の様な物が落ちていました。良く見てみるとその穴に頭だけ突っ込んだネコザメでした。頭隠して尻(尾かな?)隠さずとはまさにこの事でした。最近よく際でネコザメが目撃されます。同じ個体なのでしょうか? 今日のお魚スジハナダイです。大島ではキンギョハナダイに続き数が多いハナダイです。その為かあまりガイド中に指さない事が多いハナダイでもあります。その名の通り体側の中央に赤い筋が1本入るのが特徴です。今日、アサヒを見た穴の中には3〜5cm位までのyg達がいっぱい入っていました。雌雄で斑紋の差はなく、通常の状態では区別が付きません。しかし、♂が婚姻色を出せば一目瞭然です。腹鰭・尻鰭・尾鰭には赤い斑紋がくっきりと入り、体の赤い筋まで消えてしまいます。頭部は背側から白い帯び状の模様が入ります。体色だけではなく驚くことに尾鰭の上・下葉の先端が糸状に伸びるのです。体の形まで変わってしまうとはすごいですね〜魚って。大体、秋にこの婚姻色を目にする事が多いのですが、なんとこの間1匹婚姻色を出している♂を目にしました。こう考えると繁殖時期・産卵時期という物を特定の期間限定のものと考えるのは間違っているのではないでしょうか?まっ種類にもよりますけど・・・
(担当 星野・有馬)


 2004年02月25日(水)
天 候 はれ ポイント:/秋の浜 水 温  13℃
風 向 き 南西9 m 透 明 度 7 m〜10 m
気 温 (最高:最低) 15 ℃:10 ℃ 波 高 2,5 m
日中の降水確率 10 % 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 07:33 13:57
 海は静かでいいのですが、今日も相変わらずの透明度でした。今日は正面をのんびり周ってきました。中層には大きいアオリイカが沢山います。動きの鈍くなった魚でも狙っているのでしょうか、結構下まで降りてきます。ちょっと変わったウミテングを見ました。どう変わっているかというと、吻が全く無いのです。何かにかじられたのか、それとも生まれつきなのか知りませんが、まるでテングノオトシゴかと思ってしまいました。このウミテングもそうでしたが、今いろいろな物(生物)に茶色の藻が生えています。ハナタツ等はあまり動かないせいかほとんどの個体に生えています。自分で取る事が出来ないというのは可愛そうですね。最近、タカラガイの仲間が昼間から表に出ているのを良く目にします。大抵の種類は夜行性で明るいうちには岩の亀裂などに隠れているものなのですが、今は日中から外に出ている物を多く見ます。見てみると綺麗な物が非常に多く、特にハナマルユキダカラやウキダカラ等がお勧めです。良く見ると眼もちゃんと見え面白いですよ。今日のお魚マイワシです。数は減りましたが、今浅い所に多くのイワシの仲間が群れています。このイワシの仲間の種類は残念ながら良く分かりません。少し前まではこのイワシを狙ってカタクチイワシ等が集まってきていました。今、港の中でカタクチイワシが大量に釣れています。これもこのイワシ達を狙って集まって来ているものと思われます。先日、カタクチイワシを釣ったという人にその魚達を見せてもらった所、その中に1匹だけ違う魚が混ざっていました。体には綺麗な青い線が入り、体側に数個の黒点が入っていました。どう見てもマイワシでした。日本近海で数が激減していると言われているマイワシにこんな所で会えるとは思ってもいませんでした。よく「七つ星」等と呼ばれていますが、この点実は必ず7つというわけではないようです。実際僕がこの目で見たマイワシは「8つ星」でした。マイワシだと決定的に断定する為には、ダイビング中ではとてもじゃないですが見分けが付かない様な所を見なければいけません。手にして初めて分かる特徴です。去年、マイワシだと思った魚は全てゴマサバになってしまい、魚類リストから削除してしまっていたのですがこれで復活です。もしかしたら今いるイワシの中にもマイワシが混ざっているかもしれませんね。まっ僕には見分けは付かないでしょうが。
(担当 有馬)


 2004年02月26日(木)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 13℃
風 向 き 西11m 透 明 度 12m
気 温 (最高:最低) 16℃:9℃ 波 高 4m
日中の降水確率 0% 流 れ なし
満潮:干潮 (小潮) 07:52 14:32
 今日も西風が強く吹きました。おかげで秋の浜はとても静かです。透明度と水温は少々あがったような気がします。水温は13℃前半から13℃後半になったくらいですけども・・・・今日は正面にいってきました。水深15m付近のトゲトサカには大小のイソコンペイトウガニがついています。25mの岩付近にはチビハナダイがいました。普段はすぐ隠れてしまうのですが今日は全然うごきませんでした。近くにはタスジウミシダウバウオがいたのですがウミシダについているのではなく岩にちょこんと乗っていました。移動の最中だったのでしょうか?浅場のお勧めはキマダラハゼです。すぐ隠れてしまいますが愛嬌がある顔がなんともいえません。個体数も多いような気がします。ウミウシはミヤコウミウシムカデミノウミウシキイロウミウシサガミリュウグウウミウシフウセンウミウシニセイガグリウミウシチゴミドリガイミドリアマモウミウシシロサメハダウミウシなどが見られました。(担当 荻島)


 2004年02月27日(金)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 15 ℃
風 向 き 西南西5 m 透 明 度 15 m
気 温 (最高:最低) 10 ℃: 4℃ 波 高 3 m
日中の降水確率  0% 流 れ なし
満潮:干潮 (小潮) 08:13 15:16
今日も西風のおかげで静かな秋の浜になりました。 素晴らしい事に水温が2℃も上がっていました。と言っても15℃ですが、毎日13℃の海で耐え忍んで来た僕らにはこの2℃の差は大きなさです。潜りながら「なんて温かい海なんだ〜〜!!」と喜んでしまいました。今日実に貴重なものを柳場さんに見せてもらいました。物はヨコスジヤドカリというヤドカリで内湾の砂地などに普通にいるヤドカリです。しかし、完璧に夜行性なのか昼間見る事が出来ません。ちなみに私は大島で初めて見ました。すごいのはヤドカリの方ではなくその背負っている貝の方です。なんとオキナエビスという深海性の貝を背負っていたのです。しかも完品!! オキナエビスガイは巻貝の中でも非常に原始的な造りをしており、生きた化石とも呼ばれている貝です。日本にも数種類生息しているのですが、種類によってはその昔コレクターの間で数百万もの値が付き売買された事もあるほどの貴重な貝なのです。ヤドカリストにして実はシェルコレクターでもある私には正に垂涎の品でした。しばらく観察したいものです。ここ数日でヤリイカの卵をいっぱい発見しました。今ナイトをしたら産卵シーンに出会えるかもしれませんね。今日もネコザメがウロウロしていました。一体何をしているのでしょう?今日のお魚セイテンビラメです。砂地にいる実に地味なダルマガレイの仲間です。特徴としては背鰭の第1軟条が第2軟条から完全に分離しています。簡単にいうと口のすぐ前から1本棘の様な物が飛び出しています。よく観察するとこれを始終ピクピクと動かしています。今恋の季節なのか結構♀を追い回している♂を目にします。コウベダルマなどはもっと温かい時期なのですが、不思議ですね〜。 ま〜これはあくまでも推測なので本当に恋の季節かは分かりません。なぜかというと追いかけられている個体のサイズがあまりにも小さいのです。ただの縄張り争いなのかもしれません。これだから雌雄の差が無い種類には頭を悩ましてしまいます。
(担当 有馬)


 2004年02月28日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温  14℃〜15℃
風 向 き  西南西9m 透 明 度  13m〜 15m
気 温 (最高:最低)  13℃: 6℃ 波 高  2,5m 
日中の降水確率  20% 流 れ 無し
満潮:干潮 (小潮) 08:36  16:28
 日中多少薄雲が掛かりましたが、気持ちの良い一日でした。一周道路沿いの桜も、日増しに花びらが目立ってきて春の訪れを感じさせます。早く海の中も、陸と連動して暖かくなってくれるといいのですが・・・。水温は相変わらずですが、、秋の浜は凪ぎで良い海でした。しかし、多少水の動きが欲しいですね。何故かと言うと、海底の藻が遂に小さなウミトサカにまで付着しています。景観を悪くしているので、「少し荒れて一掃されればなぁ」等と不埒な事を考えてしまいました。今日は昨日見つけたヨコスジヤドカリに、ある実験をする目的で潜ってきました。用意したのはサザエの殻3個。午前中島内を走り回り、手頃なサイズの殻を3個集めてきました。億ションから普通のマンションへお引越しをさせる為です。別に貝殻が欲しいのではなく(強調)オキナエビスから宿替えする様子を観察したかったのです。昨日と同じ穴の周辺でヤドカリを見つけ、適当な場所で3つの新たな不動産を紹介をしてあげました。(大きなお世話? 笑 )大・中・小と用意したのですが、大と小を近づけた時には、一応間口を測ったりするのですがすぐにハサミで押しのけてしまいました。しかし、中ぐらいのサイズは、かなり気に入ったようで、しっかり足で押さえ込み離そうとしません。かなり身を乗り出して何回か宿替えしそうな様子も見えたのですが、結局目論見は外れてしまいました。さてお魚情報です。正面では久しぶりにヤマシロベラの♂を確認しました。左砂地では、黄色いヤギにチビハナタツ、”ベットの岩”にも3cm程のハナタツbabyが居ます。少し沖に移動していましたが巨大ウミテングも確認できました。近くでは20cm程のセミホウボウがウロウロしていました。
(担当 柳場)


 2004年02月29日(
天 候 雨後曇り ポイント:秋の浜 水 温  14℃〜 ℃
風 向 き  南南西9m 透 明 度  10m〜13m
気 温 (最高:最低)  14℃: 7℃ 波 高  2,5m
日中の降水確率  60% 流 れ 無し
満潮:干潮 (長潮) 09:06   18:17 
 朝から雨が降り、午後からは南風が強くなってきました。海の中は陽が無い分、暗くど〜んよりとして魚も少なめ・・・今ひとつ冴えませんでした。浅場のゴロタは一面茶色い藻に覆われ、場所によっては薄ミドリ(ウグイス色)の藻まで生えてきています。このままではテングサ等の紅藻類がかなり影響を受けると思います。エントリー口には、今まであまり気付かなかった細長い海藻が生えてきました。何が影響してるのか判りませんが、水質が変わってきてるのは間違い無さそうです。ちょっと心配ですね。さて今日は久し振りにフリソデエビを確認に行ってきました。しかし、何時もの場所には姿が無く、一緒に置いてあったアカヒトデも無くなっていました。その代わり、20cm程のホラガイの仲間が近くに居ました。きっとアカヒトデがホラガイに襲われ、餌の無くなってしまったフリソデエビは何処かに移動してしまったようです。結局今日のダイビングでの収穫は、サガミウミウシを始めて確認した事だけでした。このウミウシ元々棲息水深が深く、水温の低い時期にしか出現しないのでダイバーの目に付かないらしいのです。私の見たのは、ピンポン玉程の大きさだったのですが、透き通った身体にオレンジの短い突起を持ったなかなか綺麗なウミウシでした。
(担当 柳場)