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2004年02月 第 2週(09日〜15日迄)

 2004年02月09日(月)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 14℃
風 向 き 南西6m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 10℃:2℃ 波 高  2,5m
日中の降水確率     0% 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 07:06 12:54
 実に静かな海でした。相変わらず水温は低目ですが、透明度の良さは最高です。正面をやや深い所まで周ってきました。寂しい根の上に今焦る茶色の藻の様な物が生えています。その中に1匹ワカヨウジがいました。30cm位はある大きな個体でした。ワカヨウジの体色も下の砂地と同じ色なので、ここなら目立つことなく居られるのでしょうか? エントウキサンゴの中にはアシボソベニサンゴガニが数個体居ました。落っこちそうな岩のそばで40匹程のムレハタタテダイが現れたそうです。まだ秋の浜のどこかに数百匹という大群が居るのかもしれませんね。久しぶりに大きなアカオビコテグリの♀も確認されました。ちょっと前まで居て当たり前の魚だったのですが、今では真剣に探しても見つけられるかどうか・・・という存在なってしまいました。実に不思議な物ですね〜〜 今日のお魚ニタリです。とうとうこの魚をこのコーナーで使ってしまいました。ネタに困ってきた訳ではありませんよ。このサメに付いては特に説明はいらないのではないかと思う程有名なサメです。オナガザメの仲間であり、その名の通り尾鰭の上葉が長く伸びます。この尾鰭を優雅に振りながら泳ぐ姿にはついつい見とれてしまいます。この尾鰭をムチの様に使い捕食も行います。日本広しと言えども秋の浜程このサメが頻繁に現れるポイントはないのではないでしょうか?今日もやや深場ででしたが遭遇しました。これで3日連続、誰かしらが確認しています。ニタリシーズンは秋と言われていますが、今でも遭遇の可能性は十分あります。リクエストされてお見せできる物ではありませんが、この人が少ない時期ならニタリ探しだけで1本潜るなんて事も出来ますよ〜〜 未だ見てない方、何度見てもまだまだ見たい方今がチャンスかもしれません!! いかがですか?
(担当 有馬)


 2004年02月10日(火)
天 候 はれ ポイント:/秋の浜 水 温 13℃〜14℃
風 向 き 北北東6m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 7℃:3℃ 波 高 2 m
日中の降水確率 20 % 流 れ なし
満潮:干潮(中潮) 07:32 13:27
 久しぶりに北東が吹き、ここ最近では波のある秋の浜になりました。そのせいか水中も少し白濁っていました。右の砂地に行ってきました。これと言って珍しい物には出会えませんでしたが、カスザメ・ウデフリツノザヤウミウシ・カンナツノザヤウミウシ・イズカサゴ等、冬場ならではの生物がよく目に付きました。さすが13℃といった所ですね。左の砂地にはまたまたムレハタタテダイ40匹がいたそうです。しかも、昨日と同じ場所だったらしいです。透明度も良いのでワイドで写真を撮るなんていうのも良いかもしれませんね。ワイドと言えば今日もニタリが出現したそうです。今日は正面の際に現れたそうです。これで4日連続!! 昨日も書きましたが秋並みの出現率です。 多分、同じ個体が周っているものだと思われます。 捕食の為かクリーニングか、それともただのお散歩か理由は分かりませんが、このまましばらく今の調子で秋の浜をグルグル周っていて欲しいのですね。今日のお魚タスジウミシダウバウオです。 その名の通りウミシダに着くウバウオの仲間で、同属にウミシダウバウオと言う魚がいます。図鑑によればウミシダウバウオよりも数は少なく珍しいとあるのですが、大島ではタスジ以外の出現記録を聞いた事がありません。私のイメージでは死滅回遊魚なのですが、なんと今でも見る事ができます。しかも、なかなか大きなサイズです。通常ウミシダの奥に隠れあまり泳ぎ回ることは無いのですが、今日はそのウミシダの周りを結構派手に泳ぎ回っていました。時にはこのまま他のウミシダまで数十mも泳いで移動したりします。こう言ってはタスジウミシダウバウオに失礼かもしれませんが、一応魚なんですね。この魚、背中に細かい白点を多数持ちます。肉眼ではあまり良く見えませんが写真でははっきりと映り、とても綺麗ですよ。
(担当 有馬)


 2004年02月11日(水)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 13℃〜14℃
風 向 き 南南西6m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 11℃:5℃ 波 高 2m
日中の降水確率 0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 07:58 14:04
  水温も13℃と落ち着いてしまいました。昨日の白濁りはなくなり透明度は最高でした。ニタリ5日連続の夢は残念ながらかないませんでした。数週間前に突如現れたムレハタタテダイの群れが、昨日まで連続で40匹見れていました。発見されたときは数100匹!といわれてたのですが、ここ数日私が見るときは数も減っていて残念でした。しかし・・・・今日はいましたよ!100〜120匹!ちょうどレンズはフィッシュアを入れていたのですが・・・まとまってくれないと入らない数でした。あまり逃げずにとても撮りやすかったです。毎年野田浜には群れるのですが、このシーズンもどこかで群れているのですね。去年の野田浜より数は圧倒的に多かったです。アサヒの根では数100匹のマツバスズメダイが群れ圧倒されてしまいます。ソフトコーラルに絡む凝縮された群れ!それにこの透明度です!なおかつ最近のニタリはアサヒの根での遭遇率が高いときたらもう行ってみるしかありませんね。他にもクレナイイトヒキベラやツキノワイトヒキベラのオスが見られ、ナガハナダイも婚姻色が綺麗でした。すぐ上には冬ならではのイズカサゴなども見られます。 (担当 星野)


 2004年02月12日(木)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 14℃
風 向 き 南南西5m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 12℃:3℃ 波 高 2,5 m
日中の降水確率 10 % 流 れ なし
満潮:干潮 (小潮) 08:25 14:46
 少し濁りが入ってきていました。水温はちょこっとだけ上がって14℃。まだ春濁りには早いと思うのですが・・・ 浅場には相変わらずイワシの群れが沢山います。昨日、100匹以上いたムレハハテダイはどこかへ消え去ってしまいました。また帰って来てくれると嬉しいのですが。正面の際をやや深場まで行ってきました。アサヒハナゴイが3個体同じ穴に入っていました。フタイロハナゴイもまだまだ頑張っています。30m付近の亀裂にイズハナダイ属の1種がいます。結構、前から確認されいるのですが未だに和名は付きません。お勧めはスジハナダイの婚姻色です。今、大きな♂が実に綺麗な色を出しています。水玉イロイザリは同じ岩に着いていました。フリソデエビは同じ場所にペアでいるそうです。この水温でも頑張れるものですね〜〜 今日のお魚シテンヤッコです。大島はどちらかと言うとキンチャクダイ系の死滅回遊魚には強く無い印象があります。毎年必ず出る種類もありますが、数年に一度しか顔を見せない種類の方が多いです。しかし、このシテンヤッコは毎年必ず姿を見せてくれます。黄色い体に目を通る黒い横線、背鰭の後端に黒斑を持ちます。水深はやや深めに出現する種類で、しかもシャイな個体が多く撮影はしづらいです。しかし、すごく可愛いので一目見る価値はあると思います。正面の際で今でも元気にしています。
(担当 有馬)


 2004年02月13日(金)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 14℃
風 向 き 東北東5m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 11℃:5℃ 波 高 2 m
日中の降水確率 10 % 流 れ なし
満潮:干潮 (小潮) 08:53 15:44
 昨日入っていた濁りは無くなり、綺麗な海が戻ってきました。中層にはタカベ・アオリイカが数多く群れていました。僕が行った時にはなぜか居ない事が多いのですが、例のムレハタタテダイ100匹が帰って来ていたそうです。正面に際で見たという人もいれば、砂地で見たという人にいます。行きに見れなくても帰りには現れたりするので実に不思議です。一体どこをどのように周っているのでしょうか?正面の際やや深い所ナヌカザメが出現しました。大きさ1m位だったそうです。フリソデエビの餌であるアカヒトデが残りわずかになっていたそうです。またどこかに旅立ってしまうかもしれませんね。大島では珍しいビックサイズだけに居なくなって欲しく無いですね。クマドリイザリウオが少し岩を移動していたそうです。この時期にフリソデエビにクマドリイザリウオをスタッフログ書いているなんて、考えてみれば凄い事ですよね〜 今日のお魚フタスジイシモチです。大島では水深30m以深で見られるテンジクダイです。その名の通り体側に2本の縦線を持ち、尾柄部に眼径大の黒色斑があります。深場を好んで生息し、しかも地味ときたら誰もこんな魚気にする人などいません。しかし、これがいっぱいいるんですね〜〜 正面の際の深場の亀裂を覗けば必ず見る事ができます。私自信も地味、地味だと思って今まであまり良く見ていなかったですが、なにげに子供は可愛い事に気が付きました。大人になると赤っぽくなる体も、まだ半透明に透き通っています。ちょっと尖った顔に大きな目がクリクリっと付いている所など、なかなか愛嬌があります。こういった普通種(地味な物が多い)だからこそ、この様な発見があるのではないでしょうか? いつも見逃しがちな普通種をこの冬場にゆっくり観察なんていうのも新しい発見があって面白いかもしれませんよ。
(担当 有馬)


 2004年02月14日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 13℃〜14℃
風 向 き 西南西8m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 12℃:3℃ 波 高  2,5m 
日中の降水確率  10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (小潮) 09:27  17:17
 良いお天気に恵まれ、秋の浜も凪いで絶好のコンディションでした。水温には痺れてしまいますが、イサキタカベ等も回ってきて、この時期としてはとても魚影が濃く感じられました。今日は、”左転石””正面際”の2DIVE、クマドリイザリウオフリソデエビも定位置で確認できました。”際”フクイカムリは、ウミトサカの上でとても良い被写体となっていました。しかし本当に面白いカニですね。どうやってあんなスッポリ収まる凹みを作るのでしょう?脱皮した時にはおそらく成長するので、カイメンも取り替えるのでしょうか?以前カイメンガニの抜け殻を見た事がありますが、殻にはそっくり付着物も付いていました。さてそのカイメンガニですが、段落ちに居た”ど派手”な個体は姿が見えなくなってしまいました。イソバナカイメンを付けた個体と合わせ計3個体居て、毎回浅場での楽しみになっていたのですが残念です。正面では、ウデフリツノザヤウミウシサガミリュウグウウミウシ、名前の判らないミノウミウシの仲間等を観察しました。この時期、水深20m付近にシラコダイが数十匹でよく集まります。どちらかと言うと、地味なチョウチョウウオの仲間ですが、数がまとまるとそれなりに見応えがあります。さて明日は西風が強く吹くそうです。船便も心配ですが、これ以上水温が下がらない事を願いたいですね。
(担当 柳場)


 2004年02月15日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 13℃〜14℃
風 向 き 西南西9m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 12℃:4℃ 波 高  5,0m
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (長潮) 10:14   19:05 
 昨夜から強風が吹き、西側の海は大荒れになってしまいました。午前中は船の就航も危ぶまれ、潜っていても何となく帰りの船が気になる、落ち着かないダイビングだった様です。結局久里浜以外の午後船は出たのですが、半数のお客様は早目(13:40発)のシーガルでお帰りになりました。さて、そんな大西風の吹く大島でしたが、秋の浜は相変わらず凪いで良い海でした。陽が射すので明るく気持ちがいいです。今日は右から正面を横切り、左砂地際を回ってきました。右ゴロタ斜面にはイイジマフクロウニがゴロゴロ居ます。大きいものは直径20cm程もありそうです。何か共生していないかと、片っ端からチェックしてみたのですが、10個ほど見て何も居ないので諦めてしまいました。コールマンか?ゼブラでも付いてれば嬉しかったのですが・・・。砂地に降りた所に全身藻に覆われたヒシガニが居ました。露出しているのは顔の三角部分だけで、全身真茶色・・・。このカニ、普段は砂に潜っているのをよく見かけますが、この個体は充分周辺の環境に溶け込んでいるので隠れたりしないのでしょうね。あまりの藻の付き具合に、ゲストの方と顔を見合わせ笑ってしまいました。正面のガレ場にはオグロベラ♂が数個体居ました。水温のせいでしょうか?体色が少し黒ずんで動きも鈍いようでした。まだイソギンチャクにはミツボシクロスズメも数個体残っています。しかし、皆、触手に隠れるようにしてあまり動きません。南方系の魚達にとって、この水温はかなり厳しいようです。左の砂地には巨大なウミテングが2個体出現しました。実測で10cm近くあり、過去最大の大きさです。”落ちそうな岩”の処にムレハタタテダイが80匹ほどで出現したそうです。このムレハタタテ実に神出鬼没で、午前中は左砂地奥のゴロタ地帯に居たそうです。そしてホッシーが”落ちそうな岩”で確認した数分後には、すでに何処かに消えてしまったようです。私は昨年暮れに数百匹と出会って以来、確認していません。スーターで捜索もしたのにね〜〜〜・・・。「見たいな〜」と思っていると、中々出遭えないものですね。
(担当 柳場)