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2003年02月 第 1週( 3日〜9日迄 )
| 2003年02月03日(月) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:秋の浜 | 水 温 | 14℃〜15℃ |
| 風 向 き | 北々東5m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 8℃:2℃ | 波 高 | 2,5m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | 無し | |
| 満潮:干潮(中潮) | 06:47 | 12:17 |
| 青空も出ていたのですが、お昼頃には一瞬雪がちらついてきました。秋の浜は昨日のウネリがまだ残っていて、波打ち際は油断をすると足元をすくわれそうになります。水中は多少サージが残っていますが、まずまずのコンディションでした。今日はアポロスポーツが新たに売り出した水中スクーター用サドルを取り付け、右から左へと全コースをリサーチ?してきました。今までのスクーターの使用方法は、両手で持って操作するのが基本でした。しかし、一部では以前から股バサミ走法が編み出され利用されていました。股バサミ走法は、水の抵抗が減りスピードアップすると共に、両手が使え上半身だけで進む方向をコントロールできるとても素晴らしい乗り方です。しかし、お尻からズリ抜ける心配や、スイッチが遠くなる為操作性に問題があり、慣れるまで多少時間が掛かりました。今回売り出されたアイテムは、この両方の問題を解決してくれます。これを使えば、カメラやビデオを持っての移動も楽になります。これからスクーターを利用してのダイビングスタイルを色々提案していこうと思っていますので、興味のある方は是非声を掛けてくださいね。まるで水中スクーターのPRになってしまいました。失礼いたしました。さて、本題の生物情報です。”30の岩”に、ロボコン(アナモリチュウコシオリエビ)が3個体居ました。顔をよく見ると、”牛乳瓶の底の様なメガネ”を掛けているみたいで、中々面白い顔をしていますね。周辺には、チビハナダイも数個態いました。以前から時折見に行っていたbigジョーは、やはり消えてしまった様です。数個体居て口内保育もしてたのですが、どうしてしまったのでしょう?ちょっと淋しいですね。”淋しい根”の下では、ヤリイトヒキベラの♀を確認しました。正面の水深30付近では、ミスジスズメダイがとても目立ちます。小さなゴロタ周辺には、必ず数個体たむろっています。又、水深25m付近の中層には、数十匹のアオリイカが必ず群れています。”おはぎの岩”の下では、タテジマヤッコも元気に泳いでいました。お客様情報ですが、まだこの周辺にカミソリウオの♂が居るそうです。本格的な冬に入ると皆姿を消してしまうのですが、頑張ってますね〜。際には相変わらずツキノワやクジャクがウジャウジャ居ます。今日は6cm程に成長したクレナイイトヒキベラも確認しました。彼らにとってはかなり厳しい水温・・・少しでも上がってくれると良いのですが。 (担当 柳場) |
| 2003年02月04日(火) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 14℃〜15℃ |
| 風 向 き | 南南西3m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 7℃:3℃ | 波 高 | 2.5m | |
| 日中の降水確率 | 30% | 流 れ | 有り | |
| 満潮:干潮(中潮) | 07:11 | 12:49 |
| 透明度は15m程と良いのですが、水温は14℃と低く午前中は多少流れていました。中層に群れるかなりの数のシラコダイやアオリイカに圧倒されます。正面の30mでは3cm程のシテンヤッコが、23mにはタテジマヤッコがまだ見られるのですが、2匹ともとても寒そうで動きがかなり鈍っています。写真は撮りやすいのですが捕食されるのではと心配です。右の駆け下り25mにヤイトヤッコが見られます。もう数ヶ月も同じ場所で頑張っています。去年よりは1p位成長したでしょうか・・・でもまだかわいいサイズです。今年は水温のわりに南方系の魚達は頑張っています。甲殻類では左の砂地24mにクリアクリーナーシュリンプが一つの穴に6個体以上まとまっています。大きな個体は5cm近くありかなりのインパクトです。正面の18mではナカソネカニダマシが数個体1つのトゲトサカに住んでいます。大きな個体は甲長8o位で撮影にも充分な(?)サイズです。他の個体が3o〜5o位なのでかなり大きいと思うのですが・・・。段落ちではトゲトサカ約5個・コケムシの仲間・3色のカイメン、そして昨日から赤いイソバナをつけたゴージャスなモクズショイが先週から見られています。今日もラッキーなことに海鵜のダイブが見られました。泡をエサと間違えて寄ってくることもたびたびあります。ほんとに偶然ですが年に数回は出会うことができます。 (担当 星野) |
| 2003年02月05日(水) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 北東5m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 7℃:2℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 20% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 07:33 | 13:21 |
| 相変わらず水温が低い状態が続いています。このままどんどん下がって行くのでしょうか?今日は正面の際にいってきました。正面の際と言えばハナダイの話が一番に取り上げられる事が多く、もちろん今日もキシマ・マダラ・カシワなどのハナダイ達を見ることができました。しかし、今日はベラを中心に見てきました。コガネキュウセン・キスジキュウセン・キツネベラ・ヤマシロベラ等の季節来遊ベラもまだ元気に頑張っていました。多少、数は減って来ましたが(と言ってもまだまだいっぱい居るのですが)クレナイイトヒキベラ・ツキノワイトヒキベラも居ます。数が減るイトヒキベラ達に比べその勢いを保っているのは、クジャクベラ達です。2cm程の幼魚から6cm程の成魚まで揃っています。クジャクベラはイトヒキベラ類と比べ小型で成魚の♂でも7〜8cm程にしかなりません。大島に今居るのは♀の成魚です。過去に一度だけ♂のが出たことがあります。このまま生き残ってくれればまた見れるかもしれませんね。今日のお魚はヤリイトヒキベラです。実は大島で発見され和名が付いた魚なのです。深場に生息するベラだけにあまり目にする事は少ないのですが今日は久しぶりに幼魚(4cm)を見ました。幼魚は一見ツキノワのチビと間違えがちですが、体色・体側のラインの入り方など微妙な違いがあります。水深も35mと浅目(ヤリイトヒキベラにしてはですよ!!)なのでしばらく観察出来るといいなぁと考えています。やっぱりベラは楽しいですね!!浅場にはまだクロヘリイトヒキベラの幼魚も頑張っています。 (担当 有馬) |
| 2002年02月06日(木) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 東北東3m | 透 明 度 | 20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 9℃:3℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 0% | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (中潮) | 07:54 | 13:54 |
| 昨日は少しうねりのある海でしたが、今日は本当にベストコンディションでした。波も無いので浅場でもゆっくり写真が撮れるし、EXしてからも風が無いせいかぽかぽかしてあまり寒さは感じませんでした。今日は右の駆け下りに行ってきました。いつもの岩にヒラメが乗っているのを下に見ながら泳いでいくとキンギョハナダイ・タカベ・ムツ・イサキなどが群れを作っています。ゴロタの隙間にはまだヤイトヤッコがチョロチョロとしていました。トサカ林の入り口ではホンソメワケベラがホウキハタをクリーニングしていました。そこはクリーニングステーションになっているのか周りをみるとネンブツダイやヒラメ・テングダイなどが集まっていました。多分、順番待ちをしているのでしょう。僕が近づいてもあまり遠くには逃げていかないのです。枝分かれしている紫色のヤギに30cm程のヘラヤガラが寄り添って居いました。ワイドの被写体には絶好ではないでしょうか?右下もベラの仲間は大変多くツキノワ・クレナイ・クジャク等が居ます。今日のお魚はシラコダイです。学名をChaetodon nipponと言い、まさに日本を代表するチョウチョウウオと言えるのです。つまり漢字で書くと日本蝶々魚となるのでしょう。ま〜あえて漢字にする必要もなかったのですが・・・ しかし、こうみるとまるで日本の固有種の様に思えるのですが実はそんな事は無く、台湾やフィリピンにも生息しているのです。シラコダイの繁殖時期は春〜秋にかけてで日没後に行われます。残念な事に繁殖の現場をこの目で見た事はないのですが夕方2匹で追いかけっこしている姿を見た事があります。そんなシラコダイなのですが水温が下がってくるこの時期必ず大きな群れを作ります。一体なんのためなのでしょう?(寒いから寄り添っているという話があるのですが・・・) 春にかけてお見合いでもしているのでしょうかね?とにかく不思議です。 (担当 有馬) |
| 2002年02月07日(金) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 15℃ |
| 風 向 き | 南西6m | 透 明 度 | 15m | |
| 気 温 (最高:最低) | 11℃:3℃ | 波 高 | 2,0 m | |
| 日中の降水確率 | 0 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 08:17 | 14:30 |
| 風向きがかわったせいで秋の浜は実に静かな海でした。少し透明度が落ちてしまい、白濁りしていましたが15m以上の透明度はありました。今日は正面の際に行ってきました。先日、見つけたヤリイトヒキベラygをもう一度確認してきました。今日はすごくシャイで岩陰からあまり出てきませんでした。前回、ログに4cmと書いたのですが、今日よく見たらどう見ても3cm位の大きさしかありませんでした。水中の感覚とは全くいい加減な物ですね〜〜その近くには白地にオレンジの縁取りのあるGlossodoris averniと言う和名の無いウミウシもいました。驚いた事にオイランヨウジもまだ健在でした。右のヤイトヤッコと言いいつまで頑張れるのでしょうか? 左の砂地のマクロパスは少し成長していたそうです。と言ってもまだ1cmちょっとですけど・・・ クマドリイザリウオは少し移動していたもののほぼ同じ場所にいました。中層にはアオリイカが相変わらず沢山いて、その中の1匹は果敢にもタカベの群れに突進していました。今日のお魚はミヤケスズメダイです。大島には一番数多くいるスズメダイで、普通のスズメダイの地方亜種という物になります。何が違うのかというとスズメダイより大型で体高が高いのが特徴です。地方亜種とは同じ種類の体型や生活の違う地方集団の事をいいます。つまり普通のスズメダイが大島に流れてきて大島に適応する過程の中でその形を変えてしまったわけです。亜種は基本的に同じ地域内に2種類が分布する事はありません。というわけで大島に普通のスズメダイはいないということになります。今日、少し変わったミヤケスズメダイを見ました。体の右半分の後半だけが真っ黒であとは普通のグレーをしていました。たまにこういった体の一部が黒くなっている奴を見ます。ソラスズメダイなどでも起こるようです。生まれつきなのでしょうか?魚にもアザみたいなものがあるんですかね〜?昨日に引き続き実に不思議です。 (担当 有馬) |
| 2002年02月08日(土) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 14℃ |
| 風 向 き | 南西4m | 透 明 度 | 15m〜20m | |
| 気 温 (最高:最低) | 13℃:2℃ | 波 高 | 2,0m | |
| 日中の降水確率 | 10 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 08:41 | 15:13 |
| 昨日に引き続き静かで、久しぶりにベタ凪ぎと言える海になりました。今日は正面の根の上と左の砂地をのんびり回ってきました。シテンヤッコ・タテジマヤッコ・ヤセアマダイ・アマミスズメダイ等の死滅組みもまだ元気でした。いつまで頑張れるのでしょう?甲殻類も数が多くヒトデヤドリエビ・カゲロウカクレエビ・イソコンペイトウガニ・ナカソネカニダマシ・ナマコマルガザミ・ヒヅメコシオリエビ・クリアクリーナーシュリンプ・ホシベニサンゴガニ・トゲトサカテッポウエビ・アヤトリカクレエビ等が見られました。それにしても甲殻類の名前はどうしてこんなに長いものばかりなんでしょうか?? イザリウオ系も相変わらずでイロイザリウオ3匹・クマドリイザリウオ・ベニイザリウオが見れます。今日のお魚はウミテングです。ウミテングはダイバーに大変人気のある魚でリクエストされることもしばしばです。ただカメラやビデオを向けると嫌らしくそっぽを向いてしまいます。撮影に苦労された方も多いのではないでしょうか?今日、左の砂地で5匹のウミテングを見ました。これだけの数をいっぺんに見たのは僕は今日が初めてでした。2ペアと1匹♀らしき1個体です。雌雄の見分けは基本的に吻の長さで見分ける事が出来ます。♂の方が♀に比べてあきらかに長い吻をしています。ただ中には♂のくせに短い奴もいます。そういう時は大きい方が♂であると僕は思っています。産卵行動については不明な点が多く2匹で水面近くまで上がると言った噂もあります。一回♀が♂の胸鰭に乗ろうとしている様な仕草をしていたのを見た事があります。それが果たして産卵行動だったのかは分かりませんがあんな動きをしているのは初めて見ました。大島でも必ず産卵しているはずなのでいつか見れればいいなと思っています。 (担当 有馬) |
| 2002年02月09日(日) | ||||
| 天 候 | 晴れ | ポイント:/秋の浜 | 水 温 | 14℃ |
| 風 向 き | 北東4m | 透 明 度 | 10m〜12m | |
| 気 温 (最高:最低) | 16℃:7℃ | 波 高 | 2,5 m | |
| 日中の降水確率 | 10 % | 流 れ | なし | |
| 満潮:干潮 (小潮) | 09:08 | 16:15 |
| 昨夜降った雨のせいか透明度が落ちていました。そんなに降った様には思わなかったのですが、水中には浮遊物が多く漂っていました。今日、スタッフが見た生物をご紹介したいと思います。イロイザリウオ・ジョーフィッシュ・ウミテング・ハナタツ・トウシマコケギンポ・ベニイザリウオ・ツマジロオコゼ・マダラハナダイyg・キシマハナダイyg・カシワハナダイ・オイランヨウジ・サクラダイyg・ムスメベラ・コケギンポSP・ベニハゼSP・オオメハゼ・カスザメ・タツノイトコ・クマドリイザリウオ・ミノカサゴ・キリンミノ・コブダイ♂・テングダイ群れ・ヘラヤガラ・ムツの群れ・クダゴンベ・ホウキハタ・イレズミハゼ・ヤリイトヒキベラyg・キツネダイ・ダイダイヨウジ・オキナワベニハゼ・ナカソネカニダマシ・フクイカムリ・ホシベニサンゴガニ・ナカザワイソバナガニ・モクズショイ・カイメンガニ・アヤトリカクレエビ・イソコンペイトウガニ・ヒトデヤドリエビ・ミアミラウミウシ・キカモヨウウミウシ・イガグリウミウシ・マクロパス・コノハビドリガイ・オトメミドリガイ・ミドリアマモウミウシ等です。今日のお魚はカイエビスです。カイエビスは比較的深めの水深に生息し、今1匹だけ正面の際にいます。つい3年ほど前までグローバルではこの魚の事をヤセエビスだとばかり思っていました。しかし、それにしてはずんぐりむっくりしていてるな〜とは誰もが思っていたらしく「痩せてないヤセエビス」などと冗談を言ったりしていました。そんなある日、某有名カメラマンと話をしていると聞き覚えの無い魚の名前が聞こえてきました「正面にいる奴あれカイエビスだよ。」というのです。私はヤセエビスだとばかり思っていたので、これにはさすがにびっくりしました。思い込みっていうのいは怖いですね〜 じゃー大島にヤセエビスはいないのか??と言うとはっきり言って私は見た事がありません。右下やアサヒの根で似たようなイットウダイの仲間を見た事がありますが全部カイエビスでした。しかし、日本の海水魚を見ると伊豆大島で撮影されているヤセエビスの写真があるんですよね〜〜 僕が見間違っているだけなのでしょうか?いつかこれは間違えなく、疑いようも無くヤセエビスだ!!という魚を見たいものです。 (担当 有馬) |