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2003年04月 第 1週(3月31日日〜 6日迄)

 2003年03月31日(月)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 14℃〜15℃
風 向 き 南西7m 透 明 度  8m〜10m
気 温 (最高:最低) 18℃:12℃ 波 高  2,5m
日中の降水確率     10% 流 れ 無し
満潮:干潮(大潮) 16:25 10:33
 爽やかな青空が広がり、とても気持ちのいい一日でした。ソメイヨシノも満開を迎え、陸上は春真っ盛りと言う感じです。しかし、海の中は・・・恐れていた春濁りに突入してしまいました。細かなプヨプヨが漂い、透視度は10mを切ってしまいました。おまけに水温も低く、エントリーした途端にブルッブルッ!!と身震いしてしまう程です。(でも14℃は切ってないのですが・・・)今まで頑張ってきた南方系の魚達も、これからが正念場ですね。何個体か残っているミツボシクロスズメも、イソギンチャクの触手の間で縮こまっていました。右の砂地−23mにとても立派な皮弁を持ったタツノイトコが居るのですが、今日はペアになっていました。あと一月ほどで繁殖シーズンに入るのですが、今年は是非産卵やハッチを見てみたいものです。昨日2個体しか確認できなかった浅場のミミイカは計5個体居る事が判りました。梯子の近くで観察していたアヤヘビギンポも、2個体になっていました。一時期消えたと噂されていた水玉イロイザリが復活しました。浅場のオレンジイロイザリも健在です。しかし、彼らにもこの水温は、厳しいでしょうね。早く暖かい潮が戻る事を願いましょう。
追、午前中潜った時に、1DIVE中ず〜〜〜〜っとイルカの鳴き声が聞こえていました。「キュィ〜ンキュィ〜ン」と、ちょっと物悲しい声だったのですが、はぐれイルカなのでしょうか?是非水中で遭遇してみたいものですね。
(担当 柳場)


 2003年04月01日(火)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 14℃〜15℃
風 向 き 東6m 透 明 度 3m
気 温 (最高:最低) 17℃:10℃ 波 高 2,0 m
日中の降水確率 10 % 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 16:57 11:02
 今日は最高のダイビングになりました。透明度の悪い中進んでいると突然ハンマーヘッドの大群が!! 喜んでいるその側をよく見ると20匹のマンボウがいます。興奮が冷めぬまま浅場に戻ってくると目の前にヒラヒラとした謎の物体が!?リュウグウノツカイのygです。実に綺麗で不思議な魚でした。本当にこんな事が1ダイブで起きていいのか?とまだ信じられないくらいです。
 ここまで読んで「おおっっ!!」と思ってしまった方ごめんなさい・・・ ちょっと嘘ついてしまいました。なんせ今日は4月1日ですから・・・・是非、御勘弁を!! 気を取り直して本当のログです。とにかく透明度が悪くなってしまいました。その悪さといったら今年1番です。これがいつまで続くのかと思うと本当憂鬱です。正面でちょっと変わったウミウシを見ました。過去に1度会った事があるのですが、Chromodoris collingwoodeiと言うウミウシです。なかなか綺麗です。ー25の岩の下ではオグロベラがペアでいます。♂は実に綺麗でこのまま頑張って欲しいものです。正面の際ではアサヒハナゴイygがでていたそうです。にあるヤリイカの卵はもう目が見え始め、赤い可愛い目が房の中に沢山見えています。昨日2匹と書いたアヤヘビギンポはなんと4匹でした。今日は残念な事に2匹しか見つかりませんでしたが、大小違うサイズがいます。ペアなのでしょうか?今日のお魚タツノイトコです。タツノイトコはタツノオトシゴ属と他のヨウジウオ科の魚との丁度中間に位置する種類です。育児嚢を持ち尾鰭が無く海藻などに巻きつくことが出来ます。しかし、タツノオトシゴ属程首が曲がっていません。昨日もお伝えしまいしたが右の砂地にいるペアが今日も同じ海藻に寄り添っていまそいた。♀と思われる方のお腹はもうかなり大きく産卵も近いのではないかと思えるほどです。今日♂(と思う)方の顔をよく見ていたら鰓蓋の近くに小さな貝が着いていました。その貝はイトコが動いても落ちることなくまるで寄生しているようでした。明日も着いているか楽しみです。御存知の方も多いと思いますが、タツノイトコ属には他にタツノハトコという種類もいます。背鰭基底の体輪の形状が少し違うようです。それにしてもイトコにハトコとはなんか笑ってしまいますね。
(担当 有馬)


 2003年04月02日(水)
天 候 ポイント:/秋の浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 北東7m 透 明 度 5m〜7m
気 温 (最高:最低) 11℃:10℃ 波 高  2.5m
日中の降水確率 70 % 流 れ やや有り
満潮:干潮 (大潮) 17:29 11:31
昨日とはうってかわり霧雨がずっと降り続く憂うつな1日でした。おまけに北風が吹き秋の浜にそこそこのうねりがはいってきました。明日まで北東の風が吹着続けるみたいなので明日の秋の浜はさらに荒れそうです。水温が若干あがり透明度も昨日に比べれば少々よくなってきました。それでも海の中は相変わらずくらいのですが・・・正面の際にいってきたのですがヤリイトヒキベラygはまだ同じ場所で頑張っています。最近はダイバーに慣れてきたせいか隠れてもすぐにでてきてくれます。1本ムチヤギにはミズヒキガニが1匹がついているそうです。これからふえてくれるといいのですが。オーバーハングの近くでボウズコウイカのペアーがいました。観察しているとオスはしきり第1腕を高く掲げ威嚇してきます。メスはしきりに岩のくぼみをまわり餌をさがしています。やっといい獲物が見つかったのかサラサエビを捕食することに成功していました。岩にくぼみをうろちょろしているボウズコウイカを観察すると捕食シーンに出会えることができるかも。もし出会えたら餌を食べてる姿を眺めるのも楽しいですよ〜。梯子の近くのヒメウバウオもかわいくてお勧めです。(担当 荻島) 


 2003年04月03日(木)
天 候 晴れ ポイント:/野田浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 北東10m 透 明 度 7m〜10m
気 温 (最高:最低) 12℃:9℃ 波 高 4,0 m
日中の降水確率 20 % 流 れ なし
満潮:干潮 (大潮) 18:02 11:59
 昨晩から吹き続いている北東のせいで秋の浜は大荒れになりました。と言うわけで今日は野田浜に潜ってきました。多少白く濁り、サージで海藻が舞い上がっていました。15℃だというのにハマフエフキが泳ぎ回っていました。左の溜まりにはベニイザリウオがいます。ヤリイカの卵も大分大きくなり中には赤い目が見えていました。アーチの中にはミレニアムマツカサウミウシ・コガネマツカサウミウシ・バライロマツカサウミウシが見られました。いつもの穴に大きなアオブダイが入っていました。1m近くはありそうな大きさです。水温が下がってくるといつもこの穴に入ってきます。同じ個体なのでしょうか?結構奥の深そうな穴なので中の水温は、多分外より温かいのでしょうね。今日のお魚ミヤケテグリです。大島では結構浅い水深帯で見られ、深くても15m程までしょうか?壁の亀裂や棚の上の小さな砂溜りなどでよく見られます。残念な事に成魚にはならず幼魚のまま死滅してしまいます。今、野田浜にいるのもまだ幼魚で大きさ4cmと言ったところでしょうか?それにしてもこの時期にまさかミヤケテグリが見られるとは驚きです。大抵、毎年出現しますが時期は秋が多く、1ヶ月程で姿を消してしまうものが多い気がします。ミヤケテグリは種小名をmoyeriと言い三宅島で有名なジャック・T・モイヤー博士の名前が使われています。最後の「i」は「〜氏の」という意味でこの魚を発見または研究された方に敬意を表して使われることが多いようです。この場合直訳するとモイヤー氏のと言う事になるのでしょうか?(ちなみに女性の場合は「ae」が付きます) 結構、人の名前が学名についている事は多く、たまには学名を見てみるのも面白いかもしれませんね(ま〜僕は大抵意味が分かりませんが) その内、arimaiなんて魚が出たら面白いんですけど・・・
(担当 有馬)


 2003年04月04日(金)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 17℃
風 向 き 北東7m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 13℃:10℃ 波 高 3,0 m
日中の降水確率 20 % 流 れ あり
満潮:干潮 (中潮) 06:00 12:27
 一昨日までは透明度が悪くて、冷たい春らしい海でしたが、今日は打って変わって温かい海が戻ってきました。透明度もグッと上がり大島らしい海になりました。午前中に潜った人の話では、浅場には多くのクラゲの仲間が漂い、そのクラゲにエビや小魚が付いていたりしたそうです。しかし、12時過ぎに潜った僕は殆どクラゲの姿を見ることは出来ませんでした。凄く楽しみにして行ったのですが・・・今日は右の砂地に行ってきました。いつものヤリイカの卵ハコフグに突かれ結構ぼろぼろになって来てしまいました。このハコフグ僕が行くといつもこの場所に居て卵を食べています。その度に追い払うのですが、どうやらすぐに戻って来ているみたいです。あるトサカにはスケロクウミタケハゼヨツバネジレカニダマシが数個体付いていました。甲殻類はあとミズヒキガニ・ナマコマルガザミ・アナモリチュウコシオリエビなどが見られました。今日のお魚ハナビラウオです。ハナビラウオは実に謎の多い魚で幼魚の頃はクラゲ類に付き表層を漂います。ダイバーが多く目撃するのはこのシーンでしょう。今日も名前の分からないピンクの綺麗なクラゲに付いていました。成魚はというと思ったより大きくなり50cm以上になる物もいるそうです。調べると底層性という事は分かったのですが、どの位の水深に生息するものなのかいまいちはっきり分かりませんでした。しかし、標本以外で成魚の写真を見た事が無いと言うことは、やはり深場に生息する種なのでしょうか?生活史もいまいちはっきりしていません。何を食べているのかも分からないそうです。しかし、そんな成魚にもダイバーの数が増え、潜れる場所も増えて行くならばいつかは誰かが会えるかもしれませんね。是非、大島であって欲しいものです。このエボシダイの仲間日本には8種類いてそのほとんどが伊豆の海で見ることが出来ます。今年こそ他の種類に会いたいです。
(担当 有馬)


 2003年04月05日(土)
天 候 ポイント:クローズ 水 温 ℃〜℃
風 向 き 北北東14m 透 明 度 m〜m
気 温 (最高:最低) 10℃:8℃ 波 高  5m 
日中の降水確率  60% 流 れ
満潮:干潮 (中潮) 06:18  12:54
 発達中の低気圧の影響で、大荒れの海となってしまいました。秋の浜には、下手な台風等比較にならない程の大波が打ち寄せていました。西側にも波は回り込み、野田浜・ケイカイも洗濯機状態。
と言う訳で、本日は開店休業となってしまいました。昨日透視度が回復し、水温も上がったので喜んでいたのですが・・・・・


 2003年04月06日(
天 候 晴天 ポイント:秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 北風4m 透 明 度 13m〜15m
気 温 (最高:最低) 18℃:5℃ 波 高  3,0m
日中の降水確率  0% 流 れ 無し
満潮:干潮 (中潮) 06:37   13:22 
 昨日とは打って変わって、気持ちの良い青空が広がりました。あまりの違いに呆れてしまいます。海の方(秋の浜)も、昨日の大荒れの状態からすると、嘘の様に静まっていました。とは言え、午前中は長い周期で大きなウネリが入り、梯子6〜7段海面が上下していました。しかし、海況は時間と共に回復し、昼頃には大きなウネリも殆ど無くなりました。さて海の中は・・・・浅場は1m以上有りそうな大きな岩もひっくり返り、ゴロタは一面海藻が取れて白く磨かれていました。お陰でとても海の中が明るく感じられました。砂地の表面を見ると、水深30m付近でもかなりの水の動きが有った事が予想されます。今日は右ゴロタから砂地に降り、正面を横切って左の砂地を上がってきました。全体的に魚は少なく感じましたが、際では相変わらずマダラハナダイサクラダイアサヒハナゴイ等が観察されました。水温が高めのせいか?際の縁にはツキノワクジャクベラ等も元気に群れ、大小合わせて10匹以上は確認できました。他のスタッフの話では、この他に、ネコザメサカタザメが砂地で観察され、水玉イロイザリウオも健在だった様です。
(担当 柳場)