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2003年08月 第 1週( 4日〜10日迄)
| 2003年08月04日(月) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃〜23℃ |
| 風 向 き | 南南西7m | 透 明 度 | 12m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 30℃:24℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(小潮) | 08:49 | 14:55 |
| 今日も、蝉の声が一段と響き渡る、最高の真夏日でした。しかし、秋の浜は透視度が落ちてしまい、浅場から深場まで一様に白濁りした潮が入っていました。相変わらず魚影は濃いのですが、ちょっと残念ですね〜。昨夜、ナイトで確認したベニイザリウオは、その後産卵した模様です。昨日の場所には姿が見えず、1m程離れた所に♂だけがポツンと単独で居ました。ナカハラタナバタウオの卵も殆んどがハッチアウトした様です。20cm四方程に産み付けられてた卵の、極一部分にしか銀色の目が確認できませんでした。どちらも、昨夜潜った時にもう少し注意深く観察すれば良かったと、少し悔やまれました。南方系の魚達が順調に増えています。浅場には新たなモンツキハギやニセカンランハギ等が出現し、まだ透明なクロユリハゼbaby等も沢山群れていました。今年はテンクロスジギンポを始めとし、クロスジギンポ・ミナミギンポ等がよく目立ちます。”段落ち”では、テンクロが5個体もまとまってクネクネと泳いでいました。週末にお客様から教えてもらった、ヒメヒラタイザリウオも健在でした。しかしこの一風変わったイザリウオ、よく周囲の環境に合わせるものですね。以前浅場で確認した個体は、ピンクの岩肌とそっくりな色をしていました。そして少し深場で見つけた個体は、周囲の岩に付着した黒ずんだカイメンと同じ様な色合いをしていました。そして今回の個体は、周辺の貝殻に合わせて、白い個体です。幾重にも重なり合ってる、貝殻の破片の中に居ると本当に見つけ出すのが一苦労です。捕食者から身を守る為なのか?逆に獲物を待って捕らえる為のなのか?いずれにしても、自然界の中で培われた彼らの知恵、何時も感心させられますね。 (担当 柳場) |
| 2003年08月05日(火) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃〜24℃ |
| 風 向 き | 南西6m | 透 明 度 | 12m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 31℃:24℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(小潮) | 10:00 | 15:37 |
| 今日も暑い一日でした。久し振りに”ぶらっとハウス”に行ったのですが、ソフトクリームがみるみる溶けてしまい、忙しかったです。えっ!いえ仕事ではなく、ソフトクリームを食べるのが・・・。さて冗談は置いといて、海の話題に入りましょう。今日は秋の浜”正面から左砂地”へと潜ってきました。上はとても暖かいのですが、水深20m付近から急に水温が下がります。クマノミの卵がだいぶ成長し、目がギンギンに輝いていました。もうすぐハッチアウトしそうな雰囲気でした。正面の15m付近でメジナとイサキの凄い群れと遭遇しました。どちらも入り乱れて黒い塊となり、移動しながら海底近くに群れる稚魚を捕食していました。左の砂地にはお腹の大きなワニゴチが居ました。近くに♂は見当たらなかったのですが、明らかに卵を持っているのでしょう。何時もウミタケハゼを見るヒラミルに、イバラダツが付いていました。以前から転石地帯で確認していた個体です。野田浜では、有馬がマグロ5本と遭遇したそうです。 今日この他に観察されたものです。ゴマフヘビギンポ・カシワハナダイ・アジアコショウダイ・イボイソバナガニ・アミメベニサンゴガニ・クレナイイトヒキベラ・クジャクベラ・フタイロハナゴイ・ホシベニサンゴガニ・カスザメ・シャープアイドウァーフゴビー・ケラマハナダイ・ツユベラ・ベニイザリウオ・イソギンチャクモエビ・ナカハラタナバタウオ・ヘビギンポSP・ハナタツ・ハタンポbaby・キイボキヌハダウミウシ・ヒメテグリ・コケギンポSP・テングハギ・ミスジスズメダイ・オヨギトラギス・コウリンハバダイ・ウメイロyg・オグロベラ♂♀・ビシャモンエビ・イソコンペイトウガニ・オナガスズメダイ・アカスジウミタケハゼ・ヒメサンゴガニ・フトスジイレズミハゼ・コバンハゼ仲間・オシャレカクレエビ・イワアナコケギンポ・ヨコシマエビ・ツマジロモンガラ・ゴマサバ・モンツキハギ・巨大ハタタテダイ・カンムリベラbaby・クロユリハゼbaby・フエヤッコダイ 等など・・・・・ |
| 2003年08月06日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃〜25℃ |
| 風 向 き | 西南西5m | 透 明 度 | 13m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 31℃:24℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 11:36 | 16:37 |
| 週間予報に反して、晴天に恵まれた一日でした。秋の浜も凪いで、とても良い状態でした。只、午前中は水深20m付近から突然冷たくなり、温度差がある為かなり厳しかったです。しかし浅い所は天国です。じっくり小物探しをしていると、時間が経つのも忘れてしまいます。今日も1本目、ヒメヒラタを確認してきました。しかし、いつ見ても可愛いですね〜。クマノミの卵はハッチアウト寸前です。今にもピクピクッとして巣立ちそうな、雰囲気でした。段を上がった所の、ナカハラタナバタウオが、又新たな卵を守っていました。今シーズン3回目の産卵です。だいぶ数は減りましたが、ゴマサバがまだ回っています。時折凄い勢いで目の前に現れ、何か?を捕食しながら瞬く間に消えていきます。心の準備が出来ていないと、一瞬「 ナニ!?何!?、、、、」ってな感じでビックリしてしまいます。二本目はアヤトリカクレエビに行ってきました。近くには相変わらず、テングダイが10匹以上群れていました。帰り際、前方のザラカイメンの上に白い物が・・・「 ?・・・ 」近付いて見ると、8cm程の真っ白なオオモンイザリウオでした。数週間前から存在は聞いていたのですが、”落ちそうな岩”(100m程離れてる)の近くだとばかり思っていました。それがこんな所で突然目の前に現れるとは・・・とてもラッキーでした。さて週末に向けて台風が接近してきます。太平洋高気圧が頑張って、日本海側に押しやってくれるといいのですが、どうも今年の高気圧は弱いらしいです。今週末、ちょっと心配ですね。 (担当 柳場) |
| 2003年08月07日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 18℃〜24℃ |
| 風 向 き | 南南西5m | 透 明 度 | 10m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 31℃:25℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (長潮) | 14:02 | 06:18 |
| 今日も暑い一日でした。海に飛び込んだ瞬間、思わず「最高〜!!」と叫びたい衝動に駆られます。浅場にソラスズメダイの幼魚1cmサイズが、沢山群れています。冬場もソラスズメダイは観察できるのですが、この時期見られる群れは特に色鮮やかで大好きです。浅場の中層には、クロユリハゼと思われる透明の稚魚が無数に群れています。水深10m前後はイワシか何か?判りませんが、銀色に輝く稚魚が見渡す限り、途切れなく群れ泳いでいました。この時期、本当に海の豊かさを感じますね。さて昨日から、エビ・カニの先生がお見えになっています。と言う訳で今日は、甲殻類メインのダイビングとなりました。と、言っても、あまりお見せできなかったのですが・・・・・。一応観察できたものは、ホシベニサンゴガニ・イソコンペイトウガニ・ナカソネカニダマシ・クシノハカクレエビ・イソギンチャクモエビ・オシャレカクレエビ・ビシャモンエビ・ムチカラマツエビ・ニシキカンザシヤドカリ・キンチャクガニ・ウスハオウギガニ(黒い卵持ち)等・・・いや〜、その道の専門の方が居ると、石をはぐるのにも力が入ります。何しろ石の下は”訳の判らない”エビ・カニだらけですからね。色々とヤドカリの仲間も教えて頂いて面白かったです。今まで殆んど目を向けなかった類ですが、意外な魅力を発見しました。しかし・・・のめり込むと{危なそうな世界}です。(笑) クマノミの卵は、今日ハッチアウトしました。夕方に入ってみた所、丁度半分ぐらいがハッチし終わったところでした。先月の27日に産卵したので、今日で11日目です。台風で海が荒れる前(秋の浜は大丈夫かな?)に巣立って良かったですね。しかし今回の台風の進路はヤバそうですね。予報どおり来てしまうと、数日間船が止まりそうです。この時期の台風は本当にダイビング屋泣かせです。あまり影響が出ない様、願いたいですね。 (担当 柳場) |
| 2003年08月08日(金) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃〜24℃ |
| 風 向 き | 南南東7m | 透 明 度 | 10m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 31℃:25℃ | 波 高 | 3m⇒7m | |
| 日中の降水確率 | 50% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (若潮) | 15:36 | 07:38 |
| 西側は台風10号の影響が出て、ゆったりとした大きなウネリが入ってきました。秋の浜は見た感じはまるっきり静かなのですが、潜ってみると微妙な底揺れ(サージ)があります。まだ遠いのですが、影響は確実に出ているのですね。そして午後にはこの揺れが、更に大きくなっていました。今日は正面際を2DIVE。午前中はクレナイイトヒキベラが鰭をバンバンに広げ、周囲の♀達にディスプレイを誇示していました。ツキノワやクジャクも、相変わらず元気です。際の壁にはソウシイザリウオがペアで居ました。1匹は、背鰭の黒い♂で、それよりも一回り大きい♀はお腹がパンパンに膨れていました。おそらく産卵が近いと思われるのですが、この深さでは到底観察など出来ません。今年はソウシを狙って(撮影)みたかったのですが・・・残念です。今は居なくなってしまった”ヌマコとタツマの壁”に居るハナタツ(御美-1)が大分成長しました。発見当初の倍ぐらいになったのではないでしょうか?意外と早く育つものですね。そして成長と共にますますタツマに似てきた様に感じるのは、気のせいでしょうか?昨日と同じ場所に巨大キンチャクガニが居ました。今日は上手く誘い出す事ができ、ゆっくり観察できました。しかし、甲長が1cm近くあり、この個体程立派なボンボリ(カニハサミイソギンチャク)を付けた奴は今まで見た事がありません。同じ場所に暫く居てくれると良いのですが、台風が心配です。 (担当 柳場) |
| 2003年08月09日(土) | ||||
| 天 候 | 嵐 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃〜24℃ |
| 風 向 き | 南南西11m | 透 明 度 | 8m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 29℃:25℃ | 波 高 | 8m⇒7m | |
| 日中の降水確率 | 80% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 16:26 | 08:43 |
| 台風10号の影響で、臨時の大型船以外は全て欠航となりました。と言う訳で、前泊のお客様を除いてゲストはゼロ・・・この時期、参ってしまいますね〜。(苦笑) 陸上は昼頃から南っ気の強風と物凄い雨が降り始め、「おっ!流石に台風接近!!」という感じでした。しかし、西側には物凄いウネリが入ってきますが、秋の浜はベタ凪ぎ、何の問題も無く潜れてしまいました。さてその海の中はというと、昨日と殆んど変わりません。強いて言えば、左側に泥水が流れ込み茶色く濁っていたぐらいです。浅場のサージも殆んど感じず、中々快適な海でした。一応台風の最中という事もあり、様子見という感覚で入ったのですが、ニラミアマダイ・ヒメヒラタ・イバラダツ等しっかり観察してきました。水曜日に産み付けられたナカハラタナバタウオの卵には、しっかり目が出来ていました。明日は台風一過の青空を期待したい所ですが、どうなる事でしょう。意外と西側の回復も早そうなのですが・・・・。 (担当 柳場) |
| 2003年08月10日(日) | ||||
| 天 候 | 晴天 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜22℃ |
| 風 向 き | 南7m | 透 明 度 | m〜m | |
| 気 温 (最高:最低) | 31℃:25℃ | 波 高 | 4m⇒2,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 17:03 | 09:39 |
| 台風一過の晴天に恵まれ、秋の浜はベタ凪ぎ。野田浜も昼過ぎからは問題なく潜れるようになりました。今回と似たような台風で3日も船が止まり、海が使えない事も過去にはあったのに、この回復の早さ・・・台風の影響と言うのは本当に読めません。今日は、秋の浜は”アサヒの根”に1本、セミナイトで1本潜ってきました。アサヒの根にはヤリイトヒキベラ♀が5〜6匹群れていました。ピンティールもツキノワに混ざって泳いでいました。 ”際”では、一段と男らしくなったクジャクベラが、♀に一生懸命魅力をアピールしていました。浅場ではキホシ・ミヤケ・マツバ等の温帯種に混ざって、ササスズメダイが10匹程、混泳していました。”クマノミ城”の周辺では、ヒラニザの子供も10匹近く確認できました。セミナイトでは、コウライトラギスのHを覗いてきました。コウライトラギスの♂は、陽が沈み掛ける時間になると、セカ!セカ!と縄張りの中を巡回し始めます。そして、6畳程のテリトリーの中に居る♀(今回は7個体)と、順番に放精放卵をします。まだ準備の整っていない♀の所ではとてもそっけなく、すぐに他の♀の所に移動していきます。そして準備のできた♀のところでは、お互いの気分が高まると一瞬30〜40cm飛び上がり、放精放卵するのです。今回は、1匹の♂で5回のHを確認する事ができました。帰り際の”段落ちの壁”では、いきなり目の前でイソカサゴが放精放卵・・・。昨年ビデオにも収めているのですが、突然の事で一瞬ビックリしてしまいました。更に、”ヌマコの壁”では、お腹の大きな♀のベニイザリウオにチビ♂が2個体引っ付き、その近くでは同じサイズの♂が1個体、その3匹を見守っていました。♀のあの部分はプックリと膨れて、今晩産卵する事は間違いなさそうでした。暫く見ていると♀がライトの光を嫌って移動を始めました。するといきなり50cm程離れた場所の♂も加わり、♀1対♂3匹で移動を始めたのです。「あ〜ぁ、しかし」・・・ビデオもエアーも無く、貴重なシーンを記録に残せなかったのが悔やまれます。 (担当 柳場) |