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2004年01月 第 2週(12日〜18日迄)

 2004年01月12日(
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 18℃〜19℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 11℃:4℃ 波 高  2,0m
日中の降水確率     20% 流 れ 少々
満潮:干潮(中潮) 08:11 13:45
 午前中秋の浜には大きなウネリが入り、何人かのお客様は船便を繰り上げて潜らずにお帰りになりました。お昼前にはかなり落ち着きましたが、それでも梯子4〜5段水面が上下していました。しかし潜降してしまうと、思いの外影響は少なかったです。昨日よりも水中は良いぐらいでした。さて今日は、”右ゴロタ”から”正面”に降りて上がってきました。”右砂地入り口”にはヨコシマクロダイ幼魚と6cm程に成長したアマミスズメダイが居ました。ゴロタの隅間には、ネコザメのbaby入り卵が2つ、”クエの穴”付近では、80cm近いコブダイも確認されました。水深20m付近では、久々にシマヒメヤマノカミを観察、”ガレバ””砂地の縁”付近には、まだ多くのハワイトラギスも残っています。しかし一時に比べると動きは鈍く元気が無い様に感じました。周囲にはクレナイイトヒキベラオグロベラ、ツキノワ等の幼魚、3〜4cmサイズも見受けられました。中層にはイサキタカベが群れ、あちらこちらに浮かんでいるアオリイカも大分成長してきました。例年に比べ水温が高いせいでしょうか?全体的にかなり魚影は濃い様です。”段落ち”ではツマジロオコゼミヤケテグリ3cmも確認されたようです。今日も有馬がニタリと遭遇しました。まだ岸近くを回っているようですね。
(担当 柳場)


 2004年01月13日(火)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜18℃
風 向 き 西風11m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低)  9℃: 2℃ 波 高  3,0m
日中の降水確率  10% 流 れ 少々
満潮:干潮(小潮) 08:45 14:28
 低気圧の影響で等圧線が混み合い、強風が吹いています。午後はAIR以外全て欠航となってしまいました。西風ですが、秋の浜にも波は回り込んでいました。しかし、水中は明るくて綺麗です。今日はDM候補生のチェックDIVEをしてきました。と言う訳で、浅場をゆっくり・・・ガイドをされる側を演じていたので、あまり情報となる様なものは見ていません。唯一、目に留まったのは、大きなネコザメ位でしょうか?このネコザメ、ここ数ヶ月よく目撃されます。昼間から水深15m以浅をウロウロしています。今日はしばらく後を付けてみたのですが、何となく餌となる物を探している風でした。サザエ等の貝類を常食としていると思うのですが、食事のシーンは残念ながら観察できませんでした。左梯子の処に1m程のクエが居ました。かなり老衰しているのか?身体はボロボロで、動かずにゴロタに寄り添っていました。さてしばらく大西風が吹くそうです。西風が吹き始めると水温も急激に下がってきます。段々南の魚達には厳しい季節がやってきますね。この冬、あまり水温が下がらない事を願いたいですね。
(担当 柳場)


 2004年01月14日(水)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 西風7m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低)  9℃:3℃ 波 高  5m
日中の降水確率  0% 流 れ なし
満潮:干潮 (小潮) 09:19 15:21
 西風のせいでしょうか?水温がガクッと下がっていました。しかし透明度は非常に良いです。正面の際に行って来たスタッフの話ではカミソリウオはまだ元気にいたそうです。16℃でどこまで耐えられるでしょうか?他には鰭に赤い模様のはっきりと入ってきたベニヒレイトヒキベラがいるそうです。僕も違う場所で見ていた事がありますが、もう若魚と言ってもいい位のサイズです。しかし、他のイトヒキベラの仲間には♂になっているもの居るというのに、ベニヒレは成長が遅いのでしょうか?左の砂地にはセミホウボウのチビがウロウロしていました。チョコチョコと動く姿は非常に可愛いです。ヤドカリストの僕は今日もヤドカリ探しをしていました。探せば探すほど新しい発見ばかりでしばらくはまりそうです。今日の発見はケフサゼブラヤドカリです。ガイドブックでは八丈島以南となっていますが、実は大島にもいたんですね〜〜 これからそんなのがどんどん出てくるのでしょう。今日のお魚は、コウライトラギスです。大島では最も多いトラギスの仲間で秋には繁殖行動も見られます。夕方、ペアで産卵を行います。水底から40〜50cm程上昇し放精放卵をします。この産卵行動を観察していると実に面白い行動を見る事が出来ます。今ここでは詳しく書きませんが、興味のある方は是非今年の秋に観察に行きましょう。今日、ヤドカリを探すため石をめくっていたら1匹のコウライトラギスが何かをくわえて逃げて行きました。口には小さなゴカイの仲間らしき物をくわえていました。なんでも食べれるものは食べるんだろうと予想はしていましたが、こんな物まで食べるんだな〜と改めて驚いてしまいました。
(担当 有馬)


 2004年01月15日(木)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 16℃
風 向 き 南2m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 9℃:2℃ 波 高 2m
日中の降水確率 0% 流 れ 有り
満潮:干潮 (小潮) 09:56 16:34
 今日の大島の朝方はかなり冷え込みました・・・本土?の冷え込みも厳しかったのでしょうか?海のほうはというと相変わらず透明度が良くなかなかのコンディションです!!水温は少々下がってきましたけれども・・・さてさて今日は正面の際にいってきました。ちょっと深いのですがおかわりしたところにヤリイトヒキベラ(8cm位)がいます。ヤリイトヒキベラ見るのなら正面の際がお勧めです(深いですけれども)その近くにはクロオビスズキダイダイヨウジなどがみられます。水深30m付近ではサイズは小さくとてもカワイイ、フクイカムリがいるとのことです。イロイザリウオ(黄色)も場所を変えましたがまだ頑張ってくれています!!ハシゴの近くでヒトデの1本の腕がありました。良くみてみると腕の先から4本枝分かれした小さな腕が生えてきていました。そんなことができるのかな?と思い図鑑をみてみると自切した腕から4〜5の腕と盤を作り新しい個体を作るゴマフヒトデというものに似ていました。浅場のお勧めはミヤケテグリygキマダラハゼです。今日みたキマダラハゼはいつになくサービスが良くあまり隠れようとしませんでした。隠れる場所が見あたらなかったのかも(笑)  (担当 荻島)


 2004年01月16日(金)
天 候 曇り ポイント:/秋の浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 北北東5m 透 明 度 20m
気 温 (最高:最低) 8℃:2℃ 波 高 2,0 m
日中の降水確率 0 % 流 れ あり
満潮:干潮 (長潮) 10:38 18:09
 いつになく荒れた秋の浜になりました。しかし、それも午後には治まってきていました。正面を回ってきました。中層には相変わらずアオリイカが沢山います。今日はなぜがとても低い所を泳いでいました。センナリスナギンチャクに似た白いイソギンチャクにアカホシカクレエビが付いています。ホリプを開いている時に写真を撮ったら実に綺麗そうです。水温が段々と落ちている中、頑張っているヒラニザがいます。体は細かい傷が多くなり鰭もボロくなってきています。いつまで頑張れるのでしょうか??ホソウミヤッコを最近多く目にします。今日は2匹で寄り添っていました。大きくなったシラタキベラダマシ属の1種(通称大沼ベラ)に出会いました。8cmはあるでしょうか?主に台湾に生息し日本では大島にしか出現していないレアなベラなのでなるべく長生きしてもらいたいものです。今日のお魚ドチザメです。サメの仲間はダイバーにはあまり接する機会がないものが多いのですが、その中でもドチザメは馴染みの深い種類と言えるでしょう。大きい物は1,5m程ににもなり穴の奥や岩の亀裂にはまっている所をよく見ます。今、秋の浜にチビドチザメがウロウロしています。大きさは80cm位で非常に可愛いです。今日体を砂地に擦り付けていました。多分、寄生虫を落としているものと思われます。一体いつまで目撃出来るのでしょう?大きくなるまでいてくれれば面白いですね。
(担当 有馬)


 2004年01月17日(土)
天 候 雨・雪 ポイント:野田浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 北北東7m 透 明 度 13m〜18m
気 温 (最高:最低) 4℃:1℃ 波 高  3,0m 
日中の降水確率  70% 流 れ 少々
満潮:干潮 (若潮) 11:29  05:55
 朝から小雪交じりの雨がパラツク肌寒い一日でした。陸の気温が低いので、海面からは蒸気が上がっていました。今日はナライ(北東の風)が強く秋の浜は大荒れ、午前中は何組か潜ったものの、午後は野田浜になってしまいました。久し振りに潜った野田浜は、波で砂が動いたのか?かなり地形が変わっていました。エントリーしてすぐのロープエンドの処は、岩盤が露出して盛り上がり、水路を抜けた所の岩盤の下は大きくえぐれて、あと少しで素通りできそうな感じです。さて魚はと言うと、水温が低いにも関わらずハマフエフキが数匹ウロウロしていました。まだ南方系の魚達も色々残っています。しかし数はだいぶ減ってしまいました。ミナミハコフグの幼魚は2cm足らずのサイズでしたが、かなり黒ずんで色が悪くなっていました。アーチに向う壁の始まりには、まだキンメモドキが30匹ほど固まっていました。アーチの中にはアオスジテンジクダイ(2匹だけ)も健在でした。砂地に出て”転石”から”マツカサの根”(一部では”サメマチ”と呼んでいる)まで行ってきたのですが、転石にはムレハタタテダイが2個体寒そうに寄り添っていました。何故か?砂地を移動中、カンパチが5匹ず〜っと私の後を付いてきました。何も無い砂地なので、彼らも寂しかったのでしょうか?”マツカサの根”まで行くと流石に魚影が濃く、イサキメジナの群れテングダイに10匹近いマツカサウオ等、それなりに賑やかでした。帰り掛けには、久し振りにカスザメとも遭遇しました。ロープエンドの近くでは、有馬がハナタツのペアを見つけました。♂・♀ともお腹が大きく、まだ繁殖中の個体と思われます。午前中秋の浜に潜ったスタッフの話では、ドチザメが二匹で泳いでいたそうです。最近毎日の様に観察されているので、秋の浜の岸近くに良い住処が或るのかもしれませんね。
(担当 柳場)


 2004年01月18日(
天 候 薄曇後晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 東北東6m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 8℃:3℃ 波 高  2,5m
日中の降水確率  10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 12:34   07:32 
 お天気は回復し、秋の浜も穏やかになりました。透視度はとても良く、陽が差し込むと浅場のイワシがキラキラ輝き、思わず見とれてしまいます。さて今日は、”正面際”に行ってきました。相変わらず30m付近には、アサヒハナゴイカシワハナダイフタイロハナゴイスジハナダイと華やかです。数は大分減ってしまいましたが、まだツキノワクレナイクジャク等の南方系ベラ達幼魚も観察されました。しかし、水温が低いせいでしょうか?動きは緩慢です。ザラカイメンにはオオモンイザリウオのbaby も付いていました。近くにカンナツノザヤウミウシが居たのでファインダー越しに覗いていると、何やら赤いものが・・・久々のアカオビコテグリ(4cm程)の登場でした。第一背鰭をピコピコさせて徘徊する様子は、何とも見ていて微笑ましいものです。”段落ちの壁”には、数週間前から観察されているカイメンガニがペアになっていました。セルフのお客様に依るとトサカをタップリ付けた派手な方は♀、カイメンがメインでシンプルな方は♂との事でした。際の水深27付近には、黄色いカイメンを付けたフクイカムリも居ます。体色も黄色でとても可愛い奴です。左の転石地帯で、臨時スタッフがドチザメ3個体に回られた?そうです。段々個体数が増えて来ると楽しいですね。
(担当 柳場)