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2003年09月 第 2週(08日〜14日迄)

 2003年09月08日(月)
天 候 曇り ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜22℃
風 向 き 北北東5m 透 明 度  8m〜18m
気 温 (最高:最低) 28℃:21℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率     10% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 16:30 09:48
 午前中は、昨日より多少良い潮が入り明るかったのですが、午後からは又元に戻ってしまいました。しかし、全体的には良くなりつつあります。今日も”正面の際”に行ってきました。相変わらずツキノワクジャク・クレナイ等の南方系のベラ達は健在です。しかし、水温が低いせいなのか?繁殖シーズンが終わりに近付いたのか?一時ほどの元気さを感じませんでした。逆に動きが無いので写真には撮り易そうでしたが・・・。それに引き換え、正面に居るオヨギトラギスは元気いっぱいでした。2個体並んでイトヒキベラ♀に混ざり、一生懸命泳ぎ回っていました。遠くから見ても、鰓蓋付近がキラキラ輝きとても綺麗です。”カトコ岩”に居るクリーム色ニューフェイスハナタツは、今朝方ハッチ(放仔)させた様です。お腹がペシャンコに凹んでいました。チビ黄はかなり膨らんできて、ハッチ間近かも知れません。浅場のソラスズメダイ達が繁殖の準備に入っています。♂と思われる個体が、引っ切り無しにゴロタから出たり入ったりを繰り返していました。今日も黒イロイザリウオは定位置に健在でした。少し離れた所にはベニイザリウオのペアも居ました。♀の方はお腹が膨らんでいて、まだ卵を持っているようです。段を上がった所では、ゴマサバが直径3〜4mの筒状になって渦を巻いていました。暫く見ていましたが、最後まで同じ場所でグルグルと回っていて面白かったです。とても居心地が良いとは思えないのですが、今日も梯子にはミカヅキツバメウオが着いていました。クリッとした目がとても可愛くて、ついホッペタが緩んでしまいます。
(担当 柳場)


 2003年09月09日(火)
天 候 晴天 ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜22℃
風 向 き 南南西8m 透 明 度  8m〜20m
気 温 (最高:最低) 31℃:22℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率  10% 流 れ 無し
満潮:干潮(中潮) 17:04 10:17
 陸上は最高のお天気に恵まれましたが、海の中は相変わらずです。浅場は透視度7〜8m、水深25mを過ぎた辺りから水温が下がり始め、逆に透視度は上がってきます。今日は久し振りにディープダイビング・・・。”淋しい根”から”ハナダイの根”へと回ってきました。”淋しい根”には、ツキノワイトヒキベラが沢山群れていました。”ハナダイの根”は、イトヒキハナダイキシマハナダイ♀が多く、キシマの♂は2個体だけでした。上がり際、水深25m付近に差し掛かると、前方でハワイトラギスが10匹程ホバーリングしていました。普通は着底していて泳がない魚なので、とても不思議な光景でした。先日、大方先生がいらしてコウライトラギスの繁殖行動について話をしていた時に、「南の島に行った時、ハワイトラギスがホバーリングしていた。確か繁殖時期だったと思う」と話されてたのを思い出しました。今の所、お腹の大きな個体は見当たらなかったのですが、数が多いのでこれから繁殖に入るのかもしれませんね。暫く観察してみたいと思います。昨日、星野が見つけたタキゲンロクダイのbabyは、相変わらず同じカイメンの中に居ました。2cm程の個体でお腹が透けて見え、とても可愛いです。有馬チームが午前中、ニタリと遭遇しました。連れていたお客さんの中には、数年前から毎月(隔週?)通っていて、しかし今まで一度も見る事ができなかった方と、今日が講習後初ファンダイビングという方がいらっしゃいました。勿論、どちらの方も喜んでいましたが、感動の大きさはかなり違うのだろうな・・・と思いました。梯子のミカヅキツバメウオが消えてしまいました。戻ってくると良いのですが・・・。
(担当 柳場)


 2003年09月10日(水)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 19℃〜20℃
風 向 き 南西1,5m 透 明 度 6m〜10m
気 温 (最高:最低) 31℃:26℃ 波 高 1,5 m
日中の降水確率 20% 流 れ なし
満潮:干潮 (大潮) 17:27 10:54
相変わらず暑い日が続いております。秋を迎えるというよりも真夏のような1日でした。水中は相変わらず変化がありません・・・今日も透明度は平均して8mくらいです。午前中は30m越えても暗い潮のままでした。冷たい潮ではなかったのでヤシャハゼヒレナガネジリンボウ等の共生ハゼは元気にホバーリングしていました。25mの岩の下のガレ場ではてても小さいクジャクベラygがいます。おそらく着底したての個体だとおもわれます。とてもカワイイので是非ご覧になってください。浅場のお勧めはタコベラです。今年は個体数が多いせいもあるのかもしれませんがそこそこの確立で放精、放卵をみれます。あやしいペアーを見たら観察してみてください!!段落ちには大きい個体のキンチャクガがいます。石と石の間に逃げ込んだりせずに堂々とカニハサミイソギンチャクを振っていました(笑)そういえばお客さんの1人はニタリをみたそうです。午後は野田浜にいってきました。アーチ周辺キンメモドキの群れは一見の価値ありです。タカノハハイツの穴にはネコザメがはいっていますよ〜エキジットする場所ではギンユゴイ(10cm)が群れていました!!(担当 荻島)


 2003年09月11日(木)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜・野田浜 水 温 21℃〜23℃
風 向 き 南南西5m 透 明 度 8m〜12m
気 温 (最高:最低) 31℃:23℃ 波 高 1,5 m
日中の降水確率  0% 流 れ 有り(西側)
満潮:干潮 (大潮) 04:52 11:27
 今日もまるで夏のような一日でした。伊豆半島に上には入道雲かと思うような雲が現れていました。水中はというと若干透明度が上がって来ましたが、まだまだ秋の海という感じではありません。一体どうなっているのでしょうか?? 秋の浜は正面をのんびり回ってきました。黒のイロイザリウオは相変わらず同じ場所にいます。ハタタテハゼも元気にホバーリングしていました。いつも堂々と巣穴から出てている大きなクビアカハゼは毎日巣穴が微妙に変わっていて非常に面白いです。エビの気まぐれで変えているのでしょうかね?浅場ではホンソメワケベラ・タコベラ等が産卵をしています。今日初めて、シマヤドリエビを見ました。ナガウニのそばを棒で突いたら飛び出てきました。しかし、その小ささにはビックリです。5mmあるかないかと言ったところでしょうか?今日はすぐに隠れてしまったのですが、次回はもっとじっくり観察してみたいと思います。野田浜には台風のウネリと思われるサージが入ってきていました。スミツキベラyg・ミヤケテグリyg・ヌノサラシ等の小物達や、イワシを追いかけてカンパチ等も流れきていました。今日のお魚キンメモドキです。今アーチにネンブツダイygと共に群れているキンメモドキ。その数はものすごくあまりの密度の濃さに圧倒されます。キンメモドキはハタンポの仲間で、図鑑には夜行性と書いてあります。しかし、たいてい昼間から堂々と外を泳ぎ回っているのをよく目にします。胸部と肛門の前方に発光線があるらしいのですが、ナイトで光輝いているキンメモドキなど一度も見た事はありません。以前、同じ発光線を持つハリダシエビスをかなりワクワクしてナイトで見に行ったのですが、同様に光っていませんでした。一体この発光線とやらはいつ何の目的でどの程度の強さで光るものなのでしょう??誰か知っていたら教えて下さい。
(担当 有馬)


 2003年09月12日(金)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 19℃〜24℃
風 向 き 南南東2m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 31℃:25℃ 波 高  2,0m
日中の降水確率  10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 05:27 11:46
 昨日に引き続き、真夏日のお天気でした。秋の浜から伊豆半島・房総方面を眺めると、180度全て積乱雲で囲まれていました。さて海の中は、一時期に比べ大分回復してきました。連休を控えていたので、少しホッとしました。出来ればもう少し、水温が上がってくれると更に嬉しいのですが・・・・・。今日は、”正面の際””右トサカ林”に行ってきました。”際”は相変わらずクレナイツキノワ等が沢山居て。とても賑やかでした。クジャクベラも他の個体を追いかけて、魅力をアピールしていました。水深28m程の際の砂地側には、物凄い数のイサキの子供が群れていました。密度が濃いので遠目に見ると黒い塊に見えます。先日確認されたタキゲンロクダイの子供は、だいぶ体の模様がはっきりしてきました。今日もシャープアイの前の砂地では、セミホウボウが食事に励んでいました。鰭が変化してできた足?で砂地の餌を探しながら(弄りながら?)動き回る様子は、中々面白いです。浅場は、相変わらずイワシの子供達が凄い数で回ってきます。カタクチイワシトウゴロウイワシ?、その他にも数種類居るようですが判別できません。しかし、一見それらが入り乱れているように見えますが、実はしっかりグループごとに固まっているのには感心してしまいました。段を上がった所には、相変わらずゴマサバが回ってきます。今日は5〜6匹マアジが紛れ込んでいました。左の梯子に着いていたミカヅキツバメウオは消えてしまった様です。ちょっと残念ですが、この連休の混み具合を考えると、良かったのかも知れませんね。(梯子の混雑が多少避けれる?)午後、大方先生が水深20m付近で、ハンマーヘッドを目撃したそうです。セルフのお客様は、やはり正面で2m弱の小ニタリと遭遇したそうです。出現率は低いので、あまり期待はできませんが中層も要注意ですね。さて、まだ巨大台風14号の影響は出ていませんが、どうなる事でしょう?このまま無事に連休を過ごしたいですね。
(担当 柳場)


 2003年09月13日(土)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜24℃
風 向 き 南南西8m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 31℃:25℃ 波 高  3,0m 
日中の降水確率  10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 06:01  12:25
 心配した巨大台風も何とか逸れて、良いお天気に恵まれました。しかし、物凄い怪物でしたね。あんなのに直撃されたら・・・と思うとゾッ!とします。被害に遭ってしまった方々には申し訳ないのですが、無事に連休初日を終えてホッとしました。と、言う訳で秋の浜はベタ凪ぎ、水中は今ひとつですが、相変わらず魚影は濃くて楽しい海でした。今日は、”際””ハゼ地帯”。ハゼは、ヤシャハゼヒレネジ共に健在でした。しかし、ライトを照らすと必ずトラギスが近付いてきます。油断できませんね。今、あちらこちらにハナハゼのペアが居ます。今日そのうちの一組が巣穴に戻れなくなってしまいました。巣穴に戻れなくなってしまったペアは他のペアの所に近寄って行くのですが、皆に追い払われてしまいます。追い払う方は、鰭を全て広げて目一杯身体を大きく見せて威嚇します。大人しそうなハゼなのですが、やはりテリトリーを守る時は一生懸命ですね。威嚇と言えば”−25の岩”の所で、オグロベラSP♂オグロベラ♂に追い掛けられていました。何が気に食わなかったのか知れませんが、かなり執拗に追い掛けていました。色々魚の中にも、力関係がある様ですね。もう一つ、驚いた事が有ります。”左砂地”の水深15m付近の中層に凄い数のイサキの子供(3〜4cm)が群れていたのですが、その中に40cm位有りそうな大きなイサキが数匹混ざっていました。そして良く見ると、その大きなイサキは小さなイサキを捕食していたのです。一生懸命卵を守ったり、稚魚の孵化を助ける親しか見ていない私には、この光景はかなりショックなものでした。いくら弱食強肉の世界とは言え、何も自分達の稚魚を食べなくてもね〜・・・。
(担当 柳場)


 2003年09月14日(
天 候 晴天 ポイント:秋の/ケイカイ 水 温 19℃〜25℃
風 向 き 南南西7m 透 明 度 10m〜15m
気 温 (最高:最低) 30℃:23℃ 波 高  2,m
日中の降水確率  10% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 06:36   12:50 
 午前中は、雲ひとつ無い晴天に恵まれました。こんな3連休は初めてかも知れません。海も凪ぎで最高でした。これで例年の透視度と水温ならば天国なのですが・・・それは欲張りと言うものかも知れませんね。さて今日は、”右トサカ林””正面際”それとケイカイに潜ってきました。最近トサカ林のクダゴンベが見つかりません。確か1匹はお腹が大きかったのですが、何処に行ってしまったのでしょう?ミナミゴンベオキゴンベは沢山居るんですけどね〜。(苦笑)右のゴロタ際にも、ツキノワクジャクが沢山居ます。クロヘリイトヒキベラも3〜4cmのサイズがよく目に付きます。数ヶ月前から観察されているトサヤッコも健在です。ゴロタを上がった所には、セナキルリスズメも居るそうです。今年は、タコベラがとてもよく目立ちます。あちらこちらで♂が鰭を広げ♀を追いかけています。一見地味なベラですが、よく見るとちょっとエスニックな感じで、中々綺麗です。個体によって色々なカラーが有り、時には数匹の♂が集まってお互いに鰭を全開にし、魅力を競い合っています。機会があったら、是非皆さんもジックリ観察してみて下さい。
(担当 柳場)