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2003年09月 第 1週( 1日〜 7日迄)
| 2003年09月01日(月) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜23℃ |
| 風 向 き | 西北西2m | 透 明 度 | m〜m | |
| 気 温 (最高:最低) | 29℃:24℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 07:48 | 13:50 |
| 気温の割には、過ごし易い一日でした。しかし、海は相変わらず透視度が良くありません。今日は久し振りに”ハナダイの根”まで行ってきたのですが、”暗くて””冷たくて”最悪でした。潮が暗いので魚もライトにすぐ反応してしまい、観察どころではありません。かと言ってライト無しでの観察は不可能ですし、まるで魚とライトの追いかけっこをしている様でした。”ハナダイの根”と”淋しい根”の間では、久し振りにホタテエソを確認しました。まだ3〜4cmの個体ですが数十匹居て、やはりライトに反応してピッ!ピッ!と砂地を跳ねていました。昨日確認されたニシキフウライウオは、相変わらず同じ場所でヤギの仲間に擬態していました。”カトコ岩”のクリームちゃん(ハナタツ♂)は、発見当初より黄色みが強くなってきました。お腹もかなり膨らんできています。とは言え、元々小さな個体なのでそれほどbabyが入っているとは思えません。片やカトコ(ハナタツ♀)のお腹はペシャンコに凹んでいました。やはり黄色ちゃん(♂)にも卵のおすそ分けをしたのでしょうか?今までハナタツを観察してきた私達の間で定説になっていた一夫一婦制は、崩壊の危機に立たされてしまいました。御美3(ウチワのハナタツbaby)も順調に育っています。体中に皮弁が有って、ビジュアル系の個体になりそうです。 (担当 柳場) |
| 2003年09月02日(火) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜22℃ |
| 風 向 き | 西南西3m | 透 明 度 | 10m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 30℃:24℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 08:44 | 14:23 |
| 蒸し暑い一日でした。スカッとした爽やかな晴れ間が欲しいですね。秋の浜は相変わらず凪ぎで、いいコンディションでした。しかし水温が3段階ぐらいで冷たくなります。一番下は16℃位しかなく、参ってしまいました。濁った潮が上にあるので暗いのですが、透視度はとても良かったです。今日は”アサヒの根”に行ってきました。降りていく途中、水深25m付近にオヨギトラギスが2個体居ました。なかなか大島ではお目に掛かれない魚で、2個体同時の出現は初めてです。”アサヒの根”は、ツキノワイトヒキベラの大小様々なサイズが泳ぎ回っていました。今年は本当に多いですね。今日も同じ場所でニシキフウライウオが確認できました。早く♀が現れると良いのですね。でも、♀が来るよりも、♂の方が♀に引き寄せられてしまうのでしょうか?とすると、やはり♂は消えてしまうのでしょうね。水深12m付近には、ネンブツダイとイサキの子供達がグチャ〜っと群れています。密度が濃いのでかなり見応えが有ります。浅場のイワシを追って、丸々とした美味しそうなブリが3個体回ってきました。しかし、狙われているイワシの子供達も皆、パクパク大きな口を広げて流れに乗ってくるプランクトンを捕食していました。この光景に私は、”食物連鎖”を目の当たりにした感じでちょっと感慨深かったです。右のクダゴンベの所で、星野チームがニタリと遭遇しました。最近”左の砂地”より”右トサカ林”での遭遇が増えている様な気がします。大きさからして同一個体と思われますが、右で良いクリーニングスティーションでも見つけたのでしょうか?もっと頻繁に見られるようになるといいですね。 (担当 柳場) |
| 2003年09月03日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜22℃ |
| 風 向 き | 南西5m | 透 明 度 | 8m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 31℃:24℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 09:55 | 14:57 |
| 今日も、メチャメチャ蒸し暑い一日でした。しかし海の中は冷たい潮が入ってきます。今年は本当に陸上同様、海の中もおかしな年ですね。例年ならとっくに水温差の無い、暖かな潮が入っている筈なのですが・・・・・。しかし、着実に南方系の魚達は増えつつあります。取り合えず今日観察された季節来遊魚達(繁殖していると思われる種も含む)から、ご紹介しましょう。ミナミギンポ・セジロノドグロベラ・オグロベラ・ニシキフウライウオ・クレナイイトヒキベラ・シャープアイピグミーゴビー・ツユベラ・フタスジタマガシラ・クジャクベラ・ヤシャハゼ・サンゴトラギス・ツキノワイトヒキベラ・カンムリベラ・ミナミハコフグ・クロメガネスズメダイ・ハタタテハゼ・オグロベラSP・クロヘリイトヒキベラ・モンツキハギ・ブチススキベラ・カマスベラ・シロタスキベラ・テンクロスジギンポ・ゴマフヘビギンポ・ヒメゴンベ・セジロノドグロベラ・アジアコショウダイ・ケラマハナダイ・クロスジギンポ・ハタタテダイ・ツマジロモンガラ・テングハギモドキ・ニセカンランハギ・オヤビッチャ・フウライチョウチョウウオ・ミナミダテハゼ・クビアカハゼ・ヒレナガネジリンボウ等など・・・・・この他に観察されたものです。カスザメ・イワシの群・ネンブツダイの子供達・スケロクウミタケハゼ・スジハナダイ・ヤリイトヒキベラ・アサヒハナゴイ・ワニゴチ・ハリダシエビス・ウメイロ・ハナタツ・オシャレカクレエビ・イソギンチャクモエビ・フトユビシャコモドキ・コウイカ・オキナワベニハゼ・ニラミアマダイ・ビシャモンエビ・フトスジイレズミハゼ・ヒメテグリ・コケギンポSP・アカスジウミタケハゼ・イズヒメエイ・ミカドウミウシ・ミヤコウミウシ・アオヤガラ・ゴマサバ群等など・・・。星野チームが”正面の際”でニタリと遭遇しました。昨日に続いての遭遇です。 (担当 柳場) |
| 2003年09月04日(木) | ||||
| 天 候 | 薄曇り | ポイント:野田/秋の | 水 温 | 15℃〜20℃ |
| 風 向 き | 北東7m | 透 明 度 | 5m〜25m | |
| 気 温 (最高:最低) | 27℃:22℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 11:55 | 15:49 |
| いきなりこんな書き出しはしたくないのですが、最悪の潮でした。1本目は野田浜に入ったのですが、エントリー口の小砂利は藻で覆われ、海底一面が茶色一色になっていました。水温も20℃位しか無く透視度も10m前後でした。アーチの先の砂地で15m位見えるのですが、水温が17℃しかありません。あちらこちらの根に群れているネンブツダイやキンメモドキも、上の暖かい所に固まっていて降りてきませんでした。普段はぎっしり詰まっているアーチの中のイサキも、数匹パラパラと居る程度でした。そんな中、唯一ニシキベラだけは元気で、アーチの根の先端で数百匹が集まり、放精放卵を繰り返していました。”タカノハハイツ”の穴の奥には、ネコザメが2個体入っていました。さて、秋の浜は・・・・・午前中に潜りに行った星野が、2本目、お客様にケイカイを勧めていました。(滅多に無い事???)私は午後から秋の浜に行ったのですが、多少波は静まったものの良いコンディションではありませんでした。更に最悪なのは水の中、浅場は水温20℃、透視度7〜8m、水深10m位から水温が17℃に落ちました。そして水深15m・・・・・いきなり視界は開けるのですが、何と!!!水温は14℃しかありません、数分で手がかじかんでくる始末。あまりの寒さに魚もまばらで、まるで湖に潜っている様でした。まったくこの時期に、異常としか言い様がありません。潜りながら呆れてしまいました。只一つ今日のダイビングで面白かったのは、カタクチイワシの群。浅場に凄い数で群れているのですが、皆潮に向って泳ぎ流れてくる餌を捕食していました。捕食の時には、あごが外れる位口を開けるのですが、その時に光を反射して口先がキラキラ輝くのです。まるで1cm角の鏡を数万枚吊るしている様な感じでしょうか?周りが全て銀色の世界。これは、感動ものでした。 (担当 柳場) |
| 2003年09月05日(金) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15℃〜23℃ |
| 風 向 き | 西北西3m | 透 明 度 | 3m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 28℃:22℃ | 波 高 | 1,5 m | |
| 日中の降水確率 | 0 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 14:56 | 18:24 |
| 相変わらず秋らしくない海が続いています。水深10〜15m位までは透明度3m水温23℃という潮が居座り、それを過ぎると透明度20m水温15〜17℃というまるで冬の様な海に様変わりします。その劇的な変化に初めの内は気持ち良ささえ感じるのですが、5分で現実に引き戻されてしまいます。後は寒さとの戦いです。しかし、冬場と違い今の秋の浜はその出物多さにしばらく寒さも忘れられる程です。今日は正面の際に行ってきました。相変わらずイトヒキベラ系の♂がすごいです。クレナイ・ツキノワ等はだんだんその数を増やしています。クジャクベラも立派な♂がいます。今日よく目に付いたのはベニヒレイトヒキベラygです。いつも年に1〜2匹出ればいい方のこの魚が際を上がって来るだけで3個体も目に付きました。実は今年はベニヒレの当たり年なのかもしれませんね。ニシキフウライウオは今日も同じ場所にいました。砂地で久振りにモンガラドオシに会いました。図鑑で見るモンガラドオシには体に大きな円形の模様が並んでいますが、大島のは体に鞍上の暗色横帯が並びます。これで本当にモンガラドオシなのか?と毎回思うのですが、専門家が言うのは顔の模様で判断して良いと言う事なので今の段階ではモンガラドオシという事になるのでしょう。その他シャープアイ・オヨギトラギス2匹・ミカヅキツバメウオ・フタスジタマガシラ等が見られました。今日のお魚はカタクチイワシです。昨日のログにも書いて有りましたが、その数には本当に圧倒されます。カタクチイワシは実はマイワシ等を含むニシンの仲間ではなく、カタクチイワシ科のれっきとした別の種類の魚なのです。なのでその顔は他のイワシ類とは似ても似つかない顔をしています。吻は丸みを帯び、上顎が下顎より極端に前に飛び出ます。その口は非常に大きく目を超えて後ろまで伸びます。この口を大きく開き浮遊してくるプランクトンを食べるのです。その姿はまるでグルクマかと思ってしまうほどです。(少し言い過ぎましたか?)今日段の上でゴマサバに襲われてものすごい勢いで逃げ惑っていました。体を輝かせながら猛スピードで目の前を通り過ぎて行くその姿には感動してしまいました。透明度の悪い浅場は是非、カタクチイワシの群れに注目してください。 (担当 有馬) |
| 2003年09月06日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の/野田 | 水 温 | 17℃〜21℃ |
| 風 向 き | 南風6m | 透 明 度 | 4m〜10m | |
| 気 温 (最高:最低) | 28℃:21℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (長潮) | 15:44 | 07:32 |
| お天気は最高でしたが、海の中は更に透視度が落ちてしまいました。昨日までは水温は下がるものの深い所は抜けていたのですが、今日は幾ら降りても暗くなるだけで綺麗な潮にはお目に掛かれませんでした。水深30位まで降りるとまるでナイトダイビングの様になってしまいます。野田浜も、エントリー口から沖の砂地まで一様に透視度5〜6mでした。潮が暗い為でしょうか?夜行性のイタチウオやマツカサウオが根の上に出ていました。秋の浜は相変わらずイワシ類の子供達やイサキ・ネンブツダイの子供達が沢山群れています。しかし、悲しいかな近くまで行かないと認識できません。全体が見えないので今ひとつ迫力もありませんでした。秋の浜も薄暗いせいでしょうか?あちらこちらのゴロタに♂のタコベラが陣取り、ハーレムを作っていました。夕方と勘違いしているのかも知れませんね。さて明日もこの潮は続くのでしょうか?こんな時は気持ちを切り替えて(秋の海を愉しもう等と思わず)、思いっきりマクロに徹すると良いかも知れませんね。ジックリ、ネチネチと細かいモノを探していくと、意外な発見があるかも知れません。しかし、大物・群れ好きには辛いですね〜。(苦笑) (担当 柳場) |
| 2003年09月07日(日) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 16℃〜22℃ |
| 風 向 き | 北風5m | 透 明 度 | 6m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 27℃:21℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (若潮) | 16:14 | 08:40 |
| まずまずのお天気でしたが、北風に変わり秋の浜は多少波立っていました。しかし透視度は若干回復し、水温もホンの僅か上昇・・・微々たるものなのですが、一寸嬉しかったです。これをきっかけに連休に向け、少しでも回復してくれれば良いのですが・・・。さて今日の1本目は、”正面”、最大水深24m、チマチマダイビングを敢行してきました。こんな時のメインはどうしても甲殻類になってしまうのですが、サンゴガニにヒメサンゴガニ仲間・ビシャモンエビ・イソギンチャクモエビ・アカホシカクレエビ・ナカソネカニダマシ・ムチカラマツエビ等をジックリと観察してきました。特に変わった種ではなく普段見ているものばかりですが、2mm程のモエビや黄色いアカホシの卵、ナカソネの白い卵等が観察できて楽しかったです。エントリーしてすぐの所に、5cm近い立派な真っ黒なイロイザリウオが居ました(バーディー川口さん情報)。左の梯子には相変わらずミカヅキツバメウオの幼魚が着いています。ひっきりなしにダイバーが通るので時折梯子から数m離れますが、すぐ又梯子に戻ってきます。一昨年、数ヶ月に亘って観察された個体がいましたが、同じ様に長く居てくれると良いですね。2本目は、”右トサカ林”にニタリ狙いで行ってきました。「透視度が悪いので、出ても見えるかどうか判りませんね〜」等と話しながら秋の浜へ向ったのですが、いざ潜降してみると水深15m辺りからスコ〜ンと抜け20m以上有りそうな潮が入っていました。そして帰り際・・・”−30の岩”の上方に差し掛かると、前方のよどんだ黄色い潮の中から銀色の個体が現れました。内心「やった〜!!」と叫びながらお客さんに教えようと振り向くと、殆んどの人が下を向いたまま・・・思わず持っていたライトでタンクを叩いてしまいました。(苦笑:これをやると音で逃げちゃうんですよね〜)案の定、ニタリは少し首を左に振って”ハナダイの根”方向へ降りていったのですが、比較的ゆっくりだったので8割ぐらいの方は見る事ができました。それにしても、人間の感覚と言うのは面白いものですね。ニタリが出るまでは水温16℃にうんざりしていたのですが、この出現で寒さはぶっ飛んでしまいました。(笑) (担当 柳場) |