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2003年12月 第 1週(01日〜07日迄)

 2003年12月01日(月)
天 候 ポイント:クローズ 水 温 ℃〜℃
風 向 き 北東8m 透 明 度 m〜m
気 温 (最高:最低) 15℃:℃ 波 高  5m⇒8m
日中の降水確率     90% 流 れ
満潮:干潮(小潮) 11:53 17:44
 低気圧や前線は遠ざかり、代わりに台風21号の接近・・・。船便は軒並み欠航が決まり、早朝に着いた大型船(他の島は欠航:大島止まり)もAM10:00の繰上げ出帆となりました。明日もまだ波は高い予報です。何時になったら潜れるのでしょう?そして海の生物達は・・・・・?


 2003年12月02日(火)
天 候 晴れ ポイント:/クローズ 水 温 ℃〜℃
風 向 き 北西2m 透 明 度 m〜m
気 温 (最高:最低) 19℃:12℃ 波 高 5m
日中の降水確率 0% 流 れ
満潮:干潮(小潮) 12:48 19:11
  昨晩台風21号が通過しましたが、突風が凄く30mを超える風が吹きました。直撃したかのように強い風でした。海のほうは台風のうねりが強く、午後になってもとても潜れる状態ではありませんでした。秋の浜では大きなうねりが右の駐車場にあたると砕けた波は5mを越す高さに上がっていました。ハシゴの上まで常に洗われている状態です。野田浜も湾内の透明度はきっと無いと思われるほどでした。ジェットフォイルは今日も欠航です。秋の浜の魚達はどうなっているのでしょう。明日は潜れる予定なのですが・・・。


 2003年12月03日(水)
天 候 ポイント:/秋の浜 水 温 19℃〜20℃
風 向 き 東6m 透 明 度 3m〜15m
気 温 (最高:最低) 14℃:9℃ 波 高 4m
日中の降水確率 50% 流 れ なし
満潮:干潮 (長潮) 13:32 06:46
相変わらず荒れている海が続いています。。波が落ちてくるという予報を聞いてので午後に秋の浜に行ってきました。秋の浜には誰もいないと思っていたら秋の浜の仙人こと大沼さんがいました。駐車場からみたところかなり荒れていたのですが大沼さんいわく「たいしたことは無いよ〜」とのこと。しかしエントリーしようと思ったらかなり強いうねり(駐車場まで波しぶきがかかるくらい)がドッカンと入ってきました。やめようかとも思いましたが干からびてしまいそう?なのでとりあえず潜ってきました!!エントリーしてみると海のなかは予想通りかなりのサージがあり(6m位ふられる)視界もまわりは泡だらけ・・・かなりしぶい海でした。魚たちはというとネコザメチビハナダイイロイザリウオ2匹・ヤリイトヒキベラベニハナダイygアサヒハナゴイフタイロハナゴイハナタツノコギリハギyg(とてもカワイイ)・ヨコシマクロダイ・などなど。サージで砂が動くせいか共生ハゼはほとんど出ていませんでした。ジョーフィッシュの巣穴も無くなっていました。8日ぶりの秋の浜(こんなのはじめてかもしれません)は北風がかなり吹き続けまた台風のおかげで景観が少々変わっていました。(担当 荻島)


 2003年12月04日(木)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 20℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 16℃:11℃ 波 高 3 m
日中の降水確率 0 % 流 れ なし
満潮:干潮 (若潮) 14:09 07:48
 昨日秋の浜に潜っていない僕にとってなんと11日振りの秋の浜になりました。(ま〜ダイビング自体も4日振りなんですけど) 潜ってきたと言ってもけして静かな海ではありませんでした。大きい波が来るとハシゴの上までかかる程です。水深10m位まではサージがあり、浅い所は白く濁っていました。しかし、案外生物が残っているので安心しました。イナセギンポ・ゴシキイトヒキベラ・ジョーフィシュ・イロイザリウオ2匹・大きく育ったシロタスキベラ等、その他の死滅回遊魚も健在でした。もういないだろうと思っていたハナタツも結構残っていました。今日は5匹見る事が出来ました。中層にウスバハギが群れていました。これをみると冬だな〜という気がします。浅場に帰ってきてびっくりしたのは、横幅1m以上はある岩が完全に引っくり返っていた事です。自然の力って凄いですね。今日のお魚アオスジオグロベラです。こんな名前の魚聞いたこと無いぞ〜と思った方も多いでしょうが、最近やっと名前が付いた魚です。グローバルでは、オグロベラSP(正確には学名があるので「SP」ではないのですが、あくまでも愛称という事で)とか和名の無いオグロベラの仲間だとか呼んでいました。英名ではマルチカラーラスまたはブラックヘッドスレンダーラスなどと呼ばれています。♂は頭部に吻端から眼の上を通る赤線と同じく胸鰭付け根までとどく赤線を持ち、頭部から体側中央近くまで鞍授状の黒色域を持ちます。体側は黄色味がかり、背側はオレンジ色になります。和名のアオスジはこの黒色域から尾鰭付け根まで伸びる2本の青い筋に由来しています。♀はオグロベラの♀のよく似ており、体はオレンジ色で吻から眼の下まで白線が入ります。しかし、水中では吻端の白が非常に目立ち、まるで光っている様に見えます。魚類生態大図鑑P264@orAをご覧下さい。この魚非常に分布域が面白く慶良間諸島・沖縄島・柏島・高知県・そしてここ大島だけで確認されているそうです。大島では幼魚から成魚(♂・♀)まで見る事が出来る普通種です。この間までは婚姻色も出していました。こうやってどんどん和名がついていくのは嬉しい事なのですが、なんとなく寂しく感じる所もあります。何故でしょうか?
(担当 有馬)


 2003年12月05日(金)
天 候 曇り・雨 ポイント:/秋の浜 水 温 21℃〜20℃
風 向 き 北東7m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 11℃:9℃ 波 高 2,5 m
日中の降水確率 40 % 流 れ なし
満潮:干潮 (中潮) 14:41 08:38
 今までの中では一番静かな秋の浜でした。と言っても満潮時にはハシゴの上まで波がかかるほどの波は来ていました。しかし、サージは昨日より収まっていたので移動は楽になりました。ヤシャハゼを見に行ってきました。連日のうねりで砂地が綺麗にならされていて、ハゼはあまり期待していなかったのですが、なんとか出ていてくれました。正面ではシラタキベラ・ゴシキイトヒキベラ・アオスジオグロベラ・クログチニザ・トサヤッコ等を見る事が出来ました。昨日も書きましたが大きなシロタスキベラに今日も会いました。体長20cm以上はあります。立派な♀と言っても過言ではないでしょう。浅場でゼブラホンヤドカリを見ました。ヤドカリの中にもなかなか綺麗な種類がいるものですね〜 今日のお魚ヤマシロベラです。シラタキベラダマシ属の中ではダントツの出現率をほこるこのベラは、今では普通種と言える程です。今は幼魚から♂まで観察する事ができます。♀は一見ピンク一色の地味な魚に見えますが、頭部に赤い細かな模様が入り、じっくり見れば実に綺麗な魚です。成魚になると胸鰭の付け根にピンクの模様がはっきり現れます。♂は体の背側が緑になります。体高もぐっと高くなり♀の頃のシャープなイメージはなくなります。背側の緑色域には黒い破線状の横線が入り、これがまたぐっと渋さを増しています。動きがとにかく早く、求愛している時など、とてもじゃないですが追いかけることは不可能です。(余談ですが今年はなんと産卵も確認されました。) 通常の場合でも大変動きは早く、なかなかじっくり観察させてくれません。しかし、そんな動きの早いベラの動きを読みながらジリジリと寄って行く。そして、間近で観察する。 う〜ん まさにこれこそベラウオッチングの醍醐味ではないでしょうか??
(担当 有馬)


 2003年12月06日(土)
天 候 曇り後雨 ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 南南西5m 透 明 度 20m〜25m
気 温 (最高:最低) 17℃:10℃ 波 高 2,5m⇒3,0m 
日中の降水確率  20% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 15:10  09:22
 午前中は、まだ弱い北東だったのが、昼前からやっと南西に変わりました。そして夕方には風速9mに・・・秋の浜フリークの多いグローバルには”待ってました〜!!”と言う感じなのですが、しかし、いずれにしてもよく吹きますね〜〜〜。さて今日の秋の浜は、風が変わった事もあり久々に素晴らしく凪いだ海でした。おまけに浅場のゴロタが波で洗われた為に表面が白くなり、とても水中が明るく感じました。白砂の海だったら”きっとこんな色・・・”ちょっとそんな憧れ?を感じながらのエントリーでした。陸から見ても海が青々としていました。お天気が良くて陽が射していたら、最高だったでしょうね。今日は”右砂地”から”正面”を上がってきました。”1本ムチヤギ”の所ではヒレナガネジリンボウがホバーリングしていました。ガレ場では、モンハナシャコヤセアマダイオグロベラツキノワbaby等を見て上がってきました。上がり掛けの中層には、アオリイカ(地の人は、バショウイカと呼ぶ)が40〜50匹で群れていました。水面をバックにこのイカのシルエットを見上げるのが、私は大好きだったのです。数がまとまると中々壮観ですよ〜。浅場では、イソコンペイトウガニコウワンテグリを見て上がってきました。他のスタッフの情報では、イロイザリウオ3個体も健在で、右のトサカ林入り口は、”ヤッコ天国”との事でした。1円玉サイズのトサヤッコシテンヤッコタテジマヤッコチャイロヤッコ、少し育ったレンテンヤッコ。ハナタツフリークのお客様情報では、ハナタツも14個体が確認されたそうです。あんなに長期間荒れ続けた海でもしっかり耐えて、生き残ってたんですね〜。生き残ったと言えば・・・浅場に沢山居た、アカオビベラモンツキハギ幼魚等は1個体も確認できませんでした。やはり海底のゴロタ付近を泳ぐ魚には、厳しい海だったのかも知れませんね。
(担当 柳場)


 2003年12月07日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 西南西13m 透 明 度 18m〜20m
気 温 (最高:最低) 16℃:14℃ 波 高  3,0m
日中の降水確率  0% 流 れ 有り
満潮:干潮 (中潮) 15:37   10:01 
 南西風が強く、高速船は全て欠航となってしまいました。秋の浜も沖の方は白波が立ち、多少エントリー口もざわめきが有ります。しかし水の中は明るく、とても気持ちの良い海でした。さて今日は、2本ともスクーターDIVE・・・秋の浜の隅々を駆け巡ってきました。相変わらず右のトサカ林はタカベイサキムツ等が群れ、とても魚影が濃いです。そして、その群れの中を突き進む快感は堪りません。(笑)大荒れの海の後確認が取れなかった”ホカケツノハゼ”(グローバル呼称)が復活しました。元の場所から30cm程移動していました。ゴロタ奥では、ミナミハナダイ♂ケラマハナダイカシワハナダイの共に♂が確認されました。ミナミハナダイは10cm近い個体で、尾柄部の紫が濃くとても綺麗です。秋の浜の仙人こと大沼氏によると、今までに出現した中で最大級ではとの事でした。浅場は何時になくイワシの仲間が凄い数で群れていました。時折カンパチが現れその群れを追い掛けるのですが、逃げ惑うイワシが陽の光を受けて輝く様は見ていて飽きる事がありません。早朝に潜ったセルフのお客様が、ハンマーヘッドと遭遇したそうです。日中には久々にニタリ目撃の情報も入りました。このまま暫く、暖かな綺麗な海が続いてくれると良いですね。
(担当 柳場)