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2003年05月 第 5週(26日〜6月1日迄)
| 2003年05月26日(月) | ||||
| 天 候 | 曇り・雨 | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 21℃ |
| 風 向 き | 北東4m | 透 明 度 | 5m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 20℃:16℃ | 波 高 | 3,0 m | |
| 日中の降水確率 | 30 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(若潮) | 14:26 | 08:20 |
| 昨日からの荒れた状態が今日も続いています。時折、梯子の上まで波が掛かるほどでした。浅場は海藻が舞い上がり濁っていましたが水自体は良く、少し降りるとなかなかなよい透明度でした。今日は正面から左の砂地に行ってきました。アカホシカクレエビはもう卵を持っていました。今はまだ1匹だけでいましたが、今後多分どこからか♂がやって来るのではないかと思います。砂地では、テンスモドキのygを見ました。砂に潜るわけではないのですがチョコチョコと逃げ回ります。際にはハナダイが多く、マダラ・カシワ・ケラマ・サクラダイ・アサヒ等のygが見られたそうです。テングダイygも同じ場所にいたそうです。ミミイカの卵がかなり育って来ています。卵の中の子イカは眼もはっきり確認する事が出来、体もだんだん茶色になってきました。ハッチアウトも間近でしょうか。今日のお魚はシャープアイ・ピグミーゴビーです。一昨日セルフのお客さんによって発見された、このベニハゼ属の1種はシャープアイ・ドワーフゴビーとも呼ばれます。和名はもちろん無く、日本では沖縄諸島や伊豆半島の土肥等で確認されています。嘘か本当か大島にも前々からいるという噂は聞いた事があります。今回の確認で確信が持てました。眼の上縁にあるまるでピンクフラッシャーの様なアイシャドウ、吻部と眼下にある白線等、まさにシャープアイ以外の何者でもありません。大きさは1,5〜2cm想像していたより小さくびっくりしました。それにしてもこんな小さい魚良く見つけたものですね〜いつもセルフダイバーの魚発見眼には驚かされます。大島には今までにも様々なベニハゼの仲間が出ています。すごく綺麗で可愛い奴ばかりです。この種も研究の進まない種類の1つであるため、当分和名が付くこと無いかもしれません。今回みたいに英名だけでもあればいいのですが・・・ とにかくもう少し大きくなるまで居てくれるといいですね〜 シャープアイの画像は掲示板にアップしてあります。 (担当 有馬) |
| 2003年05月27日(火) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 20℃〜21℃ |
| 風 向 き | 東2m | 透 明 度 | 10m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 21℃:16℃ | 波 高 | 2.5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 15:18 | 08:58 |
| 北東の風が吹いて3日目です。今日も大きなうねりの中、水は白く濁っています。真沖の30mではアサヒハナゴイの幼魚(2cm)が先週末から見られます。これでアサヒハナゴイの幼魚は3個体です。周りにはナガハナダイの3cmサイズも数個体見られ、マダラハナダイもまだ元気です。カシワハナダイは立派で8cmはあります。20m台ではケラマハナダイの2cmサイズも見られています。お客さんの見つけたオキナワハゼも2個体、見ることは出来るのですが、なかなか撮影には応じてくれません。浅場のシュンカンハゼは気持ちよく応じてくれるのですが・・・。共生ハゼも最近は元気です。ヤシャハゼが2ペア・ネジリンボウ・ヒレナガネジリンボウも数個体いるようですし、キラキラハゼの近似種も多いようです。ホタテツノハゼも見つけてから1ヶ月以上たちました。随分ダイバーにも慣れてきたようです。野田浜では随分見られるテンジクダイの口内保育も秋の浜で見られるようになりました。コスジイシモチ・ネンブツダイもみんなペアになり、オオスジイシモチも口内保育を始めています。甲殻類では2cmに届きそうなアナモリチュウコシオリエビ(ロボコン)がペア(?)でいて、撮影に最適です。 担当 星野 |
| 2003年05月28日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 21℃ |
| 風 向 き | 北西3m | 透 明 度 | 10m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:16℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 10 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 16:01 | 09:32 |
| 台風の余波なのか大きな周期のうねりが入っていました。浅場海藻が舞い、サージもきつかったです。今日は左の砂地と正面に行ってきました。水玉イロイザリウオはますます黄色が強くなり、このままだとすぐに黄色いイロイザリウオと呼ばれそうです。その他、クロユリハゼ属の1種・テンスモドキyg・ヒレナガネジリンボウ等が見られました。シャープアイも同じ場所に付いていました。イソコンペイトウガニ・ゼブラガニ・ビシャモンエビ・アナモリチュウコシオリエビ等の甲殻類もまだまだ沢山います。最近マツバスズメダイがあっちこっちで巣作りを初めています。結構気が強い魚なので他の魚を追い払ってしまう事もあるくらいです。ガイドで使う魚を追い払われた事も何度もあります。しかし、昼間からバンバン産卵してくれるので、観察するには最高です。これからが楽しみです。浅場にはハナキンチャクフグyg・ヒメテグリyg等が見られました。今日のお魚はCanary moray (カナリーモレイ)です。この和名のないウツボは学名をGymnthorax bacalladoi と言い他にBacallado’s moray(英名)とも呼ばれています。すごく地味な魚で体は濃い茶色、特徴と言えば眼の周りにまる殴られた様な黒い縁取りが入ります。一見、眼が真っ白に見えるのでサビウツボのyg?と思うかも知れません。このウツボ主に大西洋、カナリヤ諸島に生息する魚で、日本では沖縄諸島・伊豆半島でも確認されています。大島では大きくても30cm位までのサイズしか見た事がありませんが、図鑑によると45cm以上にはなるそうです。成魚では眼の周りの黒色斑が後ろに伸びてくるようです。実に成魚が見てみたいものです。似ていると言えばサビウツボ以上にタカマユウツボに良く似ていて、区別は見慣れないとかなり難しいです。外見での区別は眼と眼の間にある後鼻孔と呼ばれる穴のすぐ後ろの感覚器官の色で付きます。白ければタカマユ、黒ならばカナリーモレイとなるようです。こんな地味な魚でもよくよく調べてみると新しい発見があるものです。このウツボの画像は掲示板にアップしてあります。 (担当 有馬) |
| 2003年05月29日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 21℃ |
| 風 向 き | 南西4m | 透 明 度 | 10m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:16℃ | 波 高 | 2m | |
| 日中の降水確率 | 10% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 16:39 | 10:04 |
| 風も南西に変わり穏やかな海でした。多少うねりは残っていましたが、ほとんど静かになりました。それにしても週末の台風が心配ですね。浅場ではヘビギンポの産卵が続いています。雄は真っ黒な婚姻色となり、とても目に付きます。産卵している側ではメシバウバウオがわりと見られます。この魚はヘビギンポの卵を食べるらしく、産卵しているヘビギンポから決して離れようとしません。今日は雌のお腹の下に潜り込んだり乗ったりして卵を食べる様子が見られました。しかしヘビギンポの方は気にしていないのか無視して産卵を続けています。あまり出会う機会も少ないので、少し注意して見てみるのも良いでしょう。正面の深場ではツキノワイトヒキベラが立派なオスになりました。中心の黄色も凄く目立って尾鰭も真っ黒でまさしくツキノワな形です。周りには立派なメスと少しはなれたところに若魚たちが数個体集まっています。クジャクベラも5cmサイズのものが多くなりました。スタッフ情報ではフタイロハナゴイが見つかったそうです。まだ小さい個体だそうです。これでマダラハナダイ・アサヒハナゴイ・ナガハナダイ・ケラマハナダイとまた幼魚たちが増えました。 担当 星野 |
| 2003年05月30日(金) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 20℃〜21℃ |
| 風 向 き | 南南東4m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:19℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 40 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 17:15 | 10:36 |
| 台風がどんどん近づいて来てますが、今の所影響は出ていません。明日以降がとても心配です・・・ 週末だというのに残念です。今日は正面に行ってきました。目的はコウリンハナダイ!!気合入れて見に行ったのですが惜しくも不発に終わってしまいました。大沼さんの話では昨日も夕方が姿見られなかったそうです。周りのキンギョ達は出ているのに・・・がっかり! ヤシャハゼ・モンナシキラキラハゼ(仮称)・ホタテツノハゼ等のハゼは出ていました。ジョーフィッシュの近くに大きなネコザメがいました。産卵の為にうろうろしていたのでしょうか?お腹が大きく見えました。カンムリベラyg・ヒメテグリ・シコクスズメダイ等の死滅ももう流れて来ています。今年は実に早いですね。今日のお魚はイトヒキベラです。大島で一番多くいるイトヒキベラで、水深3mからかなり深場まで生息しています。♂の腹鰭の第1軟条は糸状に伸び名前の由来になっています。この時期♂はとても綺麗な婚姻色を出します。ライトを当てないで見ると、その体は青く光って見えるます。ライトを当てると背中側の赤で出てしまうので、僕としてはライトを当てずに楽しんで欲しいです。今日、そんなイトヒキベラ達が産卵をしていました。♂は他の♂を追い払い、その隙に♀に求愛をします。その気のない♀はプイッと逃げて行ってしまいますが、気が合えば、2匹で水底から2〜3m程上がり放精放卵をします。2匹が離れた後には白いモヤモヤが見えます。今日はそんなに広くない範囲で結構な数のイトヒキベラが集まって産卵していました。♂は自分のテリトリーを持つと思うのですが、今日見た限りではそんなの関係なさそうでした。少し流れていたのが関係しているかもしれませんが。今度じっくり観察しに行きたいと思います。 (担当 有馬) |
| 2003年05月31日(土) | ||||
| 天 候 | 嵐 | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃〜21℃ |
| 風 向 き | 南風9m | 透 明 度 | 8m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 22℃:19℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 80% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 17:50 | 11:08 |
| 午前中、台風の影響はさほどありませんでしたが、左の梯子の周りは流れ込んだ土砂で茶色くなっていました。昼過ぎからは大きなうねりが入ってきました。今日は正面に行ってきました。際では、テングダイyg・シャープアイ等が見られ、もちろんカシワ・フタイロ・アサヒ・サクラダイ・ケラマ・ナガハナダイ等ハナダイ街道の住人達も元気でした。ハナダイ達も綺麗でいいのですが、ベラリストの僕としてはやはりツキノワイトヒキベラ♂・クレナイイトヒキベラ♂・ムスメべラyg・コガネキュウセンyg・キツネベラ中成魚・クジャクベラ♀・オグロベラ♂等のベラ達を楽しんで欲しいです。ツキノワなんて♀に向かってディスプレイしていました。その他ヒメヒラタイザリウオ・ヤシャハゼ・キラキラハゼ近似種(久米タイプ)等が見られました。今日のお魚はコウリンハナダイです。このハナダイ何を隠そうこの大島で発見され和名が付いた魚なのです。体の色は黄色味の強いオレンジ色で、キンギョハナダイと比べるとかなり黄色く見えます。特徴は頭部に入る赤紫の環状線で、これが和名の光輪の由来です。昨年に続いて連続の出現で、今回のものは昨年の個体に比べると大変小さく、まだ3cm位です。水深は多少深めなので、誰にでもお見せできるといった物ではありませんが、機会があったら皆さんも見に来て下さい。昨日夕方に行って失敗したので、今日は午前中に行ったのですが、ライトを当てたらすぐに隠れてしまいました。水中が暗かったせいかもしれませんが、もしかしたら小さい頃は明るさに敏感なのかもしれませんね。とにかくハナダイ好きにはたまらない1品だと思いますよ〜〜 (担当 有馬) |
| 2003年06月01日(日) | ||||
| 天 候 | 曇り | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 20℃〜21℃ |
| 風 向 き | 南南西5m | 透 明 度 | 8m〜13m | |
| 気 温 (最高:最低) | 24℃:19℃ | 波 高 | 3m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮 (大潮) | 18:25 | 11:40 |
| 西側にはまだ大きなゆったりしたウネリが入ってきますが、秋の浜はだいぶ治まってきました。しかし雨水の影響でしょうか?全体的に白濁りしています。今日は”右の砂地”から”正面”を上がってきました。右砂地では共生ハゼがやけに目に付きました。ヒレネジは4箇所、ネジリン2箇所、ヤシャハゼ2箇所、カワリオニハゼやオニハゼは至る所・・・・本当にハゼ天国と言った感じです。際では、キンギョハナダイの♂が婚姻色を出して、一生懸命♀を追いかけていました。近くでは同じくバリバリの婚姻色が出たツキノワが、あの独特のベラ泳ぎで♀の間を忙しなく行き来していました。クジャクベラも6cm程に成長した個体が居て、♂への性転換も期待できそうな雰囲気です。ガレ場地帯では、マツバスズメダイが巣作りを始めました。浅場の岩壁では、ミヤケスズメダイがすでに産卵していました。お腹が大きなイソカサゴもあちらこちらで目立っています。産卵から10日ばかり経ち、タツマ(ハナタツ)のお腹も大分目立ってきました。水温が高いので、卵の成長も早いかも知れませんね。 (担当 柳場) |