過去のログ

HOMEに戻る → 今日の海へ戻る → 2003過去ログmain 前の週を見る 次の週を見る

2003年06月 第 2週( 9日〜15日迄)

 2003年06月 9日(月)
天 候 薄曇 ポイント:秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 北北東5m 透 明 度  8m〜10m
気 温 (最高:最低) 23℃:17℃ 波 高  1,5m
日中の降水確率     10% 流 れ 少々
満潮:干潮(長潮) 12:18 06:41
カリメラ(ギリシャ:こんにちは)今日の秋の浜は水温、透明度共に昨日と同じようなコンディションでした。早めに透明度だけでもがあがってほしいものです。今日は正面の際クレナイイトヒキベラ♂ツキノワイトヒキベラ♂を観察してきました。奴ら、2匹ともにディスプレイ(Uスイミング)を繰り返し♀にアタックしています。鰭を全開にしている姿は一見の価値ありです。写真はとりづらいですけども・・・・最近、ミギマキタカノハダイアカホシカクレエビにクリーニングされているのを良く見かけます。そっとよってミギマキやタカノハダイの体の表面をみるとワレカラみたいな動きをする寄生虫がいっぱいついています。興味ある方は機会があれば是非ご覧になって下さい!!段落ちではツユベラyg(1.5cm)がでたそうです。ゴマフヘビギンポは婚姻色をだしている模様。ヘビギンポの1種(婚姻色)もなかなかシックな色をしていてお勧めです。すぐ色をもどしてしまうところがちょっと腹立たしいけど・・・(担当 荻島)


 2003年06月10日(火)
天 候 晴れ・曇り ポイント:/秋の浜 水 温 21℃
風 向 き 東4m 透 明 度 8m〜10m
気 温 (最高:最低) 23℃:17℃ 波 高 2,0 m
日中の降水確率  50% 流 れ なし
満潮:干潮(若潮) 13:49 07:40
そろそろ梅雨入り間近だな〜と思わせる様な蒸し暑い一日になりました。まー南の島リゾート大島では梅雨とは言わず雨季と呼んでいます。透明度は相変わらずいまいちです。水中の生物の賑やかさは秋の海を思わせる程ですが、透明度は春と言った感じでしょうか。今日は正面の際に行ってきました。目的はもちろんクレナイ・ツキノワの婚姻色です。「昨日と同じじゃん!!」と激しく突っ込んだ方もいらっしゃるかと思いますが、つまりスタッフが毎日でも行きたいと思うほどの代物といいう事です。どうしても♂に目を奪われしまうのですが、今日は♀も観察してきました。お腹の大きな♀がちゃんといます。水深が水深だけに産卵行動はお目にかかれてませんが、十分期待出来るでしょう。そばのクジャクベラももう少しで♂と言った感じです。ゴマフヘビギンポは今日も婚姻色を出していました。写真が撮れたら、今日のお魚ででも紹介します。浅場のハナゴイは実に綺麗です。今日は機嫌が良かったのかライトを当てても隠れることなくゆっくり観察できました。カンムリベラ・ツユベラのチビ達も同じ場所で健在です。段落ちにもアワセイソハゼ属の1種がいたそうです。その他、ビシャモンエビ・キミシグレカクレエビ等の甲殻類やフタイロハナゴイも観察できました。今日のお魚は、尻鰭の黄色いヘビギンポ属の1種です。この魚、大島ではかなり昔から観察されている普通種です。THEヘビギンポよりも小型で、顔には蛍光ブルーのラインが入ります。体側には不連続の横帯が並び、尾柄部には白・黒・白と交互に横線が並びます。今、産卵シーズン真っ盛りのこのヘビギンポ、♂は物凄い色を出しています。体は真っ黒になりますが、尾柄部の白線は2本ともはっきり残ります。顔に出る蛍光ブルーのラインは、両目から吻端を通り、Uの字型にはっきりと出ます。頬にはラインと同じ色の青点が入ります。結構気が強く、大きなヘビギンポの♂に追いやられても、果敢にやり返しています。ヘビギンポの♂に攻撃をしかけている時はライトを当ててもすぐには色が戻らないようです。この魚、そろそろ学名が付くそうです。学名が記載されれば和名の記載にも1歩近づく事になるでしょう。早く和名が付いてくれるのが楽しみです。このヘビギンポ属の1種の婚姻色は画像掲示板にアップしてあります。
(担当 有馬)


 2003年06月11日(水)
天 候 ポイント:秋の浜 水 温 19℃〜22℃
風 向 き 東北東5m 透 明 度 10m〜13m
気 温 (最高:最低) 22℃:18℃ 波 高  2,5m
日中の降水確率  40% 流 れ 少々
満潮:干潮 (中潮) 15:02 08:28
 とうとう関東も梅雨入りしてしまいましたね〜これからジメジメした毎日が続くと思うとずっと海の中に居たい気持ちになりますね。今日はちょっと深場まで正面を散策して来ました。コウリンハナダイ・ナガハナダイ(大小)・マダラハナダイ・フタイロハナゴイ・アサヒハナゴイ等が見られました。オキナワハゼは今日も姿だけは確認する事が出来ました。いつになった写真やビデオが撮れるのでしょう??今年初めてスミツキベラygを確認しました。1,5cm程の個体です。小さいだけあって白点の数も少なく実に可愛いです。段落ちのハナタツ♀の体色がすごく白くなって来ました。1年以上同じ場所に居るのですが、この1年の間に何回も体色を変化させています。ハナタツってこんなにも色が変化するものなのですね。浅場の岩の下では婚姻色を出したタナバタウオの♂がいました。卵を守り始めるのもそろそろでしょう。今日のお魚ゴマフヘビギンポです。昨年、初めて大島で確認されたこのヘビギンポの仲間は、体の後半が綺麗な緑色で第3背鰭には色がつきません。秋の浜だけでなくケイカイ・野田浜でも確認されています。連日この種の婚姻色の事を書いていますが、今日やっと撮影に成功しました。いつもカメラを近づけるだけで婚姻色をけしてしまうのですが、今日はそんな事も無くじっくり撮れました。多分、この種の婚姻色を載せている図鑑は無いのではないでしょうか??今まで見た記憶がありません。体色は真っ黒になります。背鰭側から体側中央まで届く白線が2〜3本あり、腹側には細かい白点がゴマシオ状に複数入ります。あの綺麗なグリーンの体色がここまで変わってしまうとは、ヘビギンポ系の婚姻色にはいつも驚かされます。近くにはお腹の大きな♀がいるのですが、残念な事に産卵は確認出来ていません。産卵を始めれば人が居ようと居まいと関係なくやると思うので、まだもう少し待ちたいと思います。八丈島の方のゴマフは、実は別種の可能性があるらしいという噂を小耳にはさみました。未記載種が多い種類だけにそんな事があっても不思議ではないのですが、じゃ〜大島のはどうなの??と考えてしまいます。一体どこがどう違うのか知りたいものです。そうすれば大島のも検討できるのですが・・・ 誰か詳しく知ってたら教えて下さ〜〜い。このゴマフヘビギンポの婚姻色は画像掲示板にアップしてあります。
(担当 有馬)


 2003年06月12日(木)
天 候 雨のち晴 ポイント:/秋の浜 水 温 20℃〜21℃
風 向 き 西3m 透 明 度 10m〜18m
気 温 (最高:最低) 19℃:25℃ 波 高 2 m
日中の降水確率 20% 流 れ 少々有り
満潮:干潮 (中潮) 16:53 09:14
ファッカア(こんにちは:エスキモー語)本日は朝からシトシトと雨が降り続いていたのですが午後からは陽がさしとてもむし暑い1日になりました。水中はとういうと透明度もだいぶあがりまずまずのコンディションです。今日の目玉はカツオの仲間です。水深20mくらいで水面の方を見上げるとイサキが一斉に動きだしたのが眼にはいりその後方からカツオの仲間(50匹)がブーンと物凄い勢いで泳ぎ去っていきました。けっこう見ごたえがある光景でしたよ〜水深18mくらいにあるトゲトサカをみると脱皮したカニの殻がついていました。何の殻かと思い覗いてみるとナカソネカニダマシでした。なかなか大きい個体ですのでそこそこいい被写体だと思います。その近くでフルーツポンチウミウシ(3cmのかわいいサイズ)が見られました。各種ハナダイ共生ハゼは相変わらず元気です。今年はカシワハナダイがとても多い気がします。段落ちハナゴイygも同じく元気!!今日はとてもご機嫌でした。カンムリベラyが1匹増えたようです。浅場でのお勧めはテンジクダイの仲間の口内保育です。しばらくし観察すれば口の中の卵をひっくり返すところを見れるかも?けっこう面白いですよ〜(担当 荻島)


 2003年06月13日(金)
天 候 ポイント:/秋の浜 水 温 19℃〜21℃
風 向 き 南西6m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 24℃:20℃ 波 高 2,0 m
日中の降水確率 50 % 流 れ あり
満潮:干潮 (大潮) 16:59 09:58
 毎日、毎日よく降るものですね〜梅雨入りして4日目ですがもう梅雨に嫌気がさしてきました。海は大変静かでまさにベタ凪の1日でした。今日は正面の際に行ってきました。マダラ・アサヒ・フタイロ・カシワ・ケラマ等のハナダイ達は相変わらず元気です。深場のベニハゼの1種も2匹健在でした。ベニハゼ系と言えば今オキナワベニハゼがよくペアでいます。大抵1匹はお腹が大きいです。ブチススキベラ・モンツキベラ・スミツキベラのyg達は実に可愛いです。テングダイの子供は少し場所を移動していました。もうすっかり普通のテングダイ模様になってしまいましたが、これもこれで十分可愛いです。尻鰭の黄色いヘビギンポsp・ゴマフヘビギンポは今日も婚姻色をだしていました。しかし、産卵はしていません。潜る度にこの事が気にかかる今日この頃です。今日のお魚ブダイです。大島では普通種でしかもいっぱいいます。漁師の話だとこれでも減った方だと言うのですが、潜ればイヤでも目に入ってきます。和名にはいろいろ諸説があり、歯のむき出しのそのユニークな顔から「醜鯛」と呼ばれるとか、♂が♀に求愛するその姿がまるで踊りを踊っているように見える事から「舞鯛」と呼ばれるとかいろいろです。今幼魚から成魚までいろいろなサイズを見ることが出来ます。確かにお腹の大きな♀と思われる個体も見られます。ブダイが特に美味しい冬場にはその白身を醤油、みりん、青唐辛子に漬けお寿司にして食べます。伊豆諸島ではこの寿司の事をべっこう寿司と呼んでいます。是非、大島に来たら一度御賞味下さい。今日、今にも死にそうなブダイを見ました。体は痩せ細り、目は白濁し実に可哀そうでした。ちなみに寿命は7年位だそうですよ。ブダイ学名をCalotomus japonicusと言い、日本と言う言葉が入っています。図鑑の分布を見たら本当に日本の地域以外が書いてありません。日本の固有種という事になるのでしょう。
(担当 有馬)


 2003年06月14日(土)
天 候 晴れ後雨 ポイント:秋の浜 水 温 17℃〜20℃
風 向 き 南南西7m 透 明 度 13m〜18m
気 温 (最高:最低) 24℃:21℃ 波 高  2,0m 
日中の降水確率  50% 流 れ 無し
満潮:干潮 (大潮) 17:50  10:42
 午前中は青空が出て、一瞬 ラッキー!!と思ったのですが、午後にはドンヨリした何時もの梅雨空に戻ってしまいました。しかし秋の浜は凪で、透明度もまずまずのコンディションでした。今日も”正面の際”ハナダイコースと”右砂地”ハゼ地帯を潜ってきました。すでに常連となったハナダイ達は皆元気でしたが、2DIVE目に潜ったハゼ地帯は全滅でした。水温が一気に3℃も下がると、流石に魚達もビックリするのでしょうね。エントリー口にあるゴロタの上にヒメテグリが沢山集まっていました。毎年シーズンになるとこの岩の上で、産卵が行われます。正面の水深13m付近のケヤリに付いたサワラビガイが産卵をしていました。貝はメチャクチャ地味なのですが、卵はピンク色をしていてとても綺麗です。この所、潜る度に物凄い数のイワシの群れと遭遇します。流れてくる餌を捕食しているのでしょうか?パクパクしながら次から次へと現れる群れは壮観です。お客様情報ですが、際に40cm近いソウシイザリウオが居たそうです。段落ちのハナタツ(タツマ♂)は、お腹がパンパンに膨れています。もうそろそろ今シーズン2回目のハッチアウトを迎えそうです。正面のクマノミが早くも産卵し、卵を守っていました。
(担当 柳場)


 2003年06月15日(
天 候 曇り ポイント:秋の/野田 水 温 19℃〜21℃
風 向 き 南西4m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 26℃:19℃ 波 高  2,0m
日中の降水確率  50% 流 れ 有り
満潮:干潮 (大潮) 18:38   11:28 
 この時期としては、時折薄日の差す恵まれた週末となり、海の方も凪いで、まずまずのコンディションでした。今日は秋の浜”右トサカ林入り口”と野田浜を潜ってきました。トサカ林の入り口付近に群れるネンブツダイが一見すると大きな群れなのですが、良く見るとそれぞれがしっかりペアになっていました。♀と思われる方はお腹が大きく、♂は体を擦り付けるようにしたり♀のお腹を突っつく様な仕草をして産卵を促していました。砂地に点在するゴロタは、周辺が綺麗に掘られ殆ど全てにマツバスズメダイが産卵しています。岩肌に産み付けられた卵に胸鰭を使い一生懸命新鮮な海水を送る親の姿には、感心してしまいます。水深17m付近に有るイソギンチャクには、アカホシカクレエビの赤ちゃんが沢山付いています。野田浜には久しぶりにサラサゴンベが登場しました。”タカノハハイツ”に居るテングダイの片方のお腹がパンパンになっていました。総排泄孔(産卵孔)が大きく膨らんでいたのですが、産卵間近なのでしょうか?そう言えば、アーチの中のアカハタのお腹もはちきれんばかりに膨らんでいました。この時期色々な種類が皆繁殖に励んでいるのですね。魚を見る時、遂々お腹にばかり眼がいってしまう今日この頃です。
追:昨日のセミナイトでは、アカオビコテグリの♂1個体に対し♀4〜5匹がグループになり、数回放精放卵が観察されたそうです。かなり卵の量が多いとの事で、写真を撮るにはチャンスかも知れませんね。(滞空時間が長く、卵も写り易い)
(担当 柳場)