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2003年07月 第 5週(28日〜8月 3日迄)
| 2003年07月28日(月) | ||||
| 天 候 | 曇り時々晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃〜23℃ |
| 風 向 き | 北東4m | 透 明 度 | 12m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 27℃:20℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮(大潮) | 17:34 | 10:32 |
| 今日は、実に静かないい海でした。右に行ってきました。右の駆け下りには大島では珍しいハタタテダイの成魚がうろうろとしていました。たまにこういう異様に大きな個体を目にします。一体いつから秋の浜に住み着いているのでしょう?砂地に下りるとタツノイトコがペアでいました。ハゼを探してそのまま進んで行くと何やら2匹で泳ぐ50cm程の大きな魚がいました。正体はイシガキフグでした。小さい方の個体が少し大きい個体を追い回していました。明らかに求愛だと分かるその動きから小さい方が♂であろうと推測されます。通常ダイバーが近づこうものなら一目散に逃げていくイシガキフグもこの時ばかりは寄りたい放題でした。その他カスザメ・クロイトハゼ・ガラスハゼ・トサカガザミ等が見られました。浅場ではまたナカハラタナバタウオが卵を守っています。今日のお魚はクマノミです。大島で見られる唯一のクマノミの仲間で、越冬している個体がほとんどです。今、産卵シーズンを迎えているクマノミは、岩肌にオレンジ色の卵を産みつけハッチするまで♂が守ります。初めオレンジの卵は段々と銀色に変わり、ハッチアウトが近くなるともう卵の中にはっきりと目が見えます。産卵は日中で時間は特に決まっていないようです。ただハッチアウトは日没後に行われます。産卵前に♂は産卵床を綺麗に掃除し、その周りにあるイソギンチャクの触手は噛んでよれよれにしていまいます。雌雄の差は尾鰭で付き、黄色の濃い方が♂、薄い方が♀です。しかし、これはこっちの方に限っての区別付け方で、南の方では一概にはそう言い切れない様です。クマノミは南と北では様々な違いを持っています。北上するにつれ体色は黒くなり体の横帯は細くなって行きます。サイズも大きくなって行くようです。それだけではなく背鰭の棘数まで増えて来るというから驚きです。棘数が数本違うだけで別種とされている種類もいるというのに、まったく魚の世界は不思議ですよね (担当 有馬) |
| 2003年07月29日(火) | ||||
| 天 候 | 曇り時々晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜25℃ |
| 風 向 き | 北風4m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 27℃:21℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(大潮) | 4:17 | 11:12 |
| 夜半から激しい雨が降り、午前中は小雨がぱらつくお天気でした。やはりピーカンの梅雨明けはまだの様ですね。しかし、海は素晴らしく良くなりました。水深30mまでは水温25℃の青い潮が入っています。更にその下へ降りて行くと水温は急激に下がりますが、20m以上抜けていました。今日はエントリーすると、水面のあちらこちらにゴミが浮いていてそれに混じってギンカクラゲが漂っていました。このクラゲは、500円玉を一回り位大きくした平べったい傘の周辺に、青いフサフサがまるで髪の毛の様に密生し、水面に浮いているとまるで河童の頭の様に見えます。水中を漂う他の仲間と違い、水面に浮くタイプなのであまり目にする機会がありません。数年前に岸近くで大発生した事がありますが、それ以来確認していませんでした。その他にもゴミの周辺には、ハギ類やイスズミ・イシダイの幼魚等が群れていました。暫くゴミを追って水面を泳いでいると、目の前に青く光る魚の群れが現れました。よく見るとそれは数百匹のトビウオの群れでした。この魚も沖合いの水面近くを泳ぎ回っているので、通常のダイビングでは殆んど目にする機会がありません。これ程まとまった群れに出会えたのは、とてもラッキーでした。さて、”アサヒの根”には、ヤリイトヒキベラの成魚♀が居ました。周辺には相変わらずツキノワが沢山群れています。”際”の水深22m付近にはベニヒレも出現したそうです。(セルフのA/Iさん情報)浅場の海藻地帯には、名前の判別が付かないベラやブダイの幼魚達が沢山泳いでいます。イシサンゴのポリプの間には、コバンハゼ類の極小babyも出現しました。この暖かい潮に乗って更に魚種は増えてくる事でしょう。今年も楽しい秋が期待できそうですね。 (担当 柳場) |
| 2003年07月30日(水) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 17℃〜24℃ |
| 風 向 き | 南南西5m | 透 明 度 | 15m〜30m | |
| 気 温 (最高:最低) | 22℃:25℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 70% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 4:57 | 11:52 |
| まだ梅雨があけません・・・けっこう激しい雨が降り続いています。今年は夏が短そう・・・太平洋高気圧に頑張ってもらいたいところです。しかし海は透明度も良く水温も高く快適です。でも深いところはかなり冷たいですけれども。今日は正面をのんびりまわってきました。アサヒの根の手前の砂地ではカスザメ、ワニゴチなどが見られました。フタイロハナゴイは日に日に病気が悪化してきているようにおもわれます。正面の赤いサンゴにアカスジウミタケハゼがついています。なかなかお勧めの被写体です。砂地のウミタケハゼもとてもかわいいので是非ご覧になってください。浅場のお勧めはチョウチョウウオの子供です!!急にかわいい個体が増えてきました。カンムリベラygの近くにシュンカンハゼがいます。わりと近寄れる個体ですよ〜。(担当 荻島) |
| 2003年07月31日(木) | ||||
| 天 候 | 曇り時々晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃〜22℃ |
| 風 向 き | 西南西1m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 28℃:22℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 5:36 | 12:30 |
| 昨日より多少透視度と水温は下がりましたが、ベタなぎの良い海でした。今日の1本目は、”右のトサカ林”。ウミトサカは少しうなだれて元気が無かったのですが、イサキやタカベは凄い数で群れていました。相変わらずウスアカイソギンチャクには、でっぷりと太ったアヤトリカクレエビが着いていました。何時もの三色トサカにクダゴンベも健在です。帰り際、ゴロタ斜面に差し掛かると目の前に銀色に輝く巨体が・・・久々のニタリでした。早朝潜ったショップ(BE21)さんから「出たよ〜!!」とは聞いていたのですが、まさか私も見れるとは思っていませんでした。急いで後ろに居るお客さんにも教えたのですが、気付いた時にはすでに泳ぎ去った後でした。(結構、このパターンって有るんですよね〜)2本目は、”正面の際”にハナダイ狙いで行ってきました。しかし、見る事ができたのは、スジ・カシワ・イズハナダイ属の一種・ケラマ・一瞬のフタイロだけ・・・マダラは残念な事に外してしまいました。絶対に居る筈なのですが、この所不調です。クマノミの卵が大分黒ずんできました。ナカハラタナバタウオの卵も、しっかり目が出来ています。お客様(A/Iさん)が、ハナタツの子供を2個体見つけました。どちらも2cm程で、パッと見た感じは・・・”ゴミ”。可愛そうですが、ゴミ1・ゴミ2と名付けられました。身体中にモシャモシャが付いていて本当に汚いのです。しかし、それで”目立たない=捕食されにくい”と言う事なのですね。何時もながら「良くこんなのを見つけるな〜」と感心してしまいます。因みに、サイズからしてタツマの子供ではと、話しています。だとしたら嬉しいですね・・・。夕方、コウライトラギスの産卵を観察に行ってきました。♂のトラギスがテリトリーを巡回しながら、テリトリー内の♀と次々に”ナニ”を行っていました。時折縄張りに入って来る他の♂を追い出したり、♀の居場所を探しているのか?少し大きめのゴロタに上がって周囲を見渡したりとか、色々面白い行動が観察できました。しかし、肝心の放精放卵シーンの撮影は今ひとつで、次回に持越しとなってしまいました。 (担当 柳場) |
| 2003年08月01日(金) | ||||
| 天 候 | 曇り後晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 19℃〜24℃ |
| 風 向 き | 北東7m | 透 明 度 | 13m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 28℃:23℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 6:17 | 13:06 |
| 中々すっきりと晴れませんね〜。何だかんだ言いながら、8月に突入してしまいました。しかし、明日からはピーカンになる予定?なので、期待しましょう。さて、今日も”アサヒの根”〜”正面際”と”ハゼ地帯”を潜ってきました。”アサヒの根”に降りる途中、セルフダイバーA/Iさんに呼ばれ近付いてみると、何と!白くて小さなヒメヒラタイザリウオが居ました。始めて見る色合いの、中々キュートな個体でした。”正面際”の少し深めの穴の中には、これとは対照的な大きなソウシイザリウオが入っていました。昨日に続き今日もマダラを狙ったのですが、何処にも姿が見えませんでした。大分成長してきたので、下に居る仲間の処へ降りてしまったのでしょうか?折角、皆のアイドル的存在だったのに姿が見えないのは、チョット残念です。”ハゼ地帯”はヤシャハゼ2箇所、ヒレナガネジリンボウ3箇所、ヒレネジとネジリンボウの入った穴1箇所を確認しました。今日もハナタツbabyの{ゴミ-1}{ゴミ-2}は健在でした。更に、A/Iさんが{ゴミ-3}を違う場所で見つけたそうです。ハナタツと言えば、今シーズンに入ってから、ず〜っと繁殖行動を観察してきたタツノリが消えてしまいました。3回目の卵を持って、すでに3週間・・・お腹もパンパンに膨らみ、そろそろ早朝観察を始めようと思っていた矢先の出来事でした。ヌマコとペアになっていたタツマも、3度目の卵を持ってから消えてしまいました。一体?どう言う事なのでしょう?捕食されたのか?1シーズン3回まで(♀の卵が無くなるとペアを解消する?)なのか?人為的に移動させられてしまったのか?いずれにしても、観察対象となるペアが居なくなってしまったのは、とても残念です。また何処からかひょっこり現れると嬉しいのですが・・・。荻島チームは、”左の砂地”でニタリと遭遇したそうです。この秋も、再びニタリの当たり年になると良いですね。 (担当 柳場) |
| 2003年08月02日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 21℃〜24℃ |
| 風 向 き | 南南西7m | 透 明 度 | 13m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 31℃:23℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 7:02 | 13:42 |
| 夏がやってきました。しかし、いきなり30度を超す暑さにちょっと戸惑ってしまいます。海は静かで、透視度・水温共に申し分なしです。魚影も濃くて楽しい海でした。”アサヒの根”にいるコウリンハナダイが、だいぶ傷付いています。背鰭はボロボロ、尾鰭も欠けていました。貴重な個体なので再生してくれると良いのですが・・・。その下には、相変わらずツキノワイトヒキベラ♂が数個体、ヤリイトヒキベラ♀等も泳いでいました。”際”は、クレナイ・クジャクにオグロベラとベラフリークには堪らない状況です。昨日お客様に見せて頂いた、ヒメヒラタイザリウオも健在でした。”左の砂地”ではカスザメも確認しました。浅場では、昨日の{ゴミ-3}に引き続き、{ゴミ-4}が見つかったそうです。探せば居るものですね。午後潜った時に、イシガキフグの求愛行動を目撃しました。お腹の大きい♀と思われる個体を一回り大きな個体が一生懸命追い掛けていました。浅場の海藻地帯では、シマウミスズメの♂同士が睨み合っていました。近くにもう1個体居たので、この♀の取り合いと思われます。無意識で見ていると見逃してしまいそうな行動も、視点を変えると色々見えてきます。魚達の間にも様々な駆け引きが有り、楽しいですね。 (担当 柳場) |
| 2003年08月03日(日) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:野田/秋の浜 | 水 温 | 20℃〜23℃ |
| 風 向 き | 南南西6m | 透 明 度 | 15m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 31℃:24℃ | 波 高 | 1,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 7:51 | 14:18 |
| 蒸し暑い一日でした。今日一日で何回 「暑い!!暑い」を連発したでしょうか?しかし、週間予報ではすぐにお天気が崩れて、暫くお日様マークが見当たりませんでした。今年の天気は一体どうなっているのでしょう?かなり変ですね。さて今日は、野田浜andナイト秋の浜・・・。野田浜の”アーチ”の中には、型のいいイサキがビッシリ入っていました。”タカノハハイツ”には、相変わらずテングダイが2個体、そして中層にはメジナの群れに混ざって大きなアオブダイが・・・しかし何時もはイヤでも目に入ってくるハマフエフキの姿が今日は見えませんでした。魚は多かったのですが、何か物足りない野田浜でした。久し振りに、ナイトダイビングをしてきました。”左の砂地”まで行ったのですが、ヒラタエイが5個体位いました。そして海底は2〜3cmのイサキの子供で埋め尽くされていました。(一寸、大袈裟?)日中は中層に固まって群れているのですが、夜は砂地に散らばっているのですね。そして私には、プランクトン等を捕食している様にも見えました。昼間お客様から情報を得ていたベニイザリウオを観察してきました。以前から”オーバーハングのベニ”と呼んでいたペアです。この所、何時もの場所で姿が見えず、消えてしまったと思っていました。あまりにもダイバーの往来が激しいので、嫌になって場所を変えていたのですね。しかも♀のお腹はパンパン・・・しかしまだ産卵孔の膨らみは今ひとつで、♂にも産卵間際のギラギラ感は感じられませんでした。 とは言え、数日中には産卵しそうな雰囲気でした。今日からハナタツbaby”ゴミ兄弟”は、”御美兄弟”と改めました。そしてナイトでも、しっかり”御美-1””御美-2””御美-3”と確認する事ができました。昼間、星野チームはアオウミガメと遭遇したそうです。しかし、この所水中に漂うスーパーの袋が目立ちます。ウミガメはクラゲが大好物でよくクラゲと間違いビニール袋を食べてしまうそうです。そしてビニール袋を食べたウミガメは死んでしまうそうです。皆さんダイビング中にその様な漂うゴミを見つけたら、是非回収しましょうね。宜しくお願いしま〜す。 (担当 柳場) |