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2003年03月 第 3週(17日〜23日迄)

 2003年03月17日(月)
天 候 雨・曇り ポイント:/秋の浜 水 温 14℃〜15℃
風 向 き 北東7m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低)  6℃: 5℃ 波 高  2,5m
日中の降水確率     50% 流 れ なし
満潮:干潮(大潮) 16:22 10:40
 また荒れた秋の浜が戻ってきました。天気も悪かったせいで海の中は非常に暗く感じました。−25mを超えると冷たさが一段と厳しく14℃まで下がってしまいます。それより浅い所でも15℃前半とけして温かいとはいえません。しかし、上がってくると一瞬すごく温かく感じました。ダイバーってどうしてこう水温には敏感なのでしょう?今日も水玉イロイザリを見に行ってしまいました。相変わらず同じ場所に居てくれます。実にいい子ですね〜 その近くではムラクモキヌヅツミネジレカラマツに産卵していました。余談ですが今、タカラガイ・キヌヅツミガイ・ウミウサギガイ等の仲間の名前から最後の「ガイ」が無くなってしまいました。(一部を除いてですが) つまりベニキヌヅツミガイはベニキヌヅツミ テンロクケボリガイはテンロクケボリになってしまったのです。なんだか間が抜けたように感じるのは私だけでしょうか?砂地にはその他ウミテング3匹・ホタテウミヘビ・ガラスハゼ・ホシテンスyg等がいました。今日のお魚カスザメです。今日お腹の大きいと思われるカスザメを見ました。そのお腹の厚みといったらものすごく、これは中に何か入ってるだろ〜〜と確信を持って思えるほどの厚さです。詳しい出産時期は分かりませんが、もしかしたらこの時期もそうなのかもしれません。カスザメは胎生種で子供の数は10尾位だそうです。産まれる寸前のジンベイザメの大きさは35cm位だと言う話を何かの本で読んだ事があります。あのジンベイで35cmならカスザメは何cmなのでしょう??そんな小さな可愛い奴にいつか会いたいものですね。
(担当 有馬)


 2003年03月18日(火)
天 候 曇り/晴れ ポイント:/秋の浜・野田浜 水 温 15℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 15m
気 温 (最高:最低) 9℃:6℃ 波 高 2,0 m
日中の降水確率  40% 流 れ あり
満潮:干潮(大潮) 17:04 11:03
 昨日に比べると非常に静かな海になりました。西側の海はまさにベタ凪。秋の浜も思ったより荒れていませんでした。秋の浜は正面をのんびり回ってきました。オグロベラ♂・クレナイイトヒキベラ・ツキノワイトヒキベラ等のベラ達やジョーフィッシュ3匹 イボイソバナガニ・ホシベニサンゴガニ等の甲殻類も元気でした。左の砂地ウミテングクダゴンベ浅場のイロイザリウオも変わらず居たそうです。2本目は野田浜に行きました。この間までタカノハハイツに居たツバメウオが場所を変えて裏道にいました。私達が近づくとなぜか近寄ってきました。コブダイ♀イシガキフグ等も見られました。野田でもマルガザミ・トサカガザミ・アミメサンゴガニ等の甲殻類が観察出来ました。今日のお魚イダテンカジカです。カジカ科の仲間は残念ながら、アナハゼ属の種を除くと2種類しか見られません。南の島リゾート大島で北方系のカジカの仲間が多く見られても何なんですが・・・その内の1匹がイダテンカジカです。潮溜まりなどの浅場を好んで生息するこのカジカはあまりダイバーの目に触れる事はありません。しかし、たまに梯子の裏の壁の水面近くを見ているとチョロチョロと壁を泳いでいるのを観察出来ます。今日、野田浜の水深1m位の所で石をめくっていたら、その下から可愛いイダテンカジカのygが出て来ました。体長2cm位で体色は茶色、潰れた顔に大きな目実に可愛い魚です。他にも居ないかと探すと今度は緑バージョンのが飛び出てきました。これも実に可愛い!!是非皆さんに1回見て頂きたい魚です。これを撮る為だけにビデオを持って野田浜に行こうと心に誓った程です。秋の浜にも居るかもしれないので明日から探してみたいと思います。
(担当 有馬)


 2003年03月19日(水)
天 候 晴れ ポイント:/秋の浜 水 温 14℃〜15℃
風 向 き 東北東6m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 11℃:6℃ 波 高 2m
日中の降水確率 10% 流 れ 有り
満潮:干潮 (大潮) 17:47 11:46
 久しぶりの登場です!出ました!マンボウ!!!1個体だけですが1mサイズです。今日の午前ガイド中のことです。真沖のマダラハナダイを見た後、通称”おっこちそうな岩”の付近まで戻ってきたときのことです。私は完全マクロな目だったのですが、お客さんのNさんから”ウォーー!!”という声が・・・。根の上方を見上げると、水深18m付近にグレーに光る浮遊物が・・・・あったのです。すぐ近くにいたスタッフ(有馬)を大声で呼び、うまいことにビデオをもっていたスタッフが撮り始めると、最初はのんびりしていたマンボウもゆっくりと鰭を動かし加速し始めました。とても追っていけるスピードではなかったのであきらめました。あとでスタッフに聞くと、その後斜め上方に向かって泳ぎ続け、見失った時にはアサヒの根の上まで来ていたそうです。過去目撃情報は数件ありましたが、実際に見るのは初めてでした。10年も大島に住んでいて・・・・です。大島の場合内湾ではないので居つくことはまずありません。その一瞬のことだけにすごくラッキーだったと思います。でも有馬は2回目なんですけどね・・・ずるい。当然帰ってからお客さんに”今年の運も終わりだね”と・・・言われても最高の出会いでした。 (担当 星野)


 2003年03月20日(木)
天 候 はれ ポイント:/秋の浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 北東4m 透 明 度 15m〜20m
気 温 (最高:最低) 12℃:7℃ 波 高 2,0 m
日中の降水確率 10 % 流 れ あり
満潮:干潮 (中潮) 06:09 12:21
 今日はいつになく静かな秋の浜でした。日が出ていたせいもあり、水中も実に明るく感じました。最近、流れがかかっているせいか水温がちょこっと上がっていました。このままもう1・2度上がってくれると嬉しいのですが。今日は正面に行ってきました。変わった発見と言えばオキナエビスを棲家にしたヤドカリを見ました。長者貝とも呼ばれるこのオキナエビス、種類によっては昔、数百万円で売買がされた事もあるという高価な貝です。深場に生息する為、生きてる姿をダイバーが目にする事は少ない種類です。そんな高価な貝にヤドカリが住んでるなんて!!まっ別に羨ましくは無いですが・・・ その他、右の駆け下りにはヤリイカが卵を産んでいました。オグロベラ・ツキノワイトヒキベラ♀・ヤリイトヒキベラyg・ホタテウミヘビ等が観察されました。今日のお魚アヤヘビギンポです。大沼さんに教えて頂いたのですが、大島では初めてみました。過去に王の浜でヨゴレヘビギンポを見た事があります。この2種類はよく似ています(特に♀)。ヨゴレの時は♂も一緒にいてくれたので区別がついたのですが、今回は♀だけです。体の模様、顔の形等でアヤヘビギンポであると判断しました。100%あっているのかと言われると自信はないですが、ほぼ間違いはないと思います。検索図鑑を見ると下アゴの感覚管がどうのこうの・・・全く分からない。正確な答えを求めるこれも大事ですが、「水中で見た感じで判断する」これが大事だと私は思っています。
(担当 有馬)


 2003年03月21日(
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜16℃
風 向 き 東北東5m 透 明 度 15m〜18m
気 温 (最高:最低) 11℃:6℃ 波 高  2,0m
日中の降水確率  10% 流 れ 有り
満潮:干潮 (中潮) 06:34 12:56
 連休初日は、とても清々しい晴天に恵まれました。海の中も明るくて気持ちが良いです。さて今日は”正面の際”に行ってきました。相変わらず水深28m付近には、キツネベラのygがウロウロしていました。その下のツキノワクジャクベラはまだオグロベラ等と混ざって混泳しているのですが、ピーク時の半分以下になった様な気がします。やはり水温が下がってきたせいでしょうか?グチャ〜っと居たのに、少しずつ減ってしまうのですね。マダラハナダイは、成長につれて警戒心が芽生えてきた様です。数ヶ月前に比べるとすぐに隠れるようになり、お客様もなかなかシャッターが切れない様子でした。キシマやフタイロはさ〜っと一通り探したのですが、目に入ってきませんでした。ウミテングは今日も2匹で熱々でした。浅場のオレンジイロイザリや薄ピンクのベニイザリウオ♀も健在です。更にお客様は、黄色いチビベニイザリウオも見つけたそうです。この他にはキンチャクガニ・ヒメキンチャクガニ等も観察されました。
(担当 柳場)


 2003年03月22日(土)
天 候 ポイント:野田浜 水 温 16℃〜17℃
風 向 き 北北東5m 透 明 度 12m〜13m
気 温 (最高:最低) 10℃:8℃ 波 高 2,5m⇒4m 
日中の降水確率  60% 流 れ 少々
満潮:干潮 (中潮) 06:57  13:33
 昨日と打って変わって雨模様、おまけに秋の浜は大荒れの状態となってしまいました。と言う訳で、半数以上の方が本日のダイビングをキャンセル、残りの人達が野田浜に潜ってきました。野田浜は比較的静ですが白濁りしていて、透視度は今ひとつでした。裏道コースにはツバメウオがまだ健在の様です。アーチの近くのシロガヤにはバライロマツカサウミウシクロガヤにはコガネマツカサウミウシが共に産卵していました。アーチに向かう壁の始まりには、メイズウミウシもペアで居ます。このウミウシ数ヶ月前に観察されてから殆ど同じ場所に付いています。餌等はどうしているのでしょうね?水温が高かったせいか?大きなハマフエフキもウロウロしていました。左の砂地入り口ではベニイザリウオも確認されたそうです。透視度があまり良くないのではっきりとは確認できなかったのですが、30cm近いクロヒラアジ系の魚も5〜60匹回っていました。この時期にこれらの回遊魚はとても珍しいです。浅場には、サッパと見られる魚が数百匹の塊になって群れていました。
(担当 柳場)


 2003年03月23日(日)
天 候 晴れ ポイント:秋の浜 水 温 15℃〜17℃
風 向 き 北東5m 透 明 度 12m〜15m
気 温 (最高:最低) 16℃: 7℃ 波 高  3,0m
日中の降水確率  10% 流 れ 少々
満潮:干潮 (中潮) 07:21   14:14 
 予報通りお天気は回復し、暖かい一日となりました。逆に風は予報に反してあまり吹かず、心配していた秋の浜は、多少波が残っている程度で殆ど問題ありませんでした。さて今日は、卵ウォチングをメインに潜ってきました。ターゲットは、アナハゼ類・ネコザメ・イカ類・・・・・しかしオビアナハゼ等の卵は確認できず、コウイカやミミイカの卵も目に入りませんでした。時間を掛けて要所々を丹念に回ったんですけどね〜・・・・・。ネコザメはすでに産卵シーズンに入っているようですが、こちらも新しい卵は見つけられませんでした。babyの入った孵化直前の卵(昨年産卵したもの)は数個体まだ残っていました。ゴロタ斜面の下では、お腹がパンパンに膨れた親ネコザメが岩の間で休んでいました。もしかすると今日明日中に産卵するのかも知れません。近くには30cm程の♂のソウシイザリウオも出ていました。(この近くには、ヤリイカが卵を産み付けています。)今日のダイビングで、この他にスタッフがお客様にお見せしたものをご紹介します。ヨツバネジレカニダマシ・アカホシカクレエビ・トサカガザミ・クシノハカクレエビ・ナカソネカニダマシ・ウミカラマツエビ・コマチイバラモエビ・キンチャクガニ・イソコンペイトウガニ・イガグリウミウシ・リュウモンイロウミウシ・ハナミドリガイ・チゴミドリガイ・ヒラミルミドリガイ・ミドリアマモウミウシ・スミゾメミノウミウシ・サラサウミウシ・黄コケギンポの一種・イロイザリウオ・オキナワベニハゼ・ウミテング・タツノイトコ・ホタテウミヘビ・ミノカサゴ・カスザメ・テンスモドキ・サクラダイ・ベニイザリウオ・フトスジイレズミハゼ・サンゴトラギス・ニラミアマダイ?(ジョーフィッシュ)・アカエイ・テンクロスジギンポ・ミナミギンポ・ハナミノカサゴ・ヒラメ・ウスバハギ・ガラスハゼ・オグロベラ・ツキノワイトヒキベラ・スケロクウミタケハゼ・アオリイカ・ホオジロゴマウミヘビ・ベンケイハゼ・ホシテンス・ウバウオ・タナバタウオ等など・・・。
(担当 柳場)