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2003年04月 第 4週(21日〜27日迄)
| 2003年04月21日(月) | ||||
| 天 候 | 雨後晴れ | ポイント:/ | 水 温 | ℃〜℃ |
| 風 向 き | 南南西3m | 透 明 度 | m〜m | |
| 気 温 (最高:最低) | 20℃:13℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | ||
| 満潮:干潮(中潮) | 06:44 | 13:59 |
| 今日はとても珍しい日です。海が荒れてる訳でもないのに、だ〜れも潜らなかった日・・・・・。必ず誰かしら潜っているグローバルとしては、本当に珍しい一日でした。その訳は?”倉庫整理”・・・連休を控えて、グチャグチャ状態の倉庫の中をみんなで片付けたのでした。しかし、倉庫から出されデッキに並べられた器材の山は、もの凄い量でした。たまたまその光景に出くわした”島の置き薬屋さん”は、足の踏み場も無いその状態に、只々唖然!としておりました。特に凄いのはウエットスーツの山・・・・・種類別にレンタルスーツ・6,5mm・ドライにウェットと置かれた山は圧巻でした。殆どに名前が書かれているのですが、中には持ち主も判らずくたびれ果てた物もあり、処理にスタッフが悩んでおりました。そんな訳で今日は誰も海に行かず、一日が終わってしまいました。(何時も海情報を楽しみにしている皆さん、ごめんなさい。) さて明日は、”大島ダイビング協議会”が主体となったアオリイカの漁礁入れです。秋の浜の数箇所に木の枝を沈めます。昨年は殆ど産卵が行われなかったのですが、今年はどうでしょう?アオリイカの群れはかなり見掛けるので期待しているのですが・・・。明後日は、やはり協議会に参加しているサービスのスタッフが集まって、ボートダイビングの下見が行われます。昨年から協議会会長が積極的に交渉に当たり、大島でも各漁協がボートダイビングにかなり興味を持つようになりました。と言う訳で、ボートダイビングの下見(ポイントリサーチ)が実施される事となったのです。島周りには面白いポイントが沢山有ります。しかし、以前は潜れたのですが、ここ十年以上クローズされていました。それらのポイントが又開放されれば、今までとはちょっと違った大島の魅力を皆さんにご紹介できると思います。まずは明後日の報告を楽しみにして頂きたいのですが、一つ気掛かりは・・・南西が強く吹く予報なので船が出るかどうか?折角の機会ですので、実施されると良いのですが・・・。 (担当 柳場) |
| 2003年04月22日(火) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15℃〜16℃ |
| 風 向 き | 東南東6m | 透 明 度 | 10m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16℃:9℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 10 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮(中潮) | 07:12 | 14:50 |
| 予定通り今日はアオリイカの産卵床を入れに行きました。合計7ヶ所に枝をいれました。本当にここ数年産卵に集まるアオリイカの群れを見ていません。ダイバーが寄っても逃げず、懸命に十数ペアのアオリイカが卵を産む、またこんな迫力のあるシーンが見たいものです。今年こそ産みに来てくれれば嬉しいです。その作業の後、情報収集に潜ってきました。水深35m位までは透明度が10m位しかなくドヨ〜ンとした海でしたが、それより下ではスコ〜ンと抜け20m以上の透明度でした。正面ではキラキラハゼの近似種(久米タイプ)が結構見られます。その他ハナショウジョウウミウシがいました。正面の24mでアカオビコテグリの♀を久しぶりに見ました。久しぶりと言えばアカハラヤッコがいました。この時期には非常に珍しいです。段落ちには小さいベニイザリウオが2匹・ハナタツのペアも健在でした。今日のお魚はコケギンポ属の1種(赤)です。先週大島には3種のコケギンポの未記載種がいると書きましたがその内の1種です。前々からいる黄色のコケギンポは伊豆などでも見られ、雑誌にも何度か出ています。特徴としては背鰭に目立った斑紋がなく、眼上皮弁もまばらで、頭頂皮弁はありません。特徴から言えば黄色いコケギンポによく似ています。個人的にはこの種の色彩変異なのではないかと思っています。はっきりと同種だとは言えないので今回は別種としてお話します。とにかく体色が派手で、赤に白の斑点がまばらに入ります。ここまでド派手な柄は今まで見た事がありません。カメラを近づけても引っ込まないので被写体としても最適です。黄色いコケギンポのすぐそばいるので2匹同時に楽しむこともできます。とにかく謎だらけの魚で、分かっているのはコケギンポの仲間であると言う事だけです。最近、名前が分からない魚や見覚えの無い魚を調べると「〜〜属の1種」という結論に達する事がよくあります。出現魚種1000匹を目指す僕としてはそれでもかまわないのですが、そればかり続くのも・・・と言う気分になります。しかし、このコケギンポの目だけキョロキョロ動かすその可愛らしい表情を見ていると名前の魚かなんてどうでもいいかな〜とも思ってきます。とにかく一見の価値ありの魚です!!皆さん是非、見に来て下さい (担当 有馬) |
| 2003年04月23日(水) | ||||
| 天 候 | 曇り/雨 | ポイント:/トウシキ沖 カキハラ沖 |
水 温 | 16℃ |
| 風 向 き | 南南西8m | 透 明 度 | 10m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16℃:11℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 30 % | 流 れ | 少し有り | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 07:44 | 16:04 |
| 今日は、予定通りボートダイビングの下見に行ってきました。ポイントは島の南部にあるビーチポイント「カキハラ」・「トウシキ」の沖です。通常あまりうちは使わないポイントだけに潜った事のない方も多いと思います。南部に位置するだけあった秋の浜より少し水温は高く感じました。「トウシキ沖」では根に沿って流していくとタカベの群れに会いました。壁の隙間にはマツカサウオが多く王の浜を思わせます。大きなハナキンチャクフグ成魚などにも会いました。よく見るとアカボシウミウシなどの小さなウミウシ等も居ました。「カキハラ沖」では時期が少し遅かったせいかサメ穴にドチザメの姿はありませんでした。そのかわり大きなネコザメが2匹穴に入っていました。穴の入り口は大量のミナミハタンポ・ツマグロハタンポに埋め尽くされ、そのものすごく密度の高いハタンポのせいで穴の奥まで見えない程でした。ここにはハタタテダイの成魚がいました。たまにケイカイなどでも出ますがやはり成魚は珍しいです。アオブダイなども数匹見られました。透明度が良くなかったのと時期的に魚が少なかった事もありましたがそれでも充分楽しめました。これから大島のボートダイビングがもっともっと盛り上がっていくと嬉しいです。ちょっと船酔いなんてしてしまった自分が情けなかったですが・・・・ 今日のお魚はアカハタです。アカハタは大島には数多く生息し、生息水深も10m以浅から40m以深までとかなり幅広い物です。つまり大島にならどこに潜っても見られる魚です。それ故にあまり気にしてじっくり観察をする事が少ないとも言えます。夏頃、お腹の大きな♀を見かけるので繁殖はその頃ではないか?と思っています。色彩変異も多彩で白っぽいものから赤が濃いものまでと様々です。水温の低い時には岩影でじっとしていますが、水温が上がってくると泳ぎ回ります。今日のボートポイントでは物凄く沢山のアカハタを見ました。1ダイブでこんなに見たのは初めてではないかと思うほどです。秋の浜ではまだ泳ぎまわっているアカハタはあまり見ません。やはり少しの水温の差も魚は感じとる事が出来るのですね。大島では「アカゲ」と呼ばれ煮付けで食べると美味しいそうです。今度機会があったら是非、食してみたいものです。 (担当 有馬) |
| 2003年04月24日(木) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15℃〜16℃ |
| 風 向 き | 南7m | 透 明 度 | 10m〜15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 19℃:14℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 50 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 08:36 | 17:49 |
| シンチャオ(こんにちは:ベトナム)今日は小雨が降り続くちょっと憂鬱な1日でした。南の風が吹いていたのですが何故か秋の浜にも周期の長いうねりがはいってきています。それほど大きいうねりではないのでご安心ください。今日は久々にアサヒの根のマダラハナダイを見にいってきました。まだ同じ場所で頑張ってくれているのですが以前よりシャイになったような気がします。深いほうへ旅立っていかないことを祈るばかりです。その近くで珍しい光景に出会いました。アサヒの根の上でなにかひょろ長いものがホバーリングしているので近寄って確認してみると・・・・なんとイタチウオでした。イタチウオは通常、岩穴や隙間に隠れているはずなのですが(もちろんナイト除く)・・・・初めて見る光景だったのでちょっと興奮してしまいました。なんのための行動だったのでしょうか?右方面ではネコザメの卵(ベビー入り)、ウミシダヤドリエビ、ミズヒキガニ、オオエラキヌハダウミウシなどがみられました。浅場ではアカイソハゼが6匹まとまっていました。そのうちの2匹が♂だったのですが背鰭を思いっきりたてメチャクチャ綺麗な色をだしていました。本当にキレイですよ〜かなりお勧めです!!(担当 荻島) |
| 2003年04月25日(金) | ||||
| 天 候 | 雨 | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 16℃ |
| 風 向 き | 北北東3m | 透 明 度 | 10m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 17℃:10℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 20 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 11:39 | 07:31 |
| 今日も雨模様の一日になりました。山には霧がかかり暗い天気でした。陸がこう暗いと当然海の中も暗くなってしまいます。今日は2本とも正面を周ってきました。深場にはキラキラハゼ近似種(久米タイプ)が見られます。その他クレナイ・ツキノワ・ヤリ等のイトヒキベラ達、シンイボテガニ・フタミゾテッポウエビ?・ナカザワイソバナガニ・ウミカラマツエビ等が見られました。昨日見つけた新しいハナタツは今日も同じ場所についていました。皮弁が1本長く伸びなかなかかっこいいですよ。今日はヘビギンポ系をよく見ました。ゴマフ・ミヤケ(婚姻色)・アヤ・尻鰭の黄色い未記載種など等です。と言う訳で今日のお魚はニセヘビギンポです。私は今日初めてこの魚を大島で確認しました。過去にコクテンニセヘビギンポというよく似た種類が梯子の下で出たことがあります。しかし、今回の魚をデジカメ画像を元に検索図鑑で調べると第1背鰭の形状、体に入る白線の入り方等がニセヘビギンポによく似ています。コクテンとの外見的な違いは眼上皮弁で、コクテンの場合皮弁が数本に分かれます。(過去に出た時もここで見分けました)しかし、この魚の皮弁は分枝していません。以上の事から僕個人としてはこの魚をニセヘビギンポである!!と確信しました。(アヤヘビギンポの事もそうですが、100%合って当たっているか?と言われれば自信は無いですが・・・)もし、違っているようならまたこのコーナーで訂正したいと思います。それにしても最近のデジカメの性能にはびっくりします。画面をアップにしていけば眼上皮弁の形状まで分かってしまうのですから、今や誰もが手軽にデジカメを水中に持ち込む事が出来るようになりました。この流れはこれからまだまだ発展して行くと思われます。そうすればもっともっと大島で新しい魚が発見されるかもしれませんね。皆さん面白い生物をデジカメに収めたら是非、僕に見せてくださいね〜 (担当 有馬) |
| 2003年04月26日(土) | ||||
| 天 候 | 曇り後晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃〜16℃ |
| 風 向 き | 南西9m | 透 明 度 | 15m〜16m | |
| 気 温 (最高:最低) | 23℃:14℃ | 波 高 | 3,0m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | 少々 | |
| 満潮:干潮 (長潮) | 13:56 | 08:26 |
| 西側の海が大荒れの為に殆どのダイバーが秋の浜に集合という感じで、午前中には駐車場も満杯になってしまいました。しかし、海の方は波も無くとても良い状態でした。透明度はまずまずなので、水温がもう少し高ければ言う事無しなのですが・・・欲張りすぎでしょうか?さて今日は”右トサカ林入り口”と”正面際”の2DIVEしてきました。右のクダゴンベの近くでは、トサヤッコがゴロタの周辺を出たり入ったりしていました。流石にこの時期はカラフルな魚達が減っているので、この手の魚は遠くからでもよく目立ちます。正面のジョーフィッシュの近くには、今もモンハナシャコが居ます。半年以上前から同じ場所で観察されているのですが、南方系のシャコなのでこの時期まで生き残っているのはかなり珍しいと思います。珍しいと言えば、正面のウミトサカにスケロクウミタケハゼが居ます。大島では個体数が多く、シーズン中は特に珍しい種では無いのですが、普通は産卵時期が終わると徐々に姿を消してしまいます。今まで私は一年物(1年周期で世代が変わる)だと思っていたのですが、違うのでしょうか?しかし、他のウミトサカでは例年通り、1匹も確認されていません。このウミトサカの近くでは、ヒメヒラタイザリウオも確認されました。昨年は、かなりの数が(と言っても、5〜6個体ですが・・・)出現し、お腹が大きな個体も目撃されました。しかし、これも南方系の魚で大島へは季節来遊魚として出現するのだと思うのですが、今年の冬は今日の個体以外にも何回かお客さんに拠って目撃されています。見つけにくい魚なので今まで気付かずにいて、実は大島でも通年棲息しているのか?はたまた今年の冬はたまたま越冬しただけなのか?実に謎の多い魚です。 (担当 柳場) |
| 2003年04月27日(日) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 15℃〜16℃ |
| 風 向 き | 北東6m | 透 明 度 | 15m〜18m | |
| 気 温 (最高:最低) | 19℃:14℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | ||
| 満潮:干潮 (若潮) | 14:54 | 09:02 |
| 良いお天気に恵まれ、北東の風が吹いていた割には暖かな一日でした。秋の浜も予想外に静でとてもいい海でした。今日は正面の際にマダラハナダイのチビとアサヒハナゴイのbabyを見に行ってきました。マダラは出始めの頃と比べると、かなりシャイになっています。ライトを当てても完全に亀裂に潜り込む事は無いのですが、常に逃げの体勢で亀裂の縁にいます。まぁ、あまり警戒心が無いのも食べられてしまうのでは・・・と心配なので、少し控えめの方がいいのですが写真は撮りづらそうでした。マダラから少し上がった所にアサヒのbabyも居るのですが、こちらもゴロタの縁にいてなかなかシャイな奴でした。そしてこのアサヒをお客様が撮っている時、フト!横を見ると「エエエエェェ〜〜???」何と!其処にテングダイのチビが・・・・・。この時期秋の浜の右では、手の平サイズはかなりの数が観察されています。しかし、多少鰭は長く幼魚の面影はあるものの、すでに成魚と同じ柄になっています。図鑑では、幼魚は石垣模様から縞模様、そして黒い帯へとステージ毎に体色が変化していくようなのですが、今まで幼魚の柄は見た事が有りませんでした。色々な情報に拠ると、どうやらテングダイの幼魚はかなり深い所に棲息するらしいのです。以前から憧れは有りましたが、まさか実際に見られるとは思ってもいませんでした。ところが今、目の前に居るのです。思わず私は「オオオオオオォォ〜!」と、雄たけびを上げてしまいました。勿論、アサヒハナゴイの存在など消し飛んでしまい、すぐにお客様に写真を撮ってもらい、私もとんぼ返りでビデオを片手に潜り直したのは言うまでもありません。興味のある方は、トピックスに画像をアップしましたので、是非見てくださいね。今日はこの他に久々にマトダイの幼魚(10円玉サイズ)も出現したそうです。これもグローバルでは、5〜6年振りの確認です。 (担当 柳場) |