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2003年12月 第 2週(08日〜14日迄)
| 2003年12月08日(月) | ||||
| 天 候 | 晴天 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃ |
| 風 向 き | 西南西10m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 15℃:9℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(大潮) | 16:05 | 10:38 |
| 西風が強く吹いているおかげで静かな秋の浜になりました。しかし、水温が若干落ちてきてしまいました。正面をのんびり散策してきました。トゲチョウチョウウオの成魚がまだウロウロしていました。そのまま砂地に移動していくとちょっと変わったテンスに出会いました。体色は白く一見テンスモドキに見えます。しかし、その体側には背中にそって赤い湾曲した縦線がはいります。日本産魚類生態大図鑑のP289に載っているホンテンスモドキ属の1種2と言うのにそっくりの奴でした。そういえば前にもこんな奴が出た事があります。今回は1個体ではなくそのそばにもう1匹いました。一体何者なのでしょう?? その他イナセギンポ・ニシキオオメワラスボ・イロイザリウオ2匹等も見られました。ハシゴの壁にミノカエルウオがいました。4cm位の可愛い個体で岩の隙間に隠れていました。今日のお魚はハワイトラギスです。地味なイメージのあるトラギスの仲間の中では、赤く華やかなイメージのあるトラギスです。大島では、最近越冬する個体も見られるようになってきましたが基本的には死滅であると思われます。体側には中央で途切れるように見える赤い横線が入ります。今、正面に大きなコロニーが出来ています。3m四方の中に今日は7匹のハワイトラギスを見る事ができました。大きい個体は約10cmはあり、小さい物でも4cm位はあります。雌雄の区別は外見から付きづらいのですが、単純に大きい奴が♂である考えています。♂と思われる個体はまるでオヨギトラギスの様に泳ぎまわり自分のテリトリーをくるくると回っています。人間が寄って行くとちょっとした石の上乗りこっち睨みます。このまま数が増えまた越冬したら来年は結構楽しみです。なるべく高水温が続いてくれると嬉しいのですが (担当 有馬) |
| 2003年12月09日(火) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 19℃ |
| 風 向 き | 北東2m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 14℃:7℃ | 波 高 | 2.5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(大潮) | 16:32 | 11:11 |
| 今日は陸上も風も無く穏やかで、秋の浜はゆっくりと潜ることができました。水温は19℃で安定していますが、多少白濁りしています。右のトサカ林では、クダゴンベが根付いています。2個体は見られるのですが、かなり行動範囲が広いようです。周りにはムツの大きな群れがいて、テングダイも10匹以上群れていました。右の駆け下りでは相変わらずトゲチョウチョウウオの成魚やハタタテハゼ・セナキルリスズメダイ・カモハラギンポが見られています。アカスジウミタケハゼはもうかなり個体数が減ってきました。駆け下りの途中ではナカザワイソバナガニの5oサイズやまだちいさなアカスジカクレエビが多く見られます。浅場のイシサンゴには2cm近くに育ったタスジコバンハゼがまだ居ついています。タスジコバンハゼは他のサンゴでも見られますが、他は1pにも満たない小さいサイズです。浅場のコウワンテグリも相変わらず中小と2個体確認出来ました。 (担当 星野) |
| 2003年12月10日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜・野田浜 | 水 温 | 18℃〜19℃ |
| 風 向 き | 東北東5m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 11℃:8℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 10 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 06:16 | 11:42 |
| 今日は少し波がある秋の浜になりました。と言ってもあの魔の1週間に比べればベタ凪ぎと言えるほどです。正面をのんびり行ってきました。砂地に大き目のネジリンボウがいました。ライトを照らしても全然引っ込まないいい子でした。例の謎のテンスの仲間がいました。見れば見るほど変わった奴です。ジョーフィッシュから少し上がると中くらいのネコザメがドテッといました。昼間から何をしていたのでしょう?? 右の駆け下りにはハタタテハゼ・ノコギリハギのチビ(2cm)・イナセギンポ等が見られました。久しぶりに野田浜に行ってきました。浅いところはかなり石がめくれていましたが、秋の浜程地形に変化はありませんでした。死滅も結構生き残っていてアカハチハゼ・ムスジコショプダイ・ヨスジフエダイ・ヤセアマダイ・ミヤケテグリ等が見られました。今日のお魚はムレハタタテダイです。大島ではハタタテダイより多く出現するチョウチョウウオの仲間です。ハタタテダイとの差は尻鰭を見れば分かります。最長軟条まで黒かったらムレです。つまり一番尖った所まで黒かったらムレなのです。今日、そのネコザメを追いかけていたら際を深い方から30匹の群れで上がって来ました。ついつい追いかけていたネコザメを忘れ見入ってしまいました。その後なんとそのまま深い方に戻っていきました、。一体どこまで行くのでしょう?? たまに突然大群で現れたりします。しかし、そういう群れはいつもあっという間に消えていまいます。ムレハタタテダイのムレは当然「群れ」の意味です。魚類検索という超専門的な図鑑にも特徴の1つして「通常群れている事が多い」とあります。形態的な特徴ではなく生態的な行動が、そういう図鑑で特徴となっているのはなんか面白いですよね。 (担当 有馬) |
| 2003年12月11日(木) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 18℃ |
| 風 向 き | 北北東7m | 透 明 度 | 12m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 10℃:8℃ | 波 高 | 2.5 m | |
| 日中の降水確率 | 80% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 06:49 | 12:12 |
| 本日は北東の風が吹き午後の秋の浜はそこそこ荒れていました・・・透明度も若干さがってしまいました。やや白濁りしている感じです。今日は正面の際にいってきました。相変わらずハナダイが多いようです。アサヒハナゴイ、フタイロハナゴイ、カシワハナダイ、ケラマハナダイ等が見られます。フタイロハナゴイyg(4cm位)も出現いたしました!!岩の切れ目からあまりでてこないシャイな奴ですけどまだ子供なので色が濃くとてもキレイです。。一見の価値ありです。際のナシジイソギンチャクにはアヤトリカクレエビがついていますし28mのホシベニサンゴガニはペアーなのでお勧めの被写体です。落っこちそうな岩にはオレンジのベニイザリウオやルージュミノウミウシ等がついていました。27m付近の砂地には時たまみかける7cmくらいのセミホウボウygがいました。おもちゃみたいな動きかたがなんともいえません。写真は撮りずらそうですけど・・・(担当 荻島) |
| 2003年12月12日(金) | ||||
| 天 候 | はれ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 18℃〜19℃ |
| 風 向 き | 西6m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 14℃:7℃ | 波 高 | 3,0 m | |
| 日中の降水確率 | 0 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 07:25 | 12:44 |
| 今日はちょっと深場に行ってきました。ハナダイの根からアサヒの根を通りそのまま正面を上がってきました。ハナダイは多く、キシマ・イトヒキ・ベニ・スジ・アサヒ等各種見られました。ヤリ・ツキノワ・クレナイ等のイトヒキベラの仲間達も見られました。水温の低下と共に数が減ったせいか、中には浅い水深であまり見られなくなってきている種類もいるので結構新鮮でした。その他ホタテエソ・クロオビスズキも見られました。午後から潜ったスタッフの話では右下にヒメクサアジが2匹出たそうです。一昨日ムレハタタテダイが30匹位で際を上がってきたという話を書きましたが、今日はなんと200匹以上の群れが現れたそうです。午前中に潜った私は1匹も姿を見ることはなかったのですが不思議なものです。目撃した時間帯は一昨日ほとんど一緒です。何か関係があるのでしょうか??今日のお魚はサクラダイです。サクラダイと言えば伊豆半島ではとてもメジャーなハナダイで、水深も浅い所から目撃できます。しかし、大島ではサクラダイを見るのは一苦労です。水深も40m近くまで行かないとその姿を現しません。♂は赤い体に白い斑点を持ちます。初めて大瀬でこのハナダイを見たときは体にフジツボが付いているのかと思いました(笑) 先日、キビレの根に行った時雌雄中間のサクラダイを見ました。♀の特徴である背鰭の黒点は消え、薄い白点が現れ始めていました。こうなると一瞬何者だろうと考えてしまう程変わった柄でした。大きいサイズはあまり可愛くないですが、ygはとても可愛いいです。今日も沢山いましたが、ちょっとじっくり見ようという水深ではありませんでした。しかし、大島と伊豆半島ではそんなに離れていないような気もするのですが、生息水深やサイズ等でこうも地域的な差が見られるのは実に面白いものです。 (担当 有馬) |
| 2003年12月13日(土) | ||||
| 天 候 | 晴天 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 18℃〜19℃ |
| 風 向 き | 南南西2m | 透 明 度 | 18m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 14℃:7℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 08:04 | 13:18 |
| 昨日の予報に反し、風も穏やかな素晴らしいお天気に恵まれました。陽の光が差し込んで海の中も明るく、とても気持ちが良かったです。今日は”右から正面”と、”左砂地際”を潜ってきました。昨日ネコザメの卵baby入りを見付けておいたのですが、今日はすでにハッチアウトしてもぬけの殻でした。他にも数個体卵は有ったのですが、全てハッチした後でした。何となく今年は例年に比べハッチも早く、卵の数も少ないようです。海の荒れた日が多かったので、何処かに飛んでしまったのでしょうか?これからの時期、お楽しみの一つだったのですが、残念ですね〜。ウデフリツノザヤウミウシが目立つようになってきました。まだチョット小粒ですが、水深25付近のゴロタによく乗っています。際の水深30付近で黄色いイロイザリウオ2cmサイズが出ました。色は薄めですが、ザラカイメンに張り付いていてとても可愛いです。このところ水深20m付近の中層に、アオリイカが凄い数で群れています。海底を這って物探しをしている時、フト!顔を上げると頭上はイカだらけ・・・何だか沢山の目で見詰められている様で、ドキッ!とする事もあります。浅場は相変わらず、イワシの子供達が凄い数で群れを作っています。川の流れの様に途切れる事無く続くイワシの群れ、中々、壮観で思わず見とれてしまいます。 (担当 柳場) |
| 2003年12月14日(日) | ||||
| 天 候 | 晴天 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 18℃〜19℃ |
| 風 向 き | 北東4m | 透 明 度 | 15m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 14℃:6℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 08:47 | 13:59 |
| 朝から雲ひとつ無い晴天に恵まれました。今シーズンに入って土・日共にお天気に恵まれた週末は、初めてではないでしょうか?本当にお天気には泣かされましたからね〜・・・。秋の浜は多少波が有りましたが、何時もの荒れた海に比べるとベタ凪ぎ状態でした。今朝方潜ったハナタツフリーク(元カミソリ姉妹〔懐かしい・・・〕)のお客様が、狙い通りハッチアウト(放仔)を確認してきました。まだ親も小さな個体なので産まれ出たbabyは、17匹との事でした。以前2月頃にもペアを観察してた事が有ったのですが、おそらくその時にも産卵・放仔が行われてたと思われます。意外とハナタツの繁殖シーズンは長いようです。もしかすると?年間通して繁殖してるのかも知れませんね(新説)。さて今日は、”右のトサカ林入り口”と”正面際〜左砂地”を潜ってきました。右砂地のホカケツノハゼ(グローバル呼称)は今日も健在でした。相変わらず度胸の据わった奴で、かなり近づけます。最近ウミカラマツにイボイソバナガニがかなりの確立で付いています。今日も4個体確認しました。水深26付近で交尾中のウデフリツノザヤウミウシを確認しました。お互い頭と尻の方を互い違いにして並び、体側から半透明の交接器官を出してHをしていました。これからのシーズン、カンナやクチナシ等ツノザヤ系のウミウシと共に色々と冬のウミウシが増えてきます。徐々に水温も下がりつつあり、これからは甲殻類やウミウシのシーズン到来ですね。 (担当 柳場) |